長野県 西穂高岳、秋の穂高連峰へ最短ルートで入山。危険と隣り合わせ、でも素晴らしい山行でした
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- GPS
- --:--
- 距離
- 7.7km
- 登り
- 818m
- 下り
- 823m
コースタイム
自家用車(往復) 走行距離 300km ガソリン 4,000円 高速代 2,000円
ロープウェイ 上り始発 8:00、下り最終 16:45 往復2,800円 手荷物200円
鍋平駐車場代金 500円
費用(一人当り) 3,800円+車両提供料 500円(駐車場代含む)
天候 | ![]() ![]() |
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過去天気図(気象庁) | 2010年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
4:55中野市内5:10-5:50梓川SA6:20-8:00しらかば平8:30-<ロープウェイ>-8:40西穂高口 <復路> 16:40西穂高口16:45-<ロープウェイ>-16:55しらかば平17:30-17:40ひがくの温18:40-20:15梓川SA20:50-21:50中野市内 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<交通関係> 中野市内〜しらかば平(岐阜) 新島々を過ぎると山岳道路に入って来ますので、カーブや上り下りがきつくなりますので、運転操作には注意が必要です。 釜トンネルから安房トンネル側先で工事による片側通行をしていますので、時に1km程度の渋滞となる事が有ります。また有料安房トンネルは現在社会実験で無料です。 季節にもよりますがこの時間自家用車やバスが多数有り、意外とスムーズに走れませんので、少し時間に余裕を持って移動する事をお勧めします。 【注意】 新穂高温泉駅周辺の駐車場はロープウェイ利用者で駐車時間3時間以内の条件付なので、登山(者)の利用は出来ません。したがって鍋平駐車場へ止める様になり、第2ロープウェイを利用して新穂高口駅へ移動する事になりますので、ご承知をお願い致します。 しらかば平〜中野市内 渋滞も無くスムーズに移動が出来ました。 片側通行は終日行っていました。 <登山道> 西穂高口〜西穂山荘 西穂高口駅の出入り口には無料の水場が有りますので、ここで水を準備する事が可能です。 ここから西穂山荘までは森林地帯をトレッキングするコースです。木陰で涼しく日差しの強い時期歩くには非常に快適です。登山道の前半は土に多少の石や岩が混ざる歩き易い道で、少しアップダウンが有るなか基本的に下ります。小川の橋を渡り湿地帯の木道を渡ると西穂高山荘への道のりの後半となり本格的な上りが始まります。石・砂利・岩が多くなり大きな段差や木の根を踏み越える道となります。浮石や砂利・土・木の根によるスリップやつまずきに注意が必要です。特に帰りでの下りで岩の上での砂や岩自身のすべりやすさに寄るスリップはヒヤリとさせられますので、ご注意をお願い致します。 また、雨などは土が泥とかしスリップすると思いますので、荒天時は更に注意が必要と思います。 西穂山荘〜独標は 初めは大きな岩を乗り越えて歩き出しますのでバランスに注意が必要です。 コース全般は大変良く整備された道で、ガラの石が大半を占め普通に歩けば安全に歩く事が出来ます。よそ見や不注意によるつまずきや転倒に注意ですね。 独標てまえで岩場斜面の歩きやガレ場、そして独標の登りに注意が必要です。転倒・転落・滑落は間違いなく大きなダメージとなります。(画像を参照願います) 独標〜西穂高岳 本格的な登攀(とはん=険しい山や岩場を手足を使ってよじ登る)が始まります。 先ずは途中オーバーハングになった崖を下ります。3点支持の基、足元が見え無いので手探り足探りで確実に下りましょう(逆に上る時は以外に簡単に行っちゃいます)。ここで大変な不安と手間が掛かる様でしたら、西穂高岳山頂へのアタックは考え直すか、時間厳守にて行動するなど、登山方針を見直した方が良いと思います。個人的にはここが距離の割りに一番時間が掛かり難度が高い場所と思いました。