涸フェス&北穂高岳-涸沢岳(こっちは山の記録)


- GPS
- 79:06
- 距離
- 43.4km
- 登り
- 3,828m
- 下り
- 3,858m
コースタイム
8/27 4:56涸沢-7:03北穂高岳山頂7:32-9:00涸沢岳9:14-9:23穂高岳山荘9:40-10:55涸沢(テント泊)
8/28 5:12涸沢-6:01本谷橋-6:40横尾-8:22本谷橋8:44-11:01涸沢(テント泊)
8/29 6:28涸沢-7:24屏風のコル-8:37中畠新道分岐-9:08新村橋-9:29徳沢10:57-11:29明神11:33-12:03河童橋12:48-13:07上高地BT
天候 | 8/26 晴れ 夕方雨 8/27 晴れ 夕方雨 8/28 晴れ 8/29 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
さすがに穂高連峰。ガラガラの岩岩。 涸沢から北穂は、ガレているので落石と浮石に注意。猿の軍団もいる。 北穂から涸沢岳は、両方とも切れ落ちてスリリング。慎重に行くので神経を使う。精神的に疲れるコースだった。 パノラマコース。横尾本谷に向かって落ちてる道をトラバース気味に少しずつ登っていく。 屏風のコルからの下りは、ガレているので足を挫かないように |
写真
感想
8/26
さわやか信州号で上高地BTに着く。みんな、準備を始めている。自分もサンダルから登山靴に。短パンからニッカボッカに変身して気合を入れる。登山届をちゃんと出して出発。ここから横尾までは、マシーンと化していたのであんまり覚えていない。景色も前穂と明神くらいしか見なかった気がする。先々週も歩いているし…。横尾に着き、横尾大橋を渡る。ここからは、接待登山で去年に涸沢に来て以来だ。黙々と本谷橋を目指して歩いていく。本谷橋で休憩。ここから急登が始まる。
たしか、小屋が見えてからがものすごく長かった気がする。ぐんぐんと高度を上げてゆき、ちょっと緩やかになる。この緩やかな登りを登っていき、ちょっと曲がったところで小屋が見えた。あ〜、ここからが長いんだよなぁ〜。と思っていたら少ししたらSガレに出る。あれっ?こんなに呆気なかったかな。いや、ここからが長いはずと思っていたが、これまた期待を良い意味で裏切られ、あっという間に涸沢に到着。
あ〜、そう言えば前回来た時は、雷雨の中登ったんだっけ。そりゃ長く感じるわな。
これだけ早く来れば、テン場は選び放題。でも、控え目に下の方に張る。目印に「K」「Y」と赤テープで目印。「空気読めない」じゃなくて、KENTKENの「K」とYAMAREKOの「Y」でした。誰も、気づいてくれなかったけど、モンベルがやたら多かったので自分のテントの目印になりました。
今日は、だれも来なかったはずなのでのんびり飲んだくれてました。
8/27
今日は、北穂〜涸沢岳〜ザイテン〜涸沢のコース。朝起きて、昨日のアルファ米の半分残りで雑炊を作る。朝4時からドラゴンフライが火を噴く。朝から近所迷惑だ。しかし、山屋は早起きなので仕方ない。5時になり明るく歩けそうなので出発する。涸沢小屋の脇からひたすらガレ場を登っていく。人には会わない。先行者も見えない。途中の草地の中を歩くところの虫がたくさんいてウザい。また、ガレ場に出て道を間違えないように目印を頼りに進んでいく。途中、猿の軍団が遠くに現れる。かなり怖い。こっちに来ませんようにと祈りながら進んでいく。ガレ場を左にトラバースしていくと鎖場が見えてきた。おぉ〜、楽しそうな鎖場。なるべく鎖を使わないように登ろうっと。おっ、意外に登っていけるなぁ〜。楽しー
鎖場、ハシゴが終わってちょっと進むと、北穂のテン場に着く。テントが2張りくらいしかなかった。北穂山頂直下の岩場を登っていく。間違えて、岐阜側の滝谷の方に行っちゃった。進めそうにないので戻る。戻って長野側から登っていくと北穂の山頂だ。北穂小屋でCCレモンを飲んで、槍様を眺める。
