【赤城山】黒檜山・駒ヶ岳 霧氷、白い光を放つ

2016年01月11日(月) [日帰り]

• GPS: 04:39
• 距離: 5.2km
• 登り: 554m
• 下り: 541m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:30
• 休憩: 1:08
• 合計: 4:38

距離 5.2km 登り 554m 下り 553m

7:44 あかぎ広場前バス停
7:50 7:51 おのこ駐車場
7:58 赤城神社駐車場
8:02 8:03 黒檜山登山口駐車場
8:07 8:08 黒檜山登山口
8:21 猫岩
9:39 黒檜山大神
9:43 赤城山
9:51 10:01 黒檜山展望台
10:07 10:45 赤城山
10:48 黒檜山大神
11:16 大タルミ
11:26 11:42 駒ヶ岳
12:20 12:21 駒ヶ岳大洞登山口
12:22 ゴール地点

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

■朝方は大沼付近の道路が少し凍結していました。
■アクセス・登山コースにつきましては、「群馬県赤城山ポータルサイト」をご覧下さい。
http://akagi-yama.jp/

コース状況／危険箇所等

■雪はごく少なく、コース上は特に危険箇所はありませんでした。
■想像以上に「からっ風」が冷たいと感じました。防寒対策を。

写真

1/11 7:16

7時16分、「からっ風街道」を走行して登山口へ向かう途中、割鍋山の斜面から陽が昇ります。「いや～、雪の新潟とは全然ちがうなー！」

1/11 7:35

【路面は凍結気味】
くねくねした道路を登って「大沼」付近にやってくると、路面はやや凍結気味。「でも安心して下さい。スタッドレス、履いてますよ！」

1/11 7:41

【おのこ駐車場に到着】
7時41分、関越自動車道・赤城ICからおよそ30分、「おのこ駐車場」に到着。霧氷が広がる黒檜山上空には、「ゴーッ」と風でガスが渦巻いています。

1/11 7:52

【黒檜山登山口へ向かう】
7時52分、支度を整えて歩き出します。「黒檜山山頂には強風が吹いているみたいだけど、大丈夫かなぁ…」

1/11 7:54

【寒いよ、寒いよ…】
まずは車道を歩いて「黒檜山登山口」へ向かいます。体が凍えるほどに冷たい風が吹きつけます。「ヤバイ寒さだね…」

1/11 7:58

『地蔵岳(1674m)』を眺めながら、「大沼」湖畔の道路を歩き続けます。「からっ風」があまりにも冷たく、ときどき小走りになってしまいます。

1/11 8:06

【黒檜山・登山開始】
8時06分、黒檜山登山口に到着。ようやく登山開始です。「危ねー、寒風で体が冷え切るとこだった…」

1/11 8:07

序盤の雰囲気はこんな感じ。岩がゴロゴロした笹原の斜面を登ります。西側に位置するため、日差しはありません。

1/11 8:08

【序盤は岩場の急登】
ひたすら続く岩場の急登。ゆっくりと歩を進めます。登るにつれて風が少しゆるみます。

1/11 8:09

【アイゼンの出番ナシ】
足元の様子はこんな感じ。雪はありませんが、霜が降りています。結局この日はアイゼンの出番はありませんでした。

1/11 8:15

相棒の黒いシルエットを眺めながら、お互いに無言で登り続けます。「ハア、ハア…」という息使いだけが響きます。

1/11 8:16

【凍った大沼と地蔵岳】
10分ほど登ってから後方を振り返ると、半分凍った大沼の向こうに『地蔵岳(1674m)』がよく見えました(^^)

1/11 8:17

大沼の湖面をズーム。
「う～ん、凍ってますねぇ…」

1/11 8:20

「猫岩」の手前まで登ると、ようやく日差しがでてきました。霧氷が光に浮かび上がってきます

1/11 8:20

【猫岩を通過】
8時20分、「猫岩(1468m)」を通過します。「どうして猫って名がついているんだろう…？」

1/11 8:44

猫岩から先もゴロゴロした岩の道。頭上に明るく見える尾根を目指して登り続けます。霧氷も徐々にキレイになります♪

1/11 8:45

猫岩→黒檜山・区間
霧氷写真1

1/11 8:45

猫岩→黒檜山・区間
霧氷写真2

1/11 9:02

猫岩→黒檜山・区間
霧氷写真3

1/11 8:42

猫岩→黒檜山・区間
霧氷写真4

1/11 8:47

【霧氷を愉しみに…】
「これが赤城山の霧氷なんだね。キレイだなぁ…」
この日はこの霧氷を愉しみにやって来たのです(^^)