この後は多数あるピークを上り下りを繰り返します。場所により道幅が狭く斜度40度〜垂直の崖脇を歩いたり、鎖場・岩場をトラバースしながら上り下りをする場所など、全身を使って登山をする箇所が多数有ります。 チャンピオンP〜西穂高岳では岩が割れ多く、手でつかむ岩・足場にする岩に慎重な注意が必要です。というのは抜ける事があります。(実際抜けました!!!) 独標〜西穂高岳全般は浮石やつまずき・不注意によるスリップは転倒・転落・滑落につながり、そうなれば致命的なダメージを受けますので心しての登山が必要となります。 体調管理と的確なペース配分・不用意な動作と無理をしない行動・3点支持の遂行と慎重な握りと足場の確保など、心がけての登山が必要となるコースと感じました。 <温泉> せっかく新穂高温泉に来たのでロープウェイ近くの「ひがくの湯」に立寄りました。「鉄道模型」と「登山届けは命綱」かな、そんな弾幕が掲げてあり入口には確かに登山届けがおいて有ります。 そして中に入ると左側の部屋に立派な鉄道模型(多分Nゲージ)が有るではないですか! 温泉はぬるめでとても気持ちよく入れました。その後暫く体がホクホクとなり温泉効果が何時までも続きましたね。 因みに温泉場には無料の飲料水が置いて有り自由に飲む事が出来ますよ。 詳しくはリンク先を貼り付けておきましたので参考として下さい。 https://www.mapple.net/spots/G02100135902.htm |
写真
感想
『山ガールも危機一髪!!、自分も危うく・・・危険と隣り合わせの山行、でも素晴らしい景色と登り応えのある山でした』
天気が予報より大変良い状態となった為、とても素晴らしい景色を山頂より見る事が出来ました。
また登山者が大変に多く途中渋滞となりましたが、予定の時刻を何とかクリアーしながら安全に最終のロープウェイに間に合いました。
この2点が今回の山行でもっともよかった事で、登山としては西穂高岳山頂直前の最後の上りがきつく辛いかったですが、その分上り終えた時の爽快感がまた格別でした。
上るとき各ピークに人が立っているのが見え、ちょっとした励みになりますね。
「よし、自分もあそに立つんだ」と奮い立たせる事が出来ますね。
なんだか他の山と違う穂高連峰の魅力を感じました。
<ちょっとした事件>
●岩場ですれ違う祭、山ガールが私より約2m上のコースを、私が下のルートを取りました。すれ違うちょうどその時、山ガールが足場にしていた人が抱えるほどの岩が、「ズッボ」という音と共に岩壁から抜けました!彼女は一瞬体がよろめきましたが、3点支持を行っていた為両手でしっかり岩をホールドし、片足も踏ん張っていました。幸いに抜けた岩は方向を1回変えただけ道に留まり、彼女が残った片足で踏みつけて頂いたので、山ガールと共に私の所へ落ちてくる事は有りませんでした。
もし彼女が3点支持をせずこの様な事が起きていたら、おそらく抜け落ちた岩と共に彼女が私の所に降ってきたのは間違いないと感じ恐ろしくなりました。
実際身構えたのですが、留まったので「ナイス3点支持」声を掛けて置きました。
●西穂高岳へ直下の岩で取り付いている時、握った岩と足場にした岩が同時に抜けました。幸いに全体重を掛けていない為残した手足で踏ん張り、滑落と落石を不防ぎました。その前後で何箇所かしまりの緩い岩を見受けましたので、やはり危険と隣り合わせである事を実感しました。
変化に富んだ、気を抜けないコースですね!
来月頭に、テント持って行こうかな・・
先を行く、山ガールも無事で何より!!
滑落のメッカ?のような稜線ですからね。。
無線交信
kintaさん、あまり時間をさけない中、コールくれてたと思います!
今回はna58さんと
一瞬の一方通行のみだったので、次回に期待
そうなんです。やはりこの穂高連峰の岩は危険が一杯ですね。と言いながらジャンダルムをトライする登山者が多数いましたが、こんなに多いとは以外でしたし、その中に女性がいましたね。当然ヘルメットを装着ていましたよ。
コールはまめにしていましたね、でもでもですね。
来月は9月より気温がぐっと下がるのでテント泊の場合はその点注意ですね。
で、紅葉の時期なので小屋は多分激混みなのでテントは必須。
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