谷川岳 ヤマレココラボ 木枯らし一番の吹く山頂は既に冬山
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.4km
- 登り
- 1,280m
- 下り
- 680m
コースタイム
- 山行
- 7:05
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 7:48
天候 | 1850m位までは視界あり。それより上はガスの中。木枯らし一番 風強し。 山頂はアイスバーン寸前 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは登山指導センターで提出。 迷うような場所はなし。登山道の整備は充実 されど、突然の降雪&冷えで霧氷のような氷と 霰が山頂を覆い、エビの尻尾も発生。 |
写真
感想
群馬のお山に行くときは、yumeさんと一緒!
特に私の中の群馬と言えば「谷川岳」…
「浅間山」というチョイスもありますが…
私の中では群馬というより信州のお山…すみません。
毎日目の前に見えています。
yumeさんが私のためにわざわざ最新情報を入手するため
2週間前に下見をしてくれました。
今月なら都合がつく日はピンポイントの25日(日)。
前日雑務を終え、土合駅集合。
出発の時には、風が強くて目指す山の変更あり?との電話をいただき
2時間20分ほどで、合流です。
まずは再会を祝して、乾杯!!!
なんと、yumeさんは前日、所属山岳会のツアーのSLで西上州へ・・
いやはや、連日ですみません。
ビール500mL+350mLなんてあっという間
その後は「いいちこ」で…あれ?翌朝ほとんどない瓶を見て
これは飲みすぎでしょう!!!声が酒で焼けていますよ…。
そんな感じで朝はのんびり土合駅で朝食をとります。
昨晩、ワゴン車内で寝た時、凄い風と雨でこれはダメですね・・
なんて安易に山行をあきらめておりました。
土合駅ではあまりの強風で、
今日の山行はあきらめ温泉に入って帰るという人や
ロープウェイで行って、様子を見て山頂を目指すという人ばかり
私たちの目指す、西黒尾根は今朝たった一人行ってみようかな・・?
といった状況でした。
私たちもロープウェイの様子を見ながら、
登山指導所で情報を得て行きましょう。とスタートします。
スノーシェードを越えたところの無料駐車場に車を止め
ロープウェイ乗り場を越え一の倉沢へのトレッキングコースに向かい
登山指導センターへ向かいます。
冬山に近い状況です。西黒尾根を下山するのは不適切。
天神尾根を降りてくださいといったアドバイスはいただきましたが…
まぁ、大勢が進んでいきますので心配ないでしょうと…安易に出発。
西黒尾根登山口に着いたら、皆さん一の倉沢へのトレッキングですって、
誰一人西黒尾根に進みません。エッ!!!!不安がよぎります。
まぁ、あまりひどかったら帰ってきましょう。と、
写真では伝わりませんが、凄い強風で、
群れで飛ぶ鳥が風で押し戻されています。
1km通過、yumeさん、眺望がいい場所があたらそこで十分ですよ!
と伝えたものの、私を谷川岳に連れて行きたいyumeさんは
いろいろ考えてくださっているようです。
鎖場を見せたいから、まずはそこへまで行きましょう。と、
確かに妙義の「鷹戻し」を歩いた二人にとっては、へへへっ位なもの
たのしいね!で進みます。
続いて、ラクダの背まで行ってみましょう。OK。
ラクダの背に着く前後では、晴れ間ものぞき山頂がちらっと見えます、
おっ!天気予報通り、お昼頃は晴れそうだね!!!
ラクダの背の先には、私たちのレベルより、
はるかにスピードも歩き方も劣っている方々が進んでいます。
これなら大丈夫かな??と、行ってみましょうか?と、
黄色のマークもはっきり見え、ゴリラ岩、胸突き八丁を越えれば
すぐに向こうの稜線、天神尾根を下るのは楽ですよ…
ということで行っちゃいましょう!!
でも、白いものが見えますよ、山頂下の100mは雲の中・・。
白毛門の向こうを見ても真っ白ですよ…
まぁ、どうにかなるでしょう…
と進み、あっという間に先行する方々に追いつきます。
6・7人のグループの方に声かけすると
インターナショナル、留学に来られているのか?
谷川岳に関しては、あまり把握されていないようです???
さてさて、この先どうしましょう。
と思案していたら、単独行の慣れた人が、
風が心配ですが、大丈夫でしょうくらいで、
あっという間に進んでいきます。
ザンゲ岩。ゴリラ岩?だんだんど白銀の世界が広がりますが
もはや西黒尾根を戻ることができない場所まで進んでしまいました。
天神尾根との合流をし山頂目指し慎重にアイスバーンを進みますが
強風の作り出す恐ろしい音は、身の毛もよだつ思いです。
目の前のyumeさんの足元が強風で20cm位流されます。
もはや私には限界。山頂に行かなくてもいいから…
早くこの場から逃げましょう!!!位の感じです。
それでもここまで来たのですから、ゆっくりゆっくり
一歩一歩を確実に踏み出して、山頂までの150mを進みました。
途中一名降りてきますが、山頂に到着した時は
私たち二人だけ、日曜のこの時間…奇跡です。
というより、それだけ過酷な天候なのです。
写真を撮り、yumeさんは強風のため座り込み
一瞬のうちに強風に帽子を飛ばされ
もはやここにいること自体が無謀の気がしてきました。
この場から早く立ち去りましょう!!!と
yumeさんをせかし急ぎ足で降りますが
どうも、yumeさんのピッチが上がりません。
何度か後ろ振り返りながら肩の小屋に到着します。
もはや、写真を撮る余裕もなく
小屋で休憩してしまえば、この先歩き出せなくなると感じて
yumeさんに無理を言って下山を進めました。
天神尾根もしばらくはずっと結氷。
おそるおそる一歩を踏み出し慎重に下りて行きます。
相変わらず風の音は恐怖心をあおりますが、
直接吹き付ける場所はそれほどなかったかな?
