御前山(奥多摩湖〜サス沢山〜惣岳〜御前山〜境橋)
- GPS
- 08:11
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 1,151m
- 下り
- 1,303m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
積雪10〜15cmあり。トレースは多いが雪が固く締まっているため軽アイゼン必要。 積雪ないところもある。迂回路の林道は凍結しているため軽アイゼン必要。 |
その他周辺情報 | 下山後にもえぎの湯に行った。受け付けは18時までだったので、本来はギリギリアウトだったが、入れてもらえた。 |
写真
感想
12月23日の鍋割山でご一緒した山友達のNさんのリクエストで御前山に行くことに。
企画したのは1月10日。しかしその1週間後に大雪が・・・。
1月30日にネットで情報収集した結果、雪が積もっていそうだということで、参加者全員軽アイゼンを購入。これを機にベトナム人はレインスーツも購入。
2月に入ってからも奥多摩に降雪があったとのこと。ちょっと楽しくなってきました。
8時21分着のホリデー快速おくたま号で奥多摩駅に到着。集まったのはNさんとその友人Kさん(二人とも美人だということを付け加えておきます)、ベトナム人のBさんとSさん、そしてぼくの5人。インドネシア人のAさんはインフルエンザでダウン。残念。
8時35分発丹波行きのバスに乗り、15分ほどの奥多摩湖で下車。登山の準備を開始します。少し離れたところには大学の登山部らしき集団がレインスーツのズボンとスパッツを装着しています。(ピッケルも持ってました) ネットでの情報ではそこまで積雪はないとのことだったので、普通に準備をして9時12分に出発!!
しばらく小河内ダムの遊歩道(?)を歩きます。突き当りを右折して小河内ダム園地に着きましたら、先ほどの登山部らしき集団がこぞってアイゼンを装着しています。登山道入り口を見ると、階段に雪が積もっています!
「こりゃ初っ端からアイゼンかぁ」とみんなでアイゼン装着。4人はモンベルのコンパクトスノースパイク(8爪)です。ぼくはブラックダイアモンドのセラッククリップ(12爪) 近くでチェーンスパイクを装着していたおじいさんに「本格的なアイゼンだねぇ」と言われますが、これしか持っていないので仕方がないです。ちなみに登山部らしき集団も12爪のアイゼンを装着していました。
準備ができ次第、登山道へ。雪が積もってるとは言っても、かなり踏み固められていて、さほど大変ではありません。(ぼく一人だけアイゼンが重くて、その点では大変でしたが)
Kさん、「みんなに置いてかれたら嫌だから」とトップをドンドン進んでいきます。そのペースで最後までバテずに行けるかなぁ?とちょっと心配になるくらいに。
しばらく登ると、急登になり雪がなくなりました。木の根っこが露出しているような路面です。軽アイゼンの4人はどんどん登っていきますが、最後尾で難儀しながら登っていく途中、足を上げ切れず、さらに前爪が木の根っこに引っ掛かり、後ろ向きにひっくり返りそうになりました。「これはいかん!」と回れ右をするも体は重力に引っ張られます! バランスを崩しながら斜面を駆け下ること4〜5歩で何とか踏みとどまりました。こんなところで滑落したら4人から笑い者にされるところでした。それにしても危なかった・・・。
気を取り直して登っていくと、ベンチがあって見晴らしのいいところに到着。奥多摩湖を一望できます。先ほど声をかけてきたおじいさんが小休止してまして、少しの間、仕事の話など世間話をしてから再度出発。
ここから少しの間はなだらかでほっとします。ただ、おじいさんが言っていた「また急登があるよ」との言葉を信じて(笑)登りますと、確かに急登が登場しました。しかも今度は雪の急登。爪が引っかかることはないものの、踏み固められた雪なので、これはこれでつらそう!! と思ったら意外とあっさり登れてしまいました。(きつかったことはきつかったですよ)
何度か「ここ登ったら惣岳山山頂だろう」を裏切られながら、惣岳山山頂に到着。時間は12時17分。予定では御前山山頂に到着している時刻でしたが、この予定は夏山のタイムを参考にしていたので、30分遅れはまあまあかなと思います。御前山の山頂がどのくらいの広さがあるか分からないし、登山部らしき一団が休憩していたら場所ないかも と考え、惣岳山山頂でお昼ご飯にしました。
ベンチが空いていないので、雪に埋まっていた2つのベンチのうちの1つを発掘し、荷物置き場兼コンロ設置場にし、各自お湯を沸かし始めます。ぼくはこのあとミッションがあるので保温ボトルでお湯を持ってきてました 保温状態のポットから持ってきたので、若干名ぬるいですが・・・。
みんなより先にカップ麺を食べ終えたあとは、小豆の水煮と水約600ccと砂糖110gと塩少々を鍋に入れ、煮立てていきます。頃合いを見て、別の鍋でお餅を茹でます。
最初のうちはかなり水っぽくてシャバシャバでしたが、煮詰まってきていい感じになってきたところで、紙コップに取り分けて、お汁粉タイム。甘過ぎかなという気もしましたが、糖分補給ということで(笑)
いつもなら食後のコーヒータイムにするところですが、とにかくトイレに行きたかったので、お湯を沸かして保温ボトルに入れ、トイレを目指すことにします。
御前山山頂までは30分ほど。休憩中に追い越され、山頂まで行って戻ってきた先ほどのおじいさんからは「すぐだよ、すぐ」と聞いていましたが、やはり手前に雪の急登があります。でもここもサクサクと登っていけました。途中右手に富士山がくっきりと姿を現し、精神的に復活! なんで日本人は富士山を見ると元気になるんだろう?
そして14時頃に御前山山頂に到着。予想通りあまり広くないし、ベンチも少ないです。ただし、人も少ないですが。しばらくするとクライマー!って感じの人が登ってきたので、記念写真のシャッターをお願いしました。そのあとも思い思いに写真撮影。
トイレに行きたかったことを思い出し、御前山避難小屋に向かいます。みんなも同じ思いだったようで(笑)
雪の下りをアイゼンを利かせながら進んでいき、御前山避難小屋に到着。扉なしの男性用の奥に個室があるので、女性陣から「男性から先にどうぞ」ということで、お言葉に甘えてお先に失礼します!
小屋の軒下でこの先のルート確認をしつつ、コーヒータイム。おじさんが一人やってきて、「君たちもここに泊まるの?」と。おじさんはここに泊まるそうです。ザックに付けられた、木枠と縄で作られたワカンをきっかけに色々と話をして、せっかくだからとみんなで記念撮影。おじさんのカメラでも撮影。迷ったら戻ってきて小屋に一緒に泊まることを約束し、ベトナム人がおじさんにベトナムコーヒーをプレゼント、再度ルートの確認と、バスの時間を確認して、出発です。
ここからはただひたすら「奥多摩駅」の看板に沿って下っていきます。事前の下調べで通行止めになっているところは林道が迂回路になっていて、結局林道(ところどころ凍結している)を歩き続けて境橋に17時23分に到着しました。(途中、栃寄森の家に立ち寄って、ベトナム人が御前山のバッジを買いました。大量の小銭で)
境橋からバスに乗り、奥多摩駅で下車。もえぎの湯に向かいます。女性陣と全員分のザックはKさんの車で、男性陣は徒歩で。もえぎの湯の手前に電光表示板があり、何の気なしに歩きながら見ていたら「入浴の受付時間は18時」とのこと。その時点で17時55分。もえぎの湯までダッシュして、入り口のおじさんに確認したら「19時で閉館だけどいい?」とのことでしたので、18時を少し過ぎてましたが入館させていただきました。
お湯を堪能したあとは、帰りの電車の中で眠りこけました。
単独行動だと短い時間でも会話が出来ると嬉しいものです。
下山時間が迫っていなかったらもっと色々話したかったですね。ベトナムコーヒー賞味させて頂きました。紹介されるまでてっきり日本人と思っていた彼らに宜しくお伝えください。ワカンは結局出番なしでした。
これからもお互い山を楽しみましょう!
メッセージに気付かなくて申し訳ございません。
その節はお世話になりました!
いろいろお話聞かせていただいて楽しかったです。
またどこかでお会いできることを願って・・・。
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