ピラタス山頂駅から縞枯山、茶臼山、麦草峠周回;BCスキーのつもりが、雪が少なくクロカンに
- GPS
- 05:19
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 522m
- 下り
- 963m
コースタイム
- 山行
- 4:17
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 5:05
天候 | 晴、強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
標高が高い場所なので一応ほぼ全ルートが雪道で、 一般道部分はハイカーが多く、しっかり踏み固められたトレースができていました。 一般道以外は針葉樹が蜜で、雪が少なくて小さい木や岩が埋まってなく、前夜の大雨が山頂でも雪にはならなかったようでクラスト最中状態でした。 |
その他周辺情報 | 縞枯山荘、麦草ヒュッテは営業していました(利用せず)。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル(ゴアテックスオーバーパンツ&ゴアテックスジャケット)
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着(ダウンジャケット)
ネックウォーマー
バラクラバ
日よけ帽子
毛帽子
ゲレンデスキーブーツ
ザック40L
地図(地形図コピー)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS(ルート登録済)
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
ガムテープ
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
ゴーグル
サングラス
タオル
ストック2本
カメラ
ビンディング
スキー板
シール
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感想
先日iharaさんにお借りした山スキー板を使用してBCスキーに行きました。前日夜の大雨が標高の高い山の上では雪になっていることを期待して、この付近では最も標高が高くて日帰り可能な北八ヶ岳のロープウェイを使った山行を考えました。板はお借りしましたが靴は山スキー兼用靴を持っていなくてゲレンデ靴なので、板を外して歩くことは考えてなくて、岩場や急登のないオールシール登行で行けるルート設定も必要でした。
iharaさんに直前に北八にピラタスロープウェーを使っていくことを連絡すると、なんと偶然にもiharaさんもお子さんを連れていく予定とのことでした。
山スキー山行は先月のiharaさんとの山行以来2回目で、単独はもちろん今回が初めてなので、iharaさんが登山口にいるというだけで、とても心強く感じました。
そして入山前後に現地でお会いして少しお話をすることができました。
ピラタスロープウェイ山麓駅付近は標高1700m以上あるにもかかわらず驚くべきことに雪がほとんどなく、ゲレンデだけが白い状態で、全く予想が外れました。これではゲレンデ以外を滑って降りてくることは不可能なので、この段階で計画を変更してピラタス山頂駅から周回して山頂駅へ戻り、ゲレンデを滑って降りることにしました。蓼科山の山頂も新雪が積もった様子はなく、標高が高い山頂付近も前夜は雨だったようで、雪質も期待できません。スキーと道具しか持ってこなかったことを後悔しました。ゲレンデ靴&山スキーしかなく、アイゼン・ピッケルを持ってこなかったので、カリカリに凍っていたら滑るのはあきらめて引き返すつもりでロープウェイに乗りました。
上に登ってみるとさすがに標高2200mで土が出ていることはなくて一安心、雪はクラストして固いですが、エッジが効かないほど凍ってはいませんでしたので、予定通り出発しました。
登山道はさすがに北八だけのことはあって、人が多くてしっかり踏み固められたトレースになっていて、それがスノーシューで耕されて凍っていることろもなく、アイゼンもなしでツボ足で歩ける状態でした。それでも、板を担いでゲレ靴で歩くのはきついので、板を履いてシール登行に徹しました。縞枯山の北側の急斜面を一直線に登る登山道では大勢のスノーシューハイクの方々とすれ違い、シール登行で登っている私をみて驚いていました。
縞枯山からはiharaさんのアドバイスで、南東側の疎林帯を滑り降りる計画でしたので、少し森の中をうろうろしましたが、雪が少ないため小木や岩が埋まっていなくて全く滑れるところがありませんでした。仕方なく登山道を下ることにしましたが、登山道は幅が1m強しかなく、真ん中が踏み固められて配んだU字型の固い雪面になっているので、とてもとても滑って降りれる状態ではありません。ゲレンデスキー靴ではあるきたくなかったのですが、とうとう板を外してザックに括り付けて歩きました。