ちょっと休んでから、涸沢岳に向かう。ちょっと戻ってから岩場に取りつく。う〜ん、楽しい。ロッククライミングじゃなくてもこれくらいの岩場で充分楽しい。まずは、岐阜側をトラバースしていく。途中、尾根に出てドキドキしながら進む。次は長野側をトラバース。これを2、3度繰り返すと最低のコル。ここには、岩屋がいた。ここからも楽しかった。ハシゴと鎖の連続。最後を登りきると稜線に出て、笠ヶ岳がバーン!って感じ。稜線に出てちょっと上に行くと三角点があった。地図上では、ここが山頂。しかし、しばらく行くとちゃんと看板がでた山頂。ここが3,110mの山頂。ここから一気に、穂高岳山荘まで下る。コーラを買って、一息つく。よーく考えたら、あまりの楽しさに北穂から休憩するのも忘れてた。ちょっと休んで、一気にザイテンを下っていく。まだ、2日目なので筋肉痛にならないようにややゆっくりペースで下っていく。それでも、昼前に涸沢に到着してしまった。
ヒュッテでビールとおつまみを買ってテン場を眺めながら飲んでると「ヤマレ」まで見えるのぼりが…。あ〜、今日は人が登ってくる日だ。そののぼりに吸い寄せられるように行くとhanpataさん、patadannaさん、kazuhi49さんに出会えた。komadoriさんは、奥穂にチャレンジ中らしい。で、宴会が始まった。昼から飲んでるダメ人間です…。komadoriさんが帰ってきて合流。雨が降るまで、宴会してました。自分は、雨が降ってきたらテントの中で爆睡です。朝まで、目が覚めませんでした。
8/28
今日は、matoyan様御一行を横尾までお出迎え&歩荷。今日も昨日と同じくアルファ米の残りで雑炊。ご飯を食べ終わり、みんなの所に行くと北穂ピストンアタックするらしい。みんなの無事を祈りつつ、一時お別れ。ヤバい、この時点で5:15。こりゃ飛ばさないと本谷橋でバッタリなんて情けないことになるぞ…。というわけでマシンスイッチオ〜ン!ひたすら下を向きながら、下っていきます。けど、走れないので走ってません。自重で落ちてるだけです。本谷橋に到着。よし、40分で来れた。下りだからイイ感じで稼げました。でも、ここからはほぼ水平道。稼げそうにありません。でも、がんばって下って、なんとかmatoyan様御一行に横尾大橋を渡ろうかというところで会えました。あ〜、良かった。で、テントなどの荷物をザックに入れて歩荷のお手伝い開始です。gakutoくんペースなので助かります。どちらかというと、本谷橋までの水平道がゆっくりペースでした。本谷橋の先は、gakutoくんが「仮面ライダー」や「ウルトラマン」の話をしてくれて、そっちに気を取られたのか良いペースで登ってました。最初は、お昼を過ぎるかなぁ〜と思いましたがお昼前に無事に涸沢に到着しました。
続々とメンバーが集まってきて、宴会の開始です。コスプレ部隊も到着して、ニッカボッカでいても寂しくありません。
で、いつの間にかテントに入って寝てました。ちょっと高山病(二日酔い)が心配だったので最後の方はペースを落としましたが、朝まで爆睡。
8/29
今日は、お誕生日なのでお祝いにパノラマコースで帰ることにしました。自分だけ14時のバスだったので、お先に失礼しました。
