記録ID: 7249256
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沢登り
栗駒・早池峰
栃ケ森山塊 小出川本流(胆沢川支流) 2024
2024年09月15日(日) ~
2024年09月16日(月)
体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 17:27
- 距離
- 17.7km
- 登り
- 906m
- 下り
- 992m
コースタイム
1日目
- 山行
- 10:04
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 10:15
岩手側・秋田側に登山口がある焼石岳。その近くの界隈、胆沢川支流の小出川。
秋田藩と仙台藩を結ぶ最短ルートとして存在する「仙北街道」という1200年以上も歴史のある古道の麓を流れる川で、沢山の支沢がある界隈。原生流域のブナの美しい樹林帯の中を歩く。
下部は川幅が広く「癒し系」,柏沢出合からの上部は「ゴルジュ帯」という一度で2つの渓相を楽しめる沢旅となる。
上部の「大滝」の巻きには時間を要するので注意。
秋田藩と仙台藩を結ぶ最短ルートとして存在する「仙北街道」という1200年以上も歴史のある古道の麓を流れる川で、沢山の支沢がある界隈。原生流域のブナの美しい樹林帯の中を歩く。
下部は川幅が広く「癒し系」,柏沢出合からの上部は「ゴルジュ帯」という一度で2つの渓相を楽しめる沢旅となる。
上部の「大滝」の巻きには時間を要するので注意。
天候 | 【1日目】曇り〜ちょい晴れ間〜雨 【2日目】曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
●前日に2台目を「天江」看板近くの林道へデポ。 ●当日は工事道路跡をたどって入渓。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●下流部〜中間部は「癒し系」。渓谷感のある渓相。 ●上部は大滝の巻きとゴルジュ帯(沢泊の重い装備でも楽しめる)。 ●秋なのでぬめりに注意。フェルトソールが吉。 ●幕営地は増水してもエスケープできる大地がある場所で。 ●脱渓後登山道に抜けるまでは、笹薮の藪漕ぎがある。 ●泳げる釜も沢山あるので、夏には更に楽しい沢旅ができると感じた。 ↓美の国秋田・桃源郷をゆく(秋田県グリーンツーリズムの総合情報サイト) https://www.akita-gt.org/walk/160/senbokudo.html ↓まるごと自然館 https://marugoto.higashinaruse.com/04_senboku/history.html ※おなじみの「嵐江(オロセ)広場」のあたりは昔伊達藩だったのね。 |
その他周辺情報 | ●クアパークひめかゆ 日帰り700円 10時〜21時受付終了(20時) |
写真
装備
個人装備 |
チェーンスパイク
|
---|---|
共同装備 |
タープ
50mロープ1本(大滝の巻きに使用)
|
備考 | ハンマー・ハーケンは今回使用せず。 |
感想
ツブ沼キャンプ場まで盛岡から高速利用なしで片道約2時間。
そこを拠点として「こんなに素敵な沢旅ができるなんて・・・!」っと、とても感動した小出川本流。
下流部の渓谷ぶりも素敵。エメラルドグリーンの瀞や、ブナの原生林を流れる川。柏沢出合からは大好きなゴルジュ帯がスタートし、いつまでも飽きない渓相だった。
色々調べたらここが「原生流域」ということもわかり、環境に配慮した歩き方や行動をしなければならない領域であることも自覚した。沢で生活する文化を継承・継続する上でとても重要な要素となる。
genntoukiさんが何年もあたためていた沢旅の企画だけあって、本当に内容が深い。
今回ご一緒させていただき、みんなで美しい沢とゴルジュ、ブナの原生林を堪能できてとても良かった。
個人的には、盛岡から片道1時間で行ける「癒し系渓谷歩き」の代表格でもある葛根田の八瀬森山荘へ抜けるルートよりこちらの方が好き。
ゴルジュがちょいムズ(沢泊用の重い荷物を担いでいる故)で、長い。
一日目がゴーロ帯(別名=癒し系)で終わり、これでハイライトが終わっちゃうのかな〜ってちょっと残念に思っていたところ、二日目の朝イチから突然現れたゴルジュ帯はとっても楽しく面白く、遡行中は飽きる所が無かった。
genntoukiさん、みなさん、三日間ありがとうございました!
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行きたかった沢なので入渓口、下山口は自分で実際に現場に走って調査しました。なので前泊時の車のデポもスムーズに進んだと思います。
本当に楽しい沢旅でした。雨予報だった1日目、降雨の心配を忘れるような空の下、まったりと本流を歩き、幕場について薪を集めたら土砂降り。以前に雨降りでも火を起こした、かつての相棒がしていたことを思い出して真似る。ゆっくりではあるが見事に着火して、夜は楽しいものになった。tさんが暗くなるまで頑張って釣り上げた岩魚2尾が、さらに夜を盛り上げた。
2日目は小滝の連続。そして大滝の高巻き。うまく進んでいた。最後の詰めで誤った。地形図の赤線の通り。大反省だ。最近詰め上がるときの読図がいけてないんです。
●詰めで間違った原因と対策
上の写真の1番下が、詰めた部分の拡大図です。
その拡大図の赤線が実際に歩いたルート。黒線の右又がネットで探したらうまく歩いていた記録のルート。青線が現場で予想していたルート・沢地形。
現場ではコンタ930二又を左股に入れば稜線まで詰め上がると考えていた。コンタ930よりも上流でもし二又が出ても、それは青線の通りのコンタ950付近の二又と予想していた。だからコンタ950の二又が出たとしてもどちらを選択しても最低鞍部に詰め上がることができると考えていた。
コンタ930までは頻繁に地形図を確認していた。コンタ930も間違っていないから、その上流はもう青線の通りとしか考えていなかった。したがって地形図をそれまでよりは見なくなって、次に確認した時には、すでに沢は南西に進んでいた。間違いに気付くことが遅れた。
原因
地形図を読んで、予想していた地形と違っていた。
頭が完全に青線の地形と決め込んでいたので、コンタ930から上流で疑って いなかった。地形図には蛍光ペンで青線の通りにすでに書き込んでいたことも、もう頭の中で地形が出来上がっていた。考えることを停止していた。
赤線の沢・実際に歩いた沢は予想していなかった。
拡大してみると黒線の地形ということがわかる。視力は今年4月の検診で1.0を下回った。昨年までは1.2と1.5。❶視力が悪くなった❷地形図コピーが白黒❸天候曇り❹薄暗く光量が少ないため、❶❷❸❹によりよく確認できなかった、などもあるかも。
対策
地形図はカラーコピーがよいかも。
詰部の拡大図もあればよいかも。
地形図はいつでもどんな時でも頻繁に見るようにする。常に疑って見る。
わかりやすいように蛍光ペンで書いておくのもいいが、細く枝沢を書き込まず、方角がわかる程度に太く書けばいいかも。
などか・・・
長々と書いてしまいましたが、また面白い沢、行きましょうよ💕
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