蛇谷ヶ峰《関西百名山》
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- GPS
- 05:58
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 840m
- 下り
- 809m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
下山口:グリーパーク思い出の森、(友人の車で車回収) |
その他周辺情報 | 朽木温泉てんくう |
写真
感想
安曇川駅で舞鶴から来たO崎さんと合流し、高島市安曇川町中野の登山口に向かった。太山寺からの林道に入れるかどうか分からなかったがゲートも無くダート道を登り峠の少し先で車を止めた。先ずは今日の縦走路とは逆の高面山(たかつらやま302m)にアルバイトしよう。道はなくミッション1に「高面山へのルートファインディング」を用意した。峠の藪の薄そうなところを選び突入すると問題なく8分で山頂に達することができた。山頂プレートがあり先人が訪れていることを示していた。ルートファインディングは登りより下りが難しい。O崎さんを先頭にコンパスを合わせ来た道を下り無事ミッション終了した。
反対側に阿弥陀山(565m)への登山口があり、こちらはしっかりした道があった。20分程で山頂に到着し一休み。展望はなく存在感のない山だが1等三角点「阿弥陀山」が設置されているのが意外な感じだ。18儚僂療隻犬存在を誇示していた。ミッション2:「蛇谷ヶ峰山座同定」は展望が利かず先に持ち越しになった。北西方向に進むと左手に壊れたフェンスが現れた。これは自衛隊施設の跡で建物などは一切撤去されているが平坦な跡地と舗装道路、フェンスが残っていた。フェンスをくぐり施設内に入ると断然歩きやすく開けて来て施設の中心部であった地域に達した。建物基礎が一部残り、長尾集落から上がってきた自衛隊専用道路の正門に到り内部に“侵入”すると広々とした平坦地で一段高いところに上がると展望台のように眺めが良かった。持ち越していたミッションの山座同定は改めてコンパスを合わせるまでもなく蛇谷ヶ峰は目の前にあった。
地形図には自衛隊の旗印と電波塔の記号がある。点の記には平成11年に観測した記録があり、「航空自衛隊饗庭野分屯基地第12高射隊 射統所ゲート」まで自動車で到達とあった。ここの最高点は阿弥陀山より高く470m程の標高がある。自衛隊道路を西に行くと鎖錠されたゲートが行く手を阻み攀じ登ろうかどうか思案していると、右側にフェンスに破れがあり潜り抜けて先に進んだ。200m先で自衛隊専用道路を離れ稜線に取り付いたが特に目印も無く不明瞭だった。この先登山地図では赤点線道となり、2003年版の旧図には登山道の表示すら無い。八田谷からの林道が現れ合流するところが八田谷越、北尾根への縦走路が分岐している地点だが分岐が分らず特定することができなかった。従ってミッション3:「入部谷越までの所要時間を予想」は有耶無耶になってしまった。
旧高島町と旧朽木村境の尾根の高島側を林道が続き登山地図にあるヘアピンカーブで林道を離れ稜線歩きとなるがテープ等の目印は無く、ルートファインディングの力が試されるところだ。稜線は西にあるP587に向かっており鋭角的に左に折れなければならない。この屈折点を見つけるのが一苦労で何度も偵察を出しては確かめ入部谷越に達した。テープもないルートとしてここは絶好の難路、このまま残したいものだ。
入部谷越は今では県道295号が直下をトンネルで越えているが朽木村から琵琶湖岸に出る古道として使われた峠で馬頭観音の石仏が置かれている。大休止を取り、腹拵えをし先に進んだ。朽木スキー場が右手に見え出しP536に達するとでゲレンデに飛び出した。スキー場越しに蛇谷ヶ峰や歩いてきた稜線が見え、立ち寄らなかったがP587がどっしりと存在感を持って聳えていた。ここからはスキー場のゲレンデの中を歩くが、このようにだだっ広い中を歩くと何故か足取りが重く感じてしまう。
ゲレンデの最上部で尾根に取り付き蛇谷ヶ峰の北北東に張り出した尾根のP817を目指して急坂を登り、急遽A房Lの発案でミッション「P817までの所要時刻を予想」をすることにした。登り一辺倒で標高差は約230m、距離は約700mある。A房L 35分、O崎さん30分、Y本TC 25分の予想でリーダーを先頭に登りだした。スキー場クラブハウスからの登山道のある尾根が近づきP817に達した。結果は20分、やはり皆安全サイドを見て長めの時間予想をする傾向があるようだ。
P817(現地標識は標高805m)からは傾斜も緩く蛇谷ヶ峰は指呼の間だが流石に直前のグリーンパークへの分岐からは傾斜が増した。そして辿り着いた蛇谷ヶ峰(902m)山頂には数組の登山者が先着し賑わっていた。2等三角点「蛇谷ヶ峰」があるが非常識な登山者が点標の上に座っている。「立て」と言うのも大人気なくタッチするのは諦めた。今日は天気が良い。遠望も利いて北の方を見ると伊吹、金糞、蕎麦粒山の向うに白い白山もくっきり、手前の方には、あの自衛隊施設跡が良く分る。今まで何度も来た蛇谷ヶ峰だが今まで気に留めたこともなかった。
来た道を戻り直下の分岐点から北西尾根に入った。更にてんくう温泉への道と分岐し、カツラ谷へと入った。北西尾根をそのまま下れそうな地形だが敢えて谷に導いているのはカツラ滝を見せたいためだろうか? 谷に下ったところに神社の祠があった。しかし肝心のカツラ滝は案内版もなく本当にこれかといった感じだった。指月谷、スンゴ谷の括れを大きく回り込み朽木いきものふれあいの里に達した。新緑の季節なのに余り人影は無い。駐車場にはそこそこ止められていたのは登山者の車のようだ。駐車場から右に折れ、知善寺谷に架かる“おぐらす吊橋”を渡りグリーンパーク想い出の森バンガローに到着した。
チェックインは15:30だったが、アーリーチェックインを快く受け入れてもらい“もぐら”と言う10人用の棟に入った。N沢一行が15:15頃到着し、早速N沢車で中野登山口にデポした車を回収に協力してくれた。Y車は安曇川駅に立寄り“鯖”組3名をピックアップしバンガローに戻ると、まずは温泉(宿泊者には入浴券が付いている)に入り、宴会へとなだれ込んだ。T田さんが17時過ぎに到着し皆が揃い、N沢さん手配の食材で焼き肉、ちらし寿司、焼き豚、サラダをたらふく食べ翌日を慮って、22時頃には寝に着いた。
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