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Yamareco

記録ID: 7266766
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ハイキング
甲信越

最初の濁沢が核心 野口五郎岳ループ ブナ立尾根↑竹村新道↓

2024年09月20日(金) ~ 2024年09月21日(土)
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endoh その他1人
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
31:06
距離
27.4km
登り
2,212m
下り
2,202m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:26
休憩
0:13
合計
7:39
6:35
3
スタート地点
6:51
6:52
29
7:21
7:27
29
7:56
7:58
106
9:44
76
11:00
11:04
12
2日目
山行
7:37
休憩
0:22
合計
7:59
5:42
18
6:00
32
6:32
5
6:37
6:38
49
7:27
7:29
79
8:48
8:49
108
10:37
10:38
21
10:59
11:14
57
12:11
26
12:37
20
13:36
13:38
3
13:41
ゴール地点
天候 1日目:晴れ, 2日目:曇のち雨
過去天気図(気象庁) 2024年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車
七倉の駐車場が無料で利用可能。濁沢丸太橋が落橋している状態の3連休前日の朝5時30分で半分くらい埋まっていた。
七倉から先は許可車両しか通れないので高瀬ダムまでは歩くかタクシー利用となる。タクシーは6時から運行開始。現状、高瀬ダムまでのタクシーは土砂崩れ区間を挟んで2区間に分かれている。途中1.4km歩く必要あり。
コース状況/
危険箇所等
■濁沢の状況
ブナ立尾根登山口までの濁沢が今回のコースの核心部だった。丸太橋は5日前の大水で流亡。大雨から5日経っているのに足下ぐちゃぐちゃ、液状化の砂泥地獄。沢の本流に辿り着くまでが核心。くるぶしまで埋まるのは当たり前、膝まで埋まる人もいた模様。自分たちは元々丸太橋が架かっていた所より下流100m位のところを選んで渡ったところ、運よくくるぶし程度しか埋もれないで済んだ。但し自分たちは体重軽いうえに荷物は小屋1泊分で軽量だったため埋もれなかっただけかも。コツとしては小さな石が頭を出しているところを踏むとそれほど埋もれない。石も何もない砂の平原は近付かない方がいい。
十分に乾燥しているときは普通の砂浜のような道だが、大雨のあとは数日経ってもこのような状況。ソロの方は広大な河原で嵌まって抜け出せなくなると誰からも気付いてもらえない可能性があるので注意。

■竹村新道
普通に何の問題もなく通行可能。草刈りもよくされていた。稜線から湯俣のちょい上までdocomoの電波がよく入る。auはずっと圏外。エスケープルートとしてありがたく使わせてもらった。この道がなかったら2日間小屋に停滞してその後2日かけて新穂高に下山するしかない状況だった。濁沢がよく通行困難になるので、竹村新道の存在は本当にありがたい。

