小金沢連嶺 牛奥ノ雁ヶ腹摺山-大谷ヶ丸


- GPS
- 08:40
- 距離
- 21.1km
- 登り
- 1,278m
- 下り
- 1,927m
コースタイム
- 山行
- 8:22
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 8:40
11:03 川胡桃沢ノ頭
11:30 黒岳
11:58 白谷丸
12:01 白谷小丸(仮称=白谷丸南東1890m圏の無名峰)
12:29 湯ノ沢峠
13:04 大蔵高丸
13:30 ハマイバ丸
13:58 天下石
14:10 米背負峠(米ショイダル・コメッショイ)
14:29 大谷ヶ丸
17:11 下の平バス停
17:20 景徳院入口バス停
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
乗り合いの市民バスは天目まで運行しているようです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありませんが、 全体的に山慣れした方向けの傾向です。 岩場や滑りやすい急斜面、倒木、迷いやすそうな箇所などあります。 エスケープルートが少なく、バスの運行には注意が必要です。 初心者の単独行はお勧めできません。 特に米背負峠付近は落ち葉が多く道が不明瞭です。 ピンクや赤、青のリボン・テープを信じて大丈夫です。 基本的に沢沿い、尾根沿いの道です。 |
その他周辺情報 | 温泉や飲食店などが日川沿いに点在しています。 天目そばは、そば切り発祥の地として有名のようです。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
スカート
靴下
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
クリップライト
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ティッシュ
保険証
スマートフォン
プロトレック
サングラス
タオルマフラー
ストック
アーミーナイフ
カメラ
アマチュア無線機
|
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感想
先日、小金沢連嶺の牛奥ノ雁ヶ腹摺山から北を踏破しました。
今回は、その南側です。
小金沢連嶺南部は、滝子山から大谷ヶ丸までは踏破していました。
そこで、牛奥ノ雁ヶ腹摺山から大谷ヶ丸までを計画。
登山地図のコースタイムで計算すると、
天目山温泉にぎりぎり16時台にたどり着けそうでした。
滝子山経由などは私の速度ではどうにもならないのは明白で、
牛奥まで歩いていたこともラッキーでした。
それでも、恐らく時間的にはかなり厳しいだろうことは何となく把握していました。
大きなロスタイムでバスどころか日没に間に合わないことも覚悟の上で。
とにかく、先日の牛ノ寝通りとはわけが違う。
その辺りも、前情報や地形図からも読み取れました。
これで天気が悪ければ進退窮まります。
最低でも晴れ、降水確率0%でないと、足が向きません。
幸い、今日は快晴でした。
秋なので日没は早いものの、望むべくして望むべき条件でした。
いざ、小金沢連嶺踏破へ。
牛奥までは前回と同じなのですが、今日はバスが混雑していて、
林道経由でなくすずらん昆虫館から登山道を行くことに。
時間は若干かかったかもしれませんが、まあ大差ないです。
パノラマ岩からは前回よりもさらに良好な視界。
少し雪をかぶった白峰三山に、あまり変わり映えのない富士山など。
稜線の紅葉はほぼ終わり、広葉樹は吹き抜けでした。
牛奥の雁ヶ腹摺山に到着し、さて未踏派の南嶺に挑みます。
地形図から予想はしていましたが、それなりにアップダウンが続きます。
手応えとしては、石尾根の七ツ石か、丹沢表尾根か、そんな感じです。
きついものの、何せめまぐるしく変わる景色に圧倒され、
疲れは感じませんでした。
岩場にカヤト、ブナ林に笹薮、急斜面から草原の一本道まで。
