記録ID: 7886558
全員に公開
アルパインクライミング
谷川・武尊
谷川岳一ノ倉尾根
2025年03月08日(土) ~
2025年03月09日(日)



体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 25:21
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 1,429m
- 下り
- 1,455m
コースタイム
1日目
- 山行
- 12:16
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 12:41
距離 4.1km
登り 804m
下り 40m
2日目
- 山行
- 12:08
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 12:39
距離 6.2km
登り 625m
下り 1,415m
天候 | 初日晴れのち雪、2日目風雪、濃霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
この日は雪が多く、所々ラッセルを強いられたが、山の状態は悪くなかったと思われる。 Γルンゼは今にも落ちてきそうな雪庇が2箇所程確認できたが、気温が低かったので落ちてくる事もなく、安全に通過。 この先トポ上では、懸垂岩まで懸垂を混じえた岩稜歩きとされているが、懸垂する事無く、すんなり取付けた。 アブミパートのハーケンはしっかり効いている感じではあるが、お助けスリングはいつ切れてもおかしくない状態。このスリングがないとかなり悪いクライミングを強いられると思われる。ここを含め6ピッチ程ロープを出した。(2P終了点でビバーク) 懸垂岩の核心部を終えると、トポ上では左に巻くと言う絵柄に惑わされるが、実際は雪の状態が良さそうなら右側のルンゼを登った方が楽。(しかし雪崩のリスク有り)。その後しばらく稜線を歩き右方向へトラバースするとダイレクトルンゼが現れる。ここはそれ程雪崩のリスクは無いと思われる。スノーシャワーを浴びながら5ルンゼの頭へ到着。後はひたすら稜線を歩き一ノ倉岳山頂へ。我々はこの辺りから完全にホワイトアウトに見舞われ、下山にあり得ない程の時間を要した。 西黒尾根、天狗のコル辺りまで降りてくると、霧も晴れやっと安全に下山できる事を確信した。正直ヤマレコのGPS機能が無ければ、ホワイトアウトの中、永遠と山の中を彷徨い続けていただろう。登山ギアの技術進化に感謝しなければならない。一昔前であればやられていた可能性は否定できない。 |
その他周辺情報 | 時間に余裕がなく、どこにも立ち寄らなかった |
写真
装備
個人装備 |
ビバーク用のツェルト&火器は必携
|
---|---|
共同装備 |
ハーケン、リンクカム(いずれも使わなかった)
|
感想
今回は私の希望した山行で、ベルニナ山岳会の代表がお付き合いしてくれました。雪が多かったのでダメ元で取付いたものの、代表の強い精神力に背中を押され、何とか耐え抜く事ができました。冬の谷川はやはり最高ですね。生涯忘れ得ぬ山行となりました。いつもご指導頂きありがとうございます。感謝いたします。
お気に入りした人
0人
拍手で応援
拍手した人
0拍手
訪問者数:85人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する