新穂高温泉から槍ヶ岳は日帰り可能か偵察(大喰・中岳・南岳の縦走となった)


- GPS
- 15:00
- 距離
- 26.4km
- 登り
- 2,337m
- 下り
- 2,320m
コースタイム
4:20新穂高観光案内所-7:10槍平小屋-11:10槍ヶ岳山荘-12:55中岳-14:15南岳小屋-16:45槍平小屋-19:20新穂高観光案内所
天候 | 早朝は快晴、昼前から夜までガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※初めての人はまず場所が分からず、ついロープウェー駐車場まで行っちゃうと思います。(私も行っちゃいました) 新穂高温泉観光案内所手前の洞門内に「深山荘 露天風呂 入り口」と書かれた看板があるので、そこを左折。駐車場からは遊歩道の近道あり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは観光案内所に。隣りの駐車場に水洗トイレあり。 寸志で入れる露天風呂は今期シーズンオフ(改装のため!?) http://shinhotaka.com/ 栃尾温泉 荒神の湯に入りました。 http://www.okuhida-onsen.com/page025.htm ■道の状況 ・南岳新道…全般に急傾斜。尾根は細い木道なので強風時は注意。 ・槍平まで…何度か沢を渡るが増水時には橋が無いかも!? ・作業道…新穂高温泉から白出沢までの作業道路、昼間は工事車両に注意。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
●結論
早朝4時前に新穂高を出発すれば明るいうちに日帰り可能ですが、もったいないのでやめた方が良い。
●今年登山を始めた時から友人と目標にしていた槍ヶ岳日帰り。しかしなかなか行くチャンスが無かったので偵察してくることにした。というのも、世に槍ヶ岳の日帰り記事はたくさん存在するが、とんでもない超人だったり、自転車を使ったりで参考になり難い。自分との比較が困難だったので、百聞は一見にしかずということで。
・いきなり失敗
自宅を出発したのは1時。高速道路を使わなかったので駐車場に到着したのは4時。計画の1時間遅れ。早めに来て車内で仮眠しとけば良かった。。。
・最初は林道歩き。途中で近道の登山道へ入り30分ほど歩く。ウォーミングアップにちょうど良いが、明るいライトは必須。しかしヘッドライトは慣れないと肩や首がこります。普段の散歩時に頭につけて慣れておくと楽かも。林道(作業道)は延々と続きますが平らで歩きやすいです。帰りは日没後でも問題ないと判断。
・白出沢を越えると登山っぽくなりますが、急登は一切ないのでペースは早め。沢渡り時のマーカーや杭を見逃さないのがポイント。槍平までは休憩の必要も無いです。
・槍平小屋を過ぎて2100m地点からは本格登山開始。とはいえ急登はありません。このルートは西側斜面なので終始日陰であり、夏場は体力の消耗がかなり抑えられると思われる。最後の水場を過ぎてから森林限界へ。眺望が開けてくるので気持ち良いですが・・・2500mからは100m上がるのに30分近く要してしまいました。やっぱり酸素が薄いと全然ダメ(+_+)
・計画では11時に槍ヶ岳山荘着でしたが7分遅れ。もし時間前に到着してたら友人に内緒でピークを頂いちゃおうかと企んでましたが、予定通り偵察だけにしておきます。メチャクチャ空いているようだったのでもったいないですが、山頂まで往復30~40分も見ておけば大丈夫らしいので、せっかくだから天気の良い次の機会に登ることにします。変わりに食堂でやきとり丼(1000円)を食べ体力の回復を図る。
山…遠くから憧れ、手に入れた途端に見えなくなって、次はその頂から遠くに見える別の頂へと心奪われる。。。その欲望には限りが無い。。。男が美女を求めるのと同じだな。。。などと瞑想しながら、しばしまったりしてから下山開始。
・次の失敗
同じ道を降りるよりは…と南岳新道経由を検討。マップで確認しながら計画を立てたところ、日没時点で白出沢に到着していると判断。その後は林道なので真っ暗でも問題ないということで実行に移した。
