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Yamareco

記録ID: 7255877
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大雪山

忠別岳(クチャンベツ口から日帰りピストン)

2024年09月19日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
09:31
距離
28.9km
登り
1,358m
下り
1,358m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:41
休憩
0:51
合計
9:32
距離 28.9km 登り 1,358m 下り 1,358m
7:06
7
7:36
98
9:14
9:20
26
9:46
9:47
39
10:26
10:56
45
12:12
12:18
93
13:51
13:52
29
14:21
14:28
8
14:36
58
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道273号と町道高原温泉線の交差点には「高原温泉」と書かれた大きい木製看板がありますので見落とすことはないでしょう。

国道から3.7km走ると分岐があり、右に行くと高原温泉、直進するとクチャンベツ登山口になります。クチャンベツ方面にはゲートがあり、鎖がかかっていますが、施錠はされていません。

分岐から9kmほどで登山口になります。途中に枝道が何本かありますが、クチャンベツ登山口以外の道にはロープが張ってあったり、ゲートが閉じられていますので、迷うことはありません。

ごく一部に舗装区間がありますが、大部分はダートです。しかし、悪路ではないので普通車でも大丈夫です。高原温泉の分岐から登山口までは道幅が狭いので、対向車とのすれ違いには注意が必要です。

駐車場は20台ほどは止められそうです。



コース状況/
危険箇所等
とても長いコースですが、累積標高差が小さく、無理なく日帰りが可能でした。
なにより、沼ノ原まで登れば、原始の時代そのままの手つかずの大自然がどこまでも広がっており、その雄大さと美しさに圧倒されて疲れを感じませんでした。

登山口から沼ノ原まで
眺望がない森の中を歩きますが、よく整備されています。1カ所だけ徒渉が必要で、少し川上の対岸のピンテがある付近が渡りやすかったです。
登山口から30分ほど歩くと、落石注意の看板が現れます。ここから、このコース一番の急登となりますが、ごく短い区間です。

沼ノ原から五色岳まで
木道がメインでとても歩きやすいです。ただ、五色岳に近づくにつれて、木道がかなり朽ちている個所があります。木道の改修作業が行われていましたが、すべて綺麗になるには数年かかりそうです。

