ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 7654787
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
中国

出雲北山(旅伏山、鼻高山、弥山)縦走と、年越しそばと早すぎる初詣【出雲市、島根県】

2024年12月31日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
06:54
距離
15.5km
登り
1,193m
下り
1,193m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:03
休憩
0:26
合計
7:29
距離 15.5km 登り 1,193m 下り 1,193m
6:39
13
スタート地点
6:52
53
7:45
7:50
46
8:36
8:38
52
9:30
47
10:17
10:20
16
10:36
36
11:12
11:22
17
11:39
18
11:57
11:59
17
12:16
8
12:24
12
12:36
15
12:51
12:52
8
13:00
13:03
4
13:07
5
13:12
18
13:30
5
13:35
5
14:03
5
14:08
ゴール地点
●コースタイム
,澆擦鷙場〜出雲大社前駅
みせん広場 640 ― 出雲大社前駅 652

⊇弍逝膽卅亜狙鄒廖僧紘:一畑電車
出雲大社前 704 = 川跡 715、川跡 719 = 旅伏 726

出雲北山
旅伏駅 728 ― 金山谷登山口 745/750 ― 獣除け門扉 758 ― 一本松 815 ― 都武自神社 831 ― 旅伏山山頂 838 ― 山頂広場 840/842 ― 旅伏峰853 ― 畑谷山 856 ― 伊努谷峠 930 ― 雨具準備 940/950 ― 急登「駄戻し」上 958 ― 鼻高山 1006/1019 ― 三方界 1021 ― 西峠 1024 ― 矢尾峠 1036 ― 長連峰 1041 ― 中の小峰 1047 ― 天臥峰 1051 ― 大黒山 1100 ― 三方界 1103 ― 遙堪峠 1109/1122 ― 万ヶ丸迂回路分岐 1137 ― 砲台跡 1145 ― 鈴谷峠 1151 ― 極楽山 1215 ― 急登「涅槃坂」下 1223 ― 樽戸峠 1223 ― 天台ヶ峰南峰 1235 ― 鼻突峠 1251 ― 急登「鼻突坂」上、496m標高点 1309 ― 弥山南陵ノ頭 1312 ― 弥山 1316/1328 ― 縦走路、修理免道分岐点 1329 ― 五合目 1344 ― 四合目 1349 ― 弥山登山道入口 1359 ― みせん広場 1408

●行動時間 
0:12+6:40=6:52
天候 曇り、晴れ。一時小雨。午後は強風
過去天気図(気象庁) 2024年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車
●今回の移動
(米子家=みせん広場駐車場)
駐車場―出雲大社前駅
(出雲大社前=川跡、川跡=旅伏)
旅伏駅―金山谷登山口―旅伏山、鼻盪魁天台ヶ峰、弥山―駐車場
(みせん広場駐車場=米子家)

●登山口へのアクセス
○みせん駐車場
・国道431号を、出雲大社前の交差点から東へ約700mのところにある
・駐車場には100台程度は駐車可能。無料

○旅伏駅、金山谷登山口
・一畑電車で、松江しんじ湖温泉駅または電鉄出雲市から行くことができる
・駅付近には駐車場は見当たらない
・金山谷登山口には数台の駐車が可能
※3月頃までの予定で金山谷ルート(=中国自然歩道)の一本松付近までは通行止めとなっている。今日は休工日のため通ることができた
(2024.12現在)
コース状況/
危険箇所等
●コース状況
○金山谷登山口〜旅伏山
・比較的緩やか。木段整備がなされており、歩き易い

○旅伏山〜伊努谷峠
・よくある低山の稜線道。樹間に緩やかな昇降を続ける

○伊努谷峠〜鼻盪魁遡霹峠〜遙堪峠〜鈴谷峠〜樽戸峠〜鼻突峠〜弥山
・出雲三大急登(下記※参照)を含め、ロープを置きたくなるような急斜面が続く。峠と峠の間にある小ピークごとに約100mの標高差を上り下りすることになるが、過半が急坂による一気の斜面になっている
・標示はポイントごとに設置されている。加えて私設標示も多数ある。遥堪峠までは中国自然歩道にも指定されているものの、標識の整備、木段の整備は旅伏山までに止まっている。代わりに、別様式の標示や私設標示が続いている
・道筋は明瞭であるし、、標示も多いのだが、伊努谷付近は少々迷いやすいかもしれない。地図等をよく確認しながら進みたい
※出雲北山三大急登は、現地ならびに他の方の記述を参考にすると以下のもののようだ
・「駄戻し(心臓破)」:伊努谷峠・鼻高山間
・「涅槃坂」:極楽山・樽戸峠間
・「鼻突坂」:鼻突峠・496m標高点間

○弥山〜修理免道〜みせん広場
・最上部は岩稜の急斜面、その先は急斜面につけられたジグザグ道を休むことなく下りる
・途中には「五合目」「四合目」標示は見たが、それ以外は見かけなかった。道筋は明瞭
(いずれの記述も2024.12現在)
その他周辺情報 ●買う、食べる
○大社付近にはコンビニも飲食店も多数ある

