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Yamareco

記録ID: 78405
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

絶景パノラマコース//扇沢〜針ノ木岳〜スバリ岳〜赤沢岳〜鳴沢岳〜岩小屋沢岳〜種池山荘〜扇沢

2010年09月18日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
11:30
距離
20.0km
登り
2,180m
下り
2,207m

コースタイム

扇沢登山口(5:23)〜針ノ木峠2536m(8:11/8:21)〜針ノ木岳2821m(9:02/9:18)
〜スバリ岳2752m(9:47/9:59)〜赤沢岳2678m(11:08/11:28)〜鳴沢岳2641m(12:04/12:11)
〜新越山荘(12:38/12:47)〜岩小屋沢岳2630m(13:24/13:28)〜種池山荘(14:26/14:32)
〜爺ヶ岳登山口1350m(16:39)〜扇沢駐車場(16:53)

 所要時間:11時間30分  歩数:49,493歩
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2010年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
扇沢無料駐車所利用
 ・深夜1時ごろ駐車場の到着しましたが、ほぼ満車でした。
  この後ぞくぞく車両が来ましたが停められずに、路駐、
  有料駐車場開場待ち等していました。
コース状況/
危険箇所等
コース上のコース状況、危険個所は下記です。

1.針ノ木雪渓は巻道の夏道となっており、急な鎖場ですので、注意が必要です。
 雪渓を横切るのは1ヶ所のみの10m余りですが、ツルツルで非常に滑りやすい
 ですので、細心の注意が必要です。今回の山行で一番怖かったところです。

