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Yamareco

記録ID: 733126
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無雪期ピークハント/縦走
東北

会津朝日岳

2015年10月03日(土) [日帰り]
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GPS
07:32
距離
10.5km
登り
1,260m
下り
1,260m

コースタイム

日帰り
山行
6:49
休憩
0:43
合計
7:32
10:33
11:16
177
14:13
ゴール地点
登山口 0612-0641
三吉ミチギの水場0731-40
高度計読み1140m0820-33
叶の高手 0911-23
避難小屋 0951
会津朝日岳 1033-1116
避難小屋 1141
叶の高手西 1206-25
叶の高手 1231
叶の高手東1370m1235-45
三吉ミチギの水場 1322-33
登山口 1413-30
天候 晴れ。気温やや高め
過去天気図(気象庁) 2015年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
往復でルートを変えてみましたが、関越のほうが便利な私の場合、関
越道・小出経由のほうが東北道・西那須野経由より少し速いようです。
白沢集落には道標が2つ程あります。草が茂って車にバシバシ当たりますが、
登山口200m手前まで舗装。15台位は駐められます。
コース状況/
危険箇所等
登山ポストあり。プライバシー配慮、下山届も。200m手前に仮設トイレあり。
山頂手前の標高差100mほどが草付岩場で、斜度はさほどでなく、
ロープも途切れ途切れにあるが下山時は要注意。

感想

6時過ぎ登山口着。ガスだが明るく、天気好転は間違いない。
事実、出発して10分程で青空が見え始める。
しかし、ひどく体が重い。前日は、休めなかったシルバーウイークの代休で
一日ごろごろしており、休憩十分のはずだ。山行間隔が一ヶ月と開いている
要素が大きい。年齢を重ねるとこのようなパターンが多くなってきた。
水場を過ぎるあたりから展望が利いてきて、次第に木々も色づき始める。
紅葉最盛期には少し早かったというところだが、前日早朝の強風での落葉も
かなりある感じだ。
叶の高手のすぐ先には看板のついた大クロベが2本ある。が、手前のものは半分が
倒れており、奥のものはほぼ瀕死で、幹のところどころに葉がわずかに出ているに
過ぎず、両方とも痛々しい。
この辺りから、南北に長い山頂部が見えてくる、また豪雪地帯特有の雪崩に磨かれた
急斜面も周囲いたるところに見ることができる。
その先はクロベの他にも、カンバやブナの大木はかなりあってなかなか楽しい。
避難小屋の手前にぬかるみがある。
山頂手前の標高差100mほどは、やはり雪崩に磨かれた一部草付の岩場。
斜度はさほどでなく、ロープも途切れ途切れにある。
山頂はピークが2つで、三角点と方位盤は奥にあるが、手前のほうが多分高い。
長いこと気にかかっていた山だけに、大変うれしかった。
しかも山頂は絶景で、特に高倉山へと連なる尾根と、洗戸沢へ落ち込むガケが
素晴らしい。周りの山も全部見える。一番大きいのはもちろん会津駒。
平ヶ岳、越後駒連山に、守門浅草等。

40分程して下る。下りの最初でいきなり尻餅をつき、以下は慎重に下る。
叶の高手西の展望ポイントで休憩し、出発するところで帽子止めが外れたので
直そうとした瞬間、右ヒジに鋭い痛み。
(20年前に一度刺されたことがあるので)蜂だと直感して払ったら、今度は
その左手に2発目。見ると手のひら中心、丁度運命線に3mm程の針が
突き立って、その上には直径2mm位の球形の毒嚢が(泣)。一瞬躊躇したが、
つまんで簡単に取れた。
ハチの現物は見なかったが、ちょうど帽子についていたのだろうか?。
運の悪いことである
こんなトラブルのため、体が冷えたのだろう。そこから叶の高手までの
わずかな登りで、恒例のこむらがえりが頻繁に起こる。下りに移っても何かの拍子に
バランスを崩すとその補正の際に再発しそうになるので、ゆっくりとしか下れない。
年齢は取りたくないなどと考えながら、何とかごまかして(年の功か?)登山口へ。

日本でも何番かに奥深い地域で、期待に違わぬ良い山だった。アクシデントは
あったが、良い時期の天気の良い日に登れて大変満足だった。

蛇足:
二十年以上前、地形図売場で恐らく会津駒の図幅を探していて偶然見た
地形図名がこの山を知った最初だったと思う。西側を中心に山頂を取り巻く
ガケ記号もさることながら、東隣の図幅は城郭朝日山という似た名前、
更に南には大幽朝日岳というこれまた印象の強い似た名前の山がある。
そんなどうでも良いことまで含めて興味をそそられ、当時は車を持っていない為に
行きようがないのにも関わらず、その地形図を購入した。
(その後北海道へ戻り、また地形図はネットでダウンロードするようになったので
廃棄したが)
巡りめぐって、何の因果か再び首都圏に在住することになり、その他環境も整い
何度か計画はしたのだが、車であっても交通の便が悪く、もたもたしているうちに
数年前の災害で、登山口まで入れなくなって、来るのはずいぶん遅くなった。

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