三浦アルプス/長柄桜山古墳・二子山・畠山

2024年10月27日(日) [日帰り]

• GPS: 04:45
• 距離: 14.7km
• 登り: 802m
• 下り: 802m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:00
• 休憩: 0:42
• 合計: 4:42

8:05 逗子駅
8:11 逗子・葉山駅
8:20 六代御前の墓
8:31 8:35 長柄桜山古墳群第2号墳
8:35 8:36 長柄桜山古墳群第2号墳
8:46 8:51 長柄桜山古墳群第1号墳
8:53 長柄桜山古墳群ハイキングコース葉山桜山団地入口
9:10 9:11 川久保バス停（逗子方面）
9:16 9:19 阿部倉山登山口
9:28 9:38 阿部倉山
9:48 南郷上ノ山公園分岐
9:55 下二子山
10:06 10:10 二子山
10:33 10:34 二子山分岐
10:41 10:43 馬頭観音
10:50 10:51 36号鉄塔分岐
10:55 中沢分岐
11:05 田浦分岐
11:13 11:18 乳頭山
11:21 11:22 三国峠
11:30 大沢谷分岐
11:49 畠山乳頭山分岐
11:52 畠山
12:16 12:20 十三峠
12:47 田浦駅

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

電車

◆往路
JR東海道線平塚駅から大船経由逗子へ。
◆復路
JR横須賀線田浦駅から大船経由平塚へ。

コース状況／危険箇所等

◆道の状況
標高は低いが急坂、藪道が多く、特に雨後は泥濘もありポールがあった方が良いだろう。
シングルトラックの箇所も多いが脇が急崖である所も多く通行には常に注意が必要。
里山らしく分岐が多いので道迷いにも注意が必要。確かな地図は必携。らくルートでも計画が作れるようになったのでヤマレコの地図機能は好適。
◆登山ポスト
逗子駅、田浦駅周辺には登山ポストは見当たらなかった。