これまで見て来た低山のあらゆる姿が、ここに全てあるような気がしました。
そしてもちろん、雄大な富士山。
常に目の前に位置し、隠れたり現れたりを繰り返しながら、
裾野に抱える衣を、幾度も着替えるような変わり身を楽しめました。
南に行くに従い、それまで見えていなかった東京方面も視界が開け、
相模湖から津久井湖の間を抜けて見える町並みも、撮影できました。
つまりは、東京からもこの尾根が見えるということですね。
黒岳は期待とは程遠い普通のピークでしたが、
大蔵高丸にハマイバ、賽の河原に川胡桃沢ノ頭、
いずれも素晴らしい景色と眺望でした。
長いだけならともかく、アップダウンもあり、ハードでしたね。
時間的な打算から、昼食はとうとうタイミングを逸して取り損ね。
幸い行動食と飲料は申し分なく、何とかペースを維持できました。
一番きつかったのは言わずもがな、大谷ヶ丸手前の急登。
最後の最後で登ろうかどうしようか迷いましたが、
登らなければ絶対後悔するし、最悪駅まで歩いてもいいと、
覚悟を決めました。
懐かしの大谷ヶ丸でやっとこさ記念撮影して、そそくさ下山。
バスの時間を気にして、速めのペースで下りました。
ここで、恐らくこれまでの山行中最悪のハプニングが発生。
デジカメを川に落としました(TT)
体は無事ですが、金額的には史上最悪間違いなしです。
つい先だっても、ストックを1本流すというミスをしましたが、
その比じゃないですね。
すぐさま拾い上げましたが、「ギャー!」という悲鳴にも似た
叫び声が、木霊していました。
急いでバッテリーを抜き取り、水を拭ける範囲で拭きました。
恐る恐る電源を入れると、一応機能しますが、やっぱり変。
これ以上状況を悪化させないよう、そのまましまいました。
嗚呼、最悪。
焦りと疲れ、食事をしていない余裕のなさによるものか。
幸運にも電源が入りますから、乾けば直るかもしれません。
とりあえず、気持ちを入れ替えて注意して下山です。
怪しい分岐や、
向こう側の見えない真っ暗なトンネルを抜けたりしながら、
無事に県道に出られました。
それでももう、上日川峠からのバスはとっくに通過してしまいました。
まあいいや、歩こう。
天目山温泉から甲斐大和駅に向かって歩いていました。
天目を過ぎた辺りで突然前からバス?
不思議に思って行き先表示を見ると、「天目」と書かれています。
あ、これは市民バスか!
竜門峡バス停を見ると、18時台まで確実に運行しています。
救われました。
カメラを失うという大ハプニングながら、
カメラでよかったとも思います。
高いけど、買えばいい。……高いけど。
オリンパスのペンミニ・E-PM2は、大きさと機能の最大公約数的な存在で、
ザックのショルダーベルトポーチにも入るし、
電動ズームとシャッター付きキャップを併用すれば、まるでコンデジ。
それでいて、画質はフラッグシップに迫るというもの。
やっぱり買ってよかった(*^^*)登山の良き相棒でした。
不幸中の幸いはまず、メモリカードのデータ全てが無事でした(笑)
時間に余裕がないことは、命取りになる。
知ってはいても、実行するのは難しい。
このカメラは既に生産完了しています。
後継機種は機能が豊富な反面、大きく重くなってしまいました。
やっぱりPENはMINIがいいですね。
先程ヤフオクで同じカメラのボディは落札できました。
しかし大問題は標準ズーム。中に水滴が入り込み、
もうレンズとしては機能しないでしょう。
スナップショットで大活躍だった沈胴式のコンパクトズーム。
次はオリンパスのにしようかな。
カメラの悲劇はありましたが、
これもまた乗り越えるべき、小ピークなんでしょうね。
つらい後には、必ず楽しいことがある。絶対ある。
ないなら手に入れる。何が何でも手に入れる。
それが登山を志すなかで培ったものですね。
あ、そういえば小金沢連嶺、石丸峠から大菩薩峠が繋がってない(笑)
カメラを新調したら、林道閉鎖前にここだけ繋げましょうか。
次回のお楽しみは、ずっと続きますね(*^^*)
:kunadonoさん
甲州アルプス行かれましたね、、。それも最高の富士山日和で、、
良いなあ!