●日帰り温泉
・出雲市駅近辺には日帰り入浴施設がある。日帰り温泉は、松江しんじ湖温泉などにある
(いずれの記述も2024.12現在)
夜が白みかける中、出発します
【みせん広場〜出雲大社前駅】
2024年12月31日 06:45撮影 by  ,
12/31 6:45
夜が白みかける中、出発します
【みせん広場〜出雲大社前駅】
出雲大社前駅前。
夜明け前の神門通りは昼の喧噪が嘘のよう
【みせん広場〜出雲大社前駅】
2024年12月31日 06:52撮影 by  ,
12/31 6:52
出雲大社前駅前。
夜明け前の神門通りは昼の喧噪が嘘のよう
【みせん広場〜出雲大社前駅】
駅舎は昭和5年築。
国の登録文化財に指定されています
ステンドグラスが目を惹きます
【出雲大社前駅にて】
2024年12月31日 06:52撮影 by  ,
12/31 6:52
駅舎は昭和5年築。
国の登録文化財に指定されています
ステンドグラスが目を惹きます
【出雲大社前駅にて】
高い天井、白塗り。
空間を威厳づけています
【出雲大社前駅にて】
2024年12月31日 06:53撮影 by  ,
12/31 6:53
高い天井、白塗り。
空間を威厳づけています
【出雲大社前駅にて】
木造のラッチです
【出雲大社前駅にて】
2024年12月31日 06:56撮影 by  ,
12/31 6:56
木造のラッチです
【出雲大社前駅にて】
そして一畑電車。
通称バタデン。
車両は元京王のもの
【出雲大社前駅にて】
2024年12月31日 06:55撮影 by  ,
12/31 6:55
そして一畑電車。
通称バタデン。
車両は元京王のもの
【出雲大社前駅にて】
車内にある路線図。
川跡で乗り換え、旅伏まで行きます。
難読駅名をいくつか通ります
【一畑電車:出雲大社前〜旅伏】
2024年12月31日 06:58撮影 by  ,
12/31 6:58
車内にある路線図。
川跡で乗り換え、旅伏まで行きます。
難読駅名をいくつか通ります
【一畑電車:出雲大社前〜旅伏】
浜山公園北口〜遥堪にて撮影。
左が弥山、中ごろの2ピークは天台ヶ峰と万ヶ丸山のようです
【一畑電車:出雲大社前〜旅伏】
2024年12月31日 07:08撮影 by  ,
12/31 7:08
浜山公園北口〜遥堪にて撮影。
左が弥山、中ごろの2ピークは天台ヶ峰と万ヶ丸山のようです
【一畑電車:出雲大社前〜旅伏】
旅伏駅で下車。
改めて縦走に出発
【一畑電車:旅伏駅にて】
2024年12月31日 07:26撮影 by  ,
12/31 7:26
旅伏駅で下車。
改めて縦走に出発
【一畑電車:旅伏駅にて】
道筋から旅伏山を左に見やります
【旅伏駅〜金山谷登山口】
2024年12月31日 07:32撮影 by  ,
12/31 7:32
道筋から旅伏山を左に見やります
【旅伏駅〜金山谷登山口】
康国寺を過ぎて、川沿いを左折。
角には標識。右は鰐淵寺8.5kmとあります。
舗装路を歩くのもなぁ…
【旅伏駅〜金山谷登山口】
2024年12月31日 07:42撮影 by  ,
12/31 7:42
康国寺を過ぎて、川沿いを左折。
角には標識。右は鰐淵寺8.5kmとあります。
舗装路を歩くのもなぁ…
【旅伏駅〜金山谷登山口】
中国自然歩道になっていることがわかります
【金山谷登山口にて】
2024年12月31日 07:44撮影 by  ,
12/31 7:44
中国自然歩道になっていることがわかります
【金山谷登山口にて】
山頂手前に都武自神社があります
【金山谷登山口にて】
2024年12月31日 07:45撮影 by  ,
12/31 7:45
山頂手前に都武自神社があります
【金山谷登山口にて】
と思ったら、工事中の標記。
地元の方から、休みは行けると言われました。
右に鼻先の見えるクルマもあるので誰かはすでに入っています
【金山谷登山口にて】
2024年12月31日 07:50撮影 by  ,
12/31 7:50
と思ったら、工事中の標記。
地元の方から、休みは行けると言われました。
右に鼻先の見えるクルマもあるので誰かはすでに入っています
【金山谷登山口にて】
なるほどルートに沿って工事用モノレールが設置されています
【金山谷登山口にて】
2024年12月31日 07:50撮影 by  ,
12/31 7:50
なるほどルートに沿って工事用モノレールが設置されています
【金山谷登山口にて】
確かに、工事休みは通行に配慮してあるようです。
交差箇所では線路の一部が外されています
【金山谷登山口〜旅伏山】
2024年12月31日 07:51撮影 by  ,
12/31 7:51
確かに、工事休みは通行に配慮してあるようです。
交差箇所では線路の一部が外されています
【金山谷登山口〜旅伏山】
自然歩道らしい解説板。
そうか、イノシシがいない山なんだ
【金山谷登山口〜旅伏山】
2024年12月31日 07:57撮影 by  ,
