ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 78613
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

初めての北岳

2010年09月05日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
08:20
距離
9.4km
登り
1,701m
下り
1,709m

コースタイム

6:00広河原-6:17白根御池小屋・二俣分岐-7:33二俣7:40-8:25上部二俣-9:04八本歯のコル9:10-9:30トラバース道分岐-9:44吊尾根分岐 -10:07北岳山頂10:44-11:00両俣分岐-11:12肩の小屋-11:35小太郎分岐-11:45右俣分岐-12:35白根御池小屋12:50-14:20広河原
本日の総歩数29,436歩
天候 朝のうち快晴。10時ごろからガス
過去天気図(気象庁) 2010年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
自宅〜芦安駐車場(自家用車)
芦安駐車場〜広河原(乗り合いタクシー)
コース状況/
危険箇所等
●広河原〜白根御池小屋・二俣分岐〜二俣
とにかく初めて登るので道を間違えないように慎重にしかもはじめはゆっくりとしたペースで進む。大樺沢に沿った登山道は、所々沢の水がちょろちょろ流れているようなところもあり、雨が多い年などは登山道は川と化すのではないかなと思いながら登る。早朝から気温が高く、それほどの急登ではないが、Tシャツ1枚でもかなり汗をかく。二俣に近づくと樹林帯から出て日を遮るものがなくなるので、更に暑い。途中で休憩も兼ね日焼け止めを塗る。初めての割にはペース良く1時間半で二俣に到着。二俣で少々休憩。青空に映えるバットレスが見事。
●二俣〜上部二俣〜八本歯のコル
二俣から上部二俣までは石のごろごろした急登。途中バットレスから流れ出る沢で飲料水を補給。上部二俣〜八本歯のコルは、丸太のハシゴの急登が多く慎重に進む。上部二俣はバットレスが更に近づき青空とのコントラストが見事。どのくらいで八本歯のコルに到着するのか様子が分からず、休憩のタイミングが掴みづらかったが、思ったよりも体力は消耗せず、二俣から上部二俣まで45分、上部二俣から八本歯のコルまでは40分と、八本歯のコルには9時頃に到着。しかしこの時点で既に間の岳はガスの中。あの美しい稜線を見ることができなかったのは残念。
●八本歯のコル〜トラバース道分岐〜吊尾根分岐〜北岳山頂
ガスが迫ってくる中、早く北岳山頂に到着しなければと、八本歯のコルから先は痩せた尾根に架かるハシゴを登り、大石の累々とした箇所を越え、北岳山荘方面へのトラバース道分岐まで黙々と登る。(天気が良ければ、間の岳、富士山、鳳凰三山が素晴らしい姿を見せてくれているのだろうに)吊尾根分岐まで登るといよいよ北岳山頂はすぐそこ。途中切り立ったところもあるが特に危険は感じない。
●北岳山頂〜両俣分岐〜肩の小屋〜小太郎分岐〜右俣分岐
10時6分に北岳山頂に到着。広河原から4時間6分で登頂することができた。しかし、10時をちょっと過ぎた頃というのに、周囲はガスで見えるのは仙丈ヶ岳のみ、記念写真を撮ってもらっていたら仙丈もガスの中。昨日は快晴で素晴らしい展望だったというのにとても残念。山頂でもTシャツ1枚で平気とは、信じられない陽気。ガスが早めに湧く訳だ。眺望が悪いため、昼食を食べて早めに下山。山頂〜両俣小屋分岐〜肩の小屋までは、とても歩きやすい道。快晴の中で歩いてみたい。肩の小屋では水を1リットル100円で売っていた。肩の小屋から小太郎分岐、右俣分岐までも同じような道で歩きやすく、また可憐な花も多く、心地よい登山道。
●右俣分岐〜白根御池小屋
白根御池小屋までは砂利の多い下り坂が延々と続き、しかも展望も良くないため、ただ黙々と歩くのみで少々疲れた。白根御池はただの水たまりで少しがっかり。白根御池から白根御池小屋までは平坦でほっとする。
●白根御池小屋〜広河原
白根御池小屋は立派な建物でトイレも綺麗な様子。ここでおいしい水を頂く。御池小屋からしばらくはなだらかな下りとなるが、その後、樹林帯の中を急激な下りが続く。木の根っこなどが多く登りにくそう。下りは疲れていたためか、思ったよりも時間が掛かってしまった。14時20分に広河原に到着し15時のタクシーで15時45分頃、芦安駐車場に帰還。
広河原を出発。今日は天気がいい
2010年09月05日 05:58撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
9/5 5:58
広河原を出発。今日は天気がいい
二俣
2010年09月05日 07:33撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
9/5 7:33
二俣
二俣から北岳を望む。まだまだ先は長い
2010年09月05日 07:34撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
9/5 7:34
二俣から北岳を望む。まだまだ先は長い
大樺沢の雪渓も小さくなりました。
2010年09月05日 07:58撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
9/5 7:58
大樺沢の雪渓も小さくなりました。
上部二俣から鳳凰・広河原方面を望む。よく登ってきたものだ。
2010年09月05日 08:10撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
9/5 8:10
上部二俣から鳳凰・広河原方面を望む。よく登ってきたものだ。
北岳バットレス
2010年09月05日 08:34撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
9/5 8:34
北岳バットレス
八本歯のコル。この頃からガスが!
2010年09月05日 09:04撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
9/5 9:04
八本歯のコル。この頃からガスが!
八本歯の頭
2010年09月05日 09:05撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
9/5 9:05
八本歯の頭
残念!間の岳にガスが!


