三周ヶ岳、夜叉ヶ池山、夜叉ヶ池
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 910m
- 下り
- 920m
コースタイム
天候 | 雨のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
朝からの雨で水たまりこそほとんどなかったが、夜叉ヶ池への最後の登りの岩場は濡れて滑りやすくなっていた。 夜叉ヶ池から三周ヶ岳へはかなり密集した笹ヤブで時に背丈を超える高さになり、足元が見えないほどだった。しかも雨のあとで体中に笹の露を浴び続けての往復2時間半だった。 夜叉ヶ池山へも距離は短いものの岩ありヤブありで勾配もきつかった。 |
その他周辺情報 | 道の駅夜叉ヶ池の里 さかうちにて土産購入。レストランはダチョウ料理が出るらしく(既に閉店時間だったが)売店ではハンバーグ、ソーセージも売っていた。(ハンバーグ1ケ150円を3つ買った) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ガイド地図(ブック)
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
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感想
前回6月、夜叉ヶ池どまりだったので三周ヶ岳を目指すことにした
登山口までの車中、琵琶湖畔には厚い雲が垂れ込め雨も降りだした
北陸は冬型で時雨れると聞いていたが
紀伊半島も曇ると出ていたので予定通り三周ヶ岳を目指した
ただし前回と同じ福井側からだと降られるだろうから
岐阜側の池ノ又谷林道登山口から登ることにした
これなら稜線までは大丈夫だろう、と思ったのだが
ちょっと失敗だったかなーーー
朝8時過ぎ、登山口を出発
既に何台か車が止まっており、ハイカーの姿も見える。
相変わらず曇ってるが雨は降ってないし、時おり陽光も差す
これから天候回復することを期待して歩き出す
ところが、まもなく雨は降りだす
強雨ではないが、カッパとザックカバーは十分必要な雨量だ
稜線はヤブなので露に濡れることを考えると
カッパは必要と思ってたが夜叉ヶ池までは着たくなかったなあ
福井側からの登山路と違い、岐阜側は比較的岩が露出していて
ロープや鎖がかけてある箇所が何か所かある
六甲のロックガーデン程度だが、雨に濡れてるので気を遣う
夜叉ヶ池上の稜線にたどり着くがそのまま三周ヶ岳を目指す
最初は岩っぽい稜線だがすぐササヤブは現れる。
ガスがかかって墨絵のような稜線、そこに黄緑色のヤブが続いてる
ヤブはどんどん深くなる、踏み跡がよく見えないぐらい
雨のあとだから笹の葉に付いた露のシャワーを全身に浴びる
時に笹の茎が弾けて顔をピンタのようにたたく
目にはごみのようなものが入ってゴロゴロする
そんなに勾配のない稜線を何度も上り下り
まだ着かないの、といい加減嫌になったころ、山頂に着いた
とにかく、おなかがすいたので
朝ポットに詰めてきた熱湯でカップラーメンを食べて
熱いお茶を飲んだ
1時間、笹の露の水しぶきを浴び続けて
体は冷え切っていたのでほっとした、美味しかった
この周辺は火気が禁止されているが
季節柄温かいものがほしかったので持ってきたが、よかった
しかし、ガスで何も見えないピーク
三周ヶ岳の名前は、あたりを三周したいほど展望の良い山、らしい
それゆえ三角点は一等だ
せっかくヤブをかき分けて展望ピークに来たのに残念だが
じっとしているとふるえて来るので20分くらいで下山した
下山路途中でもほとんど展望がないまま夜叉ヶ池まで戻ってきた
止まると寒いので、このまま夜叉ヶ池山へ登り返す
あとで池の管理人に聞いたところ、この山は夜叉丸とも言うようだ
ガイド本には池の展望が良いから登ってみるといい、とあるが
結構勾配もきつくてヤセた岩場もある
上部は笹ヤブに覆われていて距離は短いけど
ハイキングのついでにという山ではなさそうだ
なお、この山の先に三国岳という山があるそうだが
池の管理人曰く、三角点はあるがヤブで踏み跡も消えかかり
山名板も無いようなことを聞いた
山を下り、池を見に行く途中濡れた木道で滑って転んだ
あまり見事に転んだので他の登山者に心配をかけたが
ザックが背中を守ってくれて、何事もなく済んだ
池の澄んだ水には稜線と樹々が映ってきれいだった
雨上がりの樹々は何とも言えない瑞々しい美しさだった
天気が回復してきて、三周ヶ岳も見えていた
今なら展望もあったのかなあ
夜叉ヶ池からの下山中もハイキングの家族連れがたくさん登ってきた
子供たちはふうふう言ってる親御さんを待てずに
まるで走るように登り、また下って行った
更に下ると空を覆っていた厚い雲やガスがみるみる晴れて
青空までのぞいた。
再度思う、今稜線なら、今三周ヶ岳ならばーーー
いや、今この森でまぶしい陽の光が
雨に濡れた瑞々しい樹々を照らした瞬間に立ち会えただけで
幸運だったと思わねば
この幸運をかみしめるように
何度も後ろを振り返って、ゆっくりと山を下って行った
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