引き続き靴を試しに八経ヶ岳のつもりが頂仙岳が限界
- GPS
- 11:52
- 距離
- 16.5km
- 登り
- 1,454m
- 下り
- 1,454m
コースタイム
- 山行
- 10:34
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 11:50
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
いつも置かせてもらう天川村役場駐車場は相変わらずトイレもきれい。 ただ、基本的に役場の駐車場であり、特にウィークデイは役場に勤めてる人と用がある人の利用が基本。 注意書きにも濃くはっきりと白線が書かれてるスペースには駐めるなと書いてあるので、登山者が使えるのはトイレ横など白線が薄いほんの少数の部分なので注意。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
雪は思ったほど多くなく、林道までは薄くそれ以降頂仙岳の巻き道あたりでも膝下。 ただ、少ないながらも雪は降り続けてるようでトレースは跡は分かるもののその上を雪が覆い隠しており、カナビキ尾根より先は入る人が限られるようで浅いながらずっとラッセルだし場所によってトレース痕さえ消えてしまってるところがあるのでルーファイ力とラッセル力は必須。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
靴
ザック
アイゼン
スノーシュー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
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感想
先週新しい靴での初めてのラッセルが想定外の激ラッセルになってしまい、足の裏が膨らんだように痛くなってしまったのを受けてまたソックスを替えて試してみたく、長い距離歩けるよう今年は雪が多いと聞く大峰は川合道を歩くことに。
ここは結構長いので一応八経ヶ岳目標だけど雪の状態によって柔軟に途中退却ありということで。
行ってみれば聞いてたほど多いわけではないけど、少しずつ降り続いてるようで前に入った人の踏み跡が消されてしまって土日など人が多い時でないと数人、下手すると一人か二人でラッセルを続けることになり、まだ少し重い雪と相まって八経ヶ岳まではなかなか難しそう。
かくいう自分は前週氷ノ山での激ラッセルの疲れが取れ切ってないのかそれとも例によって3時間ウトウトしただけで来たせいか、出だしからえらく腿が重くて調子が出ない。
痛かった足裏に関しては昔重登山靴時代は普通だったソックス2枚履きにしたのが奏功したのか、それとも前回から入れてる足裏サポートが凸凹出てて少し硬くも感じるインソールに慣れたのか今回は痛むことはなく、逆にソックス2枚にした分暑いくらいだったので、次回はまた1枚に戻して試してみることに。
そんなこと考えながら上がらない足にスノーシューでゆっくり歩いていくと天女の舞越えてからカナビキ尾根分岐までの間に先を行ってた方やカナビキ尾根から上ってこられた方達3名とすれ違う。
聞けば分岐から先ナメリ坂には一応踏み跡はあっておそらく1名が入られてるようだが、きつそうで引き返してきたとのこと。
行ってみると確かにあの結構な坂に夏道入らずド直登の踏み跡が一本。
そりゃこれ見たらみんな引き返すはずだわと、昔まだこの辺りに詳しくなかった頃の自分も同じことやったの思い出してしまった。
けど今回はもうそんな若くないしこの日は足も重いしでこの強そうな方の跡を完全に追っていったら即つぶれそうなので、ちょっとラッセルにはなるけどこちらは夏道に。
この後ももう一つ小さいピークに夏の巻き道あるのに直登しておられたのも夏道で巻いて追っていくが、頂仙岳の巻きトラバースに入った所でちょっと前からなんか踏み跡がこちら向きだなと不思議に思ってたら唐突にトレース終了。
自分もトレース痕などからこれが夏道間違いなしと思って追ってきたし、そもそもその方とすれ違ってもいないのでびっくり。
よく見るとその地点から次のテープが唐突に結構な傾斜の上の方にあり、やわらかい雪で上ろうとしても無理だったよう。
この強い人が上れなかったなら自分も無理と決めてUターン。
しばらく戻った所で頂仙岳への尾根道に上っていく踏み跡発見。
自分はトレース痕ばかり目で追ってこれで夏道間違いないこともはっきりしてたので気が付かなかったか。
とりあえずそれを追って上っていったらどうも尾根まで上がって頂仙岳に登るようだったので、こちらはその元気はないので少し上った所から先ほどのトレース終了点を上から巻いてまた夏道に下りるよう相当な傾斜に踏み込む。
だいぶ沈んだけど少し湿った雪がなんとか踏ん張ってくれて巻き成功。
そしてそのまま頂仙岳の巻き道を回りきると先にすでに尾根を直登して下りてきた出来立ての踏み跡が。
しかし自分はもうこの先行っても時間的にも体力的にもたいして進めないし、どうせ撤退するならどこかピーク踏みたいというのもあるのでそこから頂仙岳に登って帰ることに。
でも例の終了点を巻くのに付けてきた踏み跡が結構無茶なものだったので、先を行く方が戻る時にそちらに気が付いて踏み込まないよう、頂仙岳の巻き道を巻き切らずに少し手前から先行の方の踏み跡に少し上で合流するよう傾斜を上る。
この南側から頂仙岳に登る尾根は夏来ても岩の間の倒木や石楠花で通りにくい道で、先行の方の踏み跡もそこに付いてるものの下りはともかくスノーシューでの上りは引っかかりまくってスノーシュー手で引っ張り上げたりで大変だったがなんとか登り上げ、北側への下りは逆にスノーシューが楽しい広めの尾根を快適に下り、あとは歩いてきた先行の方と自分の踏み跡に乗ってのんびりと。
いつも天女の舞で食べることにしてるので二食目もそこでと思ってもう腹が減ってきて力入らず天女の頂への上り返しはきつかったが、二食目で熱いカップラーメンなどゆっくり食べて少し元気回復してまた歩いてたら栃尾辻で戻ってこられた先行の方に追いつかれる。
ラッセル追わせてもらったお礼を言ってどこまで行けたか尋ねたら日裏山までとのこと。
やはりこの状況に一人で踏み込むような強い方でもあれからさほど進めなかったかと、自分はあそこで引き返して正解だったと思えた。
逆に自分が直登した所も帰りは夏道に付けてくれた踏み跡辿って楽出来ましたとお礼まで言ってもらえてホッとし、ここで一休みしますというのでお別れ。
この後もまだ長い川合への道を夕日に照らされ、最後はへッ電で休んでいた先行の方にも追い抜かれながらいつものようにヨレヨレになってまだ役場の窓に灯が残る駐車場にたどり着きました。
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