2.赤沢岳頂上手前の登りは、急なガレバで、転落事故が起こっている注意書き
 の標識がありましたので注意が必要ですが、ゆっくり確実に登れば問題ありま
 せん。

3.鳴沢岳の下りは急斜面です。転落注意および落石させないよう注意が必要
 です。
 
5:23
扇沢の針ノ木登山口出発
2010年09月18日 05:23撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 5:23
5:23
扇沢の針ノ木登山口出発
北アルプス3大雪渓の一つの針ノ木大雪渓も雪渓を横断するのはこの10m余りのみ
しかし、ツルツルでヒヤッとしました
あとは夏道の高巻の道です
2010年09月18日 07:01撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 7:01
北アルプス3大雪渓の一つの針ノ木大雪渓も雪渓を横断するのはこの10m余りのみ
しかし、ツルツルでヒヤッとしました
あとは夏道の高巻の道です
こんなところを進みますが、印ははっきりしていて迷うことはありません
今日は先が長いですが、急がず、ペースを守っていこうと思います
いつも後半バテテしまうので・・・
2010年09月18日 07:21撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 7:21
こんなところを進みますが、印ははっきりしていて迷うことはありません
今日は先が長いですが、急がず、ペースを守っていこうと思います
いつも後半バテテしまうので・・・
峠の手前は急勾配で九十九折りの道でしたが、道は木で枠どりされて歩きやすいです
2010年09月18日 07:56撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 7:56
峠の手前は急勾配で九十九折りの道でしたが、道は木で枠どりされて歩きやすいです
8:11
針ノ木峠到着
2010年09月18日 08:11撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 8:11
8:11
針ノ木峠到着
針ノ木山荘
この山荘の右側を登っていきます
見えるのは針ノ木岳頂上ではありません
針ノ木岳はこの奥です
2010年09月18日 08:12撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 8:12
針ノ木山荘
この山荘の右側を登っていきます
見えるのは針ノ木岳頂上ではありません
針ノ木岳はこの奥です
右奥が針ノ木岳頂上です
2010年09月18日 08:29撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 8:29
右奥が針ノ木岳頂上です
頂上が少し近づいてきました
2010年09月18日 08:30撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 8:30
頂上が少し近づいてきました
登ってきた道です
見えるのは蓮華岳です
2010年09月18日 08:58撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 8:58
登ってきた道です
見えるのは蓮華岳です
9:02
針ノ木岳到着
今日は雲が少なく、360度絶景です
南の槍ヶ岳から、西側にぐるっと景色を見ていきます
2010年09月18日 09:02撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 9:02
9:02
針ノ木岳到着
今日は雲が少なく、360度絶景です
南の槍ヶ岳から、西側にぐるっと景色を見ていきます
槍ヶ岳
手前は高瀬ダム湖
2010年09月18日 09:08撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 9:08
槍ヶ岳
手前は高瀬ダム湖
左から野口五郎岳
その右奥に頂上がほんのちょっと見えるのが鷲羽岳
右の黒く尖っているのが水晶岳(黒岳)
その右手前の赤みがかっているのが赤牛岳
右側の雲に隠れているのが薬師岳
2010年09月18日 09:08撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 9:08
左から野口五郎岳
その右奥に頂上がほんのちょっと見えるのが鷲羽岳
右の黒く尖っているのが水晶岳(黒岳)
その右手前の赤みがかっているのが赤牛岳
右側の雲に隠れているのが薬師岳
五色ヶ原から立山
手前下は黒部湖
2010年09月18日 09:08撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 9:08
五色ヶ原から立山
手前下は黒部湖
立山から剣岳
雲が少しあって頂上がはっきり見えないのが残念
2010年09月18日 09:09撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 9:09
立山から剣岳
雲が少しあって頂上がはっきり見えないのが残念
これから向かうスバリ岳、赤沢岳、鳴沢岳の稜線
2010年09月18日 09:09撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 9:09
これから向かうスバリ岳、赤沢岳、鳴沢岳の稜線
中央の爺ヶ岳から左方向にのびる稜線
鹿島槍ヶ岳、五竜岳の険しい峰々が見えます
これでほぼ一周です
2010年09月18日 09:09撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 9:09
中央の爺ヶ岳から左方向にのびる稜線
鹿島槍ヶ岳、五竜岳の険しい峰々が見えます
これでほぼ一周です
槍ヶ岳の拡大
どこから見てもそれとわかる尖った頂上
2010年09月18日 09:11撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 9:11
槍ヶ岳の拡大
どこから見てもそれとわかる尖った頂上
赤牛、鷲羽、水晶岳の拡大
2010年09月18日 09:11撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 9:11
赤牛、鷲羽、水晶岳の拡大
雲に隠れた薬師岳拡大
2010年09月18日 09:11撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 9:11
雲に隠れた薬師岳拡大
薬師岳から五色ヶ原
2010年09月18日 09:12撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 9:12
薬師岳から五色ヶ原
立山と黒部湖
2010年09月18日 09:12撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 9:12
立山と黒部湖
剣岳
2010年09月18日 09:12撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 9:12
剣岳
剣岳頂上
2010年09月18日 09:12撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 9:12
剣岳頂上
槍ヶ岳
2010年09月18日 09:14撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 9:14
槍ヶ岳
全部繋げてパノラマにしました
3
全部繋げてパノラマにしました
立山〜剣のパノラマ
立山〜剣のパノラマ
槍ヶ岳〜水晶岳〜薬師岳パノラマ
槍ヶ岳〜水晶岳〜薬師岳パノラマ
下ってスバリ岳を見上げます
2010年09月18日 09:22撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 9:22
下ってスバリ岳を見上げます
下る途中でライチョウが3羽いました
警戒して首をのばしているのでしょうか?
2010年09月18日 09:29撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
2
9/18 9:29
下る途中でライチョウが3羽いました
警戒して首をのばしているのでしょうか?
針ノ木岳を振り返ります
2010年09月18日 09:40撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 9:40
針ノ木岳を振り返ります
これから向かうスバリ岳
2010年09月18日 09:44撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 9:44
これから向かうスバリ岳
9:47
スバリ岳頂上到達
ここまで出発してから4時間24分
CTは7時間ですので順調に来ていますので、予定通りこの先へ進むことにします
2010年09月18日 09:47撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 9:47
9:47
スバリ岳頂上到達
ここまで出発してから4時間24分
CTは7時間ですので順調に来ていますので、予定通りこの先へ進むことにします
通過してきた針ノ木岳
2010年09月18日 09:49撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 9:49
通過してきた針ノ木岳
剣岳や
2010年09月18日 09:50撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 9:50
剣岳や
立山稜線の雲は少し増えてきたような気がしますが、