12/31 7:57
自然歩道らしい解説板。
そうか、イノシシがいない山なんだ
【金山谷登山口〜旅伏山】
シカ除け柵をくぐります
【金山谷登山口〜旅伏山】
2024年12月31日 07:58撮影 by  ,
12/31 7:58
シカ除け柵をくぐります
【金山谷登山口〜旅伏山】
多くの区間に木段整備がなされています。
逆に、階段だらけです
【金山谷登山口〜旅伏山】
2024年12月31日 08:02撮影 by  ,
12/31 8:02
多くの区間に木段整備がなされています。
逆に、階段だらけです
【金山谷登山口〜旅伏山】
一本松の鳥居が見えてきました。
【金山谷登山口〜旅伏山】
2024年12月31日 08:15撮影 by  ,
12/31 8:15
一本松の鳥居が見えてきました。
【金山谷登山口〜旅伏山】
一本松の解説板。
樹齢4〜500年とも
【金山谷登山口〜旅伏山】
2024年12月31日 08:15撮影 by  ,
12/31 8:15
一本松の解説板。
樹齢4〜500年とも
【金山谷登山口〜旅伏山】
鳥居と松
【金山谷登山口〜旅伏山】
2024年12月31日 08:16撮影 by  ,
12/31 8:16
鳥居と松
【金山谷登山口〜旅伏山】
その先の細尾根は橋のようになっています
【金山谷登山口〜旅伏山】
2024年12月31日 08:17撮影 by  ,
12/31 8:17
その先の細尾根は橋のようになっています
【金山谷登山口〜旅伏山】
山道らしくなってきました。
ベンチが所々にあります
【金山谷登山口〜旅伏山】
2024年12月31日 08:24撮影 by  ,
12/31 8:24
山道らしくなってきました。
ベンチが所々にあります
【金山谷登山口〜旅伏山】
一本松から先の区間も木段が整備されています
【金山谷登山口〜旅伏山】
2024年12月31日 08:30撮影 by  ,
12/31 8:30
一本松から先の区間も木段が整備されています
【金山谷登山口〜旅伏山】
都武自神社前に到着
【金山谷登山口〜旅伏山】
2024年12月31日 08:31撮影 by  ,
12/31 8:31
都武自神社前に到着
【金山谷登山口〜旅伏山】
石段を登ってお詣りします
【金山谷登山口〜旅伏山】
2024年12月31日 08:31撮影 by  ,
12/31 8:31
石段を登ってお詣りします
【金山谷登山口〜旅伏山】
山中ながら大ぶりな社殿です
【金山谷登山口〜旅伏山】
2024年12月31日 08:32撮影 by  ,
12/31 8:32
山中ながら大ぶりな社殿です
【金山谷登山口〜旅伏山】
神社からいったん登山道に戻り山頂広場手前へ。
手前にある小屋裏から山頂と思しき場所へ
コースを外れた山頂は若木が育ちつつあります
【旅伏山山頂にて】
2024年12月31日 08:38撮影 by  ,
12/31 8:38
神社からいったん登山道に戻り山頂広場手前へ。
手前にある小屋裏から山頂と思しき場所へ
コースを外れた山頂は若木が育ちつつあります
【旅伏山山頂にて】
小さな山名標もあります
【旅伏山山頂にて】
2024年12月31日 08:38撮影 by  ,
12/31 8:38
小さな山名標もあります
【旅伏山山頂にて】
下りてきて小屋裏を抜け、広場に向かいます
【旅伏山山頂にて】
2024年12月31日 08:39撮影 by  ,
12/31 8:39
下りてきて小屋裏を抜け、広場に向かいます
【旅伏山山頂にて】
山頂広場に到着。
斐伊川と出雲市市街地を見ます。
薄く靄がかっています。
うっすらと三瓶山が見えています
【旅伏山山頂にて】
2024年12月31日 08:40撮影 by  ,
12/31 8:40
山頂広場に到着。
斐伊川と出雲市市街地を見ます。
薄く靄がかっています。
うっすらと三瓶山が見えています
【旅伏山山頂にて】
斐伊川と斐川町。背後には仏経山
【旅伏山山頂にて】
2024年12月31日 08:41撮影 by  ,
12/31 8:41
斐伊川と斐川町。背後には仏経山
【旅伏山山頂にて】
十六島の風力風車群。
十六島は”うっぷるい”と読みます
【旅伏山山頂にて】
2024年12月31日 08:41撮影 by  ,
12/31 8:41
十六島の風力風車群。
十六島は”うっぷるい”と読みます
【旅伏山山頂にて】
広場の西端。隙間には鼻高山
【旅伏山山頂にて】
2024年12月31日 08:41撮影 by  ,
12/31 8:41
広場の西端。隙間には鼻高山
【旅伏山山頂にて】
それを拡大。
鼻高山すら遠く感じます
【旅伏山山頂にて】
2024年12月31日 08:42撮影 by  ,
12/31 8:42
それを拡大。
鼻高山すら遠く感じます
【旅伏山山頂にて】
進みます。
しばらくは頂稜らしい穏やかな道取り
【旅伏山〜伊努谷峠】
2024年12月31日 08:43撮影 by  ,