1/11 8:43

白い霧氷の奥には赤城山『鈴ヶ岳(1564.7m)』も顔を覗かせています。

1/11 8:49

【尾根に上がる】
8時49分、暗い樹林帯を抜けて尾根に上がりました。太陽の光が当たり、ようやく体もポカポカしてきました。

1/11 8:51

【富士山の展望台にて①】
尾根に上がると南方向の展望が開けます。すると、こんな看板を見つけました。
「ここから富士山が見えるの？どこ、どこ？」

1/11 8:51

【富士山の展望台にて②】
写真の中央、肉眼では富士山が見えたのですが、写真だとかなり霞んでいますね…(^^;)

1/11 8:51

【富士山の展望台にて③】
次々にやってくる登山者の皆さんも、富士山の写真を撮影していました(^^)

1/11 9:01

【富士山の展望台にて④】
私の相棒も写真をパチリ。中央に見えるピークは赤城山『駒ヶ岳(1685m)』です。

1/11 8:52

【富士山の展望台にて⑤】
この展望台からは進行方向の『黒檜山(1827.6m)』も見えます。展望を楽しみながら、ここでしばらく休憩しました。

1/11 9:04

黒檜山中腹には、一面に霧氷がビッシリと広がっています。何だか別世界のようです。

1/11 9:09

【満開の霧氷の中へ…】
「ピークまであと少しです。さあ、行きましょう！」
黒檜山山頂に向けて、満開の霧氷の中へと歩いていきます♪

1/11 9:06

「いや～、今日はこの赤城山に来てよかったですね！」

1/11 9:29

何度も足を止め、じっくりと霧氷を眺めます。いっこうに前に進みません…(^^;)

1/11 9:29

山頂に近づくにつれて、次第に足元の雪も多くなってきました。でもツボ足で十分です。

1/11 9:31

ゴロゴロした大きな石を踏みながら、斜面を登り続けます。しだいに傾斜がゆるんできました。

1/11 9:39

【駒ヶ岳との分岐点通過】
9時39分、尾根を登り切って『駒ヶ岳』との分岐点を通過。左折して黒檜山ピークへ向かいます。

1/11 9:41

笹原の広がる平坦な登山道を進むと…

1/11 9:42

【黒檜山・山頂に到着①】
9時42分、赤城山『黒檜山(1827.6m)』に到着です。なかなか広い山頂。ベンチ代わりの石もあり、休憩にもってこいです。

1/11 9:42

【黒檜山・山頂に到着②】
駐車場から歩き始め、休憩を含めて1時間50分でした。ゆっくりペースでした(^^)

1/11 9:47

【黒檜山・山頂に到着③】
黒檜山ピークには三等三角点アリ。

1/11 9:45

【黒檜山で記念撮影】
そして記念撮影。「青空のブルーに霧氷のホワイトがキレイだよ～！」

1/11 9:48

黒檜山山頂からは、東の栃木県側の展望が開けています。

1/11 9:43

【展望台へ向かう…】
でも下調べによると、この先の展望台からはもっとよく景色が見渡せるとのこと…。行ってみましょう(^^)/

1/11 9:47

登山道に沿って、さらに北へと進みます。

1/11 9:49

【霧氷、白い光を放つ】
「黒檜山山頂→展望台」区間では、霧氷が間近に見れました♪キラキラと白い光を放ちます。

1/11 9:49

黒檜山山頂周辺
霧氷写真1

1/11 9:49

黒檜山山頂周辺
霧氷写真2

1/11 9:49

黒檜山山頂周辺
霧氷写真3

1/11 9:48

黒檜山山頂周辺
霧氷写真4

1/11 9:50

進むにつれて、しだいに視界を遮る高い木々もまばらになってきます。

1/11 9:51

その一方で、足元の灌木に付く霧氷が目立ち始めます。これなんかはもう霧氷がコッテリと張り付いてる…(^^;)

1/11 9:58

【展望台に到着】
何かの石祠がある場所までやって来ました。きっとここが展望台ですね…

1/11 9:57

【展望・岩の上から眺める】
「してそそり立つ見晴台の岩山へ…」ホメーロス作『オデュッセイアー』第十書より引用。

1/11 9:57

【谷川岳・武尊山・皇海山①】
こちらは北西の方角。中央から右へ『谷川連峰』がありますが、ピーク周辺が吹雪いていて見えません。まるでジェットストリームのようです。

1/11 9:57

【谷川岳・武尊山・皇海山②】
こちらは北の方角。ずっと右奥に『武尊山(2158.3m)』。山頂付近はガスっています。

1/11 9:57

【谷川岳・武尊山・皇海山③】
こちらは北東の方角。左端『至仏山(2228.1m)』、右端『日光白根山(2577.6m)』もガスっています。

1/11 9:57

【谷川岳・武尊山・皇海山④】
こちらは東の方角。左の『皇海山(2143.6m』はよく見えますが、ほぼ中央の『男体山(2486m)』は雲に隠れています。

1/11 10:00

【浅間山・子持山・燧ヶ岳①】
こちらは西の方角。中央の奥に白く『浅間山(2568m)』、その手前『掃部ヶ岳(1449m)』。右端『十二ヶ岳(1201m)』。すぐ目の前『鈴ヶ岳(1564.7m)』。

