三ッ頭 〜 権現岳 〜 編笠山 観音平から

2024年09月26日(木) [日帰り]

• GPS: 09:48
• 距離: 14.1km
• 登り: 1,532m
• 下り: 1,529m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:20
• 休憩: 2:28
• 合計: 9:48

距離 14.1km 登り 1,532m 下り 1,529m

6:27 観音平
7:10 7:15 八ヶ岳横断歩道分岐
8:32 8:58 ヘリポート跡
9:16 9:17 木戸口公園
10:08 10:19 前三ツ頭分岐
10:21 10:55 三ッ頭
11:38 11:52 権現岳
11:58 11:59 縦走路分岐
12:02 12:09 権現小屋
12:12 12:26 東ギボシ
12:36 12:45 西ギボシ
12:57 のろし場
13:41 13:48 青年小屋
14:07 14:25 編笠山
15:24 15:25 押手川
15:47 雲海
16:15 観音平

天候

晴天

写真

どの入り口から行けば一発目のピークは三ッ頭なのか。
ちょっと歩けばわかる事だが、
ちょうど山を生業の場としていそうな方がいたので、
道を尋ねる。
（近くにあった案内板を使い丁寧に教えてくれました）

トリカブトがやたら咲いてましたね。
・・・どうしても保険金殺人事件ぽっと頭に浮かぶ。

こんな感じの、

道を、

歩いて、
（霧がかかった針葉樹の森の中、細い道をテクテク歩く。
　静寂を思う存分楽しめるこの雰囲気はとても好き）

分岐点到着。
当然権現岳へ。

最近きつい登りが続く山ばかりだったので、
ゆっくり高度を稼いでいくこの道がとても新鮮に感じた。

景色に変化はあまりないが、

時間の経過とともに色が鮮やかになっていく。

緑色のぼろきれが大量にぶら下がっている。
（サルオガセを見ると名前が近いだけにサルガッソーを思い出す）

水色が見てきました。

いきなり登場。

公園にあるような立派なベンチを見つけそいつに近づくと、
とんでもない景色が広がっていた。
ここがヘリポートなんでしょうか？

今日はこれだけでいいかなと満ち足りてしまう。

見えてきました編笠山。
いくら満足したとは言え、あそこで引き返すのは正気を疑われそうなので先に進みました。

本日の主役、権現もしっかり視認できる。

三ッ頭、到着。

三脚をセットしていると、
「撮ってあげますよ」と声をかけられる。
人に取ってもらうのは初めてで少し緊張した。

密度は低くなったが、それでも素晴らしい雲海だ。

とまぁ順調に事は進んではいたが、
例のごとく自分はビビりだした。
権現への道のりが険しそうに感じたからだ。
（なんだよ あの先っちょは）

写真を撮ってくれた方が色々と勇気づけてくれたが、
踏ん切りがつかない。
こんな事に時間を使わせているのが申し訳ない気がし、
先に進んでもらう事に。

ちょっと先に進んだ所で出会った4人組パーティーの方たちに色々話を聞き、権現を目指すことに決める。
しかし、赤岳には何度も目を奪われた。

青年小屋。
ここの主人の霊体験話をTVで見たなー。

だいぶ先っちょに近づいてきた。
そこまで尖ってないんだね。

もう目の前。

到着。

これから向かうギボシ。

赤岳はもちろんだが、
阿弥陀の山肌の色がとても自分好み。

権現小屋が見えました。
（HPでは今期休業中となっている）

振り返って権現。

権現〜赤岳は体力はもちろん、
技術も必要とされるコースですね。

ひぇっ。
とてつもない梯子の存在は知っていたが、
とんでもない長さだな。

・・・なんだこれ。

あんな馬鹿でかい岩が下に流れていたとは。
登頂した時はまったく気付かなかった。

南アルプスはほぼ雲の中。
最初は鳳凰山に行く予定だったが、
早起きできる自信がなかったので断念した。

東ギボシの頂上には立たず巻くのみ。
幅、状態、ともに不安要素はなく、
高所恐怖症の自分でもすんなり行けました。

これは西ギボシで撮った写真かな？
記憶が曖昧ですね。

ラストを飾る編笠山。

自分は歩き方が下手くそなんで、登ってくる人が見えたら待つ。それだけですね。
この辺も特に問題ありませんでした。

のろし場に到着。
こうして見ると、とても危険度の高いコースに見える。
逆から周回していたらここでビビッていただろう。

キノ・・・

キノコー。

だいぶ近づいてきました。
子供が描く山の絵を、そのまま現実に持ってきた感じの山容だ。
これぞ山。シンプルに山。まごうことなき山！

昼ごはん中に見つけたイオウゴケ。

編笠開始。
序盤のゴーロはぴょんぴょん跳ねて進んでいく。
これは楽しい。

歩いてきた山々。

到着。
八ヶ岳一帯にも雲がわいてきました。
登頂後に周りの景色を一枚も撮っていなかった。
疲れてたんだな。

もうすぐ10月だというのに。

下山開始。
奇妙な形の木や岩を眺めつつ、

苔むした森をひたすら下る。

どでかい化物が岩を鷲掴みしているようだ。

感想

山の国

登山歴4年目にして初の八ヶ岳。
人出を理由に今まで蹴ってきたが実際は程よい感じ。
一言二言でもよし、今日の予定や過去の話。
立ち止まったり、一緒に歩きながらだったり。
久々に山中での会話を楽しめた気がします。
中でも歩く先の状況や注意点を丁寧に教えてくださった
4人組のパーティーの方たちには、本当にお世話になりました。
今までどんな山を登ってきたのかを聞かれ、
前回は大源太山に行きましたと答えると、
「だったら大丈夫」
この一言でスイッチが入りました。
先に待つ絶景に辿り着き、予定コースを無事歩きぬく事ができたのは、
この出会いがあったからこそだと。決して過言ではありません。
この場を借りて感謝申し上げます。