12/31 8:43
進みます。
しばらくは頂稜らしい穏やかな道取り
【旅伏山〜伊努谷峠】
旅伏山三角点に到着。
標高はこちらのほうが30mも高い。
しかも最高点はまださらに先にあるようです
【旅伏山〜伊努谷峠】
2024年12月31日 08:53撮影 by  ,
12/31 8:53
旅伏山三角点に到着。
標高はこちらのほうが30mも高い。
しかも最高点はまださらに先にあるようです
【旅伏山〜伊努谷峠】
自称”マニア向け”とのことですが、
こういった標記は結構勉強になります
【旅伏山〜伊努谷峠】
2024年12月31日 08:53撮影 by  ,
12/31 8:53
自称”マニア向け”とのことですが、
こういった標記は結構勉強になります
【旅伏山〜伊努谷峠】
最高点の畑谷山へといざなわれます
【旅伏山〜伊努谷峠】
2024年12月31日 08:54撮影 by  ,
12/31 8:54
最高点の畑谷山へといざなわれます
【旅伏山〜伊努谷峠】
残念ながら、見晴らしも何もないところでした
【旅伏山〜伊努谷峠】
2024年12月31日 08:56撮影 by  ,
12/31 8:56
残念ながら、見晴らしも何もないところでした
【旅伏山〜伊努谷峠】
鶏ヶ烏帽子山分岐付近。
山頂はコースを外れています
【旅伏山〜伊努谷峠】
2024年12月31日 09:10撮影 by  ,
12/31 9:10
鶏ヶ烏帽子山分岐付近。
山頂はコースを外れています
【旅伏山〜伊努谷峠】
山頂ではなく巻き道を行きなさいと警察署のご指導
【旅伏山〜伊努谷峠】
2024年12月31日 09:13撮影 by  ,
12/31 9:13
山頂ではなく巻き道を行きなさいと警察署のご指導
【旅伏山〜伊努谷峠】
巻き道は細いへつり道です
【旅伏山〜伊努谷峠】
2024年12月31日 09:16撮影 by  ,
12/31 9:16
巻き道は細いへつり道です
【旅伏山〜伊努谷峠】
この辺りは岩が目立ちます
【旅伏山〜伊努谷峠】
2024年12月31日 09:22撮影 by  ,
12/31 9:22
この辺りは岩が目立ちます
【旅伏山〜伊努谷峠】
振り返って撮影。
ープが現れました。
土の目立つ滑りやすい斜面を下りてきます
【旅伏山〜伊努谷峠】
2024年12月31日 09:26撮影 by  ,
12/31 9:26
振り返って撮影。
ープが現れました。
土の目立つ滑りやすい斜面を下りてきます
【旅伏山〜伊努谷峠】
振り返って撮影。
下りも一段落。
この辺りは広くて道を見失いそうになりました
【旅伏山〜伊努谷峠】
2024年12月31日 09:28撮影 by  ,
12/31 9:28
振り返って撮影。
下りも一段落。
この辺りは広くて道を見失いそうになりました
【旅伏山〜伊努谷峠】
踏み跡をよく見て進み、道標箇所に出ました。
下のプラ板に従い左に行きます
【伊努谷峠にて】
2024年12月31日 09:30撮影 by  ,
12/31 9:30
踏み跡をよく見て進み、道標箇所に出ました。
下のプラ板に従い左に行きます
【伊努谷峠にて】
峠というか谷状になっています。
すぐに次の道標です
【伊努谷峠にて】
2024年12月31日 09:30撮影 by  ,
12/31 9:30
峠というか谷状になっています。
すぐに次の道標です
【伊努谷峠にて】
ようやく「伊努谷峠」の標記を見つけました
【伊努谷峠にて】
2024年12月31日 09:30撮影 by  ,
12/31 9:30
ようやく「伊努谷峠」の標記を見つけました
【伊努谷峠にて】
出雲北山三大急登の1、「駄戻し」を登ります。
確かに急であり標高差も一定まとまっています
【伊努谷峠〜鼻高山】
2024年12月31日 09:54撮影 by  ,
12/31 9:54
出雲北山三大急登の1、「駄戻し」を登ります。
確かに急であり標高差も一定まとまっています
【伊努谷峠〜鼻高山】
最後がいちばん急峻です
【伊努谷峠〜鼻高山】
2024年12月31日 09:57撮影 by  ,
12/31 9:57
最後がいちばん急峻です
【伊努谷峠〜鼻高山】
登りきると、お名前がありました。
なるほど確かにここまででは一番の急坂でした
【伊努谷峠〜鼻高山】
2024年12月31日 09:58撮影 by  ,
12/31 9:58
登りきると、お名前がありました。
なるほど確かにここまででは一番の急坂でした
【伊努谷峠〜鼻高山】
しばらく緩く歩いて鼻高山山頂に到着
【鼻高山山頂にて】
2024年12月31日 10:07撮影 by  ,
12/31 10:07
しばらく緩く歩いて鼻高山山頂に到着
【鼻高山山頂にて】
山名標。
背後は天台ヶ峰付近のようです
【鼻高山山頂にて】
2024年12月31日 10:19撮影 by  ,
12/31 10:19
山名標。
背後は天台ヶ峰付近のようです
【鼻高山山頂にて】
