古寺山(上唐櫃道→山頂→井戸谷→山伏道→昔の表参道→山頂→表参道)〜唐櫃台
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.5km
- 登り
- 472m
- 下り
- 484m
コースタイム
- 山行
- 4:02
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 5:10
天候 | 晴れ時々曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
(帰り)「唐櫃台」駅から神戸電鉄・北神急行・神戸市営地下鉄を乗り継いで「三宮」駅へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
現在の古寺山の山頂周辺の道は、たくさんの倒木が放置され、笹や木々の枝葉などの雑草も伸び放題でどこも不明瞭になっていて進路探しが大変だ。古寺山をずっと維持管理してくれていた地元の有志の方の活動がここ数年は停止してしまったもよう。歩く人も極端に減ったせいもあるのではないかと思う。ハイキングコースとしての先々が心配。 「古寺山・上唐櫃道ルート」について ルート名は殆ど知られていないが、実は古寺山の中では一番分かりやすい明確で歩きやすいルートで、しかも道中の鉄塔のある広場からの眺望が良いのでお勧め。高度が上がるにつれて観音道と同様に直登の急登道が続くが、全般的に良く整備されている。 登り口が神鉄六甲駅から少し離れているので、その場所が分かりづらいのだけが難点だが、それは観音道でもほぼ同様かも。登山口はラブホテルの西の脇の短い人用地下道へ入って車道をくぐり抜けた先にある。現在は登山口のすぐ近くで新しい堰堤の造成工事中なのだが、通行止めになっている訳ではない。その工事現場の脇に張られたロープ沿いを登って山へ入っていく状態になっている。 「古寺山・井戸谷ルート」について 小さな沢筋に沿って歩く道で、全般に明確で歩きやすいルートだったはずだったが、今回歩いてみるとかなり荒れていて、足の置き場所に注意する必要があるほどだった。特に上部での荒れが大きく、下部は比較的だが踏み跡はある。また一部で谷側が深く切れ落ちている狭い箇所も通過するので、足を滑らさないように注意。一つ問題点は、古寺山の山頂から井戸谷へ入る迄のルートが、踏み跡が不明瞭で曖昧かつ倒木だらけで荒れ放題になっているため、無事に辿り着くのに相当難儀するということ。 「古寺山・山伏道ルート」について 長尾谷(桂ヶ谷)の「鍋谷の滝」から水量豊富な沢を遡行してきた場合は「桂ヶ谷堰堤」の手前(北)にある分岐点から登ることになる谷筋の道。通行者が極めて少ないようで、踏み跡はかなり不明瞭。というよりも谷筋の遡行となるため皆無に等しい。この谷筋は完全な枯れ沢で、最初から最後までずっと大小の岩石がごろごろ転がっており、足の置き場には要注意。リボンなどのマーキングも現在は皆無の状態なので、それを探しながら歩くこともほぼ不可能。途中で分岐とおぼしき箇所が2ヶ所ほどあるので要注意。基本的には左右に寄り道せずに、真っ直ぐにひたすら遡行するだけだ。誰も来ない谷筋の歩きは一人静かになれる時間。 「古寺山・昔の表参道ルート」について 昔の表参道ルートの北側には、山伏道ルートの下り口付近から入る。ここも通行者が殆どいないようで、踏み跡が薄くなっている場所もあるのでかなり慎重に進路を探索する必要あり。「(今の)表参道」へ合流するまでは平行道なので、歩くのは楽。途中には「人工山」と命名された遺跡と説明書きがある。「古寺山」山頂へ南側から登るには、本堂跡から登っていく道と、この昔の表参道から登っていく道とがある。 「古寺山・表参道ルート」について 古寺山の山中に作られている道の中では「行者道」と並んで一番有名な道。途中に「観音道(尾根)」と「観音道(谷)=東谷道」との分岐点がある。ルートの目印となる鉄塔を過ぎて少し下った先でも道が2分岐しているが、北側に伸びている「昔の表参道の続きの道」のほうが分かりやすいので、多くの方はこちらを下ることになりそうだ。但しこちらの道は鉄条網が延々と続く相当な急斜面が続くので下りは結構厳しい。上部区間には虎ロープが付けられているのでそれに頼ることが出来る。下部になるとロープのない区間となるが、周囲の木などに掴まりながら一歩一歩慎重に歩くほかない。 <2024年10月10日の山行記録はコチラ> https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7332956.html <2021年6月6日の山行記録はコチラ> https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3253506.html <2020年3月3日の山行記録はコチラ> https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2244625.html <2019年7月28日の山行記録はコチラ> https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1945732.html <2018年6月4日の山行記録はコチラ> https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1489368.html |
写真
装備
個人装備 |
通常のトレッキング靴のみ
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感想
今回は同行者との二人歩き。真夏の暑さと九月の厳しい残暑を避けていたが、涼しくなってきたので久しぶりに一緒に歩くことに。
コースは同行者が希望の「古寺山」周辺トレッキング。同行者がまだ歩いたことのないルートをいくつか組み合わせて、新鮮な気分で臨めるようにした。選んだルートは「上唐櫃道(上り)〜山頂〜井戸谷(下り)〜山伏道(上り)〜昔の表参道〜表参道(下り)」だ。他にも「観音道」や「脇参道」などもあったが、そこまで行くと身体へ負荷が高くなるので今回はやめておくことにした。
『コース状況/危険箇所等』にも書いたが、今の古寺山の山頂周辺は、昔に比べると遥かに進路が分かりづらい場所が多くなってしまっている。台風や豪雨が何度も襲ったため、たくさんの倒木が発生してそれらが放置されたままの場所ばかり。さらには笹や木々の枝葉などの雑草も伸び放題。その結果かなりの区間で踏み跡が不明瞭になっていて、正しい進路を探すのが大変。誰も手を入れてないので、この先ハイキングコースとして楽しめる状態が維持されるのかがちょっと心配。
ちょうど1週間前に下見で「古寺山」のいくつかのルート歩いてみたおかげで、足腰が山歩きに慣れて体力も少しだけ戻った感じ。あくまでも「感じ」程度だけど、それでも今回は随分と楽に歩けた。1週間前とは身体の動きも全然違うし、疲れもほぼなかった。えらいもんだなあと思った。とはいうものの、実は道中「桂ヶ谷」の沢で派手に転倒してしまってけっこう酷い怪我をしたのだが、それでもこの日楽に歩けたという収穫があったことへの喜びがまさっているのが事実。
ご褒美は当然ながら「天然温泉からとの湯」。この日もなぜか600円で入浴できたのでラッキー。「からとの湯」は公式のWebサイトがないので、実際に訪れてみないとどういうキャンペーンがいつ開催されているかも分からないし、休館日も事前把握できないのが少々辛い。まーしゃーないか。相変わらず良いお湯。
筋肉痛は残っているけど、早く怪我が治って元気いっぱいの状態で山へ入りたいなあ。
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