また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 825812
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

《甲府北山》甲府駅、愛宕山、大笠山、日影山、東山、鹿穴、兜山、岩下温泉

2016年03月12日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
16.0km
登り
1,198m
下り
1,169m

コースタイム

日帰り
山行
7:35
休憩
1:05
合計
8:40
7:10
50
甲府駅
8:00
8:00
20
愛宕山甲斐奈神社
8:20
8:20
30
夢見山
8:50
8:50
60
9:50
9:50
30
10:20
10:20
40
11:00
11:00
40
11:40
11:40
20
1042峰
12:00
12:00
60
13:00
13:20
50
14:10
14:10
5
14:15
14:15
10
14:25
15:10
40
岩下温泉
天候 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2016年03月の天気図
アクセス
甲府駅から尾根末端へ進む。長禅寺。信玄のカミさんの墓所
2016年03月12日 07:25撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
3/12 7:25
甲府駅から尾根末端へ進む。長禅寺。信玄のカミさんの墓所
長禅寺。信玄のカミさんの墓所。巨大な山門だが何か作りかけ感漂う。
2016年03月12日 07:27撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
3/12 7:27
長禅寺。信玄のカミさんの墓所。巨大な山門だが何か作りかけ感漂う。
山麓住宅を縫って見晴らし良い所から甲府城見下ろす。
2016年03月12日 07:48撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3/12 7:48
山麓住宅を縫って見晴らし良い所から甲府城見下ろす。
山麓には古い石垣たくさん
2016年03月12日 07:49撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
3/12 7:49
山麓には古い石垣たくさん
愛宕山山頂。東の空に光線。
2016年03月12日 07:55撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
3/12 7:55
愛宕山山頂。東の空に光線。
愛宕山山頂。甲斐奈神社の元地
2016年03月12日 07:55撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
3/12 7:55
愛宕山山頂。甲斐奈神社の元地
梅咲いてます。
2016年03月12日 07:57撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3/12 7:57
梅咲いてます。
愛宕山山頂。甲斐奈神社の元地。信虎の時代に尾根末端に引っ越したのだそう。
2016年03月12日 07:58撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3/12 7:58
愛宕山山頂。甲斐奈神社の元地。信虎の時代に尾根末端に引っ越したのだそう。
最近はこればっかりでゲンナリ。景観丸つぶれ。
2016年03月12日 07:59撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
3/12 7:59
最近はこればっかりでゲンナリ。景観丸つぶれ。
今日は、子供の国の全容を歩き通すぞ。
2016年03月12日 08:04撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3/12 8:04
今日は、子供の国の全容を歩き通すぞ。
県立科学館。先日の日食はさっぱりでした。
2016年03月12日 08:04撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3/12 8:04
県立科学館。先日の日食はさっぱりでした。
カトマンズみたいなストゥーパ
2016年03月12日 08:13撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2
3/12 8:13
カトマンズみたいなストゥーパ
日蓮宗だったんだ。昭和32年。時代だなあ。
2016年03月12日 08:14撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3/12 8:14
日蓮宗だったんだ。昭和32年。時代だなあ。
夢見山取付き点より盆地を見る。
2016年03月12日 08:21撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3/12 8:21
夢見山取付き点より盆地を見る。
夢見ヤマ取付き点
2016年03月12日 08:22撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3/12 8:22
夢見ヤマ取付き点
あっという間に山頂。
2016年03月12日 08:24撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
3/12 8:24
あっという間に山頂。
子供公園の造成の中にひっそり古墳跡。
2016年03月12日 08:30撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3/12 8:30
子供公園の造成の中にひっそり古墳跡。
ヤマの中になんで芝生広場が要るのかわからない。
2016年03月12日 08:31撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3/12 8:31
ヤマの中になんで芝生広場が要るのかわからない。
大笠山取付き点の造成屋さんイメージの看板
2016年03月12日 08:31撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3/12 8:31
大笠山取付き点の造成屋さんイメージの看板
大笠山取付き点
2016年03月12日 08:32撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3/12 8:32
大笠山取付き点
大笠山山頂付近の旧子供滑り台の残骸
2016年03月12日 08:46撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3/12 8:46
大笠山山頂付近の旧子供滑り台の残骸
要塞砲大跡かと思ったよ。
2016年03月12日 08:47撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3
3/12 8:47
要塞砲大跡かと思ったよ。
大笠山山頂の苔むし岩帯
2016年03月12日 08:48撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3
3/12 8:48
大笠山山頂の苔むし岩帯
大笠山山頂の苔むし岩帯
2016年03月12日 08:51撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3/12 8:51
大笠山山頂の苔むし岩帯
甲斐善光寺裏山の景観壊しソーラーパネルを見下ろす。
2016年03月12日 08:52撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3/12 8:52
甲斐善光寺裏山の景観壊しソーラーパネルを見下ろす。
道は整備されています
2016年03月12日 09:13撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3/12 9:13
道は整備されています
