蝶ヶ岳 辛い思いも、景色のすばらしさに・・・
- GPS
- 32:00
- 距離
- 55.2km
- 登り
- 4,199m
- 下り
- 4,199m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2015年12月の天気図 |
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アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
本日の入山者以外のトレースは無し(新雪) 2300m辺りからは、部分的には腰まで踏み抜くことも 下山時の2000m程から出てくる階段と、林道の凍結に注意 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
蝶ヶ岳、常念岳の登山口となる三股へのアクセスである鳥川林道は12/1より閉鎖...どちらの山に登るにせよ冬季は10kmの舗装林道歩きと成る。雪さえ少なければ常念から蝶の周遊、積雪の状態によって常念ピストンを第2候補、蝶ヶ岳ピストンを第3候補でいずれにせよテント1泊2日で臨む。 今回は新調したザック(グレゴリーのバルトロ65)と冬靴(アゾロ 6B+GV)のトライアルでもある。小雪の中林道ゲートを通過し、どのコースにしようかと悩みながら歩みを進める。 新雪の林道上トレースを見ると先行者が数名、駐車場にて準備している3名のみが本日の入山者の様子。 先行者の楽しそうなトレースを追いながら、人数は5人で一組のパーティー、たぶん女性が1人含まれるのかな?等々考えながら歩くが、しかし10kmは長すぎる。 登山道と違い林道歩きは疲れる・・・右の股関節辺りに痛み感じちょっと弱気になる。常念から回ると、一座もこなせず敗退と成るかも・・・ ここは蝶から回りあわよくば常念周りで下山にしよう、最悪は蝶ピストンでいい。先行者もおそらく蝶だ、新雪でもあるしトレースを追わせてもらおうと決める。 林道終点のゲートを通過し、三股登山口へ到着。 やはりトレースは蝶ヶ岳方面へ有る。 念のため常念方面を少し歩き様子を見るが、やはりトレース無し。 1800m辺りで先行者の方にあう、女性を含む5人パーティー、「当たってた」とひそかに喜ぶ。 また新雪を踏める喜びをかみしめ先に進む、2000m辺りまで雪はかなり少ない、 この分だとラッセルは無し、蝶槍を超えて草地辺りまで進めるかなと期待を膨らませる。 2100m辺りから足首辺りまでの積雪。 この程度は全く問題なしで有ったが、2200m辺りからくるぶし、膝、深いところは腿辺りまでの深さと成り、ルート上のマーキングも不明瞭な個所もあり、ルートロストし何度か迷い足を踏む。 2400m辺りからきつくなる、浅いラッセルと言われるかもしれないが、新雪は踏み込んだ後、体重がかかるとさらにもぐりこみ、バランスを失う・・・体勢保持と次のステップの為にかなり筋力を使ってしまう。 2500mでマーキングを失う・・・ 最近地図読みの勉強中で1/25000地図で道程表を作ってきていたが、いまいち自信が持てない、またラッセルも深くなってきており、「間違えた・・・引き返そう」も少し辛い。 何とか頑張って沢を直登するか、おそらく正解であるトラバースするか?もしくは日が落ちる前にビバークでもしようかなと思案していると先の5人パーティーがやってくる。 助けに船で、ラッセル交代してもらい後を追わせてもらう。 (堅実で力のあるパーティーに出会え感謝しています、単独だったら敗退でした・・・) 彼らは沢沿いの急登直登コースを取る、両船近くにでると大滝山からの登山道に合流、本来の登山道では無いが雪山ルートとしては正解だったようです。 ホント助かりました。 蝶が岳ヒュッテに付いたのは18時頃・・・2200mの時点では15時には着くと思ったが、考えが甘かった。 雪は止んで雲もはれたようだが、気温は-12度程、寒い・・・ 6B+GVでは指先が少し冷たい。 テント泊は止め、蝶ヶ岳ヒュッテの避難小屋を利用させて頂く。内部は清潔で非常に快適、トイレもあり最高!! 気温は低いが、雪の上にマットを敷いて寝るのとは大違い、寝袋に入ると暑いくらい・・・快適な睡眠を得る。 翌日5時半起床、食事とパッキングを済ませ7時に出発し蝶が岳山頂へ、御来光は07:17、槍穂方面はモルゲンロート。 最高の景色を望むことが出来た。来てよかった、こんなん見るために山に登ってるんだと感じる。 改めて世話になったパーティーの方に感謝。 色々と反省点の多い山行、やはり雪は単独ではキツイ・・・ パーティー探すか、もう少し入山者の多い山にするか?
ご一緒させていただいたパーティーの者です。雪が深くて大変な山行でしたね。。。我々も当初は15:00か16:00には到着できるかなと考えていたのですが、頂上に近づく程に雪が深く、思うように進めませんでした。その際、先行でトレースをつけていただいていたので、こちらこそ大変助かりました。翌朝は最高の展望が望め、Hide-Gさんのおかげだね、、、と皆で話ながら下山しましたよ。本当にありがとうございました。
ありがとうございます。こちらこそ助かりました。
良いチームワーク、非常にうらやましく、
またパーティー登山の重要性を非常に強く感じました。
本当に最高の天気でしたね。
今週末はドカ雪予報。
また悲しい事故も続いております。
お互い、益々の安全登山を心掛けて行きましょう。
ありがとうございました。
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