茶臼山との鞍部から東へ下れるところもなく、ここでも計画を変更して茶臼山のピークを越えて行くことにしました。再び板を履いてシール登行で茶臼山に登り、また板を外してゲレ靴で登山道をキックステップをしたり、グリセードで滑り下りたりして、斜度がゆるくなってから板を履いてシールのままで登山道のトレースを滑り下り(茶臼山の下りでは人に会わなくてよかった)、麦草峠へ到着しました。
ここまで全く滑降をしていなかったんで、麦草園地の斜面を樹林が濃くなる手前まで登り、シールを外して麦草ヒュッテまで少しだけ滑ってようやくシュプールを描くことができましたが、雪は日影部分はクラストしていて、日向は重固く潜ってとても滑りにくい状態でした。
カリカリに凍った国道を少し下って五辻から巻道でピラタス山頂駅へと戻ることにし、登山道(巻道)の入口で再びシールを付けてスキーで歩きました。この巻道は結構長く、重い板&靴(片足で板2.15+靴2.15=4.3kg)を足につけての登行はとてもいいトレーニングになりました。いい加減いやになってきたところでようやく前方に山頂駅が見えてきて、ゲレンデへ続く疎林帯に出ました。この疎林帯を縞枯山の方へ林が蜜になる手前まで少し登り、シールを外して滑り降りゲレンデに合流しました。あとは圧雪されて快適なゲレンデを快適に飛ばし、あっという間に山麓駅に下山しました。
iharaさんに下山の報告をして再びお会いし、再会を誓いあってから帰路に着きました。
今回はせっかく北八まで行ったにもかかわらず、目的のBCスキーができず消化不良となり、しかも踏み固められたトレースでツボ足でも問題ないルートだったので、スキーが全くの無駄だったような感じでしたが、シール登行の練習とよいトレーニングにはなりました。
再来週には四阿山を計画しているので、それまでにはなんとか再び雪が降り積もってほしいものです。
shigetoshiさん おはようございます
ハイク中に山スキーの人との交流もあったようで良かったです。
こちらも、雪は残念でしたが、天気も良かったし、
明るいうちに山々を見ながら帰れたのは貴重な感じでした。
子連れでバタバタしており、ゆっくりお話もできずに失礼しました。
もう少し雪が積もって、四阿山は楽しめるといいですね。
尾瀬にもyoutaroさんと一緒に行けるといいなぁ
では〜
iharaさん、こんばんは。
お会いできてよかったです。それにしても奇遇でしたね。
一人ではない気がしてとても心強かったです
スキーヤーの方は皆板を担いでいましたね。
登山道は踏み固められていたので、兼用靴だったら歩いたほうが
楽でした
でも私はトレーニングに徹しましたよ
確かに天気は良かったのだせめてもの慰めでした
ただ、今回のコースはほとんど樹林で、展望台と名の付く場所でしか
展望が無かったのがちょっと残念でしたが。
今週はまた少し寒さが戻って、信州方面は雪も降るようですから、
四阿山に期待です。
いろいろ有難うございました。またご一緒しましょう。
shigetoshiさん、こんばんは。
ピラタスでiharaさんと一緒になるなんて、
こんな偶然もあるのですね。
(iharaさん、尾瀬行けると良いのですが。。。)
1月にかなり雪が降ったと思っていたのですが
もうこんなに少なくなりましたか
やはりフカフカの中を歩きたいですよね。
四阿山、樹氷が見られるとよいですね!
youtaroさん、こんばんは。
そうなんですよ。申し合わせたように、ピラタスに行きました
雪は本当に少なかったですね
前にyoutaroさんと歩いた霧ヶ峰や八島ヶ原、三峰山も今回のBCスキーの候補
だったのですが、全く無かったので驚きました
そういう意味では、北八を選んで正解でした
明日から向こうの方は雪になるようなので、なんとか積ってくれる
ことを祈ります でも流石に今からでは樹氷は無理かな。
この前の暖かさで雪は全部地面に落ちてしまったと思うので
shigetoshiさん
今晩は(*^▽^*)
天気は良かったみたいで羨ましいです
縞枯山は結構な急坂なので板のままは大変だったと思います
頑張りましたね!
以前に麦草ヒュッテまで行き丸山は行かずに五辻を通りピラタスロープーウェー山頂駅までワカンで戻った事があります
山頂駅まで緩い傾斜の上りなのにワカンで歩くのもトレース少なく大変でした
ワカンがないと股下までズボッてなるくらいの積雪量でしたが今年は少なそうですね
新雪の上を滑りたかったでしょうがクラストしてて残念でしたね
でも雪山にはやっぱ青空が似合いますね〜
次は四阿山ですか?
