霊仙山周遊
- GPS
- 06:55
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 1,036m
- 下り
- 1,038m
コースタイム
- 山行
- 6:28
- 休憩
- 0:08
- 合計
- 6:36
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
昨日のハイキングに引き続き、職場の先輩とともに今度は雪山ハイキングへ。
当初は伊吹山でと思っていたが、雪が少なく楽しくなさそうなので、山頂台地の雪の平原を求めて鈴鹿の北端に聳える霊仙山へ。
一路名神を駆け抜け、醒ヶ井駅の前を右折し林道を進んで登山口へ。
少しのんびり目の出発だったためすでに駐車場はほぼ満杯。後発組となった。
もしかしたら滑れるかもと淡い期待を胸にスキーを外付けして登り始める。
舗装道はほどなく終わり、登山道になる。
榑ヶ畑(くれがはた)の廃村跡を抜けていくと記録でよく見る手動販売機を備えた山小屋かなやへ。
夏場に降りてきてビールでも飲んだらさぞかし美味しいのだろう。
ここから汗ふき峠までは短いながら急登。微妙に凍結気味。まだまだ序盤なので楽勝だ。
この峠の名を真に思い知らされるのは下山のときであった。
適当に登って行くとなだらかな尾根に雪が積もっていて気持ちがいい感じだ。
雪だ雪だとはしゃいでいたが、5合目からの展望台からは雪が無い!
おまけに足元はドロドロのネチョネチョで最悪だ・・・
この辺りからカルストっぽい岩が続く
7合目辺りからは登山道は辿らず、雪の斜面を直登していく。
直登は直登でよかったが、平原のほうから回り込んでも良かったかもしれない。
霧氷のかけらが降り積もる雪面はなかなか美しい。
よいしょとひと登りして山頂台地へ飛び出す。
雪は少ないためところどころ黒いものが露出しているものの、白くて気持ちのいい場所だ。
振り返れば琵琶湖が青々と水をたたえている。
標高を上げるとポツポツと生えている木に霧氷がついていて綺麗。青空によく映える。
右を見ればどっしりと構える伊吹山。さらにその北には白い湖北の山々が続く。
このあたりの山座同定がまだしっかりできないのは修行不足。
景色を楽しみながら三角点のある山頂へ。
とっても気持ちよいが、山頂周辺は風が強い・・・
記念写真をとってそそくさと最高点との間のコルへ下り一休み。
カップラーメンでも食べようかと思っていたが、火器不調につきぬるま湯コーヒー作りとなってしまった。すみません。
遠くに見える白くて大きな山は能郷白山かと思っていたが、方角や後ろに続く白い山脈から御嶽山と判断。
たしかに白い噴煙が出ている。となれば左は乗鞍、右に続くは中央アルプス、南アルプスだ。
それにしてもよく見える。本当に視界がクリアならば富士山まで見えるのではないだろうか。
いちばん馴染みの南アルプスは遠くからでも山座同定できる。
最高の眺望を楽しみつつ最高点へ。どうしてこっちに三角点がないのだろうか。
割りかし時間に余裕もあり、ピークですれ違った人たちが「南西尾根気持ちよかったよ!」と満面の笑みで言っていたので、南西尾根を目指して稜線を進んでいく。
左手が切れおち雪のついた稜線を歩くのはこれまたいい感じだ。
鈴鹿の山々も見えているが、山座同定はおぼろげ・・・
山頂方面を振り返れるとなだらかなながら起伏が多い地形であることが分かる。
カルストっぽい岩といい、石灰岩地形で窪地などが多くなっているのだろうか。
そういえば、おとなりの伊吹山は石灰採掘で山体が削られている。
(やっぱり調べてみたら石灰岩地形でした)
欲を言えばもう少し白ければといったところ。平年並みに雪があるときに再訪したい。
白く輝く南霊山を登り返すと琵琶湖が一望。
比良だけガスっているのが残念だが、昨日歩いた金勝アルプスの辺りも見えている。
高島トレイルはなかなか白く、いつか繋いでみたいものだ。
名の通りの近江展望台を通り過ぎると、いきなりの急斜面に突入する。
最初は雪ザクザク、途中からふかふか土の斜面をおろす。
絶対こっちからは登りたくない・・・、そう思えるくらい一気に標高をおろして樹林帯まで降りていく。
こちらの尾根は登りで使った方よりも雪が残っていて小気味よく下っていける。
だらだらと幅広めの登山道を下って行き、落合集落の上の方の寺へ出る。
なんとここではウメが咲いていて春の訪れを感じる。それにしても早い気もするが。
さらに下ると今ヶ畑の登山口を経て落合の集落へ。
ここからは沢沿いの道を行く。何回か渡渉し、大倒木帯を通り過ぎると汗ふき峠への登り返し。
これが最後にして最大の急登。疲れた体にはなかなかしんどい。
ゼェゼェハァハァいいながら気力で峠へ。ここで真に汗ふき峠の名の意味を知ることとなった。
あとは登った道をちゃちゃっと下りて、先輩のパサートのもとへ下山。
なかなか長く歩いて充実の登山となった。駐車場を出たのも一番最後。
結局、スキーはボッカになってしまったが、満足だ。雪が多い年にまたこよう。
その後は彦根のチキンやろうでラーメンを啜り、京都への帰路についた。
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