2010年09月18日 09:50撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 9:50
立山稜線の雲は少し増えてきたような気がしますが、
これから向かう赤沢岳がガスが出てきて、稜線の片側が見えなくなってきています
2010年09月18日 09:59撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 9:59
これから向かう赤沢岳がガスが出てきて、稜線の片側が見えなくなってきています
赤沢岳頂上手前のガレバ
転落注意の表示
ゆっくり確実に登れば大丈夫です
2010年09月18日 11:00撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 11:00
赤沢岳頂上手前のガレバ
転落注意の表示
ゆっくり確実に登れば大丈夫です
11:08
赤沢岳頂上到着
ここで大休止です
2010年09月18日 11:08撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 11:08
11:08
赤沢岳頂上到着
ここで大休止です
もうスバリ岳もガスに隠れてしまいます
2010年09月18日 11:11撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 11:11
もうスバリ岳もガスに隠れてしまいます
立山はこんな感じ
2010年09月18日 11:20撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 11:20
立山はこんな感じ
その斜面を拡大して見ると
立山ロープウェーの駅が
中央の上と下に見えます
2010年09月18日 11:21撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 11:21
その斜面を拡大して見ると
立山ロープウェーの駅が
中央の上と下に見えます
五色ヶ原方面
ガスが出て景色は西側しか見えません
2010年09月18日 11:25撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 11:25
五色ヶ原方面
ガスが出て景色は西側しか見えません
これから向かう鳴沢岳
もうガスで見えません
2010年09月18日 11:28撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 11:28
これから向かう鳴沢岳
もうガスで見えません
赤沢岳を下る途中で見た剣岳
今日一番頂上の雲がとれた瞬間です
2010年09月18日 11:32撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 11:32
赤沢岳を下る途中で見た剣岳
今日一番頂上の雲がとれた瞬間です
シラタマノキ
2010年09月18日 11:48撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 11:48
シラタマノキ
頂上手前で突然見えた鳴沢岳
2010年09月18日 11:57撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
1
9/18 11:57
頂上手前で突然見えた鳴沢岳
12:04
鳴沢岳頂上到着
2010年09月18日 12:04撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 12:04
12:04
鳴沢岳頂上到着
新越山荘へ下る途中のお花畑
もう花はほとんど終わってしまいましたが、少しだけ咲いていました
2010年09月18日 12:32撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 12:32
新越山荘へ下る途中のお花畑
もう花はほとんど終わってしまいましたが、少しだけ咲いていました
ミヤマセンキュウ
いままでの花の写真は少しボケていたのですが、2年使用したカメラでやっと接写の方法がわかりました
いままでよりは少しピントは合って、花が拡大できていると思います
2010年09月18日 12:32撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 12:32
ミヤマセンキュウ
いままでの花の写真は少しボケていたのですが、2年使用したカメラでやっと接写の方法がわかりました
いままでよりは少しピントは合って、花が拡大できていると思います
オヤマリンドウ
2010年09月18日 12:33撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 12:33
オヤマリンドウ
ハクサンフウロ
この花の名前は覚え、いく山々でよくある花ですので花の外観をよく見ていますが、山によって微妙に異なっています。
2010年09月18日 12:34撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 12:34
ハクサンフウロ
この花の名前は覚え、いく山々でよくある花ですので花の外観をよく見ていますが、山によって微妙に異なっています。
ミヤマアキノキリンソウ
2010年09月18日 12:34撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 12:34
ミヤマアキノキリンソウ
新越山荘が見えてきました
この登山道は人が少なく、扇沢からここまでに会った人は21人でした
余りに少ないので数えて見ました
2010年09月18日 12:37撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 12:37
新越山荘が見えてきました
この登山道は人が少なく、扇沢からここまでに会った人は21人でした
余りに少ないので数えて見ました
12:38
新越山荘到着
CTがここまで10時間15分のところを7時間25分
3分の2来ました
全体CTが15時間45分で残りはあと3分の1です
2010年09月18日 12:38撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 12:38
12:38
新越山荘到着
CTがここまで10時間15分のところを7時間25分
3分の2来ました
全体CTが15時間45分で残りはあと3分の1です
13:24
岩小屋沢岳到着
2010年09月18日 13:24撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 13:24
13:24
岩小屋沢岳到着
下りは土の登山道です
秋の気配です
まもなく本格的な紅葉になるのでしょう
2010年09月18日 13:53撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 13:53
下りは土の登山道です
秋の気配です
まもなく本格的な紅葉になるのでしょう
ナナカマドも真っ赤に色づいています
2010年09月18日 14:11撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 14:11
ナナカマドも真っ赤に色づいています
14:26
種池山荘到着
さすが100名山の鹿島槍ヶ岳のコースで、たくさんの人で賑わっています
ジョッキで飲んでるビールがおいしそう
でも飲んでる人は写真に入れませんでした
2010年09月18日 14:26撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 14:26
14:26
種池山荘到着
さすが100名山の鹿島槍ヶ岳のコースで、たくさんの人で賑わっています
ジョッキで飲んでるビールがおいしそう
でも飲んでる人は写真に入れませんでした
最後の下りです
まだ多くの人が登ってきます
さすが100名山、連休の初日です
途中扇沢の駐車場が見えました
2010年09月18日 15:04撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 15:04
最後の下りです
まだ多くの人が登ってきます
さすが100名山、連休の初日です
途中扇沢の駐車場が見えました
今朝登った針ノ木大雪渓
雪渓は上部のわずかになっています
2010年09月18日 15:04撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 15:04
今朝登った針ノ木大雪渓
雪渓は上部のわずかになっています
扇沢駐車場の拡大
朝は満車だったのですが、今は結構空きが出ています
2010年09月18日 15:36撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 15:36
扇沢駐車場の拡大
朝は満車だったのですが、今は結構空きが出ています
ケルン
あと少しです
この下りが一番苦しい
2010年09月18日 15:49撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 15:49
ケルン
あと少しです
この下りが一番苦しい
16:39
爺ヶ岳登山口到着
扇沢駐車場まで登らなくてはなりません
2010年09月18日 16:39撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 16:39
16:39
爺ヶ岳登山口到着
扇沢駐車場まで登らなくてはなりません
16:53
扇沢駐車場到着
ちょうど11時間30分かかりました
無事に着いてよかったです
お疲れ様でした
2010年09月18日 16:53撮影 by  DMC-TZ5, Panasonic
9/18 16:53
16:53
扇沢駐車場到着
ちょうど11時間30分かかりました
無事に着いてよかったです
お疲れ様でした

