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Yamareco

記録ID: 765401
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
屋久島

屋久島縦走(宮之浦岳〜黒味岳)

2015年11月18日(水) ~ 2015年11月19日(木)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
23.1km
登り
2,109m
下り
1,486m

コースタイム

1日目
山行
5:37
休憩
0:43
合計
6:20
9:10
50
10:00
10:05
27
10:32
40
11:12
11:20
70
12:30
12:40
20
13:00
40
13:40
13:45
27
大王杉
14:12
8
14:20
14:35
55
2日目
山行
6:18
休憩
2:27
合計
8:45
5:40
80
7:00
15
7:15
20
7:35
8:00
12
8:12
53
9:05
22
9:27
28
9:55
10:47
21
11:08
12
11:20
11:25
55
12:20
13:00
35
13:35
14:00
25
14:25
黒味岳・淀川小屋・淀川登山口では、バスまでの時間調整のため、必要以上に休憩を取りました。
天候 18日 雨
19日 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2015年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス 飛行機
屋久島内はバス移動
宮之浦港→白谷雲水峡 \550
淀川登山口→安房 \940
コース状況/
危険箇所等
【登山道について】
全体的によく整備された道です。
木道や階段はやや滑りやすいものの、石畳はザラザラの花崗岩なのでほとんど滑りません。逆に石畳を歩く勢いで木道とか木の根っこに乗っちゃうと危ないかも。

また、そこら中に水が流れているため、登山道が水没あるいはぬかるんでいる箇所が多々あります。靴の防水は完璧に。(稜線を歩かないのであれば長靴という手もアリかも)

2日目の新高塚小屋〜平石間は夜間の行動だったので、道が非常にわかりにくかったです。
可能であれば明るくなってから歩いたほうが無難だと思います。

【水場について】
先述のとおり、地盤や苔の保水力故か、地図に示された以外にも、そこら中に綺麗な水が流れているので、飲料水の確保はとても簡単です(稜線上でもあちこちに小さな沢がありました)。
ただ一応、避難小屋やトイレ周辺の水は避けたほうが無難です。あと生水なので、荒天時やその前後も注意。

【トイレについて】
鈴木ともこさんの「山登りはじめました2」では、阿鼻叫喚なんて書かれていたトイレもありますが、少なくとも私が使ったトイレ(白谷山荘・大株歩道入口・新高塚小屋・淀川小屋)のトイレは特別汚れていたり、鼻が曲がるようなこともありませんでした。(季節などにもよると思いますが・・・)

携帯トイレは、今回たまたま使わずに済みましたが、保険で持って行くべきでしょう。

【避難小屋について】
高温多湿なためか、どの小屋もそれなりにカビくさかったです。私は厚手のシュラフマットを敷きましたが、レジャーシートを併用してもいいかもしれません(宿泊人数によってはさほど広げられませんが・・・)。