そんなこんなで、ようやく歩きやすい場所に着いたら、
すぐに天狗の留まり場。
この辺りからは山頂をあきらめて下山する人ばかりです。
もちろん、それより上ですれ違った方にはむりをしないでください。
と、アドバイスしきりです。
ロープウェイで来られた方の中には運動靴の方も…、
グリップの大きい登山靴でもやっとでしたので心配ですよね。
さて、避難小屋も見えてきたので
あそこに入って食事にしましょうということになりました。
結構混んでいましたが運よく入れ替わりのタイミングで座席を確保します。
多くの方々が天神尾根ルートのようで
西黒尾根を登ってきましたと言ったら、ちょっぴり優越感に浸れました。
肩の小屋泊予定の方もキャンセルして下山。
山頂目指したした人も身の危険を感じてUターン。
それでも、谷川岳にこれたことを喜ぶ会話が聞こえます。
群馬の名山、畏敬の念のある一座「谷川岳」
魔の山の通称もあるくらいなので、
何か恐れおののいていた部分もありましたが
今回の山行もその先入観が私を支配していた感じもします。
せっかく下見までしてくださり、
ご案内していただいたyumeさんに失礼な態度も示したかな?
ただただ、恐ろしかった、怖かったということばかり言ってしまい
申し訳ありませんでした。ありがとうございます。
オキノ耳は残してあるので、また来ますね。
それにしても、改めて山の怖さと素晴らしさが分かったコラボ行でした。
aonumaさん初トマの耳です。
aonumaさんと谷川への山行予定が決まり、1週間前から天気予報を気にしてました、土日は晴れと安定しているようでしたが、直前になって北海道に低気圧が発達して冬型になりました、登山指導センターに土曜日問い合わせてみると、北海道が悪い時は谷川も悪くなる時が多いそうでどの位の天気かは当日にならないと判らないと言われ、心配なのでaonumaさんに電話をして予定通り土合の駅で待ち合わせ、駅でaonumaさんの車で車中泊、私の車で宴会(?)、飲み食いしている間にも雨の音、風の音がすごい、明日は登れるだろうか、明るくなってから再度指導センターで聞いてみましょうと、出発が明るくなってからならと深酒になってしまいました。
雨は上がりましたが、雲がすごい勢いで流れ、青空もみえます、朝食は駅の中で食べてから、慰霊塔のある駐車場に移動7時半過ぎに出発、これじゃ車中泊の意味無いねと笑いながら、指導センターで今日の様子とアドバイスを受け、登山届を出して歩きだします、旧道を歩く人がいっぱいですが皆ザックも小さく一の倉までの人が多い様です、歩きだしはノンビリと急登を登ります、紅葉は昨夜の強風ですっかり落ちてしまいました、風を受けない所にはまだ綺麗な紅葉も残っていました、曲がったブナの木で写真を撮って尚も登ると風が余計に強く、山頂のガスも濃くなったような状態にaonumaさんは今日は無理しないで帰りましょうと言います、aonumaさんにとって谷川岳は初デビューです、何とか良い日に両耳と一の倉岳まで案内したいと思ってました。天気に勝てません、せめて西黒の鎖場だけでも経験してももらいましょうと最初の目標はラクダの背と決めました、鎖場に少し緊張しますが、表妙義を登っているので楽に登れました。
ラクダの背から先行の人が8人ほど、遥か上にも1人見え、コルの上からは私らだけでは無さそう、ガスも幾分取れて山頂を隠すのみ、これから天気は良くなるので悪くはならないでしょうと期待して、先を目指します、先行の団体は多国籍の少し軽装で休み休み登ってます、大丈夫だろうかと心配しならが進む事しばし、行くか戻るか迷う時一人若い人が登って来て、足元より風が心配と言ってどんどん登ってしまいます、その人に引かれるように付いて行くけど早すぎてとても付いて行けません、最初はあられが集まった位の白いものが、段々と足元全体に登山道を塞ぎ、急登が緩む頃は氷状態、ストックを出して安定を保ち、足をそぉっと置き、一足一足慎重に進みます、肩の小屋の分岐までが氷の道、踏み跡もなく風も強く大変でした、ガスの中見えた山頂には人がいません、aonumaさんに初トマの耳を踏んでもらえましたが楽しむ余裕は皆無、写真を撮って山頂滞在時間は最短を記録、すぐに降ります。
