笠ヶ岳2023_09_15 笠新道は”ああ、しんど!”(お粗末)
- GPS
- 55:38
- 距離
- 32.5km
- 登り
- 2,707m
- 下り
- 2,706m
コースタイム
- 山行
- 5:53
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 6:22
- 山行
- 6:36
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 7:04
- 山行
- 6:53
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 8:03
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
どこからみても笠の形が美しい北アルプスの笠ヶ岳、いつか登りたいと思っていた。新穂高温泉から鏡平山荘で一泊、弓折岳・抜戸岳を経由し笠ヶ岳へ登り笠ヶ岳山荘で一泊、笠新道を下山する。
<1日目>
自宅を1:45に出発した。ほぼ予定通りに深山荘奥の無料駐車場に着いたが満車であり、鍋平の駐車場に行くように促される。金曜日に休みを取って来たのに既に満車とは、予想外であった。鍋平駐車場から新穂高温泉バス停までは結構な距離を歩くことになる。というわけで、1時間半のロスとなった。小池新道分岐までは延々と林道歩きとなる。分岐から鏡平山荘までは難所はないが、林道歩きが長かった分よけいに疲れを感じる。晴れ間は無く、夏の名残の花の写真を撮りながら歩く。鏡平山荘は綺麗な小屋で、人数も比較的余裕があるようで、快適に過ごせた。
<2日目>
5:00に朝食をいただき、5:30に出発する。弓折岳、大ノマ乗越、大ノマ岳を経由するが結構アップダウンはある。秩父平までくると広大なカールとなる。花の盛りには美しい花畑であろうことが想像される。抜戸岩の間を抜け登るとテント場に着くが、そこから笠ヶ岳山荘まではもうひと登りある。靄っていて展望は期待できないが、小屋にザックを置かせてもらって、一応ピークを踏んでおくことにする。思った通り山頂からの展望はほとんどない。先ほど少し話をしたテント泊の若い方が1人いるのみであった。小屋に戻り、恒例の1人祝杯を挙げる(昨日も飲んだが)。こちらの小屋も過ごしやすい。
<3日目>
5:00の朝食後、小屋の前には槍穂から上るご来光を見ようと、宿泊客が集まってきている。山頂から見ている人も多い。槍穂のシルエットが美しい。誰かが「富士山が見える!」と声をあげる。確かに間違いなく富士山であろう大きな山容が、朝焼けの中に認められる。この景色を見られただけで、3日間かけて来た甲斐があったというものだ。30年前にはあの大キレットを通って縦走したんだなあと感慨深い。充分に堪能した後、予定通り出発する。昨日登ってきた人たちがもう二度と登りたくない、降りるのも嫌だと言っていた”笠新道”を降りなければいけないので、気を引き締めており始める。笠新道分岐から杓子平までも結構な下りだが、笠新道はさらに急な下りで写真を撮る余裕もない。登ってくる人たちも苦痛の表情を浮かべている。とても9月とは思えないくらい暑くてたまらない。何度も何度も休憩をとりながら、ようやく笠新道登山口に着く。冷たい水を頭からかぶり、がぶがぶと飲む。新穂高温泉まで長い林道を歩く。そこから鍋平駐車場までの登りは、一度緩んでしまった心には辛い。
暑い中体力的にはきつい行程であったが、3日目にしてようやく晴天に恵まれ大展望を得られ、大いに満足した。
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