四方草山・三子山(鈴鹿) 美しき山女原から亀山7座完登、マザーマウンテンを巡る旅【その2】
- GPS
- 05:49
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 766m
- 下り
- 770m
コースタイム
- 山行
- 4:23
- 休憩
- 1:26
- 合計
- 5:49
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ここはルートの最低点に近いので、周回するにはこのあたりのスタートが良いと思いました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的に道標はしっかりあって、整備されています。 一方で、四方草山周辺は危険個所も多々あり、また、間違いやすいと思う場所もいくつかありました。 【山女原〜安楽越〜四方草山】 ・安楽越までは車道 ・安楽越からいきなり急登で、相場振山に登り、そこから急な細かいアップダウンを繰り返しつつ、登った以上に急坂を下って大峠へ。この途中に斜面を登って尾根の途中に出るところがありますが、逆から来ると下降点がわかりづらいと思うので要注意です。みんなの足跡も、たくさん行き過ぎています。大峠は安楽越より低く、稜線上の最低点になります。 ・大峠から再び急登になり、錐山北側のキレットを通過。ここは、急な剥がれやすそうな岩場で、一部にロープがあります。ホールドスタンスは豊富ですが、痩せて長く切り立っているので、慎重に。 ・錐山から再び急なアップダウンで霧ヶ岳の肩へ。山頂は縦走路から少し左に入り込んだところにあります。 ・再びアップダウンで四方草山。北峰は三角点がある最高点ですが、南峰の方が広くて展望が良いので、休憩は南峰のほうがお薦めです。 【四方草山〜三子山〜鈴鹿峠分岐】 四方草山からの下りも急坂です。少し下ったところの坂下分岐のあたりはちょっとわかりにくいかもしれません。ピークを一旦巻いて下りますが、再び折り返して結局ピークの方に登って行く感じです。その先がキレットで、痩せてざれた細尾根と、小さな岩場になっています。 ・四方草山と三子山との鞍部まで下りきって、三子山の領域に入ると、一転して穏やかな道になります。三子山なので、3つのピークを越えていきますが、最初の1峰へは100m弱、あとはいずれも50m内外の穏やかなアップダウンです。 【鈴鹿峠分岐〜山女原】 鈴鹿峠分岐からは東海自然歩道。分岐はピークになっているので、送電鉄塔のあたりで最後の登りがあります。そして、尾根を下り切れば、未舗装の車道歩きとなります。車道とはいえ、一部廃道化しているところもあり、一か所突如笹の藪漕ぎがあったりします。最後は古い車道は森を抜け、山女原の風景が開けます。 |
その他周辺情報 | 甲賀温泉やっぽんぽんの湯 立派な施設で、ゆったりしてくつろげますが、平日で1400円(土休日1700円)とお値段は少々お高めです。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
携帯(時計/地図/コンパス/計画書/カメラを兼ねる)
地図
熊鈴
ストック
ゲーター
ツェルト
サバイバルシート
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感想
マザー・マウンテンを巡ると題した鈴鹿の山旅の2日目で、一応完結です(笑)。
鈴鹿の御在所や鎌ヶ岳などの主稜線は冬になると強風にさらされる冬山になってしまい、初心者としては近寄りがたくなるので、もっぱら鈴鹿南部やさらにその南の布引や高見山地の方をあるくことが多かったのですが、この安楽越から鈴鹿峠の間は歩いていなかったので、今回歩いてみました。実はこの区間は、峠に挟まれた区間としては、標高的に県境稜線で一番低い区間と思います。
そんな感じで気楽に行きましたが、これがなかなか急登急下降に時々現れる岩場やザレ場を挟み、ピリリと辛い稜線でした。鈴鹿南部でもこのあたりは歩く人も少なく、もちろんこの日も誰一人とも会わない山行でしたが、道の険しさや里山らしさ、多様な植生など、コンパクトにエッセンスのつまった面白いコースだと思いました。
そんな中で、山女原の風景が印象的でした。棚田の里の風景ということで、自治体でもボランティアを募って維持しているようです。森の中のわだちのできた砂利道を歩いて、小さな坂道を登りきると眼前に山女原の田園が広がりました。すごく既視感のある風景で、昭和の時代は山里へはこうやって通っていたのだよね…と過去の記憶に想いを馳せたのでした。
鈴鹿の低山は、南部も北部もですが、こういった里山歩きの楽しさを教えてくれた山々でもありました。
No 532, 2024-65
四方草山、三子山とも亀山7座の山で、これで亀山7座完登です。
亀山7座は、亀山市出身のアルピニストである故尾崎隆氏にちなむ山ということで、PRされています。
https://www.kankomie.or.jp/special/kameyama_7mts/
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