朝日連峰・主稜線縦走(泡滝ダム〜古寺鉱泉・狐穴小屋泊)
- GPS
- 19:14
- 距離
- 36.5km
- 登り
- 2,852m
- 下り
- 2,693m
コースタイム
- 山行
- 7:08
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 9:08
- 山行
- 7:57
- 休憩
- 2:05
- 合計
- 10:02
天候 | 9月24日(木):曇り時々晴れ 9月25日(金):雨時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
○古寺鉱泉側:古寺鉱泉駐車場に駐車(登山開始日前日の午後にデポ) |
コース状況/ 危険箇所等 |
○全体的に整備が行き届いており、連泊用の重装備を携えた歩行においても特に危険と思われる箇所はなし(ただし、悪天候のため、小朝日岳付近は巻道を通過) ○ルート上の水場は全て問題なく利用可(とにかく水場・水量が豊富で大変快適でした!) |
その他周辺情報 | ○登山届は山形県(山形県警)のインターネットサイトを利用し提出(泡滝ダム登山口にはポスト等はなし。紙媒体は大鳥集落にある旅館朝日屋さんに提出可とのこと。) ○登山開始日前日は、古寺鉱泉への車のデポ完了後、湯殿山スキー場にある「月山あさひサンチュアパーク」でキャンプ泊(オートサイト1区画@4,120円) ○下山後は、大井沢温泉・湯ったり館を利用(日帰り入浴@300円) (注)カメラの時計にずれがあったため、撮影時刻に5〜6分遅れがあります。 |
写真
感想
7月に障子ヶ岳へ登った時に眺めた魅惑の朝日連峰主稜線。いつかは縦走してみたいと思っていたが、この度の秋の大型連休にプラスする形で遅めの夏休みが取れたので、これを利用し、気心の知れた職場の仲間と共に山行にでかけてきた。
直前までは(少なくとも前半は)好天が期待できる天候であったし、ヤマレコでは例年より1週間ほど早く稜線の紅葉が真っ盛りとの情報を目にしていたので、2泊3日の計画でゆっくりと主稜線の縦走を堪能しようという計画で入山した。
宿泊予定は1日目は狐穴小屋、2日目は大朝日小屋とし、初日に少々負担が偏るが、以東小屋(いよいよ解体工事が始まっていた)が使えない現状ではやむを得ず、また、いくらかでも好天が期待できる前半のうちに長く歩いておきたい、そんな思いで進んだ。
途中通過した大鳥小屋は釣り目的の方の利用もあるそうで(むしろ、そちらの方が多い!?)、そこそこ賑わっていたが、そこから先の登山道では、連休直後の平日、更には天気がこれから下り坂ということもあり、他の登山者の方々ともすれ違うことの少ない静かな山行となった。以東岳への登りでは、鮮やかな紅葉を含めて素晴らしい景色を堪能する。
遅めの到着となった狐穴小屋では、管理人さんを除けば、宿泊は我々のパーティの他にソロの方1名のみであった。
初日のロングトレイル完遂後は、静かに、そしてささやかに!?宴会を楽しみながら、20時にはシュラフに潜り込んだ(通常、消灯は19時とのことでしたが、管理人さんのはからいで20時としていただきました。ありがとうございました!)。
2日目、夜半に降り出した雨が止まず、7時の出発時点では風もあったが、良いペースで稜線を進み、竜門小屋で休憩を取らせていただきながら、予定より早く、お昼前には2泊目を予定していた大朝日小屋に到着。この時点では、管理人さん曰く他の登山者の方もおらず、ゆっくりと過ごせそうだったが、ここでお昼休憩を取らせていただきながらメンバーで相談し、予想よりも早く悪天候となり且つ予定日中の回復は望めないことその他諸々の事情から、急遽予定を変更し、宿泊はせず当日中に古寺鉱泉まで下山することにした。
大朝日小屋を出発した後は、雨風が強まり、重装備(主に消費しきれなかった酒・食料の類が大きい(笑))と滑りやすい足下などが相まって、ある種苦行のような山行となったが、それでも日没前に余裕を持って無事下山することができた。
今回のルートは、行程的にも今の自分ではそう頻繁にチャレンジできるルートではないが故に(しかも前日までは好天に恵まれていただけに‥)、楽しみにしていた絶景を堪能できなかったことは正直悔しいが、こういった経験も山行そのものであるし、自然と向き合う旅である以上、自分の思うようにいかないのは当たり前である。
それでも、その全容は望めなかったものの、ところどころで少しだけ目にすることができた素晴らしい景色や鮮やかな紅葉には、十分に楽しませてもらったし、何より今は大きな達成感、充実感を感じている。
これらを踏まえて、次は更なる大きな感動を味わうべく、またいつか必ず歩きたいと思う。
<追伸>
メンバーの皆さん、山行に加え、前後の移動やキャンプ等を含めて大変お疲れさま&ありがとうございました。次回は年末のスキー山行、彼の小屋での忘年会!?、よろしくお願いします!