写真

10/27 8:05

今日は駅からハイキング。横須賀線逗子駅で下車。

10/27 8:07

逗子市役所。今日は確かに衆議院選挙だけど市制70周年の下に「海が好き 山が好き 逗子が好き」と。このキャッチフレーズは初めて見た。今日は「山が好き」の部だな。

10/27 8:12

もう眼前に桜山。あの天辺に古墳があるらしい。

10/27 8:16

古墳への登り口に六代御前最後の故趾とある。六代御前って誰？

10/27 8:18

ちゃんと説明がありました。平清盛の孫か。

10/27 8:18

六代御前の墓は後世に祀られたものの様子。でもケヤキだろうか墓を守るような大樹は趣き深い。

10/27 8:23

六代御前のお墓の裏道を登る。こんな所にも民家は民家は散在しているが大方は空家のようだ。そりゃこの坂道の往来じゃ大変だもの。

10/27 8:28

1号墳へのショートカットルートを分ける。

10/27 8:29

長柄桜山古墳群の説明板。4世紀後半のものらしく携帯電話基地局建設時に埴輪の出土から発見されたとのこと。1号墳、2号墳と2つの前方後円墳があるらしい。

10/27 8:29

可愛いルート図もあり。1号墳の向きは後で見た感覚とは少し違う気がするけど。

10/27 8:31

2号墳の方墳部に登ったようだ。

10/27 8:31

江ノ島とその奥に富士山が望める。絶景ポイントです。

10/27 8:33

ここが円墳部らしいが、知らなければ全然解らないなぁ。

10/27 8:33

2号墳を下る。

10/27 8:34

国指定遺跡の標識。

10/27 8:36

ふれあいロードを1号墳へ。

10/27 8:38

ここはまだ逗子市です。

10/27 8:42

1号墳に出た。こちらは園地としてかなり整備されているようだ。

10/27 8:42

新しい説明板も設置されている。

10/27 8:45

こちらは1号墳に着いての詳細説明板。

10/27 8:45

2号墳も自由に上を歩けたが1号墳も上を歩ける。

10/27 8:45

前方後円墳の上の散歩道。

10/27 8:46

円墳上に立つ。何が見えますか？

10/27 8:46

相模湾。江ノ島と富士山も。冬に来るとまた絶景だろうなぁ。桜の木も多かったから春も良いかも。

10/27 8:47

埋葬施設の説明板。

10/27 8:47

ここが埋葬施設だったらしい。

10/27 8:51

国指定史跡の標識。

10/27 8:51

葉桜団地に向かって下ります。下った所は逗子市だった。

10/27 8:55

葉山桜山を略して葉桜か。団地と言っても高層住宅は無い。開発された住宅地と言う意味だろう。この辺りはもう葉山町。

10/27 9:00

ちょっと行き過ぎ戻って歩道を下る。この辺りはらくルートでなくみんなの足跡を頼りに作ったルートかな？

10/27 9:03

少し車道を歩きまた歩道を下る。

10/27 9:04

大神宮。

10/27 9:04

脇には庚申塔と三猿が彫られた石碑がある。

10/27 9:08

車道まで降りて少し歩くと御霊神社。

10/27 9:09

レトロな郵便ポストが健在。

10/27 9:10

川久保交差点まで下りて来た。正面に見えるのが阿部倉山ですね。

10/27 9:14

阿部倉山の登山口。

10/27 9:14

畠山重忠を讃える石碑があるけれど横浜貿易云々とあるので明治以降の石碑のようだ。

10/27 9:15

少し登ると地蔵が立ち並ぶ。ここまで舗装されていた。

10/27 9:16

お地蔵様を過ぎると本格的に登山道。しかも急登。

10/27 9:26

10分登り勾配が緩くなり山頂も近い。ここで分岐。左は二子山、右は阿部倉山山頂の道標がある。12年前には無かった。

10/27 9:28

阿部倉山山頂に到着。12年前は右のもう擦れて読めない木製標識しかなかったけれど陶器製の道標が設けられていた。2017年設置のようだ。

10/27 9:30

阿部倉山山頂で小休止。ここには南郷ハイキングコースの番号掲示もあった。けど道標はほぼ無いんだよな。

10/27 9:41

二子山ルートに合流すると下りが始まる。

10/27 9:44

そして登る。

10/27 9:47

これはイノシシが掘った跡だな。

10/27 9:49

分岐にマジックで書かれた道標。

10/27 9:49

振り返って道標部を見るが南郷上ノ山公園に下る人は少なそうだ。

10/27 9:53

ロープが張ってある登りになる。

10/27 9:54