■湯俣ジップライン
腕を使って黄色のロープを手繰り寄せて進む。ほぼ水平にワイヤーが渡してあるので非力な自分でも特に問題なく渡れた。

■docomo, au 電波状況
ブナ立尾根: 下部はどちらも圏外。7番あたりからどちらも弱いながらも圏内。
烏帽子小屋: どちらも圏外。テント場の高瀬ダムが見える場所はどちらも圏内。
烏帽子〜野口五郎稜線上: 安曇野側が見える場所は圏内。
野口五郎小屋内: au圏外。docomoはかなり弱く入ったり切れたり。
竹村新道: docomoは湯俣の少し上から稜線上までずっとよく入る。auはずっと圏外。
湯俣〜高瀬ダム: どちらも圏外
その他周辺情報 下山口の七倉山荘で入浴可能なので公共交通機関利用でも入浴に困らない
朝、5時半の時点での七倉の駐車場。濁沢の丸太橋が落橋しているためかガラガラ。
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朝、5時半の時点での七倉の駐車場。濁沢の丸太橋が落橋しているためかガラガラ。
途中1.4km歩いて2区間目のタクシー乗り場に。土砂崩れの工事しているところは50mくらいしかないのだが徒歩区間1.4km。。。
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途中1.4km歩いて2区間目のタクシー乗り場に。土砂崩れの工事しているところは50mくらいしかないのだが徒歩区間1.4km。。。
不動沢の吊り橋。ここを渡るまではよかった。。。
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不動沢の吊り橋。ここを渡るまではよかった。。。
濁沢のキャンプ場は砂に埋もれてた。この辺りからズボズボ埋もれだして砂泥地獄開始。まっすぐ進むと液状化が酷いので、小屋裏の樹林帯を進むといい。
濁沢のキャンプ場は砂に埋もれてた。この辺りからズボズボ埋もれだして砂泥地獄開始。まっすぐ進むと液状化が酷いので、小屋裏の樹林帯を進むといい。
自分たちが通った濁沢本流の渡渉点。運良く中州のある場所に出たので靴を濡らすことなく対岸に渡れた。但しここに来るまでに靴は散々砂泥に埋もれてきたのでドロドロだったけど。。。
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自分たちが通った濁沢本流の渡渉点。運良く中州のある場所に出たので靴を濡らすことなく対岸に渡れた。但しここに来るまでに靴は散々砂泥に埋もれてきたのでドロドロだったけど。。。
濁沢本流から上流側をのぞむ。水量はそれほど多くない。奥には滝が見えていた。
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濁沢本流から上流側をのぞむ。水量はそれほど多くない。奥には滝が見えていた。
這々の体でブナ立尾根の取り付きになんとか到着。因みに右の木に付いてる看板は2日前に登った方の写真では人の頭くらいの高さだったが、この日は膝くらいの高さになっていた。2日の間に1m以上の砂が流れてきた模様。
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這々の体でブナ立尾根の取り付きになんとか到着。因みに右の木に付いてる看板は2日前に登った方の写真では人の頭くらいの高さだったが、この日は膝くらいの高さになっていた。2日の間に1m以上の砂が流れてきた模様。
ブナ立尾根上部から不動岳付近の崩壊地をのぞむ。この稜線に登山道がついてるというのだからスゴい。
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ブナ立尾根上部から不動岳付近の崩壊地をのぞむ。この稜線に登山道がついてるというのだからスゴい。
烏帽子小屋から赤牛岳がよく見えていた
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烏帽子小屋から赤牛岳がよく見えていた
表銀座の山々が唐沢岳から西岳までよく見えていた。が槍ヶ岳だけは見えずw
表銀座の山々が唐沢岳から西岳までよく見えていた。が槍ヶ岳だけは見えずw
振り返ると右に針木岳と蓮華岳。立山は雲に隠れていた
振り返ると右に針木岳と蓮華岳。立山は雲に隠れていた
野口五郎岳が見えてきた。この辺りから徐々に風が強くなり、小屋の手前はなかなかの爆風。
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野口五郎岳が見えてきた。この辺りから徐々に風が強くなり、小屋の手前はなかなかの爆風。
縦走路の正面に水晶岳の偉容
縦走路の正面に水晶岳の偉容
表銀座縦走路の向こうに富士山もよく見えていた
表銀座縦走路の向こうに富士山もよく見えていた
この日は水晶岳がよく見えていた
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この日は水晶岳がよく見えていた
野口五郎小屋到着。写真だと快晴の素晴らしい登山日和だが爆風でなんとか小屋にたどり着いたところ。
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野口五郎小屋到着。写真だと快晴の素晴らしい登山日和だが爆風でなんとか小屋にたどり着いたところ。
翌朝、曇り空の間から覗く朝焼けを見ながら野口五郎岳を出発。但し爆風。
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翌朝、曇り空の間から覗く朝焼けを見ながら野口五郎岳を出発。但し爆風。
竹村新道を下る。正面は南真砂岳。
竹村新道を下る。正面は南真砂岳。
竹村新道の途中から硫黄尾根の偉容を望む
竹村新道の途中から硫黄尾根の偉容を望む
湯俣の吊り橋。その奥がジップライン。吊り橋までも枯れた沢を渡るため、増水時は晴嵐荘から吊り橋にたどり着けない可能性あり。
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湯俣の吊り橋。その奥がジップライン。吊り橋までも枯れた沢を渡るため、増水時は晴嵐荘から吊り橋にたどり着けない可能性あり。
ジップラインは人用が2本(黄色のロープ)、荷物用が1本(写真左の青いロープ)。黄色のロープを手繰り寄せて進む。明日は腕と肩が筋肉痛だな。
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ジップラインは人用が2本(黄色のロープ)、荷物用が1本(写真左の青いロープ)。黄色のロープを手繰り寄せて進む。明日は腕と肩が筋肉痛だな。
渡り終わった後に湯俣山荘側からジップラインを振り返る。右下の椅子みたいなのに座って渡る。
渡り終わった後に湯俣山荘側からジップラインを振り返る。右下の椅子みたいなのに座って渡る。
湯俣ジップライン、遠くから見るとこんな感じでした
湯俣ジップライン、遠くから見るとこんな感じでした
高瀬川沿いを延々3時間弱歩いて高瀬ダムが近付いてきた。昨日めっちゃ苦労させられた濁沢は左側
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高瀬川沿いを延々3時間弱歩いて高瀬ダムが近付いてきた。昨日めっちゃ苦労させられた濁沢は左側
長いトンネルを抜けてゴールの高瀬ダムへ
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長いトンネルを抜けてゴールの高瀬ダムへ

感想

元々は2泊3日で裏銀座を縦走する予定だったが、2日目以降が雨と強風の予報。予定を変更して1日目の行程だけに短縮したが、最初の濁沢の砂泥、野口五郎岳付近の稜線の爆風、最後、高瀬ダム付近は雨となかなかに中身の濃い2日間だった。

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