三十三間山《関西百名山》
- GPS
- 04:42
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 886m
- 下り
- 886m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
3:30起床、昨夜に用意したおにぎりと味噌汁で朝食を済ませ撤収、4:40朽木思い出の森のバンガローを出発した。鯖街道ウルトラマラソンは小浜市商店街から嘗ての鯖街道を走り京都出町柳の鴨川河原をゴールとする76劼硫畊鵑淵譟璽垢澄E会からは4名(A月・T田・T岡・M)が参加した。スタート地点は蘇洞門巡り観光船の出るフィッシャーマンズ・ワーフで、出発地まで選手を送り、最初だけでも応援しようとスタートから1勸未瞭鄒遒鯏呂辰申蠅慇莢鵑蠅靴拭声援に応え4人は元気一杯で走りだした。あの笑顔がゴールで再現されることを願って!
昨日蛇谷を登ったO崎さんは舞鶴に帰って仕事、N沢さんはレースのサポート、T辺さんとK藤さんは帰路に着き、残ったA房さんとY本TCの2人は三十三間山を目指した。国道27号線倉見峠を越えると三十三間山登山口(標高約95m)の案内版があり広く舗装された駐車場に到着した。トイレもありしっかり整備された登山口だった。鹿除けフェンスの扉を開いて倉見林道に入り川沿いに左へ左へと湾曲して90度回った辺りに車が1台止められていた。ここから林道の支線に入ると傾斜が急になった。林道終点(標高約250m)に“最後の水場”の表示があり渡渉して右岸の斜面に取り付き、急斜面をジグザグの登山道で高度を稼ぎ標高320m辺りで尾根に乗った。
今日の最初のミッションは「夫婦松の位置特定」で周りの地形に合わせ地形図の標高500mの位置にプロットした。風神への尾根は急登続きで南へ緩くカーブし北西側から回り込むようにして主稜線に合流した。南の方に草原状の“ろくろ山”が見え、天増川の谷を向こう側には三重嶽(さんじょうがたけ974m)や武奈ヶ嶽(865m)など中央分水嶺(高島トレイル)の山々を望むことができた。
三十三間山(842m)に近づくと稜線は草原となり気持ちがよい。ただ風が強く肌寒い。JR小浜線の通る平地の先に湖が点在している、これが三方五湖だ。再び樹林帯となり山頂に到着した。3等三角点「三十三間山」が置かれた小広く静かな山頂だが展望は殆ど無く南西方向に僅かに樹林の隙間があるだけだった。草原で予定していたミッション2を忘れていた。「百里ヶ岳を山座同定」だったが方向だけでもとコンパスを合わせると何とその樹林の隙間から見える山がそれだった。
週間予報では雨だったのでミッション2の山座同定ができなかった場合の予備として「能登野林道への下降点までの所要時間を予想」を設定していた。序でにこれもやってA房さんが1時間、Y本が48分のタイムを予想し北稜線に踏み出した。三十三間山までは整備された登山道だったが、北への縦走路は一般的ではなく途切れがちな踏跡程度でしかない。テープが僅かにあるだけで整備されていないので倒木が目立つ。美しい山毛欅林の稜線を爽快に歩くかと思えば、斜めに育った低木を掻き分け、歩けるところを見つけるのが一苦労だった。
それでも順調に近江坂の峠まで近づいたが、曲者はここからで地形図によると能登野への下山路はP695から西側に続く尾根を下っている。その方向に進むと急斜面で踏跡は全くなくなってしまった。これはおかしいと引き返し踏跡を辿るとP695らしきところを通り北に下って行くと樹林から飛び出し開けた鞍部に達した。指導標があり「近江坂」とある。ということはここが近江坂の峠ということになり、東西両方向に踏み跡が続いていた。この西に向う踏み跡を辿ると、小ピークを巻くように付いた登山道は枝沢を横断する箇所は危険な状態で、ここも手は入っていないようだ。先程の小ピークから流れる尾根に達するところで小ピークからの登山道と思しき道が右手から現れた。この後はしっかりした踏み跡になったので本道は尾根筋にそのまま付いていたのではないかと想像したが確認はできていない。ジグザグに尾根を下り両側から谷が迫ってくるとやがて谷の合流地点に達し渡渉して右岸へと渡り50m程進むと林道終点に達した。設定していたミッション3は「能登野林道終点の位置特定」で地形と地図を見て今通ってきた下山路の見当を付け地形図にプロットした。
林道が谷から抜け広くなった川の合流点に巨大な堰堤が現れた。暫く行くと閉ざされた鹿除けフェンスの扉を開け“山”から脱出した。新しくできた車道を南下し闇見(くらみ)神社に達すると近江坂古道の案内版があった。案内版によると近江今津にある酒波寺(さかなみでら)と闇見神社を結んだ古道で年貢を酒波寺に運んだり、寺から倉見に祈祷に出向いたりという往来があったそうだ。略図では大日岳や大御影山など中央分水嶺を通っているようだ、これは一度真剣に歩いてみたい道だ。
倉見登山口に戻り周回登山を終えた。帰りに再び朽木てんくう温泉に立ち寄り、昨日の入浴券の残りで入浴(入浴券は1泊に付き一人2枚あてもらえる。)しさっぱりして帰路に着いた。14時過ぎ静原を通ると鯖街道のランナーが走っていた。この時間に走っているのは上位組で一寸速過ぎるがひょっとしたらと我がメンバーの姿をと探したが、遂に再び雄姿を見ることなくゴール地点を過ぎた。
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