バス利用で越後駒ヶ岳横断 枝折峠〜グシガハナ〜荒金入口

2015年10月18日(日) [日帰り]

• GPS: 09:50
• 距離: 20.6km
• 登り: 1,135m
• 下り: 2,015m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:00
• 休憩: 1:50
• 合計: 9:50

7:30 枝折峠登山口
7:40 明神峠
8:30 8:40 道行山
9:00 小倉山
10:10 10:20 駒の小屋
10:30 11:30 越後駒ヶ岳
11:50 中ノ岳、グシガハナ分岐
12:10 12:40 グシガハナ
15:30 十二平
16:10 千之沢小屋
17:20 荒金入口

天候

快晴　8-12℃　風なし

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

JR上越線各停　越後中里行　長岡駅05:40 - 小出駅06:16　580円
　　　　↓
南越後観光バス　銀山平行　小出駅06:30 - 枝折峠07:35　700円
http://www.minamiechigo.co.jp
ーーーーー　（登山）枝折峠 - 越後駒 - 荒金入口　ーーーーーー
南越後観光バス　浦佐駅行　荒金入口17:54 - 浦佐駅東口18:07　230円

＜補足＞
枝折峠へのバスは例年7月第1週〜10月第3週間の日曜・祝日のみです。それ以外の平日・土曜やオフシーズンには下記の行程で組むことが出来ます。

JR上越線各停　越後中里行　長岡駅05:40 - 浦佐駅06:26　760円
　　　　↓
タクシー　浦佐駅東口06:30 - 千之沢小屋06:50　3000〜4000円　要予約
ーーーーー　（登山）十二平 - 越後駒 - 栃尾又温泉　ーーーーー
南越後観光バス　小出駅行　栃尾又温泉16:45 17:55 19:15　410円

コース状況／危険箇所等

・枝折峠〜小倉山
低い灌木と笹に覆われた高低変化のない尾根道。粘土質ですが木道整備され歩きやすいです。枝折峠から道行山にかけての小ピークは銀山平方面が望めるため、滝雲を様々なアングルから狙うカメラマンが多いです。

・小倉山〜越後駒ヶ岳
百草の池を過ぎると灌木帯を抜け、前駒へ向かって笹原を一直線に登ります。振り返ると気持ちの良い景色が広がり、前駒を越えると左手に中ノ岳が見えます。駒の小屋への最後の登りは傾斜の緩い岩場ですが、谷川岳天神尾根と似ており簡単。駒の小屋直下の水場は水量少なめですが、秋も健在でした。

・越後駒ヶ岳〜グシガハナ
グシガハナ分岐までは歩きやすい細道。分岐から先は丸太階段の下りですが、人が少ないため笹が覆い被さっています。グシガハナはピラミダルな山容。小さなハイマツ帯もあり、開放感たっぷりの稜線慢歩が楽しめました。中ノ岳、八海山が雄大に望めます。

・グシガハナ〜十ニ平
標高差1300m 距離2.8km、痩せ細った尾根上のため直下降。潅木帯〜ブナ林で笹が道の両側に生えており安心感はありますが、ギリギリ踏ん張りが効くか微妙な強い傾斜が続き、足場となる窪みは粘土質の腐葉土や落ち葉に覆われています。グシガハナから30分ほど下ると露岩帯があり、下りきった所が左へ間違えやすいので注意。

・十ニ平〜千之沢小屋
ボックスカルバート（水路製品）は地名で、万年雪が道を塞ぐ箇所のようです。写真の通り、かろうじで氷塊が数個残っていました。残雪期〜夏はトンネルがある様子。千之沢小屋は大きな駐車場があり、マイカーならばここで仮眠してピストンできます。

・千之沢小屋〜荒金入口
谷沿い7kmの車道。早歩きしていると膝が笑い出し散々でした。10/18途中で車道通行止になっていますが、1:25000に書かれた「自転車専用道」を歩き、八海山坂本神社手前から県道に復帰できます。

その他周辺情報

大湯温泉や栃尾又温泉など、山麓には良い温泉郷が沢山あります。

写真

10/18 5:29

長岡駅上越線始発列車が入ってきました。

10/18 6:22

今年最後の運行。レトロなバスがお出迎えに来ます。

10/18 6:55

魚沼平野は霧でしたが、山上は晴れ。バス車窓より越後駒。

10/18 7:27

知らずに来たのでびっくり。枝折峠は滝雲で有名なんです。

10/18 7:28

うひゃー本当に滝！銀山平ってどれだけ霧深いのか…

10/18 7:37

明神峠。落葉寸前なのですが、その感じがまた良い。

10/18 7:34

冬枯れの枝も目立ちますが、まだ秋でした。

10/18 7:29

歩きやすい尾根道。枯葉が熟した秋色を醸してました´∀`

10/18 7:35

左から桧岳、百字ケ岳、毛猛山。新潟の秘境らしいです。

10/18 7:44

滝というより、満タンの風呂から溢れだす湯水か。枯れる気配なし (゜ロ゜；

10/18 7:36

秋のススキとナイアガラ滝雲。

10/18 7:38

銀山平が見えるまでに30分はかかりそう…。

10/18 7:38

荒沢岳と雲海。

10/18 7:45

越後駒が見えてきました。こりゃーまだ遠いわな ´Д`

10/18 7:44

ってことでズーム1枚 ・ω・

10/18 7:50

ブルーベリー！と誰か試食されてましたが、サワフタギと思われる。

10/18 7:55

ナナカマド。これだけ房デカいと見応えがあります。

10/18 8:00

山を越える滝雲。大分雲海の厚みが薄くなってきました。

10/18 8:12

08:12 銀山平やっと見えた＾ワ＾

10/18 8:23

道行山への尾根道。

10/18 8:38

道行山、分岐から登りますが寄り道する価値ありました。

10/18 8:38

道行山より来し方の尾根。

10/18 8:39

近づいた駒ケ岳。だが標高差はあまり変わらず ><;

