南八ヶ岳 編笠山・権現岳周回
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- GPS
- 07:49
- 距離
- 11.3km
- 登り
- 1,414m
- 下り
- 1,421m
コースタイム
- 山行
- 6:16
- 休憩
- 1:38
- 合計
- 7:54
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
とても良く整備された登山道。編笠山山頂部は火山特有の岩だらけのルートで足元に注意、特に早朝は霜で滑りやすい。ギボシから権現岳山頂部はクサリ場も多く、 更に連休で登山者多数の為順番待ちになっていた。 |
その他周辺情報 | 道の駅「こぶちざわ」となりの延命の湯で山行の汗を流す。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
携帯トイレ
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感想
観音平駐車場に前泊し、朝3時30分起床。お湯を沸かしサーモスに充填、チーズトーストとコーヒー+バナナの朝食を食べ、トイレを済ませて4時30分に駐車場を出発。駐車場端のボックスに登山届を入れヘッドランプ(フラッシュライト)を点けて緩やかな登りで登山開始。樹林帯の中に先行するパーティーの灯りを頼りに地図アプリと見比べながら進む。気温は結構下がっているようで体が温まるまでは呼吸を深め、ゆっくり目で調子を上げてゆく。編笠山のようにポピュラーなルートで、トレースが複数に渡り暗闇の樹林帯では、正しいルートを外してしまう恐れもある。明るくなるまでは慎重さが必要。雲海を過ぎた辺りで、空が明るくなりライトは仕舞いペースも視界と共に快調になる。相変わらずの樹林帯の急登が続き押手川分岐を5時46分に通過、標高は2100m。まだまだ樹林帯の登りが続くが、徐々に木々も低くなり東から南の視界が開け始める。6時37分、突然開けた場所が現れ、朝日に輝く雲海の上に富士山のシルエット、さらにその右側に鳳凰三山・北岳・甲斐駒・仙丈といった南ア北部の雄峰がドーンと視界に広がる。夢中になってシャッターを切りこれらの素晴らしい景色を切り取る。それから5分ほどさらに火山特有の岩の斜面を登ると編笠山山頂に到着。真正面にギボシと権現岳、その向こうに赤岳・阿弥陀岳・横岳と南八ヶ岳の中核が勢ぞろい、圧巻の景色が眼前に現れる。30分ほど山頂で休憩して写真を撮り、暖かいコーヒーとサンドイッチを食べる。編笠山山頂からは、青年小屋の青い屋根を眼下に見ながらの下り。7時37分に青年小屋に到着、素通りして権現岳に向かう。わずかな樹林帯の登りを過ぎると岩稜帯に入り、すぐにのろし場に着く。ここからのギボシは壮絶な岩壁を従えて圧巻、そのギボシに向け所々にクサリが現れる急斜面を登る。権現岳への登山道からちょっと逸れた踏み跡に入り、ギボシの細い稜線を山頂に向け登る。8時38分、ピーク到着。ここからの赤岳・阿弥陀岳・横岳など南八ヶ岳の眺めは本当に素晴らしい。特に朝の斜光がキレットから赤岳の稜線西側に陰影をつけて斜面の荒々しさが際立つ。赤岳の東側もキレット越しに俯瞰出来、御座山と思われるピラミッドとその右側に西上州の山々が広がる。遠く日光連山と思しきシルエットまで浮かんでいる。ギボシでの景色を堪能し、権現小屋に向け進む。8時51分に小屋前に到着、小屋は休業中だった。ここから権現岳山頂ま目と鼻の先、しばらく歩くと巨岩乱立の山頂基部に到着。ここに山梨百名山の権現岳山頂標識が設置されている。標識から巨岩を攀じ登るとピークの岩のすぐ下に木の山頂標識と金毘羅大権現?と読めそうな石碑があった。腹ばいになってピークの巨岩に攀じ登り、山頂から赤岳方面の写真を撮る。休日だけあって沢山の登山者が登ってきているので順番を待ち今回の山行の目的である権現岳登頂を済ませる。あとは三ツ頭経由で下山するだけ。権現岳と三ツ頭の鞍部で振り返ると、手前の権現岳が大きく、その右にスックと山頂をもたげている赤岳が並んで見える。鞍部からわずかに登ると今山行の最後のピーク:三ツ頭山頂。ここからの南八ヶ岳は権現岳・阿弥陀岳・中岳・赤岳と険しい山稜が眼前に広がる。さらに下り前三ツ頭で赤岳・阿弥陀岳、南アルプスと富士山は見納め。右手の編笠山と振り返って見える権現岳を楽しみながら樹林帯の中を小泉口に向かってひたすら下る。八ヶ岳横断遊歩道分岐からは遊歩道を観音平まで歩く。ちょっとアップダウンはあるものの殆ど水平道のような整備された道をゆっくり歩き12時25分に観音平に到着する。駐車場手前で富士山の見晴らしの良い休憩場所があったので、残りの食料(カップうどんや菓子パン)を広げ、富士山を眺めながら山行の余韻にも浸りながらランチを楽しむ。ランチ後は駐車場に戻り登山用具を片づけ、観光客でごった返していた道の駅「こぶちざわ」の隣の「延命の湯」に漬かり山行の疲れを癒す。
山行の最初から最後まで最高の天候に恵まれ、素晴らしい景色と歩きごたえのある南八ヶ岳の雄:権現岳を堪能出来た事に感謝。
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