凍りついた登山道はアイゼン無しで歩くには怖すぎます、慎重に慎重に降りますがaonumaさんの早い事、肩の小屋で1休みも無く、1枚の写真も取らず、とにかく安全な場所まで降りましょうとaonumaさんに続きます、階段の木が凍りついて滑る滑る、ストックで安定させながら徐々に下がって行きますが、登って来る人もいます、無理しないでと声を掛けながら、恐々30分程降りましたか、段々と氷から泥が見えだし、幾分楽に歩けます、何とか危険地帯を脱出したようです、天狗の留り場の岩の周りには人がいっぱいいました、ここで止める人が多かったようです、ロープウェーが動いているので、この辺までは運動靴でも来られたようです、普段なら山頂までも運動靴で行けます。
下の方は晴れてる所もあり、ガス状態では有りません、僅かで避難小屋で遅い昼食にしました、下の方にある避難小屋はいつも程では有りませんが、座る場所が無いほど混んでいました、暖かい小屋の中での昼食を食べると安心感ととにかく行って来た満足で、気持ちが半分緩み、ゆったり、おいしい昼食になりました、伊豆の伊東から朝早く出掛けて、今日は肩の小屋に予約してあると言うご夫婦は私らの情報に小屋に電話してみると、山頂辺はとんでもない事になっていて、アイゼン無しでは無理と言われたそうで、水上に泊まると予定変更されたようです。
西黒尾根は濡れていなかったのに、隣の天神尾根はドロドロの場所もあり、角度と風の影響でしょうか、昨夜の雨が山頂では雪だったようです、寒さは予定していたのですが、まさか氷結しているとは計算出来ませんでした、谷川は2000mに満たない山ですがアルプスと同等に見られる所以でしょうか、以後心して出掛けたいと思いました。アイゼン一つあれば普通の雪山だったのにえらく怖い思いをしてしまいました。
長野の山友の初谷川岳、ギリギリ何とか山頂を踏んでもらえて、良かったような、無理しすぎたかと少し後悔もある山旅でした。それでも山友と深酒できて私的には良かったです、また天気の良い日に谷川岳に行きましょう。
aonumaさん ユメさん 大変でしたね〜〜 でもaonumaさん 初登頂良かったですね。 へっぽこ軟弱な私は強風に恐れをなし断念しました。
天気予報では谷川岳快晴 でも強風。 ユメさんにお会いできるかなって思いもあったのでずいぶん悩んだのですけど・・・ RWが動かなかったら嫌だしとか思ってやめてしまいました。
このレコを見させて頂いたらやっぱり私には無理だったと思いました。山頂の写真はまるで厳冬期ですもん。
でもコラボの楽しさが伝わるレコ、ありがとうございます。m(__)m
eveさん こんにちは。
コメントありがとうございます。
土曜日は登山日和だったのに、日曜は小嵐の様相でした。
もしかしてeveさん どうしたかなーと心配してました。
断念されて良かったと思います、晴れた日、来月初旬なら雪の前の谷川が楽しめると思います。
aoさんとは鼻曲の隣の浅間隠山で知りあいました。気の合う仲間は良いもんですよ。eveさんもいつか一緒しましょうね、きっとaoさんもhagureさんもすごく喜ぶと思います。
eve-leoさんこんにちは。
はい、本当に山頂付近は凄かったです。
天神尾根から登っていれば
きっと山頂まで行かなかったと思います。
へっぽこ軟弱は、
けっして恥ずかしいことではないと思います。
自分の体の中で警告信号が発生されているのでしょう。
私も今回、身の毛もよだつ思いがしました。
鳥肌が立つ同様、体内のなんらしらかの
注意勧告があったのだと思います。
それでも、仲間とのコラボ行はたまりません。
きっとこの山行は、語り草になる
いい思い出になると思います。
aonuma1000さん。こんにちは。僕のページに来ていただきありがとうございました。
登山初心者なのに(初めてのクサリ場でした)頂上に立てて今から思えばすごい経験でした。もうちょっと勉強して今度は綺麗な景色の時の谷川岳に来てみたいです。
でもあの風の音や氷の岩とかほんとに怖かったですよねえ。
aonuma1000さん。yumesoufさん。文章が上手くって僕の思ってたことが書いてあるようでした。ありがとうございました。
mineyutaさん こんにちは。
レコ私も見ましたよ、コメントありがとうございます。
夜は土合に居たようですね、私ら深酒でグータラベでしたが
朝が早かったようですが、山頂の状態は同じ様(もっとガスが深かったかも)だったようですね、西黒の鎖場はしっかりしてますし、蛇紋岩が滑りますが、楽しめたのではと思います。
晴れの谷川山頂は良いですよ、稜線歩きも、下の林道歩きも、いろいろコースがあるので、これを機会に楽しんで下さい。(群馬広報??)
これから高い山はアイゼン持参の冬装備ですね。
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