記録ID: 7584713
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雪山ハイキング
四国剣山
尾井ノ内下バス停からおうどう峠、国見山、西岡バス停
2024年12月12日(木) [日帰り]
徳島県
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 883m
- 下り
- 945m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
船
道の駅大歩危 8:53発(大歩危駅 8:58発)四国交通バス 尾井ノ内下 9:08着 南海フェリー https://nankai-ferry.co.jp/ JR四国 https://www.jr-shikoku.co.jp/ 四国交通 https://yonkoh.co.jp/ 三好市営バス https://www.miyoshi.i-tokushima.jp/docs/4287.html 気候変動問題による不漁不作や気象災害、公共交通の減便・廃止による交通弱者の生活困難などの問題が深刻です。可能な方はできる限り公共交通のご利用をお願いいたします。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
わかりやすい一般的な登山道。トイレは道の駅大歩危と大歩危駅前にあります。登山口や山中にはありません。 |
その他周辺情報 | 大歩危駅前周辺にはスーパー、飲食店、道の駅、民宿などがあります。平家屋敷民俗資料館は安徳天皇の御典医の子孫と伝わる家の屋敷で、建物と家に伝わる品を見学できます。バスで終点まで行くと有名なかずら橋です。 |
写真
感想
今季初の雪山はちょうどいい感じに雪も展望も楽しむことができました。国見山は剣・祖谷山系他四国の山々の絶好の展望台で、雪をまとった山々はより迫力を増していました。2000mに届きそうな峰々と深く刻み込まれたV字谷はそのまま四国山地の隆起と吉野川の下刻のダイナミズムそのものであり、自然のパワーに圧倒されます。
このように西阿波地域は大変険しい地形です。かなり急な斜面に家が建ち、傾斜地に畑が営まれています。ソバや茶、雑穀類の栽培がおこなわれ、そば米雑炊やでこまわしなど、米以外の穀類や芋類を利用する食文化があります。東アジア・東南アジアの山間部で行われる焼き畑が行われていた地域であり、壮大な「照葉樹林文化」論の象徴的な景観に触れることができます。平家の落人伝説も、この山と人の関わり合いが生んだ景観と文化によって説得力が増します。
今回のアプローチには土讃線を利用しました。壮年期山地を突っ切る鉄道といえば五新線や越美線など未成に終わったところが多いですが、谷底を列車が縫うように走る大歩危小歩危あたりを見ていると完成していたらこんな感じかなと想像が広がります。近代においても人と自然の相克と融和を経てこの地らしい景観が生まれているのでしょう。
地形や気象条件で厳しい面もあると思われますが、大いなる自然と、それに対峙し調和しつつこの地を開いた先人、また今ここに住み文化をつないでいる方々に敬意を抱かずにはいられません。
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