ニペソツ山(十六ノ沢登山口) あ〜!前天狗からの絶景
- GPS
- 11:40
- 距離
- 15.7km
- 登り
- 1,490m
- 下り
- 1,490m
コースタイム
歩行時間10時間40分(全14km)/P十六ノ沢登山口(1,030m)-(3時間)-小天狗-(1時間30分)-前天狗-(2時間)-▲ニペソツ山(2,013m)-(1時間30分)-前天狗-(50分)-小天狗-(1時間50分)- P十六ノ沢登山口(1,030m)
天候 | 晴のち曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2005年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
帯広駅から糠平行きバスに乗り、糠平営業所で、十勝三股行きバスに乗り換え、十勝三股で下車。登山口まで徒歩2時間30分。(タクシーで約15分) |
コース状況/ 危険箇所等 |
*アップダウンが多く、健脚向きの山であり、前日に糠平温泉か幌加温泉に宿泊すると良い。 *下部の樹林帯では、マイヅルソウとゴゼンタチバナが見られる。天狗岳付近では、チングルマやアオノツガザクラ、ハクサンイチゲ、ウサギギクなどが見られる。山頂付近には、エゾルリソウ、リシリゲンゲ、カラフトゲンゲ、トカチオウギ、シコタンソウ、タカネナデシコなどが見られる。 *幌加温泉からのコースは、シャクナゲ尾根を通って、前天狗付近で、十六ノ沢のコースに合流する。 *水場は、登山口の沢水を確保する。残雪期には、天狗のコルで雪渓の雪解け水が得られることがある。エキノコックス対策のため、どの水も要煮沸。 *残雪時に、天狗のコルが、テント場として、利用されることがある。 *南側の糠平湖には、糠平温泉がある。糠平温泉旅館組合 http://www.nukabiragensenkyou.com/ *北海道警察旭川方面本部地域課 安全登山ネットワーク(登山届) http://www.asahikawahonbu.police.pref.hokkaido.jp/kakuka/chiiki/anzentozan/anzentozan.html |
写真
感想
・コースガイド風のコメント
ニペソツ山は、北海道のほぼ中央部に位置する東大雪の最高峰(2,013m)で、日本200名山に選定されている。ニペソツとは、アイヌ語のニペシュ(シナノ木)オツ(群生する)という意味。古い火山であることから、高山植物も多い。
深田久弥氏は、日本百名山執筆後の昭和40年8月に登頂し、その姿に見惚れたようで、幻の日本百名山と言われている。
北側のユニ石狩岳や石狩岳方面からは、その鋭く尖った山容が目立つ。
登山口は十六ノ沢と杉沢の出合。杉沢を2度渡り、針葉樹林帯の尾根に取り付く、標高1,600m付近まで急な上りが続き、小天狗の南側を巻いて、平らな小天狗のコルに到着する。7月中旬頃まで、雪渓の雪解け水が得られることがある。テントを張るのに適するような場所である。ここから標高差で250m程上ると、幌加分岐のある前天狗に到着する。この辺りの稜線からは、石狩岳とその奥には表大雪のトムラウシ山や旭岳(北海道の最高峰)を望むことができる。
この辺りで、南方の天狗岳越しに、今まで見えなかった鋭く尖ったニペソツ山が突然姿を現す。この光景には、一生忘れることができない度肝も抜かれる瞬間であった。深田久弥氏が見惚れた山容であるということと共感できる絶景であった。
いったん少し下ると天狗平のコルで、6月下旬まで雪渓の雪解け水が得られることがある。ロックガーデン状の場所では、ナキウサギの鳴き声が聞こえ、時折その姿を現すことがある。またシマリスが見られることもある。シマリスの写真は大雪山の白雲岳避難小屋で撮影したもの。
以下のGoogle画像検索で、さらにかわいいナキウサギの姿を見ることができる。http://www.google.co.jp/images?um=1&hl=ja&rlz=1T4GGLL_jaJP366JP367&biw=1298&bih=856&site=images&tbm=isch&sa=1&q=%E3%83%8A%E3%82%AD%E3%82%A6%E3%82%B5%E3%82%AE+%E3%83%8B%E3%83%9A%E3%82%BD%E3%83%84%E5%B1%B1&aq=f&aqi=&aql=&oq=
このコルから標高差約60m上って天狗岳に達すると間近にニペソツ山を望むことができる。
さらに、先からは、ハイマツ帯の登山道のラインが山頂まで伸びているのが、はっきりと見える。
一端標高1,720m付近まで下り、急なハイマツ帯の急な稜線を上り、標高1,870m辺りから西側にトラバースする。北北西へ伸びる稜線に到達し、しばらく急な稜線を上ると山頂に到達。山頂には、2等三角点(点名:二屏卒山2012.88m)があり、360度の展望が得られる。南側には、台形状のウペペサンケ山と糠平富士を間近に望むことができる。生憎山頂に着く頃には、山頂部がガスで覆われた。以下のGoogle検索画像が、山頂周辺の参考風景。http://www.google.co.jp/images?um=1&hl=ja&rlz=1T4GGLL_jaJP366JP367&tbs=isch%3A1&sa=1&q=%E3%83%8B%E3%83%9A%E3%82%BD%E3%83%84%E5%B1%B1%E9%A0%82%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E5%B1%95%E6%9C%9B&btnG=%E6%A4%9C%E7%B4%A2&aq=f&aqi=&aql=&oq=&gs_rfai=
ニペソツ山頂からの急坂を慎重に下り、来た道を戻る。途中樹林帯で、エゾシカを見かけることがある。
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