冬期 槍ヶ岳
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- GPS
- --:--
- 距離
- 24.6km
- 登り
- 2,148m
- 下り
- 2,145m
コースタイム
2.04 1540m 白出小屋
3.24 1750m 滝谷
4.20 1990m 槍平小屋
7.24 3010m 飛騨乗越
8.03 3100m 槍ヶ岳山荘着
8.26 3180m 槍ヶ岳山頂
8.38 3180m 槍ヶ岳山頂発
9.20 3080m 槍ヶ岳山荘発
10.54 1990m 槍平着
12.51 1540m 白出小屋着
14.08 1110m 新穂高着
過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
---|---|
アクセス | |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
今回はなかなか厳しかったが、だからこそしっかりと記憶に刻まれたのだろうか。真っ暗な中、一人で黙々と登り続け、丑三つ時に曰く付きの避難小屋の脇を通過する際はハラハラドキドキだった。標高3000辰鯆兇┐詁本最高所の峠、飛騨乗越あたりからは台風並みの暴風が吹き荒れていて氷のつぶてがマシンガンのように全身を打ち続けた。横風に吹き飛ばされて危うく滑落しそうな場面もあった。この風の中、岩と雪のミックス帯である肩の小屋から上の部分、穂先を登ることは出来るのか?少し悩んだが鎖や梯子を頼りに何とか登りきった。穂先登攀ルートは風をあまり受けないようだ。山頂からは北西方面や穂高周辺は雲が出ていたが見事な景色!もう眺望絶佳としか言いようが無い。頑張ってよかった。そして肩の小屋まで下って少し休んでいるといきなりのホワイトアウト。青空が見えていたと思ったその10秒後には何も見えなくなった。前線が近づいてきており、天気は下り坂だろうと踏んではいたがここまで早いとは。山頂で巻かれていたら穂先の下りがかなりやばかっただろう。天は頑張った姿をちゃんと見ていてくれたようだった。頑張ればいいことがあるもんだ。そこからはさほど危険個所は無いとはいえ、なかなかしんどかった。ホワイトアウトともなると右か左どころか上か下かも分からなくなりクラクラしてくる。かすかに見える岩なんかを目印に慎重に進むのみ。これが下りだからまだ良いが。広い雪原でこれをやられたらもう完全にお手上げ。視界が効くようになるまでひたすら待ち続けるしか無いだろう。槍平近くまで戻ると視界が効くようになり、ここからも延々と長い下りが続くが後は足を動かし続けていれば帰れる。もう危ない所は無いとホッと一息。時間も早いしのんびりお散歩下山となった。
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