パノラマコースの取りつきがどこだかわからずウロチョロしちゃいました。涸沢ヒュッテのトイレの下の方でした…。さぁ、念願のパノラマコースです。最初は、普通の登山道です。しばらく行くと、おぉ〜左側が落ちてるじゃないですか。一昨日と違って今日は、20kgの荷物があるので要注意です。振られた瞬間、さようならです。慎重に進んでいきます。ずっと、トラバースしては登り、トラバースしては登り、これが続きます。いくらスリルがあっておもしろいといってもさすがに飽きて来ました。たまに、槍様を眺めながら気を紛らわせて進んでいきます。かなり、飽きた頃にやっと屏風の稜線に出ました。おぉ〜、ここはここで絶景だ。左には、槍・穂高。右には、蝶・梓川・遠くに富士山・南ア。これは、イイ景色だ。堪能しながら屏風のコルに向かいます。屏風のコルから、一気に下っていきます。結構、岩が多いので、挫かないように進んでいきます。ここで挫いたら、なかなか見つからないぞ。まぁ、後発のヤマレコメンバーが誰かしらこっちから下りるから見つけてくれるだろうけど。で、グングンと下ってきます。この辺りで、嫌なことを思い出しました。そうです、梓川を渡るのに新村橋を渡らなくてはイケないのです。来る時、あぁ〜新村橋があるからパノラマは止めようと思っていたのにすっかり忘れてました。でも、もう引き返せないので諦めてブルーになりながら進むことにします。途中、オコジョを見てちょっと元気になりました。すばやくて、写真に撮れませんでしたが…。
ついに今回の最大の核心、「新村橋」に着いてしまいました。頑張って、渡りました。揺れて怖かったけど、しゃがんで動けなくなるようなことにはなりませんでした。
徳沢に着き、ソフトクリームを食べながらsakusakuさん探しです。意外に早く見つかりました。しばらく話しているとkazuhi49さんが横尾周りで到着です。続々とみんなが集まってきました。11時近くなり、上高地アルペンホテルの入浴時間が12時からなので皆さんとついにお別れです。ここから、完全マシーンモードです。明神まで30分。河童橋まで30分。12時ちょっと過ぎには、上高地アルペンホテルに着きました。やっと汗を流して、上高地BTに向かいます。
帰りの高速の大渋滞にはまり、結局14時に上高地を出て新宿に着いたのが22時でした。誕生日の3分の1をバスの中で過ごしてしまいました…
今回、共同のおつまみとワインに気を取られ、自分のおつまみをかつぐのわすれてました。道理で、ワイン2リットル・スパークリングワイン1本を背負ってた割に25キログラムしかいかないわけです。これだと30kgいって良いはずなのに…
色んな意味で楽しかった。独りで飲むのもいいけど、みんなと山の話をしながら飲む方が楽しいかな。って飲んだ感想で〆てしまいました。
レポ楽しみにしてましたー
お天気もよくて山も宴会も楽しそうで良かったですね。
夏でも平日って空いてるんですね〜〜もっと混んでるかと思いました。
いつも25キロも何が入っているんだろう?と思っていましたが、
自分のおつまみだけで5キロもあるんですか
さすがに、涸沢といえど平日は空いているようです。
ただ、お祭り気分の人たちはいないようで…。ほとんどガチで登山・岩登りなどの人ばかりのような気がしました。
おつまみで5圓發いません
装備をそれぞれ量ったことないので何が重いか分かりません。
もう少し、歳を取って重いものが背負えなくなったら考えます。
今年の冬の徳沢キャンプは、30垓瓩いきました。まぁ、アイゼン・ピッケル・スノーシュー・雪スコップを背負ったので当然と言えば当然なんですが…
柿ピーが5キロですか(笑)
涸沢の楽しい雰囲気満載なレポ、面白かったです!
今週、涸沢の生ビールを楽しみに、奥穂高に行ってきます。正直、ドキドキです・・・。
柿ピー5圓辰討匹鵑らいのボリュームだ?
ベイダー卿がカールを10袋くらい持って来てたけど、それでもぜんぜん軽かったし…
奥穂、気をつけて行ってきてね。朝は、けっこう冷え込むよ。涸フェスの画像見れば分かると思うけど、みんな長袖の上にダウン着てるからね。
生ビールは800円ね。缶ビールは、500mlが700円でした
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