2010年09月05日 09:06撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
9/5 9:06
残念!間の岳にガスが!


急登が続く。
2010年09月05日 09:06撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
9/5 9:06
急登が続く。
あと少しで北岳山頂。人影が見える。
2010年09月05日 10:00撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
9/5 10:00
あと少しで北岳山頂。人影が見える。
山頂。仙丈岳をバックに
2010年09月05日 10:07撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
9/5 10:07
山頂。仙丈岳をバックに
山頂でポーズ。山頂にもガスがかかり始める。
2010年09月05日 10:28撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
9/5 10:28
山頂でポーズ。山頂にもガスがかかり始める。
肩の小屋
2010年09月05日 11:12撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
9/5 11:12
肩の小屋
肩の小屋の花畑には秋の花
2010年09月05日 11:13撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
9/5 11:13
肩の小屋の花畑には秋の花
北岳トリカブト?がよく咲いていた。
2010年09月05日 11:48撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
9/5 11:48
北岳トリカブト?がよく咲いていた。
白根御池小屋。水がおいしかった。
2010年09月05日 12:45撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
9/5 12:45
白根御池小屋。水がおいしかった。
広河原山荘
本日の総歩数29,436歩
2010年09月05日 14:17撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
9/5 14:17
広河原山荘
本日の総歩数29,436歩

感想

 9月2日に富士山に登って、今度は北岳から富士山を見たくて、初めて北岳に挑戦。広河原には野呂川でイワナ釣りをするために始終訪れているが、北岳は眺めるだけで登るのは初めて。どのくらいのペースで登れるのか、また足や膝は耐えられるのだろうか、など多少不安はあったが、日ごろジムで培った自分の体力を信じて登ってみた。
 登りは二俣・八本歯のコルのコースをとったが、思ったよりも順調で疲れもなかった。自分は積極的に登りでもストックを使うがその分、足への負担が軽かったのだろうと思う。
 山頂に近づくと、ガスで展望がきかなくなり、仙丈ケ岳以外は見えなかったことは残念だった。次回はぜひ富士山を見たい。
 帰りは白根御池コースを選んだが、草すべり〜白根御池は単調で展望もきかず、長く感じ疲れた。白根御池〜広河原は、樹林帯で日が照っているところを歩くよりは涼しくてよいのかなと感じたが、これも急登が多く登りは大変だろうなと思った。
 水は500ccのペットボトル3本。途中の水場で水を足したので、十分だった。また着替えは汗かきなので速乾性の半袖と長袖のTシャツ各1枚を用意したが、かなり汗をかいたのでもう1枚着替えを持っていけばより快適だった。
 初めて北岳に登ったが、思いのほか疲れも少なく、50を過ぎてからでもまだまだいけるかも?なんてちょっと天狗になっている。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1191人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 甲斐駒・北岳 [3日]
北岳、間ノ岳:二俣、八本歯のコル経由
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 甲斐駒・北岳 [2日]
北岳
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
ハイキング 甲信越 [2日]
北岳
利用交通機関:
技術レベル
1/5
体力レベル
2/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら