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Yamareco

記録ID: 766830
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

鳥倉から往く、南ア南部(荒川岳1/3)2DAYS!

2015年11月21日(土) ~ 2015年11月22日(日)
 - 拍手
体力度
9
2~3泊以上が適当
GPS
16:23
距離
38.9km
登り
3,746m
下り
3,742m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
9:25
休憩
1:24
合計
10:49
6:04
6:10
38
6:48
6:48
29
7:17
7:17
20
7:58
8:10
43
8:53
8:55
34
9:29
9:29
29
9:58
10:02
2
10:04
10:21
4
10:25
10:26
82
11:48
11:48
29
12:17
12:42
121
14:43
14:53
87
荒川前岳
2日目
山行
5:14
休憩
0:10
合計
5:24
4:50
4:52
96
6:28
6:31
29
7:00
7:00
28
7:28
7:29
25
7:54
7:54
9
8:18
8:18
17
8:35
8:35
18
8:53
8:55
33
天候 1日目は☀後☁、2日目は薄☁
過去天気図(気象庁) 2015年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
鳥倉林道ゲート前駐車場
 21日到着時5台、22日下山到着時12台で、結構思ったよりありましたね。
※例年12月初にさらに約9匱蠢阿療澳閉鎖ゲートで閉鎖になります。今年はまだ役場からアナウンスありませんが、積雪次第でしょうか。
コース状況/
危険箇所等
稜線上に何箇所か山体崩落で登山道が非常に狭く、崩れ易いところがあります。
でも、山側を慎重に行けば大丈夫です。
前岳に着きましたぁ(^_^)v
2015年11月21日 14:43撮影 by  COOLPIX S3600, NIKON
11/21 14:43
前岳に着きましたぁ(^_^)v
撮影機器:

感想

今回は厳冬期キャンプ用に大枚はたいて購入したマット、サーマレスト
のXサーモマックスという優れものを試したくて、久し振りにお泊り山行
をプランニング!!

便ヶ島登山口への林道崩落で中止した南ア南部にもう一度行きたくて、
遠いけど鳥倉ルートで高山裏避難小屋に泊まって、荒川三山ピストン
で行ってみます。

今週の3連休は2日目以降が天気下り坂のようなので、初日出発に決
定!!金曜仕事が終わって速攻で帰って寝て、3時間後に早い朝飯を
食べて家を出発!!

☆DAY1☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
◆鳥倉ゲート〜登山口〜三伏峠小屋
 ゲート前の駐車場には既に5台泊まってる(驚〜。
着いて直ぐ支度して歩き出そうとしたら、後ろで車を出るドアの音
がした。

 「同じルートかな?それとも。。。」

 登山口はまだ真っ暗。いつもより重い荷物を背負って、ゆっくり
目に登り上げる。今回で3度目なので馴れているとはいえ、ペース
はイマイチ。。。
 登山道は凍結も無く、歩き易いのが幸い。
 1時間経過ですっかり明るくなり、三伏峠まで約半分のところで、
樹林帯から時折北アや塩見岳が顔を覗かせる。
 そして、予定通り2時間で三伏峠に到着!!
 キャンプサイトにはテント1張り。

 「あとの人はどうしたんだろう?自分より後から出発?」

◆三伏峠小屋〜烏帽子岳〜小河内岳
 塩見岳との分岐点を右方向に進んで、いよいよ道のルートへ!
 防鹿柵に囲われた道を登り上げると、目の前に飛び込んでくる
とんがった山!「何て山?」
 登ってみて初めて判りました。「あぁ、これが烏帽子岳かぁ。」
 ザレた登山道が続いて、次にまた知らないピークが。。。
 「これは。。。」登ってみても山頂標はなし。
(後で調べたら、前小河内岳でした。)
 さらにまた、今度はもっと大きい山。大きく降って登り返し。
 「これは小屋も見えるから小河内岳かな。」

 連続するアップダウンと稜線上に終始吹き付ける西からの冷た
い風。さらに風がないと暑くすら感じる強い日差し。
 小河内岳山頂手前で小屋と山頂の分岐点に差し掛かり、小屋に
寄ってみようかと思ってけど、かなり疲れてたので、その辺の岩
場に腰かけて長めの休憩を取る。

◆小河内岳〜高山裏避難小屋
 小河内岳を降ってからは降り基調のルートが続いたので、さく
さくと進みますが、なんせ長いし、樹林帯の中をぐるぐる歩くの
で、いい加減飽きてくる。
 時折崩壊地の縁を歩く箇所はザレて滑るので、慎重に足を運び
ながらやっと高山裏避難小屋へ。
 なんとか予定時刻どおりに到着!(^o^)!

 重い荷物は小屋に置いて、早速確かめたい水場へ足を運びます。
 小屋脇の看板には「往復30分」と書いてあって、どんだけ遠い
の?と思ったけど、実際には降り5分、登り10分の半分で行けます。
 で、肝心の水場はたくさん川のように流れていて、一安心!!

 小屋に戻ってこれから悪沢を目指すか、それとも明日にするか?

 疲労はたまってたけど、時間通り来れたのもあったし、明日の天
気が怪しかったので、直ぐに悪沢へ向けて出発!

◆高山裏避難小屋〜荒川前岳〜高山裏避難小屋(泊)
 樹林帯のトラバースルートを1時間くらい進んで景色が開けて来
たと思ったら、カール状の岩ゴロ地帯に突入!!
 稜線乗り上げまで急登のジグザクルートが伸びている。

 「これが、噂の500m延々登るカールかぁ。。。
 行けるかなぁ。。。」ちょっと不安になってきた。

 それでも、岩ゴロ地帯の登りは得意なので、ほとんど休まず行っ
てついに稜線へ乗り上げ。
 さすが3000mを越えると360度のパノラマが素晴らしい〜(^_^)
 ガレとザレの狭い稜線の伸びる方向へ足を延ばすと、その先には
山頂標があります。

 「おぉ〜とうとう来たよ!前岳!!」嬉しい気持ちとは逆に果た
して悪沢まで行けるのっていう疑問。
 「もう3時前、ここから今の疲労度では往復2時間以上はかかる
なぁ。。。そうなると帰りは日没後。」

 少しだけ中岳の方へ歩いてみますが、「やっぱり無理は禁物。こ
こで終了にしよう。。。」もう、日は暗くなりかけてるし、冷たい
風は一層強くなってきた。

 そうと決まれば、速攻下山。でも降りとはいえスピードは上がら
ず。樹林帯のトラバースに入って安心したのか、歩いてる途中で眠
くなる。

 山行中に眠くなるのは今までの経験で相当疲労が溜まってる証拠。
 なんとか明るいうちに小屋に到着!!

 日が暮れると小屋の中も一気に冷えてきたので、ガスコンロで暖
かい食事を食べて、やっと身体が温まったところで、念願のビール!

 「サイコー!(^o^)!、これで生き返るわ〜」

 ほろ酔い気分になったところで寝支度をして、6時前には就寝Zzz


☆DAY2☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
◆高山裏避難小屋〜小河内岳〜烏帽子岳
 am2:30起床。小屋の外に出てみると、満点の星空。
 「今日悪沢にしとけばよかったかなぁ。。。」

 今回の山行は今までと違って、肉、野菜、チーズなどなどバラン
スを考えて持ってきたし、万が一の水場渇水も考えてたくさん水を
もってきてたので、ザックの重量が増してしまったけど、やっぱり
食材は大事ですねぇ。。。

 2日目昨日の疲れもほとんど残ってなくて、気持ちよく4:00に
スタート!
小河内岳山頂での御来光期待なんですが、肝心の天気がどんどん
曇ってきて、山頂に到着しても雲海に邪魔されて御来光は拝めず
。。。(T_T)

 小河内岳を降っている途中で、今回の山行で初めての登山者と
行き遇う!
ちょっと挨拶すると、やはり高山小屋経由の荒川ピストンとのこ
と。
 「無事行けたかなぁ。。。」

◆烏帽子岳〜三伏峠小屋〜登山口〜鳥倉ゲート
 烏帽子岳の降りでまた2名のパーティに行き遇う。挨拶だけだ
ったので、どこまで行く予定なのかわからないけど、この時期に
この山域に入ってくるんだから相当入れ込んでるんでしょうねぇ
。。。

 三伏峠からは降り基調の快適ルートであっという間に登山口へ!
 やはり荷物が軽いってのは楽ですねぇ。
 厳冬期テン泊じゃもっと重量が増えるし、もうちょっと重さに
慣れないと。。。

 1日目はヘロヘロになってしまったけど、終わってみれば充実
した素晴らしい山行となりました。
 
 それと最後に試しに使ってみたXサーモマックスですが、小屋
の冷たい板張りの上に敷いて使ってみましたが、まったく冷気を
感じず、ぽかぽか暖かく過ごせました。買った甲斐がありました
ねぇ。(^_^)v

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