白糸の滝〜掲山〜土山〜江ノ藤山
- GPS
- 05:39
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 1,048m
- 下り
- 814m
コースタイム
- 山行
- 5:08
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 5:41
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
写真
感想
今日は一度行ってみたいと思っていた「白糸の滝」から灰ヶ峰に向けて歩くことにしました。
広電バス「下石内バス停」で下山し集落を抜けて黒瀬川に掛かる小滝橋を渡ります。
この橋は吊橋のため揺れがあり少しスリルを感じます。
道なりに急坂を登って行くと途中に小さなお堂などもあり、呉東広島自動車道の高架をくぐって20分程で白糸の滝に到着しました。
回りを断崖絶壁に囲まれ、かなりの高さから落ちる瀑布は非常に迫力を感じます。
やはりこれだけの滝となる過去にはお寺もあったようで、その名残か回りに小さな祠やお堂が点在しており当日も信者の方が大勢でお参りに来られていました。
滝の左手の登り口から登山を開始します。
この登りはかなりの急勾配で、登山道を整備されている方の手によってロープが設置されているので登ることが出来ますが、なければかなり苦労すると思います。
途中白糸の滝の落口に立ち寄りましたがさすがに怖くてあまり近寄ることが出来ませんでした。
急登を登り切るとT字路となる中国電力の作業道に突当ります。
まず掲山に行こうと思い位置関係から左折して歩き始めましたが、これが大間違いであることが後になって判明します。
この作業道は高度を上げること無く自動車道とほぼ平行に南へ向けて付けられているようで、掲山の真下辺りに来ても登る道が見当たらずそのまま南へ延びています。
仕方なく地図を確認し掲山の真下辺りから無理やり藪漕ぎをして山頂を目指すことにしました。
この藪漕ぎ、かなり難易度が高く、倒木はまだ良いとして、野ばら?の様な植物が生い茂りなかなか前に進むことが出来ません。
手に荊棘の擦り傷を多数作りながら1時間格闘してようやく掲山の前衛峰「495m地点」に飛び出すことが出来ました。
掲山を目指して林道方面に進みますが、この道も踏み跡はあるものの倒木や草木で非常に荒れています。
地図上掲山の位置に来てみても山頂方面への分岐がありません。
暫く林の中を散策しましたが判らないので諦めて土山を目指し林道を進むことにしました。
結局のところ掲山に向かうには遠回りになりますがT字路を右折し林道の北側からアプローチするのが正解のようです。
土山を目指して林道を進みますが、地図上には林道から土山に向かう破線が表示されていますが山頂直下で消えています。
先ほどの藪漕ぎのこともあるので遠回りになりますが稜線へ一直線に続く破線が現れる場所まで林道を歩くことにしました。
土山への分岐まで来るとちょうど四つ角となり、右に行くと二級峡辺へ下山する登山道がありますが、未だに自動車道建設中のため通行不可の標識が残っており、本当に手入れがされていない事が解ります。
変則に左折し中国電力の鉄塔裏から土山を目指しますが、この道も手入れがされておらず、先ほどの藪漕ぎよりはマシですが、倒木やら茨の木やらが多数道を塞ぎ非常に歩きにくいです。
アップダウンを数回繰り返し土山々頂に到着しましたが、残念ながら展望はないものの、山頂には標識も掲げられており三角点も設置されていました。
次は江ノ藤山を目指して歩きますが、土山々頂からしばらくは道が判り難いですが倒木などはあるものの土山への登山道よりは遥かに歩きやすい登山道です。
江ノ藤山々頂も展望はなく、大きな山頂標識はあるものの三角点は見付けることが出来ませんでした。
江ノ藤山から灰ヶ峰方面は登山道も広く10分程で灰ヶ峰周辺の林道に合流します。
山林火災慰霊碑の前を通過し灰ヶ峰自動車道に出て山頂への分岐まで来ましたが幾度と無く山頂は踏んでいるので今回はパスして平原方面へ下山することとしました。
今回歩いた灰ヶ峰から江ノ藤山、土山、を経由し二級峡及び白糸の滝に続く登山道は現在非常に荒廃が進み、冬場でこの状態ですから夏場はもとより後数年後には完全に廃道となってしまうのではと思われます。
焼山方面、大庭山を起点として歩き始めるとかなりロングトレールを取る事も可能でコース的には非常に面白いルートなので現状が非常に残念でたまりません。
ぜひ早急にルートの整備を呉市及び関係団体に実施していただきたいと願うばかりです。
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