1/11 10:00

【浅間山・子持山・燧ヶ岳②】
こちらは北西の方角。、左端に『子持山(1296.2m)』。右奥、谷川連峰にはジェットストリームが吹き荒れる(°Д°υ)

1/11 10:00

【浅間山・子持山・燧ヶ岳③】
こちらは北の方角。手前には「小黒檜山」へと稜線が続きます。右奥『武尊山(2158.3m)』のガスが少し晴れてきました。

1/11 10:00

【浅間山・子持山・燧ヶ岳④】
こちらは北東の方角。ずっと奥、左のピラミダルな白い山頂『燧ヶ岳(2350m)』がかろうじて見えます。

1/11 10:00

赤城山・自然百景
the soft rime・樹氷

1/11 10:03

赤城山・自然百景
the sky・空

1/11 10:03

赤城山・自然百景
the mountain・山

1/11 10:00

赤城山・自然百景
the sun・太陽

1/11 10:02

「さて、山頂に戻りましょう…」積雪量わずか3cmほどの雪道を引き返します。

1/11 10:05

【再び黒檜山山頂に】
10時05分、黒檜山山頂に戻ってきました。賑やかな笑い声が聞こえてきます。この日は30人ほどの登山者に会いました(^^)

1/11 10:05

【黒檜山山頂でランチ①】
写真中央『筑波山(877m)』を眺めながら、早めのランチです♪

1/11 10:19

【黒檜山山頂でランチ②】
雪山はやっぱり温かいカップヌードルだー(^^)/

1/11 10:26

【黒檜山山頂でランチ③】
「ズルズル…」
雪景色を愉しみながらのラーメン。ウマイなぁー(>_<)/

1/11 10:33

【黒檜山山頂でランチ④】
食後のスイーツだってありますよ～♪

1/11 10:34

【黒檜山山頂でランチ⑤】
そしてアツアツのコーヒー。と言っても、インスタントなんですけどね…(^^;)

1/11 10:37

【黒檜山山頂でランチ⑥】
遠くを眺めながらコーヒーを味わうAさん。あれ？どこかのCMで見たような風景。

1/11 10:46

【ランチ終了・駒ヶ岳へ】
10時46分、ランチを終了して駒ヶ岳へと向かいます。

1/11 10:47

【黒檜山・南峰を通過①】
分岐点からすぐに黒檜山・南峰に到着。ここには鳥居と石祠、「御黒檜大神」と刻まれた石碑が置かれています。

1/11 10:47

【黒檜山・南峰を通過②】
南峰の様子はこんな感じ。やっぱり大きな石がゴロゴロしています(*_*)

1/11 10:57

【長い木製の階段】
南峰を通過後、木の階段で急降下。ここからは駒ヶ岳方面の展望が開けています(^^)

