リベンジ第4弾 秋晴れの下 燕岳から餓鬼岳へ
- GPS
- 56:00
- 距離
- 17.7km
- 登り
- 1,994m
- 下り
- 2,430m
コースタイム
2日目 6:45燕山荘―7:15燕岳―7:31北燕岳・東沢乗越分岐―9:28東沢乗越―10:35東沢岳―15:00餓鬼岳小屋
3日目 6:00餓鬼岳小屋―6:50百曲がり終わり―10:02最終水場―10:40魚止ノ滝―12:16自動車道―12:14白沢登山口
天候 | 1日目 晴れ 2日目 晴れ 3日目 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
安曇野ICからシャクナゲ荘までも問題はありません。シャクナゲ荘登山者用駐車場1箇所は満杯で、奥の空地に停めました。 シャクナゲ荘8:10発のバスは座席に余裕がありました。 有明荘の手前から路肩駐車が並んでいました。 帰りは白沢登山口からシャクナゲ荘までタクシー。 高速道路、恵那山トンネルは工事中で1車線通行。その他にも1車線規制が多区間あり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
1日目 中房温泉から燕山荘まで。第1ベンチ、第2ベンチ、第3ベンチ、富士見ベンチ、合戦小屋と、要所要所に休憩所があります。合戦小屋から尾根まで登りまたひと休み。見上げれば燕山荘が見えますが、ここからが頑張り時です。登山口から急登が続いていますのでもうフラフラ。やっとのことで燕山荘に登り着きました。危険個所はありません。日曜日とあって、燕山荘の宿泊客も少なかったよう、余裕で泊まる事が出来ました。 2日目 燕山荘から餓鬼岳まで。燕岳から北燕岳に向かって下ります。北燕岳の手前に東沢乗越への分岐がありますが、標識が倒れていますので見逃さないように。トラバース気味のジグザグ下り、ズリズリ滑りやすい場所もあります。少し登って北燕岳稜線に出ると標識があり、針ノ木、蓮華が目の前に飛び込んで来ます。花崗岩とハイマツの気持ちの良い道をゆるやかに下り、ゆるやかに登ると東沢乗越への標識があります。ここから下りが始まります。いつまで下るのか、樹林帯に入って下って下って下り捲ります。ようやく東沢乗越に降り立ちました。 ここで中房温泉への道を分け、東沢岳への登りが始まります。木の階段、なかには壊れたものもあります。樹林帯の急登がハイマツ帯になり、東沢岳の直下、餓鬼岳との分岐に登り着きました。 行く手には岩峰がニョキニョキ、その向こうにケンズリの鋭い稜線が伸びています。いよいよ核心部、岩登り、岩下り。両手、両足、お尻も使ってニョキニョキ岩に挑みます。次から次へとニョキニョキが続きますが無事通過。ほっとひと休み、高瀬ダムを見下ろして燕山荘のお弁当を広げます。 ケンズリは左側を巻きます。花崗岩の崩壊地を恐る恐る渡ります。鉄梯子から始まり、木の梯子、桟道は良いとして、崖に取り付けられた角木を渡るのは緊張を要します。岩峰の稜線に登り着くと、目指す餓鬼岳と餓鬼岳小屋の赤屋根が小さく見えます。このまま稜線通しに行くのかと思えば下り始めます。樹林帯に入ってどこまで下るのかと思う頃、トラバース気味の登りとなり、花崗岩の稜線に着きました。餓鬼岳小屋も大きくなり、気分も落ち着いて無事、小屋に到着。 小屋から餓鬼岳まではほんのひと登り。 5人が入れる小さなプレハブNo1、そこに4人とここもまた余裕で泊まる事が出来ました。 3日目 小屋を出る時、6時間もあれば余裕で下山出来るだろうと12時にタクシーを予約して貰いました。笹原のジグザグ道、その名も「百曲がり」、シモバシラが立っています。百曲がりを過ぎ、遠くに目指す大凪山を見ながらどんどん下ります。緩やかな登り、下り、また登り、登山道に「大凪山山頂」の標識がありますが、無ければここが頂上とは判らないでしょう。 根っ子が這ったり、登山道が崩れていたり、下って下って最終水場に降り立ちました。