下ノ二子山山頂に到着。ハイカーが多いのに驚いた。

10/27 9:55

山頂標識はこのマジック書きのものだけのようだ。12年前の標識は木ごと朽ちたか。

10/27 9:58

下りはかなりスリッピーで雨後は来るのを避けたい感じ。

10/27 9:58

鞍部から上ノ二子山を仰ぎ見る。

10/27 10:01

またまた急登。

10/27 10:05

KDDIの中継所が見えて来たのでもう山頂だ。

10/27 10:06

上ノ二子山に到着。展望台は健在。

10/27 10:06

もちろん展望台には登りますよ。

10/27 10:07

展望台からの眺め。今日の暑さだとみなとみらいも霞んでる。山頂標識等は新しくなっていた。

10/27 10:07

展望図。

10/27 10:08

南の方も展望は開けていて大楠山も望める。

10/27 10:09

三角点もあり。

10/27 10:11

小休止を終えて出発。下ノ二子山にいたパーティもちょうどやって来た。

10/27 10:16

緊急時連絡先の道標が変わった。未だ逗子市だが。逗子市と葉山町の境はどこにあるんだろう？

10/27 10:19

旧制神中生徒による植林についての説明板。

10/27 10:19

三浦アルプス北尾根の分岐に出合う。左は南郷上ノ山公園へ。右に進む。

10/27 10:20

この分岐を右に行くと森戸川源流に下って行く。うなぎ淵ですね。

10/27 10:33

東逗子駅からの登山道に合流。

10/27 10:34

シングルトラックの登山道が続く。

10/27 10:35

薮が濃い。

10/27 10:40

馬頭観音に出合う。少し引っ込んでいるので見逃す人も多いかも。

10/27 10:41

馬頭観音の案内板。

10/27 10:47

馬頭観音の所でMTBが追い抜いて行ったが彼らの轍かな？

10/27 10:49

この辺りは木が敷かれている。かなり泥濘が酷い所のようだ。

10/27 10:49

イノシシ監視用カメラが設置されている。イノシシ多い様子。

10/27 10:50

36号鉄塔を過ぎてFK3分岐に出た。

10/27 10:50

FK3分岐を乳頭山方向に歩くとすぐに36号鉄塔に出合うけれどこれは反対側をさっき通り過ぎたところ。

10/27 10:52

ここは横須賀市か。

10/27 10:53

でも山火事注意の看板は逗子市だ。

10/27 11:04

分岐に出た。

10/27 11:04

FK2分岐。道標に地図があるのは有難い。

10/27 11:04

手製の道標。ここは乳頭山方面へ。

10/27 11:06

岩っぽい所も出て来た。鷹取山ほどでは無いけれど。

10/27 11:08

FK1分岐。右に行くと中尾根経由森戸川林道終点。乳頭山は左へ。

10/27 11:09

グレーチングの階段を登ると乳頭山山頂だ。

10/27 11:09

乳頭山山頂に到着。ここでも大パーティが集っていた。我々も小休止。

10/27 11:10

乳頭山から東側に田浦方面の眺め。

10/27 11:10

横須賀港方面の眺め。

10/27 11:12

乳頭山の山頂標識。手描きの案内板が和ませる。

10/27 11:20

乳頭山を下る。

10/27 11:21

乳頭山と言うだけあってもう一峰あり登って下るのだけどその手前に畠山方面への分岐がある。

10/27 11:22

ここはかなりヤバめ。前に歩いた時には全然気にならなかったが。ロープが張ってあるが年々崩壊が進んでいる様子だ。

10/27 11:23

海軍省東京湾要塞第一区の第十四号と読める。昭和16年に設置された標石だ。

10/27 11:25

時折好展望地がある。

10/27 11:29

これは第十三号。

10/27 11:37

地味にアップダウンが多いんだな。

10/27 11:40

これは第十二号。

10/27 11:43

また下り。

10/27 11:48

少し登って三叉路に出た。

10/27 11:50

すぐに畠山山頂。ここも大パーティが休憩中だった。

10/27 11:50

三角点あり。

10/27 11:50

畠山はやはり畠山重忠に由来するとのこと。衣笠城攻めの時の搦手の本陣だったとか。

10/27 11:50

畠山山頂にも馬頭観音がある。

10/27 11:51

畠山山頂からの展望。米軍基地だな。

10/27 11:56

来た径を戻り三叉路を真っ直ぐ行く。

10/27 11:56

次の三叉路を左へ。また激下りだ。