遠く三瓶山。はっきりとは見えません
【鼻高山山頂にて】
2024年12月31日 10:10撮影 by  ,
12/31 10:10
遠く三瓶山。はっきりとは見えません
【鼻高山山頂にて】
斐伊川とその向こうに斐川町
【鼻高山山頂にて】
2024年12月31日 10:10撮影 by  ,
12/31 10:10
斐伊川とその向こうに斐川町
【鼻高山山頂にて】
振り返って旅伏山方面
【鼻高山山頂にて】
2024年12月31日 10:10撮影 by  ,
12/31 10:10
振り返って旅伏山方面
【鼻高山山頂にて】
北に目を転じて十六島。
風量発電風車が先ほどよりもはっきりと見えます
【鼻高山山頂にて】
2024年12月31日 10:11撮影 by  ,
12/31 10:11
北に目を転じて十六島。
風量発電風車が先ほどよりもはっきりと見えます
【鼻高山山頂にて】
弥山が頭一つ抜けて見えます。
それにしても遠い
【鼻高山山頂にて】
2024年12月31日 10:11撮影 by  ,
12/31 10:11
弥山が頭一つ抜けて見えます。
それにしても遠い
【鼻高山山頂にて】
進みます。
ここは三方界。
かつての鰐淵、高浜、鳶巣の簸川郡旧三村の境目ということのようです
【鼻高山〜矢尾峠】
2024年12月31日 10:21撮影 by  ,
12/31 10:21
進みます。
ここは三方界。
かつての鰐淵、高浜、鳶巣の簸川郡旧三村の境目ということのようです
【鼻高山〜矢尾峠】
またもロープ場。
ここも急坂です
【鼻高山〜矢尾峠】
2024年12月31日 10:22撮影 by  ,
12/31 10:22
またもロープ場。
ここも急坂です
【鼻高山〜矢尾峠】
下りきると西峠
【鼻高山〜矢尾峠】
2024年12月31日 10:24撮影 by  ,
12/31 10:24
下りきると西峠
【鼻高山〜矢尾峠】
小ピークを越えて再び下りると矢尾峠
【矢尾峠にて】
2024年12月31日 10:36撮影 by  ,
12/31 10:36
小ピークを越えて再び下りると矢尾峠
【矢尾峠にて】
ここからは南北いずれにもルートがあるようです
北は鰐淵寺、南は客垣谷とのこと
【矢尾峠にて】
2024年12月31日 10:36撮影 by  ,
12/31 10:36
ここからは南北いずれにもルートがあるようです
北は鰐淵寺、南は客垣谷とのこと
【矢尾峠にて】
弥山はまだ5kあります。
この先に茶屋があったというのも驚き
【矢尾峠にて】
2024年12月31日 10:37撮影 by  ,
12/31 10:37
弥山はまだ5kあります。
この先に茶屋があったというのも驚き
【矢尾峠にて】
急坂を登ると長連峰
【矢尾峠〜遙堪峠】
2024年12月31日 10:41撮影 by  ,
12/31 10:41
急坂を登ると長連峰
【矢尾峠〜遙堪峠】
やや下って上り返すと中の小峰。
あくまでも天臥峰への途中ということを表しているようです
【矢尾峠〜遙堪峠】
2024年12月31日 10:47撮影 by  ,
12/31 10:47
やや下って上り返すと中の小峰。
あくまでも天臥峰への途中ということを表しているようです
【矢尾峠〜遙堪峠】
最後はロープ設置箇所。
急峻さでは三大急登に負けず劣らず。
長さがないとうことでしょうか
【矢尾峠〜遙堪峠】
2024年12月31日 10:50撮影 by  ,
12/31 10:50
最後はロープ設置箇所。
急峻さでは三大急登に負けず劣らず。
長さがないとうことでしょうか
【矢尾峠〜遙堪峠】
天臥峰到着。
本によっては”天ヶ峰”とも
【矢尾峠〜遙堪峠】
2024年12月31日 10:51撮影 by  ,
12/31 10:51
天臥峰到着。
本によっては”天ヶ峰”とも
【矢尾峠〜遙堪峠】
またまた下りて登って大黒山
【矢尾峠〜遙堪峠】
2024年12月31日 11:00撮影 by  ,
12/31 11:00
またまた下りて登って大黒山
【矢尾峠〜遙堪峠】
下ってまたもや三方界。
ここは鰐淵、遙堪、高浜村の境目のようです
【矢尾峠〜遙堪峠】
2024年12月31日 11:03撮影 by  ,
12/31 11:03
下ってまたもや三方界。
ここは鰐淵、遙堪、高浜村の境目のようです
【矢尾峠〜遙堪峠】
珍しく痩せ尾根が続きます
【矢尾峠〜遙堪峠】
2024年12月31日 11:04撮影 by  ,
12/31 11:04
珍しく痩せ尾根が続きます
【矢尾峠〜遙堪峠】
樹木越しに弥山
【矢尾峠〜遙堪峠】
2024年12月31日 11:05撮影 by  ,
12/31 11:05
樹木越しに弥山
【矢尾峠〜遙堪峠】
ようやく遙堪峠に着きました。
語感に惹かれ、お腹が空いたと思い出し
【遙堪峠にて】
2024年12月31日 11:09撮影 by  ,
12/31 11:09
ようやく遙堪峠に着きました。
語感に惹かれ、お腹が空いたと思い出し
