渋の湯〜黒百合平〜天狗岳〜オーレン小屋〜硫黄岳〜横岳〜赤岳〜キレット〜権現岳〜編笠山〜信濃境駅
- GPS
- 37:00
- 距離
- 28.2km
- 登り
- 2,156m
- 下り
- 3,080m
コースタイム
オーレン小屋6:18-夏沢峠-硫黄岳7:55-横岳9:25-赤岳11:30-キレット小屋13:35
キレット小屋6:15-権現岳7:40-青年小屋8:40-編笠山9:15-広原温泉鹿の湯12:40-信濃境駅14:05
天候 | 【18日(土)天候:山麓は晴れ、稜線上はガス】 【19日(日)天候:快晴】 【20日(月)天候:高曇り、一部雲海】 |
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過去天気図(気象庁) | 2010年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
信濃境駅14:25〜 |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
感想
先月、北アルプスに行き蝶ヶ岳からの御来光で八ヶ岳から富士山まで見渡せ、あ〜八ツにも行きたいな〜と思っていた。9月に入り三連休が取れたので計画した。二泊三日の計画で天幕でと地図を読むが八ヶ岳は別名、小屋ヶ岳と言うほど山小屋が点在しているが北アルプスの様にキャンプサイトは整っていない。撮り合えずキャンプサイトを見つけ計画を立てた。今回は天狗岳から主峰を縦走して編笠山そして信濃境駅までの歩行距離約30勸幣紊侶弉茲鯲てた。以前の八ヶ岳は夜行列車で行ったものだが、現在は中途半端な距離(茅野駅)であるため、早朝新宿駅を発つ。
【9月18日(土)】
新宿7時03分の臨時「あずさ号」に乗込む。臨時のあずさ号は上諏訪行きとなっており、海の日の三連休に松本方面の旅客が多い中、中途半端な行き先なので発車直前に乗車するが非常にガラガラであった。
茅野で渋の湯行きのバスに乗車するが、他のバス停(横岳ピラタスロープウエイ行きや麦草峠、美濃戸口)でも結構登山客が並んでいた。約一時間程で終点の渋の湯着。登山客は30名程度。仕度後、11時30分に歩き出す。北八ヶ岳特有の苔むした登山道で静かな「山」を味わえた。13時43分、黒百合平のキャンプ場に着くが時間が早いこと及び翌日の行程を考え天狗岳を登りオーレン小屋のキャンプ場まで行くことにする。中山峠からの天候はガス模様で天狗岳からの展望はあまり良くなくひたすら歩くのみで、登山客とも会わず静かなものであった。16時20分オーレン小屋の幕地到着。1張り500円を支払う。テントサイトは約20張程度であるが、小
屋は盛況でほぼ満員とか。風呂あり、水洗トイレあり、食事は桜肉のすき焼き等‥、最近の山は近代的?俗ぽい?「山ガール」と言われる登山客もいる!。山も変わってきたものだ。
【9月19日(日)】
5時起床、天候は上々の様だ。6時18分硫黄岳に向かう。夏沢峠には山小屋が2軒あるがヒユッテ夏沢があるが営業していない。稜線の小屋は老朽化が進み建替えしている所もあるが、山小屋の経営は厳しいものがあるのかのしれないなどと、勝手に思った。しかし、さすが人気の八ヶ岳、天候にも恵まれているのか硫黄岳から横岳〜赤岳〜阿弥陀岳はメインの縦走コース。どのピークも人人・・・。クサリ場や梯子では渋滞となっている。最近はストック(ポールと言うのか?)を持っている中高年や山ガールが多く、岩場以外のアップダウンではバランス等の補助として威力を発揮するのだが、馬鹿の一つ覚えで岩場でも使っている。かえって危ないのにとか、ウインドブレーカーを腰に巻いて岩場を通過しているとか、危険極まりない格好や行動を良く目にした。一昔前では考えられなく、山のルールや知識も無くても気軽に山に来られる環境になったためだろうか?諸先輩が見たならば嘆くこと間違いないと思う。
赤岳展望荘(10時35分)から赤岳山頂までは登り下りの大渋滞に巻き込まれペースダウンとなってしまった。赤岳山頂には11時30分着。北峰も南峰も超満員の状態であったが、山頂からは360度の展望を楽しむ。先月に引続き山中2泊の山行、一人ではあるが非常に楽しい。赤岳からキレットを通り編笠山までのコースは20年以上前に通ったきりで久々である。赤岳から赤岳鉱泉方面の下りは蟻の行列状態となっている。龍頭峰を巻きキレットに下るルートでは数パーティのみで静かなものである。南八ヶ岳の厳しさは横岳等の通過ルートではなくキレット〜権現岳のルートの方が高度感や梯子やクサリ場などが連続して楽しいルートとなっているが人気薄である。13時35分キレット小屋到着。本日中に青年小屋まで行きたい処であるが、朝の6時からの行動で少しバテ気味である。コースタイム通り行動しても16時を回る時間となり50半ばでの10時間行動はきついのでキレット小屋で幕営とした。テント設営、早い時間ではあるが、beerを買い込み赤岳の雄姿を肴に乾杯である。キレット小屋の小屋番に宿泊状況を聞くと本日はオーバーフローで宿泊は可能であるが食事は出せないと話していた。(小屋の食事は予約が入ると赤岳山頂小屋から持ってくると云う。三連休で予想以上の繁盛とのこと。小屋は最近建替え非常に綺麗であったが、トイレは他の山小屋とは違い外で昔ながらであった。
【9月20日(月)】
5時起床。天候は昨日に引続き晴れてはいるが高曇り、少しガスが巻いている。
6時15分出発。権現岳直下の鉄梯子(61段)では先行パーティで数珠繋ぎになっている。梯子が岩から少し離れているので高度感があり重い荷物であれば緊張する。山は昔と全然変っていないと思ったら、権現岳や網笠山の青年小屋等は昔と少しも変っていない。よく風雪に耐えているものだと関心する。青年小屋前で一休み。トイレは立派な一軒家バイオトイレであった。編笠山に登る途中「ひかり苔」を初めて見た。編笠山からは天狗岳から赤岳、権現岳と縦走路が見渡せ満足感に浸る。山頂から小渕沢側は一面の雲海となっており南アルプスや遠く穂高から槍ヶ岳まで見通せた。下山は小渕沢へと思っていたが、なぜか信濃境側の登山道を下ってしまう。失敗したと思ったが、登山道は比較的歩き易く楽に下山できた。11時40分富士見スキー場下の広原温泉鹿の湯に入り汗を流す。入浴後の駅までの道のり、徒歩1時間25分は辛かった。
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