ちなみに新高塚小屋にはサンダルと物干しロープ&ハンガーがありました。
その他周辺情報 宿泊施設は素泊まり民宿が山ほどある一方、スーパーやコンビニはかなり少ないので、自炊用や行動食などの食糧調達は計画的に。できれば入島前に揃えた方が無難だと思います。
白谷雲水峡。
この時間帯、登山口にいた登山者は20人くらい、ほとんどがガイド同伴のようでした。
2015年11月18日 09:00撮影 by  iPhone 5s, Apple
1
11/18 9:00
白谷雲水峡。
この時間帯、登山口にいた登山者は20人くらい、ほとんどがガイド同伴のようでした。
さつき吊橋。
2015年11月18日 09:25撮影 by  iPhone 5s, Apple
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11/18 9:25
さつき吊橋。
屋久島はコケが綺麗ですね。
2015年11月18日 09:34撮影 by  iPhone 5s, Apple
3
11/18 9:34
屋久島はコケが綺麗ですね。
コケの写真2。
2015年11月18日 09:34撮影 by  iPhone 5s, Apple
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11/18 9:34
コケの写真2。
沢の水も澄んでいます。
石はザラザラの花崗岩で滑りにくいのがありがたい。
2015年11月18日 09:46撮影 by  iPhone 5s, Apple
11/18 9:46
沢の水も澄んでいます。
石はザラザラの花崗岩で滑りにくいのがありがたい。
くぐり杉。
でかいザックを背負ったままだとちょっと抜けにくい(笑)
2015年11月18日 09:55撮影 by  iPhone 5s, Apple
2
11/18 9:55
くぐり杉。
でかいザックを背負ったままだとちょっと抜けにくい(笑)
白谷小屋、辻峠を過ぎ、楠川分れへ。ここからはトロッコ道です。
2015年11月18日 11:16撮影 by  iPhone 5s, Apple
1
11/18 11:16
白谷小屋、辻峠を過ぎ、楠川分れへ。ここからはトロッコ道です。
雨じゃなきゃ味わえないであろう、幻想的な雰囲気。
2015年11月18日 11:26撮影 by  iPhone 5s, Apple
2
11/18 11:26
雨じゃなきゃ味わえないであろう、幻想的な雰囲気。
なんか物語の世界にでも迷い込んだみたい。
天気、気温、湿度、明るさ、音など、感じとれるものすべてを引っくるめないと、この素晴らしさは伝わりません。
2015年11月18日 11:28撮影 by  iPhone 5s, Apple
3
11/18 11:28
なんか物語の世界にでも迷い込んだみたい。
天気、気温、湿度、明るさ、音など、感じとれるものすべてを引っくるめないと、この素晴らしさは伝わりません。
ここから大株歩道。
2015年11月18日 12:40撮影 by  iPhone 5s, Apple
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11/18 12:40
ここから大株歩道。
ウィルソン株。
修学旅行の高校生がたくさんいました。うらやましい。
2015年11月18日 13:04撮影 by  iPhone 5s, Apple
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11/18 13:04
ウィルソン株。
修学旅行の高校生がたくさんいました。うらやましい。
株の中はこんな感じ。
2015年11月18日 13:00撮影 by  iPhone 5s, Apple
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11/18 13:00
株の中はこんな感じ。
真ん中から上を見上げてみました。
切り口がハート形に見える場所もちゃんと見つけたけど、ここでは内緒(笑)
2015年11月18日 13:01撮影 by  iPhone 5s, Apple
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11/18 13:01
真ん中から上を見上げてみました。
切り口がハート形に見える場所もちゃんと見つけたけど、ここでは内緒(笑)
満を持しての縄文杉。すげぇとか、神々しいとかって言葉じゃ足りない何かがありました。
雨の日に来て、本当によかったと思う。
2015年11月18日 14:12撮影 by  iPhone 5s, Apple
1
11/18 14:12
満を持しての縄文杉。すげぇとか、神々しいとかって言葉じゃ足りない何かがありました。
雨の日に来て、本当によかったと思う。
今回の宿、新高塚小屋。貸し切り状態でした。
まあ天気が天気ですからね(笑)
2015年11月18日 15:29撮影 by  iPhone 5s, Apple
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11/18 15:29
今回の宿、新高塚小屋。貸し切り状態でした。
まあ天気が天気ですからね(笑)
朝はちょっとガスがかかってて、明るくなるまで道がわかりにくかったです。
2015年11月19日 06:15撮影 by  iPhone 5s, Apple
11/19 6:15
朝はちょっとガスがかかってて、明るくなるまで道がわかりにくかったです。
御来光。
2015年11月19日 06:39撮影 by  iPhone 5s, Apple
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11/19 6:39
御来光。
いままでにこんな見事な御来光があっただろうか。
2015年11月19日 06:42撮影 by  iPhone 5s, Apple
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11/19 6:42
いままでにこんな見事な御来光があっただろうか。
瞬きを忘れるくらい、魅入ってました。雨の中を登ってきた甲斐があった。
2015年11月19日 06:43撮影 by  iPhone 5s, Apple
5
11/19 6:43
瞬きを忘れるくらい、魅入ってました。雨の中を登ってきた甲斐があった。
目指すは宮之浦岳。
2015年11月19日 06:48撮影 by  iPhone 5s, Apple
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11/19 6:48
目指すは宮之浦岳。
時々本人の知らない動きをするマイシャドウ(笑)
2015年11月19日 06:50撮影 by  iPhone 5s, Apple
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11/19 6:50
時々本人の知らない動きをするマイシャドウ(笑)
いちいち綺麗すぎる。
2015年11月19日 06:54撮影 by  iPhone 5s, Apple
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11/19 6:54
いちいち綺麗すぎる。
こんな景色が見れるなら、何度足を運んでもいい。
2015年11月19日 07:05撮影 by  iPhone 5s, Apple
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11/19 7:05
こんな景色が見れるなら、何度足を運んでもいい。
山頂までもう少し。
2015年11月19日 07:28撮影 by  iPhone 5s, Apple
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11/19 7:28
山頂までもう少し。
九州最高峰に到達!
思ったよりも早く着きました。
2015年11月19日 07:36撮影 by  iPhone 5s, Apple
3
11/19 7:36
九州最高峰に到達!
思ったよりも早く着きました。
ちょっと趣向を変えて、こんな一枚。
2015年11月19日 07:41撮影 by  iPhone 5s, Apple
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11/19 7:41
ちょっと趣向を変えて、こんな一枚。
ヤクシカとばったり。互いに驚きました。
2015年11月19日 08:43撮影 by  iPhone 5s, Apple
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11/19 8:43
ヤクシカとばったり。互いに驚きました。
さらに3頭。
2015年11月19日 08:43撮影 by  iPhone 5s, Apple
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11/19 8:43
さらに3頭。
もう数えきれないくらい遭遇しました。
2015年11月19日 08:46撮影 by  iPhone 5s, Apple
11/19 8:46
もう数えきれないくらい遭遇しました。
黒味分れから黒味岳へ。
宮之浦岳とくらべると、やや険しい道のりです。
2015年11月19日 11:03撮影 by  iPhone 5s, Apple
11/19 11:03
黒味分れから黒味岳へ。
宮之浦岳とくらべると、やや険しい道のりです。
黒味岳。
後ろは宮之浦岳。
2015年11月19日 09:58撮影 by  iPhone 5s, Apple
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11/19 9:58
黒味岳。
後ろは宮之浦岳。
でっけェ。
2015年11月19日 10:50撮影 by  iPhone 5s, Apple
11/19 10:50
でっけェ。
花之江河。
日本最南端の高層湿原だそうです。
2015年11月19日 11:20撮影 by  iPhone 5s, Apple
11/19 11:20
花之江河。
日本最南端の高層湿原だそうです。
淀川小屋近くの沢。
いきなり目の前に現れたので、圧倒されました。
2015年11月19日 12:29撮影 by  iPhone 5s, Apple
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11/19 12:29
淀川小屋近くの沢。
いきなり目の前に現れたので、圧倒されました。
淀川小屋。
2015年11月19日 12:51撮影 by  iPhone 5s, Apple
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11/19 12:51
淀川小屋。
ここらへんもコケが綺麗。
2015年11月19日 12:57撮影 by  iPhone 5s, Apple
11/19 12:57
ここらへんもコケが綺麗。
木の幹にへばり付いていたり。
2015年11月19日 12:57撮影 by  iPhone 5s, Apple
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11/19 12:57
木の幹にへばり付いていたり。
倒木の上を覆っていたり。
2015年11月19日 12:59撮影 by  iPhone 5s, Apple
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11/19 12:59
倒木の上を覆っていたり。
岩に張り付いていたり。
2015年11月19日 14:06撮影 by  iPhone 5s, Apple
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11/19 14:06
岩に張り付いていたり。
杉の木もいちいちでっかい。
2015年11月19日 13:27撮影 by  iPhone 5s, Apple
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11/19 13:27
杉の木もいちいちでっかい。
淀川登山口に到着。
バス停までもう少し歩きます。
2015年11月19日 13:36撮影 by  iPhone 5s, Apple
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11/19 13:36
淀川登山口に到着。
バス停までもう少し歩きます。
撮影機器:

装備

個人装備
Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え ザック ザックカバー 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 携帯 時計 タオル ツェルト ナイフ カメラ シュラフ 雨傘
備考 折りたたみ傘が使えるレベル(独断)の登山道なので、試しに持って行ったら大正解!
雨具(下)と雨傘、ザックカバーの併用で、ほとんど蒸れず&濡れずに済みました。
土砂降りでない限り、雨傘はかなり使えると思います。

感想

スケジュールの都合上、雨は避けられなかったので、初日の樹林帯歩きを雨の日に当てて、翌日山頂を踏む計画にしました。

結果的にはそれが大成功!
初日の樹林歩きも、2日目の稜線歩きも、あの天候・気温・湿度・風・明るさでなければ感じ取れない、唯一無二の山歩きになりました(((o(*゜▽゜*)o)))

(ただあえて言うならば、初日は土砂降りじゃなくて霧雨・小雨くらいがよかったな(笑))

北アルプスや八ヶ岳もそれなりに歩いてきましたが、今回の登山は自分の中で、今までにないまったく新しい山の扉を開いた、そんな気分です。

そして屋久島、いろんな意味でスケールがでっかい!
一度の山歩きじゃ容量オーバーしすぎてて、取り込めなかった感動がたくさんある気がします。

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宮之浦岳縦走(淀川登山口 黒味岳 宮之浦岳 縄文杉 白谷雲水峡)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

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