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Yamareco

記録ID: 79749
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無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

剱岳 -早月尾根-

2010年09月26日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
07:12
距離
14.7km
登り
2,333m
下り
2,327m

コースタイム

馬場島無料P  6:00
1600m地点  7:07-7:12
早月小屋   8:09-8:14
劔岳山頂   9:36-10:30
早月小屋   11:36-11:41
馬場島無料P  13:12
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2010年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
馬場島無料P
コース状況/
危険箇所等
早月小屋から山頂までは岩場・鎖場が犇めくので注意
普通に下りでも勾配はキツいので気が抜けないです
月を頼りに馬場島へ
2010年09月26日 18:10撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/26 18:10
月を頼りに馬場島へ
寝坊した〜
2010年09月26日 18:40撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/26 18:40
寝坊した〜
有名な石碑。この裏が登山口です
2010年09月26日 18:40撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/26 18:40
有名な石碑。この裏が登山口です
約1000m地点の展望台
2010年09月26日 18:41撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/26 18:41
約1000m地点の展望台
根っこが蔓延る急登
2010年09月26日 18:41撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/26 18:41
根っこが蔓延る急登
富山平野と月
2010年09月26日 18:42撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/26 18:42
富山平野と月
土嚢の階段
2010年09月26日 18:42撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/26 18:42
土嚢の階段
200m毎に看板が。でも正確では無いと思われ・・・
2010年09月26日 18:42撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/26 18:42
200m毎に看板が。でも正確では無いと思われ・・・
やっと陽が差してきた
2010年09月26日 18:45撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/26 18:45
やっと陽が差してきた
切れないよね
2010年09月26日 18:45撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/26 18:45
切れないよね
2224m早月小屋です。水場は無し
2010年09月26日 18:46撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/26 18:46
2224m早月小屋です。水場は無し
左から赤谷山、白萩山、白ハゲ
2010年09月26日 18:47撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/26 18:47
左から赤谷山、白萩山、白ハゲ
奥には猫又山も
2010年09月26日 18:49撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/26 18:49
奥には猫又山も
霜が降りてます。日陰は寒いよ〜
2010年09月26日 18:50撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/26 18:50
霜が降りてます。日陰は寒いよ〜
陽が眩しい・・・
2010年09月26日 18:50撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/26 18:50
陽が眩しい・・・
頑張ってよじ登ろう
2010年09月26日 18:51撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/26 18:51
頑張ってよじ登ろう
もう霜柱も!
2010年09月26日 18:52撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/26 18:52
もう霜柱も!
嶮しくなかなか近づかない
2010年09月26日 18:52撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/26 18:52
嶮しくなかなか近づかない
落石起きてもおかしくないです
2010年09月26日 18:54撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/26 18:54
落石起きてもおかしくないです
立山への分岐
2010年09月26日 18:54撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/26 18:54
立山への分岐
山頂到着〜って誰?
2010年09月26日 18:56撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/26 18:56
山頂到着〜って誰?
こりゃ賑わしい
2010年09月26日 18:56撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/26 18:56
こりゃ賑わしい
改めて34座目劔岳2999mです
2010年09月26日 19:04撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2
9/26 19:04
改めて34座目劔岳2999mです
立山です。奥にはもう北アの名峰がぞろぞろ
2010年09月26日 19:06撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/26 19:06
立山です。奥にはもう北アの名峰がぞろぞろ
まだ未踏の白馬、唐松、五竜
2010年09月26日 19:05撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/26 19:05
まだ未踏の白馬、唐松、五竜
奥大日の彼方には白山
2010年09月26日 19:06撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/26 19:06
奥大日の彼方には白山
富山平野と登り口の馬場島。
2010年09月26日 19:10撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/26 19:10
富山平野と登り口の馬場島。
写真じゃうっすらだけど富士山も
2010年09月26日 19:09撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/26 19:09
写真じゃうっすらだけど富士山も
うーむ、流石に立山までは無理だな
2010年09月26日 19:04撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/26 19:04
うーむ、流石に立山までは無理だな
下りやばいね
2010年09月26日 19:11撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/26 19:11
下りやばいね
この鎖場にはボルトの足場がありました。あ、写ってる!
2010年09月26日 19:11撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/26 19:11
この鎖場にはボルトの足場がありました。あ、写ってる!
ようやく陽も当たって劔が望める
2010年09月26日 19:12撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/26 19:12
ようやく陽も当たって劔が望める
2010年09月26日 19:13撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/26 19:13
2010年09月26日 19:13撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/26 19:13
いやーキツい下りだった
2010年09月26日 19:13撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/26 19:13
いやーキツい下りだった
もう山頂は雲の中だ
2010年09月26日 19:14撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/26 19:14
もう山頂は雲の中だ
撮影機器:

感想

前日に仕事を終わらせそのまま馬場島へ向かう。
R41を北上し富山市に入ると東の空に欠け始めた満月がみえました。
地図を見るのが面倒だったので月を頼りに車を走らせましたが意外といけるもんですね。
20時に馬場島に着きそのまま車中泊。明日は5時半に出発します。


翌朝はかなり冷え込み布団でも寒かったー!
目覚ましセットしたけど外が寒くて禁断の2度寝。
奇跡的に軽症の5時半に目が覚め慌てて準備をする。
辺りはすっかり明るく登山日和のようです。やる気も湧くってもんだ。
馬場島からは壁の様な山が邪魔して劔岳はみえないなー。(←本当は見えるけど気付かず^^;)
キリのいい6時にいよいよ登山開始です。


