甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根 テント泊(敗退)
- GPS
- 34:28
- 距離
- 15.7km
- 登り
- 1,810m
- 下り
- 1,808m
コースタイム
- 山行
- 7:32
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 7:56
- 山行
- 8:12
- 休憩
- 2:21
- 合計
- 10:33
天候 | 1日目:晴れのち小雪のち暴風雪 2日目:暴風雪のち快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
駒ヶ岳神社〜笹の平:積雪無し、上部は凍結有り 笹の平〜刃渡り:積雪無し、アイスバーン 刃渡り〜七丈小屋:アイスバーンの上に少し積雪 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
バラクラバ
靴
予備靴ひも
ザック
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
テントマット
シェラフ
ヘルメット
|
---|---|
共同装備 |
スコップ
調理用食材
コンロ
調理器具
ツェルト
ポール
テント
|
感想
予てから気になっていた甲斐駒ケ岳に、今季の冬山合宿として行ってきました。修験道として有名な黒戸尾根で、自分たちのパーティがどこまでやれるかの挑戦山行でもありました。
出発の朝、前日に色々あって睡眠時間もあまりとれず、準備にも時間がかかり出遅れる。5時出発予定が6時30分出発に。
駒ヶ岳神社からの登り始めは積雪もなく、気温も高い。ハードシェルを着込んでいたが、すぐに汗だくになり脱ぐ。小鳥がさえずり春山のよう。気分はいいがなんか足りない。
笹の平からは、登山道はガチガチの凍結状態。アイゼンを装着するが、私のアイゼンが全然刺さらない。滑りまくり。他のメンバーは「めっちゃ食いつく!歩きやすい!」と言っている。体重差なのか研ぎが足りないのか、私だけひたすら蹴り込みながら登っていく。
刃渡りに到着。色々な要因が重なったのか、既にバテているメンバーが2名。ペースも落ちてきていたため、ちょっと焦りだす。
刃渡りは凍結しているが、鎖がしっかり整備されているので難なく通過。
体力不足でペースが上がらない中、雪が舞い始める。七丈小屋での幕営予定だったが、到着時間・体力・天候を考慮して五合目小屋跡で幕営を決定。
※繰り返しになりますが、南アルプス国立公園ではキャンプ指定地以外での幕営は禁止されています。ごめんなさい。
テントを設営してすぐに晩御飯。献立は定番のキムチ鍋。今回、米ではなく薄切りの餅を持っていきました。早くて美味いです!
夕食後は明日のミーティング。天候が良ければ、4時に出発してアタックしようということで決定。しかし夜が更けるにつれて、風と雪は強まっていったのでした。
ちなみに気温はそんなに下がらず、外でも−10℃ぐらいじゃないかと感じた。
翌朝3時、外は暴風雪でテントも揺れている。予報では冬型が強まりこの山域では天候が安定する傾向?今出発すれば、山頂手前で晴れるか?朝飯を食べながら早朝ミーティングを行うが、検討の末断念。2度寝しました。
6時頃、目を覚まして外に出ると、快晴の空をバックに甲斐駒ケ岳がオレンジに染まっている。風もない。しまった…。
ということで、七丈小屋まで散歩した後、撤収して下山しました。
下山途中、刃渡りで足を滑らせたメンバーが足首を捻挫。思いつく限り全てのありったけの応急処置をして、荷物は全て分担して何とか下山しました。パーティーでよかった。
今回はとても勉強になる山行でした。楽しかったけど厳しかった!!
◆今回の学び
1、アイゼンはピンピンに研いでおく
2、車中泊でもよく寝れる方法を考える
3、ザックの容量は10ℓぐらいは余裕をもっておく
4、各山域における天候の特徴など調べておく
5、北アルプスと同じ心持ちで南アルプスに行かない
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