10/18 8:41

道行山頂より荒沢岳。

10/18 9:02

小倉山へ。歩きやすい道が続きました。

10/18 9:09

小倉山の山頂手前。

10/18 9:09

また平坦になります。このあたりが蒸し暑かった ´¬`

10/18 9:51

百草ノ池から先はグーンと笹原の登り。一気に展望が開けます。

10/18 9:56

中ノ岳と兎岳が見えました。

10/18 10:13

荒沢岳をバックに、すがすがしい最後の登り＾ワ＾

10/18 10:17

駒の小屋。超満員かと思うくらい、ここまで多くの方とすれ違いました。

10/18 10:22

少し休んで最後の登り。雄大な景色が眼下に広がります。

10/18 10:22

山はいいねえ ^▽^

10/18 10:30

10:30 登りきりました。枝折峠から頑張って3時間。

10/18 10:33

駒ケ岳山頂にて。

10/18 11:25

11:30 駒の小屋にガスが上がって来ました。そろそろ出発。

10/18 11:37

グシガハナ分岐。右に行きます。

10/18 11:42

烏帽子の形をしたグシガハナ。実に静かで展望の良い尾根です。笹の下は丸太階段。

10/18 11:51

八海山八ツ峰。コンデジのズームでこれなので、本当に近い。

10/18 11:52

左側には中ノ岳がドーンと見えます。越後駒頂上とは違い、素晴らしい迫力。

10/18 11:58

右側はスッパリ断崖。今日中にあの平野まで歩けるのか ´Д`

10/18 12:02

ハイマツ帯を通過。グシガハナの三角錐までもう少し。

10/18 12:01

中ノ岳。進むにつれて見る角度が変わりますが、どうみても巨大です。

10/18 12:08

鞍部から十二平が見えました。パラグライダーで飛びたい ´∀`

10/18 12:08

八海山への直線距離は4kmですが、高低差1000mの谷を隔てています。

10/18 12:29

マキグラノツルネ。駒ケ岳から北東に延びる尾根ですが、山肌がかっこ良い！

10/18 12:18

標識なく人影もないグシガハナ山頂。大展望を独り占め♪

10/18 12:26

荒沢岳がより尖って見えました。手前の稜線は天狗平。

10/18 12:30

雲間から顔を出した巻機山。

10/18 12:27

さて、ここからが地獄の始まり。八海山へ向けてダイブできそう ><

10/18 12:27

最後の突端。あそこを過ぎると…。

10/18 13:01

鎖のない露岩帯。大展望ですが、慎重に足を運びます (゜Д゜

10/18 13:07

露岩を下りきると、無性に行きたくなる左手。

10/18 13:07

正解は正面。標識や目印なくても、道は必ず見つかります。

10/18 13:07

下りきった露岩を振り返った写真。大体の斜度がわかるかと思います。

10/18 13:12

滑らないように…。

10/18 13:21

草が茂ってこんもり見えますが、両側スパっと落ちています。その名も極楽尾根 ^^;

10/18 13:33

1400m付近から紅葉とグシガハナ。

10/18 13:36

あと標高差900mあります。

10/18 14:26

ストックを前、後傾せずに腰から下を柔かく。スキーを思い出すと楽に下れました ^^

10/18 14:36

マキグラノツルネ。絵に描いたようなV字谷です。

10/18 14:36

大岩壁。ここが発信源と思われる落石の轟音を2回耳にしました。

10/18 14:45

ガッカノ沢？落石の巣と思われる見事なルンゼ。

10/18 14:48

徳本峠にいるかのような錯覚。素晴らしい。

10/18 14:40

そして秋真っ盛りの尾根道 ^▽^

10/18 14:49

このコース、もう少し有名になっても良いと思います。大満足。

10/18 15:18

15:30 十二平に着きました。荒金バス停まで8.8km ´Д`

10/18 15:29

「ボックスカルバート」に転がっていた万年雪。触るとツルツルの氷でした。

10/18 15:30

ボックスカルバート全景。

10/18 15:58

千之沢小屋と大きな駐車場。キャンプシーズンは混みあうのでしょうか。

10/18 16:05

自転車専用道に誘導されたところ。道なりに進めば大丈夫です。

10/18 16:13

水無川沿いの自転車専用道。残り5km…。

10/18 16:30

人里に出てきました。ここを左に行き、その後ずっと直進します。

10/18 16:45

突き当たりを右に、取水堰で水無川を渡ります。

10/18 16:46

振り返るとカネクリ山が夕日に染まっていました。

10/18 16:48

あぜ道を左へ、県道265号へ合流。

10/18 16:52

来し方の道と、左奥に越後駒。山頂から見えた平野まで来ました ^▽^;

10/18 17:13

月が出てきました。17:20 荒金入口に到着。

10/18 17:56

バスにて浦佐駅東口へ。長い1日でした。

撮影機器：

Canon PowerShot S110 Canon

感想

taksizm

ここの滝雲良かったです。日本の自然風景100選に入っていても可笑しくはない。

越後駒ケ岳日帰りの大半が枝折峠からの往復による感じですが、枝折峠側と十二平側では非対称山稜なくらいにコースと景色が違うので、どちらか一方ではもったいない気がします。