1/11 10:58

【駒ヶ岳・小沼・地蔵岳①】
「黒檜山→駒ヶ岳」区間にある木製の階段を下りながら、周りの風景を見回しました。

1/11 10:58

【駒ヶ岳・小沼・地蔵岳②】
こちらは南の方角。中央少し左『駒ヶ岳(1685m)』、中央少し右『長七郎山(1579.1m)』、その右に「小沼」。

1/11 10:58

【駒ヶ岳・小沼・地蔵岳③】
こちらは南西の方角。中央のピーク『地蔵岳(1674m)』。眼下には「大沼」が見えます。

1/11 10:58

【駒ヶ岳・小沼・地蔵岳④】
こちらは西の方角。木の枝越しに『鈴ヶ岳(1564.7m)』が透けて見えます。

1/11 11:00

小沼をズーム。
写真の左下には鞍部「大タルミ」付近の登山道が白いスジとなって見えます。

1/11 11:09

長かった階段を下り終え、ロープが張られた笹原を抜けると…

1/11 11:10

【10と掲示された道標】
11時10分、「黒檜山・10」という掲示のある道標を通過します。この「10」というのは「10合目」とは異なるようです。

1/11 11:08

【振り返れば黒檜山】
後方を振り返ると、先ほどまでいた黒檜山がよく見えました。

1/11 11:11

●
＊11時11分、「黒檜山→大タルミ」区間で後方を振り返りました。

1/11 11:11

●●
＊こちらがたったいま下ってきた『黒檜山(1827.6m)』です。

1/11 11:11

●●●

1/11 11:11

●●●●
＊こちらが進行方向。右のピークが『駒ヶ岳(1685m)』になります。

1/11 11:15

小さなアップダウン。さらに階段で小ピークを越えます。「こんにちは～！」

1/11 11:16

【鞍部・大タルミを通過①】
11時16分、鞍部である「大タルミ」を通過します。

1/11 11:17

【鞍部・大タルミを通過②】
左のピーク『駒ヶ岳(1685m)』まではあとわずか。ここから少しだけ登ります。

1/11 11:17

再び歩いてきた道を振り返ります。黒檜山の西斜面にはまだ白い霧氷が残っていました。

1/11 11:22

駒ヶ岳直下では、またまた木の階段が続きます(*_*)

1/11 11:26

逆光となった霧氷を眺めながら、階段を上り続けると…

1/11 11:26

【駒ヶ岳・山頂に到着①】
11時26分、赤城山『駒ヶ岳(1685m)』に到着です。

1/11 11:31

【駒ヶ岳・山頂に到着②】
山頂の様子はこんな感じ。黒檜山のピークよりは狭いですが、休憩するには十分なスペースです。

1/11 11:31

【駒ヶ岳・山頂に到着③】
駒ヶ岳山頂からの展望はこんな感じ。桐生市に広がる山裾の風景が見えました。

1/11 11:27

【ふと傍らに目をやると…】
山頂を後にして進もうとしたその時、私の目にあるものが飛び込みます。「おやおや…？」

1/11 11:33

これはアカヤシオでしょうか？春に向けて準備中です。淡い紅紫色の花を見に、その頃にも訪れてみたいです(^^)

1/11 11:45

さて、駒ヶ岳登山口へと下山します。もう正午になりますが、まだまだ霧氷が楽しめました♪

1/11 11:51

小沼がよく見える草地で右に曲がり、尾根を外れます。

1/11 11:54

【急勾配の鉄の階段】
そして急勾配の斜面。樹幹の奥に「大沼」の青い湖面を透かし、3つの鉄の階段でジグザグに高度を下げます。

1/11 12:20

【無事に下山終了】
12時20分、無事に下山終了です。『黒檜山』からは1時間30分、『駒ヶ岳』からは50分ほど時間がかかりました。

1/11 12:44

【赤城神社に立ち寄る】
下山後、「赤城神社」に立ち寄りました。右奥に見えるのは『黒檜山』です(^^)/

1/11 12:45

「大沼」の北側半分では、人が乗っても大丈夫なくらい凍っていましたが…(°Д°υ)

1/11 12:34

【きらめく大沼の湖面】
大沼南側は反射した光がキラキラした水面が印象的でした♪

1/11 12:34

「かすかなそよ風にもさざ波を立て、あらゆる光と影を映していた湖…」H.D.ソロー著『森の生活-ウォールデン』より引用。

1/11 10:05

【バックショット】
爽やかな青い空に、白く輝く霧氷が楽しめた山旅でしたね。それでは、また(^_^)/~

1/11 9:56

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撮影機器：

SO-03F Sony

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 雨具 靴 ザック アイゼン 昼ご飯 飲料 地図（地形図） コンパス 笛 ヘッドランプ GPS 筆記用具 日焼け止め 携帯 時計 タオル ストック カメラ

感想

Forest21

新年を迎えてから、新潟ではずっと鉛色の空が続いていた。
例年に比べて雪は少ないものの、曇天の中では地元の山に行く気もなれなかった。

「たまには群馬県に行ってみようじゃないか…」
と思い、仲間と共に今回は赤城山にお邪魔した。

爽やかな青空をバックに霧氷が白く輝き、実に美しかった。
このところの閉塞感から一気に解放された思いがした。

ただ、「からっ風」の冷たさが骨身にしみた1日でもあった。



（参考文献）
・新分県登山ガイド『群馬県の山』　山と渓谷社
・山渓ハンディ図鑑『樹木の葉』　山と渓谷社
・ブルーガイドハイカー『超展望の山』杉本智彦 著　実業之日本社
・山と高原地図『赤城・皇海・筑波』　昭文社
・『関越道の山88』打田鍈一 著　白山書房
・『オデュッセイアー』ホメーロス 作　岩波文庫
・『森の生活ーウォールデン』H.D.ソロー著　岩波文庫