感想

8月20日の北アルプス山行以後、近場の短時間の山歩きが続いて、足が疼いて
きたので、少し長く歩いてみようと、予てより気になっていた針ノ木、スバリ、
赤沢岳の扇沢を起点とした周遊(周回)コースにトライしました。
このコースは、コースタイムが15時間45分で少し長すぎるのですが、日光、尾瀬
では同程度の日帰りを歩いているので、何とかなると思い、出かけました。

尚、このコースは下記の方を参考にしました
このヤマレコの”bikihanako"さんや
”とらZ”さんの http://ameblo.jp/tora-hammill/

とても若い彼らのように早くは登れませんが、歩いてどのくらいで着けるかな
なんて、勝手に11時間から11時間半ぐらいという希望的予想を立てました。

夜中の1時に扇沢駐車場に着いたのですが、この広い駐車場がこの時間でこれかよ
というくらい駐車場は満車に近く、何とか最後に近い空き場所に駐車することが
できました。

仮眠して、4時半起床し、予定通り5:20分頃出発です
最初の針ノ木雪渓の登りは約1000mありますが、先が長いといつも最初の
登りで頑張りすぎて、後半で疲れてペースダウンしてしまうので、今日はセーブ
して余力を持ちながら行こうと、自分に言い聞かせて登り始めました。

途中、針ノ木雪渓を一部横切るところがあり赤線で渡るところに印がついていま
したが、この約10m余りの雪面がツルツルで滑り、ストックがなかったら滑り
落ちていたかもしれないと思うくらいで、肝を冷やしました。
後続の方がおり、ストックを持ってなかったのですが、どう渡るのか上から見て
いましたが、やはり苦労しているようで、雪渓のガレバにあがり渡る距離を最小
限にして何とか渡ったという感じでした。

その後は巻道の夏道で鎖のある急斜面で、登るのに労力を消耗し、以後も急坂
でしたが、整備されている道で、セーブしながら登った割には針ノ木峠に早く
着きました。
途中であっさり速い方に抜かれるし、後続の方も同じくらいのタイムだったので、
なんと解釈してよいかわからないところもありますが・・・

針ノ木岳に到達すると、薄い雲は多少ありますが、360度絶景で、すばらしい
景色にめぐりあうことができました。
今まで北アルプスは、南部側からしか見た記憶が残ってなかった(30年程前に
白馬、鹿島槍は登りましたが記憶が???)ので、ここから見る景色には完全に
方向音痴になってしまい、山の名前をいた方に教えていただきました。
その方にこれから、一周して扇沢まで下るといったら、随分驚かれてしまいまし
た。

これから、スバリ、赤沢、鳴沢岳に向かいますが、ほとんど人に会わない。
こんな絶景が広がっているのに・・・
新越山荘までに会ったのは21人。
1時間に1組会うくらいです。
100名山から離れるとこんな感じなのでしょうか?

