記録ID: 795824
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積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科
阿弥陀岳と強風の硫黄岳・赤岳縦走(美濃戸から1泊2日)
2016年01月10日(日) ~
2016年01月11日(月)
体力度
7
1~2泊以上が適当
- GPS
- 12:48
- 距離
- 22.9km
- 登り
- 2,860m
- 下り
- 2,845m
コースタイム
1日目
- 山行
- 4:30
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 6:01
距離 8.4km
登り 1,516m
下り 856m
2日目
- 山行
- 6:07
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 6:45
距離 14.5km
登り 1,344m
下り 2,008m
11:33
赤岳山荘
天候 | <1日目> ・曇り→晴れ→曇り ・気温 最高-5度 最低-13度 平均-8度 ・風は、稜線上で15m/s程度の北西風 <2日目> ・曇り→晴れ間も ・気温 最高0度 最低-15度 平均-10度 ・風は大ダルミで25m/sを超える西風。平均すると15m/s〜20/ms程度の北西風。 |
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過去天気図(気象庁) | 2016年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・5時半くらい到着で8割方埋まっている状況。 ・下山時は6、7割。 ・茅野市内まで下りないとコンビニはナシ。 ・八ヶ岳山荘から先は車高が高いクルマ推奨。今回は雪は一切ナシ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<美濃戸山荘〜行者小屋> ・コース中盤までは、ほぼ地肌露出ですが、ところどころ解けた雪が固まった箇所ありスリップ注意。 ・中盤以降は、雪道。スケートリンクあり。チェーンスパイクがあると便利。 <行者小屋〜文三郎道〜阿弥陀岳〜行者小屋> ・雪は少なく、トレースは完璧。 ・中岳のコルから行者小屋への近道は、雪崩の危険があると言われていますが、雪の状況次第で、シリセードで一気に下りられます。今回下山に使用しましたが、1/3くらいはシリセードで下りられました。 <行者小屋〜赤岩の頭> ・終始夏道を行きました。トレースありました。危険箇所は特になし。 <赤岩の頭〜硫黄岳> ・風はそれなりでしたが、判別できる程度のトレースは確認できました。 ・アイゼンナシで行きましたが、頂上直下で岩場を右に巻くあたりは、滑ると終わりなので、アイゼン推奨かと思われます。 <硫黄岳〜赤岳> ・大ダルミまではトレースありませんでしたが、ルートはロープ等で明示してあるので、迷うことはありません。 ・硫黄岳〜大ダルミ間は歩くのに困難を生じるくらいの強風でした。 ・奥の院の手前からトレースあり。奥の院のあたりが核心ですが、トレースはしっかりしており、ハシゴも使えました。 ・鉾岳を巻いて西側斜面をトラバースする箇所が、トレースが薄く、雪もサラサラしてアイゼンが効きにくく、緊張しました。 ・雪は基本的に少なく、締まっていました。 |
その他周辺情報 | <行者小屋> ・冬場は週末のみ営業 ・テント一人一泊1000円 ・ビールの種類が豊富(ラガー、黒ラベル、スーパードライ、モルツ) ・水場は水量豊富 |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
ハードシェル Haglofs ロック スピリット ジャケット
ソフトシェル patagonia ナノエア フーディ
インサレーション monbell アルパイン ダウン パーカ
インサレーション Mountain Equipment パウダーパンツ
ベースレイヤー ibex ウーリーズ150クルー
アウターパンツ finetrack エバーブレス フォトン パンツ
パンツ the north face バーブパンツ
タイツ monbell ジオライン ミドルウェイト タイツ
インナーグローブ the north face ETIPグローブ
アウターグローブ monbell outdryレイングローブ
ウィンターグローブ Black Diamond ソロイスト ロブスター
ゲイター Outdoor Research クロコゲイター
ザック Gregory バルトロ65
シューズ Scarpa モンブランGTX
アイゼン Black Diamond セラッククリップ
ピッケル Black Diamond ベノムアッズ
ストック Black Diamond トレイル
テント monbell ステラリッジ2型
シュラフ ナンガ オーロラ600DX
スリーピングマット Klymit イナーシャ オゾン&サーマレスト Zライト
ゴーグル Dice スノーボード用ゴーグル
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備考 | 強風の稜線上でも、ibex,ナノエア,ロックスピリットジャケットで全く問題なかった。 下半身も、ジオラインミドルウェイト、バーブパンツ、エバーブレスフォトンで寒さを感じることはなかった。 |
感想
天気が微妙に気圧の谷で、強風が予想されましたが、幸運にも時間が取れたので阿弥陀岳を狙い美濃戸に入りました。
また、これまで、赤岳から硫黄岳に歩いたことは3回ありましたが、逆ルート(硫黄岳から赤岳)を歩いたことがなかったので、ついでにこれもやってしまおうと、1泊2日で山行を計画したものです。
1日目は稜線に出ても思ったほど風は強くなくて、あっさりと阿弥陀岳に登頂。
雪も少なく、ちょっと物足りない感じでした。
行者小屋の夜も、テント内はマイナス9度くらいで、そこまで寒さを感じずに過ごしました。
2日目は、早く帰りたかったので5時前に行動開始。
これが裏目に出たこともあったのですが、早々と硫黄岳に到着したときは、まだ日差しはなく、酷い風。硫黄岳山荘に向け下りる程に風が強くなる感じでした。
大ダルミあたりでは、これまで経験したことのない風の強さで、歩くのにも支障が出る程でした。
時間帯が早く、誰も周りを歩いていない状況で、結構心細かったですが、これ以上風が強くなることはないことはわかっていたので、冷静に歩を進めることが出来ました。
案の定、奥の院あたりまで行くと、風は気になる程の強さではなくなり、その後は余裕をもって稜線歩きを堪能できました。稜線上ですっきり晴れることはありませんでしたが。
メインは阿弥陀岳のつもりでしたが、硫黄岳〜赤岳縦走が予想外に内容の濃いものになりました。
とても良い経験になりました。
次は、満を持して西穂高岳をやりたいと思います!
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無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科 [2日]
美濃戸(南沢)〜行者小屋〜赤岳(文三郎尾根)〜横岳〜硫黄岳〜赤岩の頭〜行者小屋〜阿弥陀岳(ピストン)
利用交通機関:
車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
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