甲斐駒ヶ岳【黒戸尾根ピストン】
- GPS
- 11:56
- 距離
- 22.4km
- 登り
- 2,825m
- 下り
- 2,839m
コースタイム
- 山行
- 11:03
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 11:49
天候 | 曇のち晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
帰路: 柳沢峠→丹波山→飯能経由 |
コース状況/ 危険箇所等 |
鎖場、直立梯子などを危険箇所とすれば沢山あるが、しっかり管理されている感あり。五合目以降は難所が続くというだけ。 |
その他周辺情報 | 尾白の湯 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
【大きな一つの目標を達成】
まだ山に興味が無かった今から15年以上前、30代の修行時代を八ヶ岳南麓の小淵沢で過ごしてきた。
小淵沢の至る所から見える甲斐駒ヶ岳は近隣から見るよりもカッコよく見えて、朝日を浴びて映える山体をみて、頑張れる気がしていた。
ただ、当時は甲斐駒ヶ岳を登ろうなど夢にも思っていなかった。
40代になってから山を始めて、ついにこの一座に登ろうという段階に至る。どうせならしんどい白州側・黒戸尾根コースから登ることにした。
【体調】
朝早くから活動するために登山口駐車場に前夜入りし、2:30起床でルーチンの朝食、バターコーヒーをこの時間に飲んだ。
深夜の食事がたたって道中吐き気というか、膨満感で気持ち悪い感じだった。登山開始からひたすら暗闇を進んで一合目にやっと到着した時に、まだたったの一合目なのかとうんざりし、暑いし体も動かないし、帰ろかと思うようになった。
標高2000mを超える頃、涼風に支えられて呼吸が整うようになった。
それからは虫もいないし快適で、マイペースで進めた。
道はいが栗だらけ、明らかに秋が来ていた。
四合目から五合目は一旦降り、実際に本格的な登りが始まったと感じたのは五合目を通過してからだった。以降多発する鎖、梯子だが不安は無かった。
七丈小屋で水分補給が出来るため、水分の持参は最低限で済んで助かった。
前回の飯豊山の教訓を活かせた。
【山頂】
9:20頃山頂着、ここまでとにかく長かった。
山頂には50人位が居た。
長い自撮り棒で景色を撮る人とか、北沢峠から来たと思われる人とはなんかノリが違うな、と思った。
いつも通り自作パウンドケーキと母のおはぎを山頂めしとして持参したが、胃が受け付けなかった、少しだけ食べた。
9:45下山開始。
【下山】
急登だと下山は急落だろうと心配したが、それほどでもなかった。トレッキングポールは高傾斜の道で役立つ。伸ばしたり、縮めたりと忙しかった。
道中、苦労しているじ様を追い越した際に「ポールがあっほうがいいのかね」と問われたが、「鎖と梯子では邪魔になるけど、あったほうがいいですね」とお伝えした。
下山して数日、脚の筋肉痛がひどい。
けれど、ポールが無かったらもっと脚への負担がのしかかったと思うから、これだけで済んだのだと信じたい。
【苦手】
いわゆる「音無」さん。
鈴とか付けずに静かに後ろから追い越しをかけて来る人が苦手。ちなみに自分は中島みゆきをひたすら垂れ流していた。
クマ対策というより人間対策。
黙って後ろからやってくる生き物が、何より一番怖いと思っている。
この時期、栗やどんぐりだらけの道なのだから、クマ対策として、何かしら音を出すようにしたほうが身のためかと思う。
【おわりに】
今回、かなり経験値を上げることが出来た。
先月の飯豊山以来の山行だったが、今回のほうが楽だった。
虫がいないこと、涼しいこと、混まないことは自分にとっては大事な条件だと改めて感じた。
次回があるならば、北沢峠からアクセスしてみようかと思う。
とてもよい山だから、何度でも戻って来たい。
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