番屋山 難路八十里越の一部を体験
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- GPS
- 03:21
- 距離
- 7.1km
- 登り
- 557m
- 下り
- 556m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険な場所はとくにありませんが、どちら側から登っても山頂直下は急傾斜になってます。 八十里越えの旧街道区間は刈払がしっかり行われていますが、脇道や遺構の部分も刈払されているためうっかりすると迷い込みがち。 |
その他周辺情報 | スタート地点の吉ヶ平にはキャンプ場、フィッシングポイントなどがあり自販機も設置されていました。 |
写真
感想
遠征初日に目を負傷してしまったので、二日目は大事をとって短時間で歩ける番屋山へ予定変更しました。本当は最終日に登る予定だったんですけど仕方ありません。
登山口の吉ヶ平はかつての八十里越街道の宿場町。1970年代に集団離村していますが、現在は跡地を利用して吉ヶ平自然体感の郷が運営されています。ここから番屋山や守門岳への登山路が拓かれているので登山基地としても利用されているようでした。
今回我々は雨生池を経由して番屋山へ登り、下山路に八十里越街道の一部を通って周回してくることにしました。かつての街道ならば道もしっかりしているだろうから、下山で使ったほうが安全かなという判断です。
まずは純然たる登山道で雨生池へ。雨生池はエメラルドグリーンの水をたたえた静かな池で新緑や紅葉の頃に来ても良さそうな場所でした。ここまでなら然体感の郷からハイキング気分で散策もできるでしょう。
池を過ぎると急に道が険しくなります。斜度もさることながら、落ち葉などで滑りやすそうなトラバース区間が数か所あり若干の緊張を強いられました。
廃道となっている沼ノ池方面への道を分けると、登山道はさらに斜度を増します。木の幹や張り出した根などを手がかり足がかりにしてジワジワと高度を稼いでいきました。
40分ほど急斜面と格闘するとポッカリと頭上が開け番屋山山頂に着きました。山頂にはステンレス製の山名標識があるばかり。さほど広くない山頂広場も眺望に乏しいです。木々の隙間から守門岳を眺めることができます。
下山路に選んだ八十里越街道ですが、まずは番屋山から街道まで下りなければなりません。これが思いの外急峻な道で登路と同じく転がり落ちるような急斜面でした。どっち周りで歩いても山頂直下では急斜面に苦しめられることに変わりはなかったです。
八十里越街道区間に入ると極端な急斜面はなくなりますので安心して歩くことができます。ただし枝道や作業道の方に派手にピンクテープが着いていたりして紛らわしい場所があり、油断しているとそちらに誘い込まれそうになるので注意が必要です。
旧街道ということで石仏や道祖神なんかの「それっぽい」ものがたくさんあるのかなと思っていたのですが、そういったたぐいのものは意外と少なかったです。明治時代に馬車道に拡幅された際、撤去されてしまったのかもしれません。
小粒ですが見どころも多く楽しい山でした。
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