楽しんで来てくださいね(*^ー^)ノ♪
apoidakeさん、こんばんは。
本当はパウダーを期待していったのですが、雪山のスキー歩きを堪能できたので、
まあ満足でした
ワカンで歩くのがたいへんだったとは、私としてはそういう状況を
期待していたわけで、とてもうらやましい雪でしたね
縞枯山の登りでは、すれ違う団体さんが待ってくれるので、急いで登ろうとしたら、
かえって踏ん張りがきかなくて両足の板が同時のずりずりと後ろに滑ってしまい、
焦ったことがありました
今日辺りから冬型の気圧配置なので、雪が積り直してくれることに期待です
shigetoshiさん、遅コメですみません。
かなり前に見た時、コメントしようと思ったのですが、その時は忙しくて。。。
ここは雪が有っても山スキーには不適なんです。理由は樹林帯が多い。長く滑れない。小さなアップダウンが多いのでシールの取り外し・取り付けが面倒などです。
それでここはシールが不要なクロカンのヘビーツーリングのメッカでした。
でも樹林帯をクロカンのヘビーツーリングの板で滑るには、ある程度うまく無いと無理なので、最近はスノーシューの人が多い様です。
ショートスキーで滑った事が有りますが、そちらの方がまだ山スキーよりは合っている気がします。
Futaro さん、こんばんは
そうですね。たしかに山スキーとしては一般的ではありません。
今回、縞枯山はだめなことがわかりました。でも、茶臼山の北側斜面の樹林の中は滑れれそうでした。私は逆方向だったので残念ながら滑れませんでしたが。
他にも、今回断念した丸山の北側とかも、何ヵ所か滑れる斜面があるそうです。
なので、また機会があったら行って見ようと思います。
でも滑れる距離が短いんです。山スキーだとあっという間に終わってしまうと思います。
独身時代は冬は縞枯山荘に泊まって、この辺りはクロカンのヘビーツーリングでどこも行きましたが、クロカン向きで山スキー向きではありません。同じ短い距離でもクロカンだと滑りは弱いので、山スキーより時間がかかる分、楽しめます。次の滑れる個所に行く際も、シールを張らずに登れるので楽です。
短い滑れる所が点々とあって、上り下りを小刻みにする場所はクロカン向き、ずーと登って、長く滑れる所は山スキー向きなのです。
山スキーの初心者で楽しむなら、乗鞍、立山(含む黒部ダム)、志賀〜万座(草津白根山経由)、志賀〜草津、尾瀬の至仏山、八甲田山などでしょうか。shigetoshiさんが今週末に計画している、菅平から行く所も山スキー向きですが、それでも滑り出すとあっという間に終わります。。。
Futaroさん、こんばんは。
貴重なアドバイスありがとうございます。
FUtaroさんが以前北八でクロカンをやっていたとは知りませんでした
「ずーと登って、長く滑れる所は山スキー向き」その通りですね。
北八に行くと決めた時はある程度覚悟の上でした。
シール登行や、踵を解放しての歩行になれるのも目的の一つだったので、
とりあえず満足でした。
「滑り出すとあっという間に終わります」
その通りです。乗鞍や立山、八甲田でも、下りはあっという間だと思います。
滑りが目的だったら、スキー場のリフトを利用してBCができるところを
選ぶしかなくなります。
でも、圧倒的に下りが早くて楽で、効率的な移動の手段としては最高の道具だ
ということが分かりました。
そういう意味で雪山を楽しむための道具のひとつですね。
雪山の道具は効率はもちろんですが、行けない所に行けることが最大の利点だと思います。尾瀬なんかも積雪期は木道が埋もれているので自由に歩けますが、クロカン等の適した道具無には歩けません。
スキー場のリフトを利用してBCができるところは、山スキーの装備で無くてもゲレンデのスキー装備では少し効率は落ちますがやれます。
行きたい場所に合った道具を使う、逆に使いたい道具に合った場所に行った方が楽しみは大きいと思います。
僕も来シーズンはスノーシューを買おうと思っています。行こうと思った所が、ワカンだと行けないと痛感したので
Futaroさんこんばんは。
そうかもしれませんね。
今年は雪不足で、壷足で歩いて行けるところしかまだ行っていないので
残念ながら、そういう御利益にありついていません
壷足やワカンでは行けないような雪深いところへ行ってみたいものです。
雪不足が恨めしい
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