・大喰岳
ピーク見当たらず。頂上付近は広い窪地でした。なんとここが今回の最高地点だということは帰ってから気づく。
・中岳
途中は梯子や鎖場あり。今回は危険なルートを通らない予定だったのに。。。こんなことなら「槍」に登って素直に帰れば良かったと激しく後悔。
・南岳
ピーク感が無く、ガスで眺望も無いのでよくわかりませんでした。
・南岳新道
痩せた尾根にビビリながら下山。かなりの急傾斜なのでこのルートを登る人は覚悟が必要。。。一気に高度を下げますが疲労のためペース上がらず。予想外に時間を要した。
・槍平小屋へは16:45着。計画より20分遅れ。足早に降りていきます。残念ながら滝谷付近で日没。真っ暗の中を下山するが、往路でも通っているし分岐も無いので不安は無い。白出沢手前で持っていた懐中電灯1個が電池切れ。でも今回は3個も照明を持ってきたため残り2個を使って・・・日帰りなのに重装備し過ぎたのが良かったのか悪かったのか。ちなみに万が一に備え、山小屋や避難小屋で泊まれるグッズも持って行ったので本当に重かった。
・最後の林道歩きは泣けます(>_<)
「自転車OKにするか(持ってないけど)、タクシーくらい通してくれればいいのに~」と泣きべそかきながらも無事下山。本当に帰りの林道は長いです。。。
・計画より20分遅れの19:20に観光案内所で下山届けを提出し、車へ戻った。当初予定していた深山荘の温泉は橋を渡るのが嫌になったので諦める。下流で見つけた栃尾温泉「荒神の湯(寸志200円)」で汗を流して岐路に着きました。
やはり大喰・中・南の縦走部分で思ったより時間がかかったのが敗因。冷静に考えれば3000m近辺の縦走は初体験だったので当然だった。それと写真を撮り過ぎるのも時間ロスの原因だな。また反省記だ(^_^;)
わたし的には・・・槍ヶ岳!・・・
なんてことをされているんですか・・・・!
って感じです。
非常にモッタイない!って感じですが、
人それぞれですからね
それにしても速いですね。
色々反省を記載頂いているので、自分も勉強させていただきます。
お疲れ様でした!
もったいない…登頂しなかったことですかね!?
僕はその美しい山容を見上げ、眺めてるだけでも満足でした
日帰りらしき数人にスパスパ抜かされましたし、速さは微妙な感じですが、自分のペースは守れたと思います。ただルート選定能力がまだまだ未熟ですので、地形を読み取れるように勉強していきたいです。
Ulmatsuさんはこれから槍ヶ岳に挑むんですよね!素晴らしい山容と景色が待っていますので頑張ってください
私は、このルートで
南岳新道を登って飛騨沢を下りたことがあります。
帰りは足が痛くて大幅に下山時刻が遅れて
家族に大変迷惑をかけたことがあります。
根性で登るって良いです!
でも、遭難しないように気をつけてくださいね。
コメントありがとうございました。
南岳新道を登るなんて、考えただけで吐きそうです(笑)
やはり計画より早まることはあっても、遅れることは
ないようにしなければいけませんね。気をつけます。
里山に比べて、北アルプスなど人気のある山は踏み跡がしっかりしていて、危険な場所にさえ近付かなければ遭難の可能性は低いかもしれませんが、油断しないよう気をつけます!
一応補足まで・・・・
もったいない・・・はあくまで私の中の山登りのスタイルのことですので、
ほかの方の山行などなど、どうのこうの言うつもりもありませんです。
<僕はその美しい山容を見上げ、眺めてるだけでも満足でした
わたしもアクセクしてばかりの山登りから、nucchiさんの
様な山登ラーになるのが、
自分のなかでも良いんでないの!と思っています。
そのためには初めてしまった百名山巡りを早く完成させたいです。
これからも良い山行したいですね!
素晴らしい目標だと思います。
Ulmatsuさんの記録はいつも楽しみにしていますので、
百名山めぐり頑張ってください
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