私も、全部繋げましたが、湯の沢峠から初狩まで歩いた日は、ハマイバ以降は、ガスガスで、何も見えない日でした、、。富士山見えると、テーション上がって、疲れませんよね
甲州アルプス、山梨県売り出そうとしてますよね。
良い縦走路と思います、、。
でわ、、また
牛ノ寝通りと小金沢連嶺は、秋の紅葉の時期に行こうと前から決めてました(*^^*)
雲の多い時期はどうしてもガスってしまいやすいようですね。
天気が下り坂で西風だとダメみたいです。
本当に天気がいいと、パワーもらえますね♪
今年の秋は雨が少ないので狙い目、お勧めですよ!
ご当地アルプス、流行ってますねえ。
私が好きなのは、何処をさておいても断然、日野アルプス!!
スーパーじゃないですよ(笑)
質問です、、。
日野アルプスって、何処ですか?
地元民でも、知らないので、、、スーパーしか(笑)
よろしく、、、。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-155058.html
私が勝手にそう呼んでいるだけですが(笑)
一般的には七生丘陵散策コースですね。
http://shinsenhino.com/archives/spot/walk/080520203502.php
眺めもいいし、紅葉の見所も多数あって楽しいですよ♪
ありがとうございます、。
拝見させて頂きました。
楽しく見させて、させて頂きました、。
ここは、一部は、何回も自転車や歩きで、行ってます。
平山城址公園も、かつては、周りに、家も無くてもっと、大きかった気がします、。
機会見て、行ってます。
豊田に居ました。。
こんばんは。
私も今年の5月に小屋平バス停から石丸峠に登り、大菩薩連嶺を延々米背負峠まで歩いてきて林道を県道へ下り、そのまま甲斐大和駅まで戻ってきました。距離が長いので一番日の長い時期を狙ったんですが、日の短い今の時期だと結構タイトなスケジュールだったんじゃないでしょうか。
米背負峠からの下り、落ち葉で踏み跡がはっきりわからないところが多くて大変ですよね。あまり歩く人は多くなさそうです。腐った橋もそのままですし。
ちなみにこのルート、実は林道終点近くの真っ暗なトンネルの手前に左に下りる道があります。山と高原地図には載っていないんですが、分岐のところに指導標が立っています。これを使うと10分ほどで下を走るもう1本の林道に出られ、さらに5分ほどで県道の日川渓谷レジャーセンターのすぐ近くに出られます。天目山温泉に寄る場合はトンネルを抜ける必要がありますが、まっすぐ県道に出たい場合にはこちらのほうがはるかに近道みたいですよ。
荒れ気味の箇所ですね。先程mudaboneteiさんの記録で確認致しました。
私も荒れた付近は挑戦したのですが、既に日が沈んで薄暗く、万が一ルートを外れたら危険と判断し、林道に復帰ました。峠の様子からすると迷うのは怖かったですね。もしどなたかのGPSデータなどが確認できていたとしても、引き返していたと思います。登りでしたら突き進んでいますけど(笑)下山は時間の問題もあり、断然怖いですからね。
トンネルも怖かったですが、怖いの意味が全然違いますね。トンネルの怖さでは死ぬことはないので、選択としては間違ってなかったと思っています。私なりの経験則でした。
もっとも、バスはありましたので焦ることもなかったですね(^^ゞ
ご丁寧なコメントありがとうございました。機会がありましたらこのルート、使ってみたいと思います。登りの方が安全かしら?
こんばんは、ふたたびお邪魔します。
件の近道、入口から足を踏み入れた直後は確かに荒れ気味です。私も入り込んだことを後悔しましたから(笑)。入口から標高差で30mほどをジグザグに下降、その後は斜面を西にトラバースしていきますが、歩き出して2〜3分で尾根の上に乗るあたりから道幅が広がり、快適な登山道になります。途中、倒木が1箇所あってちょっと通り辛かったほかは全く問題のない道でした。この道、指導標があるのに通った記録が全くないのは入口直後の荒れた部分のせいだと思います。あの地形だと、なかなか整備するのも難しいとは思いますが。
反対側の、県道から林道への入口には指導標はなかった・・・と思います。入り口の位置は私のレコのGPSデータをご参考に。
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