10/27 11:58

鉄塔に出合う。

10/27 12:03

下って行って横浜横須賀道路を潜る。横須賀ICがすぐそこだ。

10/27 12:08

一旦住宅街に出てしまったがイノシシ監視の軽トラが駐車していた所が正しい径だった。

10/27 12:12

湿り気が多い径。雨後は遠慮したい。

10/27 12:14

この辺りは括り罠があるとか。イノシシは防げないかもしれないが人間の立ち入りに対してはこの文句は大いに抑止力があるだろうな。

10/27 12:15

向こうに田浦梅の里の標識が見える。もう街も近いよ。

10/27 12:15

車道に出た。

10/27 12:23

横須賀中央も近い。

10/27 12:32

田浦駅方面が見えて来た。距離は近いが標高差はまだ100m位はありそう。

10/27 12:35

浦賀道十三峠の道標。昔はトンネルがなかったから港町の間は峠越えだった訳だ。

10/27 12:39

住宅地を下って行くと珍しいループ道路。そこを歩かずとも近道歩道がある。

10/27 12:40

田浦町の急傾斜地崩壊危険区域マップ。昭和53年指定と言うからかなり前から危険が認識されている。

10/27 12:40

ながかまトンネル。防災トンネルと言う位置付けらしい。

10/27 12:46

田浦駅に到着。

10/27 12:51

レトロな木造のホーム駅舎。

10/27 12:51

ホームの両側はトンネル。11両編成だと端の車両はトンネル内になるのでドアが開かないので要注意。ともあれお疲れ様でした。

撮影機器：

RICOH WG-7 RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 行動食 非常食 飲料 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト トレッキングポール カメラ 着替え その他必要な物

感想

tadomasa

余り天気も良く無いので駅からハイキングで久しぶりに三浦アルプスへ。13Kさんの「神奈川日帰りの山」の最後の一峰二子山に登りました。ついでに行ったことが無い長柄桜山古墳群も。標高は低いけれど急坂のアップダウンはかなりあるのでなかなか侮れません。良い運動になりました。

一応平塚からの電車を決めて乗車するものの線路立入事案があり予定通りには行かずAki-CLさんとは別れて逗子駅に到着。逗子駅からバスに乗る手もあるけれど桜山はもうそこに見えているのでボチボチ歩いて行く。六代御前の墓から登りだし長柄桜山古墳群の先ずは2号墳に出合う。墳丘墓の上を歩けるのは不思議な感じだが、相模湾と江の島越しに富士山が望める好展望地だった。そこから東に行くと1号墳があり、こちらは園地として整備されていた。ここからも相模湾越しの富士山が望めるが一方で東京湾側には木々が邪魔して展望が悪いのは残念な所。東側に下るとすぐに住宅街で地図を頼りに川久保交差点に下って行く。

そこから正面に見える阿部倉山は10年以上前に一度登っていて相当な藪山だった記憶があったが山頂への分岐が明確になっていたのは良い点。下ノ二子山を経て上ノ二子山へはかなりのアップダウンだ。上ノ二子山には展望台もあり眺めも良く休憩適地。一般的には三浦の二子山と言えばこちらだろう。KDDの無線中継所もあるので登山道も快適になる。南郷上ノ山公園への径を分けて東に向かうとまたシングルトラックの登山道になって行き、幾つかの分岐を経てFK3分岐に至り、そこから南下して乳頭山へ。乳頭山はそれほど好展望でもないけれど山頂は広いのでランチ休憩している登山者も多い。我々もここで小休止。乳頭山を下りすぐの分岐を東へ行くのが畠山方面だが崩壊が進んでいて通行には注意が必要だった。畠山までも微妙にアップダウンがあってなかなか楽じゃない。畠山も大パーティがランチ休憩していた。畠山に着く頃に雨雲接近のアラートがあったので強く降るようならば京急の安針塚駅に向かうオプションも考えながらJR田浦駅を目指す。幸い雨は霧雨程度に収まり、田浦駅に着き本日のコースは終了。横須賀線に乗り帰路に着いた。

下ノ二子山、乳頭山、畠山とピークの度に大パーティの集いに出会ったのにはちょっと驚いたけれど、どこも駅から登れてエスケープも容易と言う意味でははっきりしない天候の日のハイキングの行先としては利用価値が高いのかもしれない。大勢のトレイルランナーにも出会ったけれど鎌倉アルプスよりも人出は少ないしトレラン向きかも。里山らしく分岐が多く、道標も整備しきれていないけれどらくルートでも計画が出来るようになったので割と一般向きに近づいたと言えるのかな。