[15.9.27登録]
コメント
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Odentosさん、こんばんは。
ご一行の皆さま・・・初めまして。
気心の知れた職場のお仲間と縦走・・・いいですね。
私の職場は・・・鳥海山であれですから・・・
永久に・・・無理のようです。(笑)
障子ヶ岳から眺める朝日連峰主稜線・・・素晴らしいですね。
この風景を目にしたら登るしかありませんね。
私も一度ずいぶん前に縦走しました。
入口は同じですが・・・下山は昔の朝日鉱泉でした。
バスを乗り継ぎ山形駅から国鉄??(まだ昭和でした)で帰った記憶があります。
行ってみたいと思っていますが・・・
体力的に無理でしょう。(笑)
Odentosさんのお写真・・・いい色ですね。
昔のCМみたいですが・・・「いい色○○カラー」ですよ。
腕がいいんですね。
そうですね。
大鳥小屋は私も渓流釣りで一度(2泊)お邪魔しました。
釣りの合間に以東岳にも登った記憶があります。
天候に左右されますが・・・
このコースは本当に素晴らしい憧れのコースです。
いい山旅でしたね。
きっと・・・いい思い出になると(なったと)思います。
ご苦労様でした。
750RSさん、こんばんは。
コメントいただきありがとうございます。
はい、今回は天候こそいまいちでしたが、格別の達成感を感じることができた印象深い山旅になったと思います。だいぶ遅くはなりましたが、夏休みのリフレッシュが完了し、また明日から元気に仕事に励みたいと思います(笑)
そうでしたか、以前に朝日連峰を縦走されていたんですね
当時は今みたいに簡単に事前情報を得ることも難しかったでしょうから、格段に山行の難易度も高かったのでしょうね。それ故に冒険心もくすぐられ、踏破した後の達成感が半端なかったのではないでしょうか
最近の750RSさんのレコを拝見する限り、このコースでも決して体力的に無理ということはまずないと思います
もしお時間が許すようであれば、二十数年ぶり!?のチャレンジ、いかがでしょうか!?
写真は、カメラに記録されたjpegファイルをそのまま掲載するのではなく、raw現像という作業を経た上で掲載しております。私の場合は撮影時のカメラの設定をミスっていることが多いので、そちらも含めて、実際目にしたときの印象に近くなるようにいろいろ補正した上で改めてプリント用あるいは掲載用写真として書き出している訳です。特に写真の色目に関しては決して腕が良い訳ではなく、この現像作業に用いているソフトのおかげです(笑)
それにしても、「いい色○○カラー」ってとても懐かしいですね
7月に障子ヶ岳から見たあの稜線を、曇り空とはいえ紅葉を見ながらの縦走は羨ましい♪
でも、星空の写真が撮れなかったのは残念だったね(>_<)
yoshi03さん、早速のコメント、ありがとうございます
あの時二人に大迷惑をかけ、へばりながら歩いた障子ヶ岳の稜線を以東岳から眺めるのを楽しみにしていましたが、今回はそれが叶わず残念でした
夕焼け、星空、ご来光の写真は、いつか以東岳山頂でチャレンジしてみたい…。その時は是非!
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