順調にスバリへ到達し、赤沢へ向かいますが1時間50分のCTのところを休み
なしで行こうとしたのは少し無理なようで、頂上直前で少しへばってしまいまし
た。
以後は休憩を適度にとりながら、順調に歩くことができ、気持ち良さを実感し
ながらの山歩きです。
新越山荘を過ぎると、扇沢から新越山荘へ向かう登山者が多くなり、挨拶を交わ
機会も多くなりました。
岩小屋沢岳からの下りはなだらかな土面の歩きやすい登山道で、ガスで周囲の景
色が見えないためか地元の山を歩いているかのような錯覚を感じました。

種池山荘まで来ると、さすがに賑わっており、次から次へとグループの登山者が
登ってきます。

ここからの下りが、今回のコースで一番苦しいところですが、最後の踏ん張りで
ペースを落とさないように下りました。

登山口に到着したときには、さすがにほっとしました。
6月に谷川連峰に行ったときは、最後の下りで両足が痙攣し力不足を実感したの
ですが、今回は特にそういう兆候もなく予想時間の11時間30分で完歩するこ
とができました。
今回は天候にも恵まれ体調も良かったために、順調に歩けたと思います。

ロングコースを歩くのは苦しいですが、その達成感は格別です。
またどこかのロングコースを歩いてみたいですね。

<追記>
 このコースの眺望は最高で、針ノ木岳のみでももちろん最高。
 是非、行かれることをお勧めします!!

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訪問者数:4404人

コメント

ゲスト
はじめまして
URU-12さん、はじめまして。

感想の文章でご紹介頂きました?bikihanakoと申します

素晴らしいお写真で楽しく拝見させて頂きました 自分が歩いた2年前は、写真を撮るという習慣がなかったため、画像が一枚も残っておらず当時のことを忘れかけていましたが、URU-12 さんのレポを拝見して少しずつ思い出してきました。立山連峰、黒部湖、雪渓、、、良いものですね その時も、北アルプスとは思えないくらい静かな山歩きが楽しめました。

またよろしくお願いします。

bikihanako
2010/9/19 21:41
RE:はじめまして
bikihanakoさん はじめまして。

URU-12と申します。
山行記録をご覧いただきありがとうございます。
勝手に名前を載せてしまいました。

bikihanakoさんの山行記録を見て、ここに行くことにしました。
こんなに景色の素晴らしいコースなのに、あんなに人が少ない
なんて信じられません。

bikihanakoさんの山行記録を今後とも見させていただきたいと
思います。
とても、あんなに早くは登れませんが。

今後ともよろしくお願いいたします。
2010/9/19 22:29
はじめまして
URU-12さんはじめまして、
vottiと申します。

針ノ木岳からの素晴らしい写真拝見させていただきました。
パノラマがとくに素晴らしいですね。

URU-12さんの登った翌日に、大天井の巻道から高瀬ダム湖ごしに針ノ木岳を見て、登ってみたいと思いました。

表銀座をはじめて歩いて、次は針ノ木。なんて人は少ないでしょうが…

それにしても昨日は磐梯山ですか!
すごいです。
そして、携帯戻ってきてよかったですね。
じつは私も中房登山口でデジカメ置き忘れてしまい
気が付いて戻ってきたら、
小屋のスタッフに届けていただいた方がいて助かりました。
感情移入して思わず拍手クリックしてしまいました。
本当に山好きな人はさわやかですね。

針ノ木の参考にさせていただきます。
よろしくお願いします
2010/9/21 19:02
RE:はじめまして vottiさんへ
vottiさん
はじめまして。
コメントいただきありがとうございます。
携帯はまだ手元にはありませんが、見つかって良かったです。

針ノ木のパノラマ写真も喜んでいただいてうれしいです。
パノラマ写真は訪問者数が少ないので、見ていただけると
本当にうれしいです。

針ノ木のコースは、大天井や常念尾根からみる槍穂とは違う
奥行きのある山並みが見えると思います。

まだ、今シーズン間に合いますので、是非行かれてみては
いかがでしょうか?
2010/9/21 21:44
そうですね
URU-12さん
アドバイスありがとうございます。
すでに行きたがってます(笑)
おっしゃるとおり奥行きのある山並み、V字谷に惹かれています。

パノラマ写真の訪問者数を見てびっくりしました。
ぜひみなさんに観ていただきたい素晴らしい写真だと思います。

それではまた参ります!
2010/9/21 23:53
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この記録に関連する登山ルート

積雪期ピークハント/縦走 白馬・鹿島槍・五竜 [日帰り]
マヤクボ沢・針ノ木峠周回
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
5/5
体力レベル
3/5

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