標識には「登山口まで約2時間」の紙が貼ってあります。もうすでにヨレヨレ状態、大休止。 最終水場を過ぎると沢沿いの下り、滝の連続です。渡渉は綺麗に石が並べられ、問題はありません。斜めの石で滑ってオットット。疲れた足、次々と現れる木の梯子、桟橋、沢に掛かる木橋を緊張して通過。梯子を前向きに下って、大腿四頭筋に力が入らず腰を降してしまいます。以後、梯子は後向きになって一段一段慎重に降ります。鎖やロープ、針金に身を預け、魚止ノ滝に降り立ちました。まだまだ梯子、桟道、木橋が続きます。登って下って登って下って、左岸、右岸と渡り返し、もういい加減にして欲しいと思いつつ、最後に登って林道に合流した時はウルトラライトのストックが使い物にならなくなっていました。林道を下り、タクシーの待つ登山口に無事到着しました。余裕で降りてくる筈でしたが、予約時間より15分程遅れてしまいました。 白沢登山口からシャクナゲ荘まで、タクシー(アルプス第一交通)料金は6780円でした。 |
その他周辺情報 | シャクナゲ荘の日帰り温泉で汗を流しました。 |
写真
感想
このルート、余りヒトが通らないらしい。脊椎管狭窄症の間歇性跛行に加えて最近、右膝関節が時々痛みます。一人ですので、もし何かあったらどうしようもありません。躊躇していましたが絶好の天気に促されて行くことにしました。頭の中は無事帰還することだけで一杯です。
ナナカマドやウラシマツツジの紅葉、カラマツやダケカンバの黄葉、そしてミドリのハイマツ、青空の下、カラフルな秋を楽しむ事が出来ました。
蝶ヶ岳、常念岳、大天井岳、穂高から槍ヶ岳、笠、双六、鷲羽、水晶、そして野口五郎から三ツ岳、烏帽子、舟窪と続く裏銀座の山々、さらに針ノ木、蓮華、爺、鹿島槍と連なる後立山、剣、立山、竜王、五色ヶ原。北アルプスを眺めながらの縦走です。
マサ化の進んだ有明花崗岩の山、クサリにロープに鉄線、ハシゴに桟道、木橋、スリル満点。済んだ秋の空気、朝夕は少々寒いですが、大きなご来光、沢山の滝と清冽な渓流、見所満載です。
1日目、大分疲れましたが前回よりは調子良く燕山荘に到着。
2日目、山登りの楽しみが全部詰め込まれたようなルートでしたが、餓鬼岳小屋に着いた時はフラフラ。途中出会ったヒトは3人だけ。
3日目、下山開始時、自分の足でないような感じで百曲がりを下り、30分程してようやく調子が出て来ました。これも長くは続かず、最終水場でもう足はガクガク。転倒、滑落しない事だけを第1に、ヨレヨレとではありますが無事、登山口に降りる事が出来ました。
前回リタイアしたのは正解。見通しの効かない日や雨の日には止めた方がいいでしょう。今回、3日間とも青空の下、大した怪我もなく戻って来られたのは八面大王様のお蔭でしょう、感謝!
このレポを書いている今、椅子から立ち上がるのにひと苦労。立ち上がって掴まり歩きし、自力で歩きだすのに暫くかかります。坐って書き続けるとすぐに身体は固まってしまい、同じことの繰り返し。上腕二頭筋或は上腕筋、大胸筋と上半身の痛みもあり、暫くこんな状態が続きそうですが、いづれ元に戻る事が出来る事の幸せを実感しています。
すばらしい晴天、景色、雲海、日の出、紅葉
いいなあ〜♪
お蔭さんで無事帰還出来ました。
ご心配かけスンマセンデシタ・
22の写真のビールジョッキーと重なった後姿・・・私のようです
外が寒くなったので一人でケーキセットを食べて寛いでいました。
まだまだ、体調を整えながら山旅をください。
有難うございます。
齢と身体を考えながら、出来るだけ山登りを続けて行こうと思います。
またどっかの山でお会い出来るかも、その時は声を掛けさせて頂きます。
こんな景色見てみたい🎶
お天気に恵まれてご来光もビールも最高ですな。
オニサンだけに、鬼に歓迎され見守られて良い登山でしたな(笑)
ありがとさん、でした。
また一緒に登りましょう。
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