五色岳から忠別岳まで
五色岳の分岐からは、表大雪とトムラウシを結ぶ縦走路になります。この日もテン泊装備の3人の方とすれ違いました。道はとても明瞭で急登もありません。
その他周辺情報 携帯は全く繋がりませんでした。登山道はもちろん、山頂も不通ですし、そもそも国道からして繋がりません。旭川方面からですと、携帯が常時繋がるのは層雲峡までで、スポットで大雪ダム付近で繋がります。
国道273号と町道高原温泉線の交差点です。「高原温泉」と書かれた大きい木製看板があります。
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国道273号と町道高原温泉線の交差点です。「高原温泉」と書かれた大きい木製看板があります。
国道から約3.7km走ると分岐があり、右に行くと高原温泉、直進するとクチャンベツ登山口になります。クチャンベツ方面にはゲートがあって鎖がかかっていますが、施錠はされていません。
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国道から約3.7km走ると分岐があり、右に行くと高原温泉、直進するとクチャンベツ登山口になります。クチャンベツ方面にはゲートがあって鎖がかかっていますが、施錠はされていません。
分岐から9kmほどで登山口です。駐車場は20台ほどは止められそうです。
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分岐から9kmほどで登山口です。駐車場は20台ほどは止められそうです。
登山口から10分ほどで、このコース唯一の徒渉になります。対岸の登山道は、やや川上にあって、その付近が石も多く渡りやすかったです。
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登山口から10分ほどで、このコース唯一の徒渉になります。対岸の登山道は、やや川上にあって、その付近が石も多く渡りやすかったです。
白樺とクマザサの森を歩きます。道はとてもよく整備されています。
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白樺とクマザサの森を歩きます。道はとてもよく整備されています。
登山口から30分ほど歩くと、丸太で作ったベンチ?のような芸術作品に出会います。
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登山口から30分ほど歩くと、丸太で作ったベンチ?のような芸術作品に出会います。
丸太の芸術作品を過ぎると、登山道ではあまり見ない「落石注意」の警戒標識があります。ここからしばし急登になります。浮き石は少なく、落石の心配はあまりありませんでした。
丸太の芸術作品を過ぎると、登山道ではあまり見ない「落石注意」の警戒標識があります。ここからしばし急登になります。浮き石は少なく、落石の心配はあまりありませんでした。
ついに木道が〜。ここから天国のような景色が始まります。
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ついに木道が〜。ここから天国のような景色が始まります。
大雪山の奥座敷、標高1450mにある高層湿原の散策が始まります。
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大雪山の奥座敷、標高1450mにある高層湿原の散策が始まります。
早朝は山頂に雲がかかっていましたが、雲量予報によると昼頃にはすべて雲が取れるはず。徐々に青空が広がってきて、テンションが上がります。
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早朝は山頂に雲がかかっていましたが、雲量予報によると昼頃にはすべて雲が取れるはず。徐々に青空が広がってきて、テンションが上がります。
素晴らしい風景です。五色岳の分岐まで復路を含めて誰ひとり登山者とは出会いませんでした。独り占めです。
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素晴らしい風景です。五色岳の分岐まで復路を含めて誰ひとり登山者とは出会いませんでした。独り占めです。
沼ノ原分岐です。いつかこちらから石狩岳も登ってみたいです。
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沼ノ原分岐です。いつかこちらから石狩岳も登ってみたいです。
トムラウシだと思いますが、けっこうな雲がかかっていて、往路では山容は確認できませんでした。
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トムラウシだと思いますが、けっこうな雲がかかっていて、往路では山容は確認できませんでした。
大沼です。今シーズンは水位が高いそうです。
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大沼です。今シーズンは水位が高いそうです。
五色の水場への道。登山道から数メール下るだけで、結構な水量で流れていました。
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五色の水場への道。登山道から数メール下るだけで、結構な水量で流れていました。
ガレ沢を登ります。
ガレ沢を登ります。
登山道の修復作業が行われていました。5〜6人の作業員の方々に爽やかな挨拶をされて、とても嬉しかったです。
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登山道の修復作業が行われていました。5〜6人の作業員の方々に爽やかな挨拶をされて、とても嬉しかったです。
五色岳への木道です。山頂に近づくにつれて、木道の腐食が酷くなります。
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五色岳への木道です。山頂に近づくにつれて、木道の腐食が酷くなります。
朽ち果てた木道です。これをすべて修復するには大変な労力と時間がかかりそうです。
朽ち果てた木道です。これをすべて修復するには大変な労力と時間がかかりそうです。
五色岳山頂です。石狩岳方面だけ雲が切れていました。
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五色岳山頂です。石狩岳方面だけ雲が切れていました。
五色岳山頂の分岐です。写真はトムラウシ方面ですが、この時点では雲に覆われていました。
五色岳山頂の分岐です。写真はトムラウシ方面ですが、この時点では雲に覆われていました。
忠別岳もまだ雲の中。雲量予報では11時頃から雲がなくなるはずなので、ペースを落として到着時刻を調整しました。
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忠別岳もまだ雲の中。雲量予報では11時頃から雲がなくなるはずなので、ペースを落として到着時刻を調整しました。
時おり雲が切れて、忠別岳が姿を現します。五色岳から忠別岳の間は暴風でしたが、どんどん雲を飛ばしてくれと思いながら歩きます。
時おり雲が切れて、忠別岳が姿を現します。五色岳から忠別岳の間は暴風でしたが、どんどん雲を飛ばしてくれと思いながら歩きます。
忠別岳避難小屋分岐です。
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忠別岳避難小屋分岐です。
正面に忠別岳があるはずなんですが…
正面に忠別岳があるはずなんですが…
山頂への最後の登りです。まだ雲が取れません。
山頂への最後の登りです。まだ雲が取れません。
忠別岳山頂です。到着した時は雲の中で眺望なし。風の弱い場所を見つけて雲が抜けるのを待つことにしたところ、20分程度で青空が広がり出しました。
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忠別岳山頂です。到着した時は雲の中で眺望なし。風の弱い場所を見つけて雲が抜けるのを待つことにしたところ、20分程度で青空が広がり出しました。
強風のおかけで、どんどん雲が抜けていき、眼下に凄い風景が広がり出しました。
強風のおかけで、どんどん雲が抜けていき、眼下に凄い風景が広がり出しました。

感想

天気の良い日には旭川市内からも見える忠別岳。わずかに標高は2,000mに満たないものの、山の片側がストンと切れ落ちた山容は遠くからでも良く目立ち、いつかは登ってみたいなと思っていました。
しかし、複数あるどの登山口からも距離があり、皆さんの山行記録を見ていても、表大雪とトムラウシ間の縦走の経由地の記録ばかりで、忠別岳単独での日帰り山行はとても少なく、ハードルの高さを感じていたところですが、9月21日から町道高原温泉線が紅葉期のマイカー規制となることを知り、居ても立ってもいられなくなって、改めてヤマレコの山行記録を眺めていましたら、距離は長いものの累積標高差はそれほど大きくないことに気づき、行けるところまで行ってみようという勢いでの山行となりました。
結果、無理なく日帰りが可能な山でしたし、あまりに雄大な景観に圧倒されっぱなしで、今シーズン一番の素晴らしい山行となりました。

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