【遙堪峠にて】
中国自然歩道は峠で左折し遙堪へと下りていきます。
縦走路はここで分かれて尾根を進みます
【遙堪峠にて】
2024年12月31日 11:09撮影 by  ,
12/31 11:09
中国自然歩道は峠で左折し遙堪へと下りていきます。
縦走路はここで分かれて尾根を進みます
【遙堪峠にて】
万ヶ丸山手前で巻き道が分かれています。
迷わず巻き道へ
【遙堪峠〜鈴谷峠】
2024年12月31日 11:37撮影 by  ,
12/31 11:37
万ヶ丸山手前で巻き道が分かれています。
迷わず巻き道へ
【遙堪峠〜鈴谷峠】
砲台跡とのこと。
こんな所にも戦時の記憶が
【遙堪峠〜鈴谷峠】
2024年12月31日 11:45撮影 by  ,
12/31 11:45
砲台跡とのこと。
こんな所にも戦時の記憶が
【遙堪峠〜鈴谷峠】
そして鈴谷峠。
”りんたん”と読むというのも驚きます
【鈴谷峠にて】
2024年12月31日 11:51撮影 by  ,
12/31 11:51
そして鈴谷峠。
”りんたん”と読むというのも驚きます
【鈴谷峠にて】
ここまで来ると、西方面の海も見えてきます
【鈴谷峠〜樽戸峠】
2024年12月31日 12:01撮影 by  ,
12/31 12:01
ここまで来ると、西方面の海も見えてきます
【鈴谷峠〜樽戸峠】
この辺りは珍しく植林帯が続きます
【鈴谷峠〜樽戸峠】
2024年12月31日 12:04撮影 by  ,
12/31 12:04
この辺りは珍しく植林帯が続きます
【鈴谷峠〜樽戸峠】
今回コースでは珍しい倒木
【鈴谷峠〜樽戸峠】
2024年12月31日 12:07撮影 by  ,
12/31 12:07
今回コースでは珍しい倒木
【鈴谷峠〜樽戸峠】
情報が多すぎてよく分かりません
【鈴谷峠〜樽戸峠】
2024年12月31日 12:14撮影 by  ,
12/31 12:14
情報が多すぎてよく分かりません
【鈴谷峠〜樽戸峠】
極楽山。
極楽を過ぎたら二箇所目の三大急登が始まります
【鈴谷峠〜樽戸峠】
2024年12月31日 12:15撮影 by  ,
12/31 12:15
極楽山。
極楽を過ぎたら二箇所目の三大急登が始まります
【鈴谷峠〜樽戸峠】
ここも滑りやすい斜面を一気に下降します
【鈴谷峠〜樽戸峠】
2024年12月31日 12:18撮影 by  ,
12/31 12:18
ここも滑りやすい斜面を一気に下降します
【鈴谷峠〜樽戸峠】
樽戸峠に到着
【樽戸峠にて】
2024年12月31日 12:23撮影 by  ,
12/31 12:23
樽戸峠に到着
【樽戸峠にて】
ここからも南側には阿式谷への道があります。
里山として親しまれていることがよく分かります
【樽戸峠にて】
2024年12月31日 12:23撮影 by  ,
12/31 12:23
ここからも南側には阿式谷への道があります。
里山として親しまれていることがよく分かります
【樽戸峠にて】
無名の急登を上り、天台ヶ峰南峰に到着。
これで最後と思いきや、最後にもう一度鼻突峠の登り返しが待っています
【樽戸峠〜鼻突峠】
2024年12月31日 12:35撮影 by  ,
12/31 12:35
無名の急登を上り、天台ヶ峰南峰に到着。
これで最後と思いきや、最後にもう一度鼻突峠の登り返しが待っています
【樽戸峠〜鼻突峠】
途中、弥山1kの標示。
まだひと下降待っています
【樽戸峠〜鼻突峠】
2024年12月31日 12:42撮影 by  ,
12/31 12:42
途中、弥山1kの標示。
まだひと下降待っています
【樽戸峠〜鼻突峠】
鼻突峠。
最後の急登「鼻突坂」を登り返します
【鼻突峠にて】
2024年12月31日 12:51撮影 by  ,
12/31 12:51
鼻突峠。
最後の急登「鼻突坂」を登り返します
【鼻突峠にて】
少々登るとあと500mの標示
【鼻突峠〜弥山】
2024年12月31日 12:53撮影 by  ,
12/31 12:53
少々登るとあと500mの標示
【鼻突峠〜弥山】
こんな大岩の登りも含め、標高差100m以上の急登が続きます
【鼻突峠〜弥山】
2024年12月31日 12:57撮影 by  ,
12/31 12:57
こんな大岩の登りも含め、標高差100m以上の急登が続きます
【鼻突峠〜弥山】
急斜面を登りきると、三角点ピーク
ここまで来ると、山頂部が全て視界に入ります
【弥山山頂部にて】
2024年12月31日 13:09撮影 by  ,
12/31 13:09
急斜面を登りきると、三角点ピーク
ここまで来ると、山頂部が全て視界に入ります
【弥山山頂部にて】
ちょっと進むと「弥山南陵ノ頭」
ここは南面の大パノラマが広がります。
日本海から三瓶山、さらには高瀬山など斐川の山々への連なりと、手前の出雲平野が一望できます
【弥山山頂部にて】
