宮之浦岳
- GPS
- 12:47
- 距離
- 27.8km
- 登り
- 1,500m
- 下り
- 1,495m
コースタイム
- 山行
- 11:14
- 休憩
- 1:46
- 合計
- 13:00
天候 | 小雨、霧、曇り、小雨、やや雨・・・ようは行程中全部雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2024年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
濃霧のため身長にドライブしてヤクスギランド駐車場に駐車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
路の状況を記載します。 全行程片道約15kmほどもあるので一旦以下のように分離して記載します。 【1】ヤクスギランド〜淀川登山口 (約7km2時間ほど) 【2】淀川登山口〜淀川小屋〜花之江河(約4.2km2時間30分ほど) 【3】花之江河〜投石湿原 (約1.2km1時間ほど) 【4】投石湿原〜栗生岳〜宮之浦岳 (約2.6km2時間ほど) 図解するとこんな感じ 宮之浦岳 |(栗生岳) | 投石湿原 | | ◆ ´ 花之江河ーー(淀川小屋)ーー淀川登山口ーーーヤクスギランド 以下に詳細を記載 【1】ヤクスギランド〜淀川登山口 : 都合により省略 【2】淀川登山口〜淀川小屋〜花之江河(約4.2km2時間30分ほど) 登山道としてとても良く整備されているところも多いのですが、屋久杉やヒメシャラの根っこが至る所に繁茂していて足場が無かったり濡れていると滑ったりで結構歩き難い個所も多いです。しかし太古より聳える太い杉やクモジイを思わせるヒメシャラの枝ぶりなど見所満載で写真を撮っていると思わず時間を取られる美しい森歩きです 登山道は分かり易いが注意は必要:勝手評価B(少し注意) 【3】花之江河〜投石湿原 (約1.2km1時間ほど) この区間が最も高度を稼ぐ区間となっていてロープ場や急な斜面が出現します。 木の根を踏むと滑るので危険ですが、岩は花崗岩なのでグリップが効いていて滑りません。ざらざらの紙やすりの上を歩て居る感触です。少し急騰が有りますが短いので一気に登れます。植生は上に行くほど低木が増えてきます。 登山道は分かり易いが注意は必要:勝手評価B(少し注意) 【4】投石湿原〜栗生岳〜宮之浦岳 (約2.6km2時間ほど) 稜線の高原歩きのはずですがこの日は雨で眺望はゼロでした。山道は低木帯と奇岩と湿原が特徴ですが、道は分かり易いし危険もありません。投石岳、安房岳、翁岳と連続する山頂は全て巻道を通るのでピーク越えのアップダウンもそれほど有りません。唯一山頂越えかなと思えるのは栗生岳ですがここも厳しくは有りません。そうこうするうちに宮之浦岳到着です。 登山道は分かり易いし安全:勝手評価A(安全) 以上 |
その他周辺情報 | ■宿泊地 山中の山小屋は全て避難小屋で宿泊道具持参が必要。今回はピストン日帰りプランだったので使用しなかったが通過した山小屋は「淀川小屋」のみでした。 前泊地は安房の民宿です。前後3日間お世話になりました。 ■トイレ ヤクスギランド、淀川登山口にはトイレが有ります 淀川小屋に既設トイレブースト携帯トイレが有りました。(未使用) 翁岳の分岐脇に登山道から50m位離れた場所に携帯トイレブース有(未使用) それ以外に花之江河に携帯トイレブースが有ったようですが気付きませんでした ■雨しのぎ 行程中に山小屋が極端に少ないのでずっと雨が降っていると一休みや着替えがとても難しくなります。そんな時にありがたかったのが「岩屋」です。大きな岩の隙間で雨を多少しのぐことが出来ました。特に栗生岳の道標裏の岩屋は結構広くてとても助かりました。 ■下山後のお風呂 今回は日帰りプラン前後同じ民宿宿泊なのでお風呂は民宿にて |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
---|---|
備考 | 飛行機を乗り継いでいく必要があるため、ナイフ・ガスは携行困難なので持参しませんでした。その為昼食は全て行動食で朝食のおにぎりの他はパンやジェルを沢山消費しました。 屋久島はじめ九州には熊は居ないため熊装備を完全に置いてきたのは正解でした。 熊鈴、熊スプレー、ナイフなど結構金属製の重たい装備が多いので熊が居ないだけで結構軽装備に貢献してくれます |
感想
日本百名山 屋久島宮之浦岳
2年半前に挑戦するも警報級豪雨によりあえなく撤退を余儀無くされた宿命の山。飛行機を乗り継がないと辿り着けない百名山はこの山と北海道の利尻富士だけ。コストも時間も大幅消費するので他の山の4-5倍は障壁が高い感がするこの山。
今回は満を辞して慎重に計画し幾つかの計画オプションから荷物の軽量化によるスピード登山で日帰りプランを選択したつもりだったけど…コレが大失敗の始まり。何と現地にてタクシーの運転手に初めて聞いたまさかの登山口への林道閉鎖の話。リサーチ不足を露呈した感だが台風10号による林道崩落による補修工事のため半年以上の長期にわたって林道が立入禁止になってしまっていた。
更に…
屋久島の南、同じ鹿児島県の奄美大島に11月としては史上初の大雨特別警報が発令され屋久島周辺も激しい風雨が予想されていた。在らん限りの山関連天気予報を駆使するも安全を示す予報は皆無。2年前の悪夢が蘇る。取り敢えず登山開始場所まで行って判断する事にしてその日は就寝。
当日、風雨の予報は変わらず厳しい状況で7-8mmの雨と7-8mの風の予報。ここで諦めるか?半分気持ちが傾いた時、待てよ❓2年前の撤退はずぶ濡れ前進困難な中での判断だったが今回は予報だけの判断で未だ自分自身ダメージは受けていない。あの状態になってから判断しても良いのでは無いか?と思い直して4:30に出発を決断。
本当にギリギリの判断の中でなんとか雨も風も予報を裏切ってそれ程酷い事にならず、前回の撤退地花之江河を過ぎた時には感涙で咽んだけど結局頂上までなんとか天気も持ってくれて無事登頂を果たす事が出来ました。気象に関する神社にお参りしていたのが効いたのか?屋久島の山の神が雨の屋久島を堪能しろとの託宣なのか?もう本当に神の力があるのかもと思って登った思い出深い山になりました。ありがとう屋久島、ありがとう宮之浦岳。そして何時も側で全ての意思決定に関与し共に悩み考えてくださった最高の山仲間にありがとうございましたと伝えたい。感謝感激の山行でした。
日本百名山
宮之浦岳(みやのうらだけ)
標高1936m(九州最高峰)
今年13番目
通算98座目 残り二座
九州の百名山6座はようやく完登です
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