車道をテクテク歩くとすぐ「試練と憧れ」の石碑に到着。
まさかな〜とは思ったけど先程の壁の様な山へと道が続いている。
終始急登の続く尾根道だとは知ってたけどここ登ってくんですか?汗
標高差2200mで片道8,5kmならこんぐらいの勾配はこなさないかんか・・・。
やっぱ地図眺めてるだけじゃダメですね。


登り始めは体力もあるから思ったよりさくさく進む。
体温も上がってきてロンT1枚でも暑いぐらいだ。
1000m付近で1人のおじさんと話をしながら登る。
俺「この登山道きついですね〜」
おじさん「そりゃ三大急登だもの」
俺「・・・。」
えー!!何それ!?ここ三大急登の1つなの?知らなんだ!
甲斐駒は知ってたけどまさか早月尾根がそうだったとは。まさかのカミングアウトですよ。
恐ろしい場所にきてしまったようです。今日のザックは8kg程。知ってたらもっと軽くしたのに・・・。
やっぱ地図眺めてるだけじゃダメですね。part2


急登ですが一昨日の荒島岳と勾配が似ていたのでペースが掴みやすかった。何が幸いするやら。
早月小屋までは木の根が犇めき林で視界も開けないのでひたすらに登った。
得意の無我の境地も惜しげもなく活用(?)し挑んだ。
ただ途中からは「劔岳の2999mをどうにかして3000mに出来ないか」ばかり考えてた。
ケルンか岩で1m稼ぐのが最も現実的だろう。
地殻変動で増えるのが理想的ではあるが逆に崩れることもあるなぁ。
あれだ、国土交通省のお偉いさん抱き込んで改ざんもありだな。他には署名活動とか。
てなことを延々と考えた末に行き着いたのは「俺を人柱にする」です。
しかもピッタシ3000mにするために中腰の人柱。


さて、アホなことばっか考えてたらあっという間に早月小屋。
小休止をはさみ劔へと足を進めますが劔岳が全くみえない!!
いや、目の前に聳えてはいるんですが陽の光がモロ劔にかかってて邪魔をする。新手のイヂメですか?
周囲の猫又山や奥大日、富山湾はズバッと眺めれるんですが劔だけほんとダメ。
しかも進めば進むほど劔の懐に潜り込むため、見上げる形になりず〜〜〜〜っと見えなかった。
もう小1時間ずらせば大丈夫だったと思います。ここで寝坊がアダになるとは。下りに期待します。


山頂直下は疲れと鎖場や岩場のよじ登りの連続で思う様に進まない。
途中下ってきたトレランの方と話をすると3時間半で登ったとのこと。
時計を見ると9時ちょい過ぎ。ぬぬ!頑張れば行けるかも。
日陰には霜柱が佇み季節の移り変わりのはやさが伺える。岩も冷たく手がかじかむ。
風がないのが幸いで上着は羽織らなくても寒くなかった。
落石が起きても不思議でない岩場は先の登山者にも注意を向けて登る必要がある。
人を寄せつけない鋭い山容はまさに劔!帰ったら点の記が見たくなるはず。
ガレ場で埋め尽くされた立山との分岐のすぐ先に頂上は待っていました。


山頂は(ハイシーズン程では無いだろうが)賑わしく15人程の方がいました。
雲もなく南には立山をはじめ今年登りまくった北アの盟主達が望める。
東はまだ未踏の地なので詳しく分からないが白馬岳がひと際目立ってみえました。
天候に恵まれ彼方には富士山や白山も確認できお腹いっぱいです。
早月尾根を振り返るとどうやら馬場島の建物らしきものが確認できた。
ありゃりゃ、今朝駐車場から劔の頂が見えてたんですね(^^;

ややもすると多少南から風も吹き上げてきてグッと冷えてくる。
湯を沸かし味噌汁で暖まってましたが迂闊にも大切なMy箸を落とし足下の瓦礫の奥へと入っていってしまった。汗
是が非でも救わねばと山頂の隅っこでプチ救出活動に勤しむ男が一人・・・。
数個の瓦礫をどかした奥にキラリと光る木曽桧の漆塗り箸をはっけーん!よかった〜!
早月小屋あたりまでは足が生きてたのであわよくば立山も踏んで行こうと企んだがやっぱ無理だな〜。
1時間程景色を堪能して帰路につきました。


復路はいわずもがな。ヒヤリとする箇所が満載です。
滑落もそうですが落石を生まない様に神経をすり減らしながら下りました。
途中登りでは気付きませんでしたがボルトが足場用に埋め込まれた鎖場がありました。
登山道を整備されてる方々の苦労が伝わってきます。折角なので渡らせてもらいま〜す^^
途中往路で行き会った山ガールが登ってくる。ここを1人で日帰りピストンするらしい。勇ましい山ガールもいるもんだな〜。
振り返るとようやく陽を浴びた劔の姿が拝めました。ん〜改めて嶮しい山容だ!


飽きる程の下りをこなし馬場島付近まであと少し。
パンパンのザックでテントを担いで下ってるお兄さんにであう。
後で話を聞くとこの尾根道は水場がないらしく水4Lを備え計23kgほどのザックを担いで登ったらしい。
しかも涼しい顔して下ってました。何て根性だ。俺には到底無理す。
馬場島まで下ると劔はぶ厚い雲に覆われ頂を確認することはできなかった。残念。
さて、帰路につきますか〜!

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剱岳/早月尾根ルート/馬場島起点早月小屋経由
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技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
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馬場島〜三ノ窓〜剣岳〜早月尾根〜馬場島
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5

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