2024年12月31日 13:11撮影 by  Canon EOS 90D, Canon
12/31 13:11
ちょっと進むと「弥山南陵ノ頭」
ここは南面の大パノラマが広がります。
日本海から三瓶山、さらには高瀬山など斐川の山々への連なりと、手前の出雲平野が一望できます
【弥山山頂部にて】
山頂に到着。
見えているあずまやの前に山名標、あずまやの背後には石仏が鎮座なさっています
【弥山山頂部にて】
2024年12月31日 13:16撮影 by  ,
12/31 13:16
山頂に到着。
見えているあずまやの前に山名標、あずまやの背後には石仏が鎮座なさっています
【弥山山頂部にて】
山名標です
【弥山山頂部にて】
2024年12月31日 13:20撮影 by  ,
12/31 13:20
山名標です
【弥山山頂部にて】
あずまや背後の石仏さまと日御碕方面の山並み
【弥山山頂部にて】
2024年12月31日 13:20撮影 by  ,
12/31 13:20
あずまや背後の石仏さまと日御碕方面の山並み
【弥山山頂部にて】
ここからも、平野と浜と三瓶山が一望できます
【弥山山頂部にて】
2024年12月31日 13:19撮影 by  Canon EOS 90D, Canon
12/31 13:19
ここからも、平野と浜と三瓶山が一望できます
【弥山山頂部にて】
右の塊は鼻高山。左は鶏ヶ烏帽子と旅伏峰が重なっています
【弥山山頂部にて】
2024年12月31日 13:19撮影 by  ,
12/31 13:19
右の塊は鼻高山。左は鶏ヶ烏帽子と旅伏峰が重なっています
【弥山山頂部にて】
浜と大社門前の街並み。
中央右手が出雲大社への参道です
【弥山山頂部にて】
2024年12月31日 13:28撮影 by  ,
12/31 13:28
浜と大社門前の街並み。
中央右手が出雲大社への参道です
【弥山山頂部にて】
下山開始。
開放的な岩場の中、修理免コースと縦走路が分かれます
【弥山〜みせん広場】
2024年12月31日 13:29撮影 by  ,
12/31 13:29
下山開始。
開放的な岩場の中、修理免コースと縦走路が分かれます
【弥山〜みせん広場】
薄い樹林の中をジグザグに下りていきます
【弥山〜みせん広場】
2024年12月31日 13:42撮影 by  ,
12/31 13:42
薄い樹林の中をジグザグに下りていきます
【弥山〜みせん広場】
五合目。
隙間から下界が見えます
【弥山〜みせん広場】
2024年12月31日 13:44撮影 by  ,
12/31 13:44
五合目。
隙間から下界が見えます
【弥山〜みせん広場】
四合目。ここも同様
しかし視界が得られるのはそれくらいでした
【弥山〜みせん広場】
2024年12月31日 13:49撮影 by  ,
12/31 13:49
四合目。ここも同様
しかし視界が得られるのはそれくらいでした
【弥山〜みせん広場】
登山口から振り返って撮影。
上部から来る修理免道とトラバース気味に来る薬師谷道がここで合流します
【弥山〜みせん広場】
2024年12月31日 13:59撮影 by  ,
12/31 13:59
登山口から振り返って撮影。
上部から来る修理免道とトラバース気味に来る薬師谷道がここで合流します
【弥山〜みせん広場】
その手前には「弥山登山道入口」とあります。
なお、分岐には明示がありませんので、分岐見逃し要注意です
【弥山〜みせん広場】
2024年12月31日 14:00撮影 by  ,
12/31 14:00
その手前には「弥山登山道入口」とあります。
なお、分岐には明示がありませんので、分岐見逃し要注意です
【弥山〜みせん広場】
こちらにもシカ除け柵があります
【弥山〜みせん広場】
2024年12月31日 14:01撮影 by  ,
12/31 14:01
こちらにもシカ除け柵があります
【弥山〜みせん広場】
広場に戻りつきました。
お腹が空いてヘトヘトです
【みせん広場にて】
2024年12月31日 14:08撮影 by  ,
12/31 14:08
広場に戻りつきました。
お腹が空いてヘトヘトです
【みせん広場にて】
腹ごしらえの後は、参拝。
明日からの三が日は混雑が激しいと聞くので、早詣りです
【出雲大社にて】
2024年12月31日 15:07撮影 by  ,
12/31 15:07
腹ごしらえの後は、参拝。
明日からの三が日は混雑が激しいと聞くので、早詣りです
【出雲大社にて】
本殿。
大しめ縄が印象的です
【出雲大社にて】
2024年12月31日 15:14撮影 by  ,
12/31 15:14
本殿。
大しめ縄が印象的です
【出雲大社にて】
大社からの帰り道。朝とは異なり弥山が明瞭に見えています
【出雲大社前にて】
2024年12月31日 15:26撮影 by  ,
12/31 15:26
大社からの帰り道。朝とは異なり弥山が明瞭に見えています
【出雲大社前にて】
撮影機器:

感想

 年の最後に出雲北山縦走を目指した。
 今日は辛うじて晴れのはずだが、みせん広場を出る頃はまだ闇の中。どうやら雲が厚いようだ。
 出雲大社駅はステンドグラスや木製のラッチが似つかわしい古風な駅。出発する頃には辺りも明るくなってきた。
 一畑電車には元京王の車両が走る。車内のスピーカーには、かつての京王の略称「KTR」が見える。出発すると、左の車窓には出雲北山が並ぶ。途中の川跡駅で乗り換え、旅伏駅へと至る。このとき、たいへんなことに気がついた。財布の中には500円ほどしかない。いつもはお札があるところに今日は入っていない。確かに先日からにしたことを思い出した。反省はともかく、電車を降りると残りは30円を切ってしまった。今どきなので、必ずしも買い物に現金は要らないのだが、懐が寂しいとそわそわしてしまう。
 何はともあれ、出発。金山谷登山口に着いた。
 ところが、今度は金山谷は工事中とある。別の口へ回ることを考えていたら、たまたま通りかかった地元の方から、休工中は通行できるように聞いた。とりあえず足を踏み入れてみると、すぐに下山してくる人ともすれ違う。やはり地元の方らしく、同様のことを聞く。
 歩き出してみると、モノレールと登山道が唯一交差する箇所ではレールも一時的に取り外されている。通行に配慮されているようだ。
 木段だらけの道を上がっていくと、やがて一本松の鳥居に到着。モノレールは鳥居の先までであった。確かに登山道に並行しており、工事中であれば危険であろう。
 そこからもさらに木段整備のなされた道が続き、上りが穏やかになると都武自神社。刻みの細かい石段が社殿へと続いている。まずはお詣りをして先へ。いったん登山道に出て山頂部を回り込むように進み、小屋のあるところから山頂へ。登山道を外れた山頂部はあまり人気がないようで、私設山名標があるほかは、杉などの若い木々に埋められつつある。
 戻って小屋脇からひと登りで旅伏山山頂広場へ。ここは山稜の南北が開けている。特に南側はパノラマになっており、西の三瓶山から斐伊川の源流方面が見えている。北は隙間風景で、十六島の風車群を望むことができる。
 進む先を見ると、遠くに一塊の山が見えるので弥山かと思ったらどうやら鼻高山のようだ。ずいぶん足の長い縦走になりそうだ。
 しばらくは頂稜らしい緩やかな尾根歩きが続く。三角点旅伏峰、最高標高の畑谷山を経て、最後はロープも置かれた粘土質の斜面を降りると伊努谷峠。これで“いぬだに”と読むのは難読だ。峠というか長細い谷筋のようになっており、道も谷筋に入ってクランク状に進む。鼻高山への登り口には複数の標識がある。
 この先に本日一番の急坂が現れる。一気に登るとそこには「出雲三大急登“駄戻り”」の私設標示。そう呼ばれるほどの急坂であったようだ。確かに標高差こそ100m程度だが、ずっと案内ロープがあり、滑りやすい斜面が続く厳しい登りであった。
 そして、鼻高山山頂へ。ここからも先ほど同様に南と北の眺望が得られる。東西に見える山は変わり、東には旅伏山、西には弥山が見える。弥山は山並みの向こうにあり、旅伏山よりもずいぶん遠いことが分かる。
 山頂からは先ほど同様の急斜面を短く下り、そのあとは緩やかに昇降しながら高度を下げる。やがて矢尾峠(やびとうげ)へ。先ほど過ぎた西峠もそうだが、それぞれの峠からは南面あるいは北面への道があるようだ。ここからは、北に鰐淵寺、南に客垣谷方面が分かれている。
 矢尾峠からはまたも急坂を上り返して長連峰、中ノ小峰、天臥峰と続く。どのピークへも急坂になっており、案内ロープが置かれている。天臥峰からは比較的緩やかに進み大黒山を経てまたも三方界の石標が現れる。三方とは、鰐淵村、遙堪村、高浜村というかつての基礎自治体名とのこと。こういった解説書きがそこここにあると、人によっては興味を膨らませることに繋がるように思う。
 ここまで来ると、天台ヶ峰の先にある弥山がしっかりと捉えることができる。それにしてもなんとも遠い。低山の縦走だと思ってはいけないようだ。
 遙堪峠に到着する頃にはお腹が空いてきた。今日は、下りて年越しそばを食べることを楽しみにしてきた。それもあってお昼ご飯は持たず、行動食をいつもよりも多めに持つことに止めた。遙堪という語感に惹かれた訳ではないが、それらの行動食もここで食べ尽くし、残りはもう一口二口分のみとなった。それでもお腹の満足にはほど遠い。
 遙堪峠で谷へと下る中国自然歩道とは別れ、引き続き尾根筋を行く。万ヶ丸山を巻き、鈴谷峠へ。これも“りんたん”と読む。駅名の“美談”に始まり、不思議な難読地名の連続だ。
 極楽山からは急登の第二弾、「涅槃坂」を下る。掴まるものとは思うべきではない黄黒ロープだが、スリップ防止と思って手に持ち下降する。もちろん力をかけてはいないつもりだが、足下が危ないので思わず手もあてにしてしまう。同時に疲労感もかなり高まってきた。最後に弥山がなければ、欲得なくエスケープするくらいの心持ちだ。
 弥山までの距離を示す標示が4k、3k、2kと減っていく。1kを見て鼻突峠、その先で500mを見て最後の急登「鼻突坂」を登る。岩のロープ場に始まる急登だ。これも一息で登る。登りきると弥山三角点ピークへと躍り出た。
 三角点からは起伏も少なく山頂までの道筋も見える。暫く進むと「弥山南陵ノ頭」と称する展望ポイントへ。三瓶山が先ほどよりもはっきりと見えるようになっている。日本海も眼下に見える。海が近い。
 海が近いためか、風が強い。寒さが増している。絶景をゆっくり楽しみたいところだが、早々に下山へと向かうことにした。それでも、ここまで疲れた身体を厭わずやってきてよかった。
 修理免道は岩の急坂を下りると、急斜面に付けられたジグザグを下降し続ける。五合目など眺望のあるところもあるが、殆どは樹林の中を黙々と下っていく。やがて、薬師谷の道を合わせて登山口へ。さらに進んで弥山広場へと戻り着いた。
 下降してからは、出雲大社への早すぎる初詣と年越しの出雲そば。これがために昼ご飯を持たずに登ったのだが、これが大いなる失敗だった。急崖に疲れたこともあるが、食が足りず、睡眠も不足し、といった状況では山行きがしんどく感じられるのも仕方がないというもの。
 来年は、もう少し生活サイクルも見直して山に臨みたい。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:51人

コメント

お疲れ山です!🙇‍♂?
明けましておめでとうございます!🙇‍♂?
本年もよろしくお願いします!🙇‍♂?
2025/1/3 8:17
新年おめでとうございます!
コメントありがとうございます。
またご一緒できる機会があるといいですね。
2025/1/3 11:52
いいねいいね
1
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら