奥久慈:竜神川
- GPS
- 08:07
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 518m
- 下り
- 527m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
沢登りコースとしては初級レベルだが,変化があって楽しい。巻き路やへつり箇所にはロープや鎖があるが,かなり古いので注意が必要。ザイルはあった方が良いと思う。7月下旬に辟易したアブは殆ど居なかった。2か所ほど刺されたけど。 |
その他周辺情報 | 竜っちゃん乃湯:800円。日替わりで浴室が変わり,奇数日は男性がもみじの湯(内風呂・露天風呂)、女性がさくらの湯(内風呂・サウナ)。偶数日は逆。 https://ohtsuribashi.ryujinkyo.jp/fun/tacchannoyu.html |
写真
感想
7月下旬にアブの襲撃で退散してしまった竜神川。9月も中旬を過ぎたので,もう大丈夫かなと,リベンジに。
自宅を2時45分に出,宝剣洞展望台近くの駐車場には4時30分ごろに着くが,出来ればできるだけ終了点に近いところに車を置きたいと思い,中武生まで車を進める。かなり深い霧の中をゆっくりと中武生まで進み,途中の宝剣洞展望台から1.7kmほどの所に数台停められる空き地を見つけた。ここで準備を整えていると,イタチらしいのが寄ってきたりした。そういえば,途中の車道でウサギにも出くわした。
出発して30分ほどで宝剣洞展望台前の登山路入口に到着。少し前方から何人かの人声がする。途中で道を譲られたが,ヘルメットをぶら下げた20歳前位の6人パーティー。聞くとやはり沢をやるとのことで,何となく少し心強い。そのまま下って行くと,何度か蜘蛛の巣に引っ掛かる。これで先を譲られたのかなと勘繰ったりもしたけれど,先週の高崎山の蜘蛛の巣攻撃に比べれば雲泥の差で楽勝。
亀ヶ淵に到着し,沢靴に履き替えながら様子を見るが7月時点より水量が多そうで,少し濁ってもいる。雨が続いていたせいかと思うが,状況からして鉄砲水は無さそうだ。取敢えず,前回と同様に亀ヶ淵の少し上流側から入渓する。登山道が横切るところまでは,前回の経験もあり,大岩を越え,沢に浸かりながら楽しく遡る。ここまでは精々が腰辺りまでの水深。
登山路を過ぎた辺りからも大岩や小さな滝,小さな河原が続き,変化があって面白い。時々,数センチから10数センチの魚が何匹もスーと逃げて行くのが見える。1mほどの蛇が泳ぐのも見られた。亀ヶ淵から2時間余り進むとさすがに少し疲れたので,河原で小休止。左右は結構狭いので,空の様子が分かり難いが,雲の量はそれほど多くなさそう。気温も高いので水に浸かって進むのが気持ち良い。
ここから少し進むと,篭岩山から東に延びる稜線の末端に出る。少なくとも取っ掛かりは問題なく登れそうだが,地形図では少し上の方が傾斜がきつそうでどうなっているのか? いつか登ってみたいものだ。更に進むと,ゴルジュ状の所に出る。左にロープがあり,巻き道のようだが,胸辺りまで浸かれば行けるかと思い,そのまま沢を進む。しかし,次第に深くなり泳ぎになりそうなので,左側から入っているガリー状を登って高巻きルートに出る。しかし,下降点を見過ごして,少し高いところまで出てしまいロープなしでは下降が不安なので後戻りする。途中に沢に下る残置ロープがあったので,ここを下ることにするが,ロープは年期が入っており,ほとんど信用できない。抜けそうな草の根本を騙しながら掴み,土に足を蹴りこんで下る。この時は本当にザイルで懸垂下降がしたかった。この後も泳ぎが必要になりそうなところは,高巻き路か,へつりができるような大きな鉄環ボルトが埋め込まれており,かなり昔から登られてきたのだなと感心した。
亀ヶ淵から5時間ほどで中武生への登り口に到着する。予想していたよりも2時間ほど多くかかっており,今の実力を改めて知る。ここから最初の20m程は踏み跡を辿ったが,沢の方が歩き易そうだったのでジャブジャブと沢を進む。もう気楽な沢かと思っていたら,倒木があったり,結構深い淵があったりで,それなりに緊張する。沢が二股になった所に石の標識(何が書いてあるかは読めなかった)があり,赤布があった斜面を上り始める。これが結構な傾斜があり,足元が滑るので苦労した。沢から離れると途端に暑さが感じられ,汗がとめどなく流れる。ここを下るのだったら,ザイルがあると楽だな等と思いながら,数十分の登りを頑張っていると,急に前方に広場が見えた。その先には畑も見えるので,登り切ったのが分かった。歩き易い道を歩いて行くと小型の罠があり,中にアナグマらしきものが入っていた。じっとしているので既に死んでいるのだろう。この辺りには色々と棲んでいるものだ。
民家の脇の道を辿り,武生林道まで出る。後は駐車場所まで僅かだが,途中,奥久慈見晴らし台からは7月初旬に登った竪破山が見えて嬉しかった。帰路では,前回と同じく「竜っちゃん乃湯」に浸かって汗を流す。貸し切り状態だったのでのんびりとできた。その後,少しだけ遠回りして「道の駅ひたちおおた」で生蕎麦を買い,自宅に17時少し前に到着。晩飯の支度に間に合った。
実に久しぶりの沢登り(沢歩きかな?)で,へつりや高巻きもあり,首下ぐらいまで浸かることもあって楽しかった。現在の実力に丁度良いレベルの沢だと思った。また,やはりザイルはあった方が安全度が上がることを再確認した。次回は上流部の遡行もしてみたいものだ。
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