このくずかごとドカン灰皿は、昭和時代に整備した武田の杜遊歩道の特徴です。かれこれ30年。
2016年03月12日 09:22撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3/12 9:22
このくずかごとドカン灰皿は、昭和時代に整備した武田の杜遊歩道の特徴です。かれこれ30年。
缶はプルトップのHI-Cオレンジ。30年回収無しかも。もう、歴史遺産です。
2016年03月12日 09:28撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2
3/12 9:28
缶はプルトップのHI-Cオレンジ。30年回収無しかも。もう、歴史遺産です。
防火帯
2016年03月12日 09:31撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3/12 9:31
防火帯
大笠山振り返る
2016年03月12日 09:37撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3/12 9:37
大笠山振り返る
大日影山、地味な看板。下の赤いのは「鳥獣保護区」かなんか。
2016年03月12日 09:46撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3/12 9:46
大日影山、地味な看板。下の赤いのは「鳥獣保護区」かなんか。
大日影山山頂
2016年03月12日 09:46撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3/12 9:46
大日影山山頂
大日影山山頂
2016年03月12日 09:48撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
4
3/12 9:48
大日影山山頂
積翠寺の向こうは、帯那山の山稜。標高850m以上は昨日の雪が残っています。
2016年03月12日 09:58撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3/12 9:58
積翠寺の向こうは、帯那山の山稜。標高850m以上は昨日の雪が残っています。
雪、現れました。
2016年03月12日 10:08撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3/12 10:08
雪、現れました。
東山
2016年03月12日 10:19撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3/12 10:19
東山
鹿穴(右)とその北峰
2016年03月12日 10:20撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3/12 10:20
鹿穴(右)とその北峰
鹿穴の直登ルートには岩のリッジあり。
2016年03月12日 10:44撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3
3/12 10:44
鹿穴の直登ルートには岩のリッジあり。
リッジには、素敵なシダ類
2016年03月12日 10:48撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2
3/12 10:48
リッジには、素敵なシダ類
岩稜の上に立って帯那山方面を眺める。素晴らしき高度感。
2016年03月12日 10:49撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2
3/12 10:49
岩稜の上に立って帯那山方面を眺める。素晴らしき高度感。
鹿穴北峰1042峰。本日の最高峰だけど無名峰。
2016年03月12日 10:53撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3/12 10:53
鹿穴北峰1042峰。本日の最高峰だけど無名峰。
鹿穴、寒いぜ。
2016年03月12日 11:02撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2
3/12 11:02
鹿穴、寒いぜ。
鹿穴山頂
2016年03月12日 11:05撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
3/12 11:05
鹿穴山頂
地下足袋冷たくなってきた。
2016年03月12日 11:05撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2
3/12 11:05
地下足袋冷たくなってきた。
鹿穴と北峰間のコル
2016年03月12日 11:08撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3/12 11:08
鹿穴と北峰間のコル
1042無名峰(鹿穴北峰)山頂。本日の最高峰。
2016年03月12日 11:38撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2
3/12 11:38
1042無名峰(鹿穴北峰)山頂。本日の最高峰。
ホーロー看板。
2016年03月12日 12:04撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3/12 12:04
ホーロー看板。
むむ、兜山北西ピーク付近の、夕狩沢ルート分岐の看板。イチローさんの領域だ。夕狩沢は山梨市と笛吹市の境界なんだ。武田の杜の県営地図より大変解りやすいよ。
2016年03月12日 12:54撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
3/12 12:54
むむ、兜山北西ピーク付近の、夕狩沢ルート分岐の看板。イチローさんの領域だ。夕狩沢は山梨市と笛吹市の境界なんだ。武田の杜の県営地図より大変解りやすいよ。
兜山山頂
2016年03月12日 12:59撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3/12 12:59
兜山山頂
兜山山頂
2016年03月12日 13:00撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2
3/12 13:00
兜山山頂
兜山山頂展望
2016年03月12日 13:03撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3/12 13:03
兜山山頂展望
兜山山頂展望
2016年03月12日 13:04撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3/12 13:04
兜山山頂展望
ゴルフ場を俯瞰
2016年03月12日 13:25撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
3/12 13:25
ゴルフ場を俯瞰
ゴルフ場を俯瞰
2016年03月12日 13:29撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3/12 13:29
ゴルフ場を俯瞰
岩場
2016年03月12日 13:31撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2
3/12 13:31
岩場
夕狩沢出口より兜山
2016年03月12日 14:05撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
3/12 14:05
夕狩沢出口より兜山
古戦場説明
2016年03月12日 14:06撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3/12 14:06
古戦場説明
桃畑の中の観音塚古墳
2016年03月12日 14:08撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2
3/12 14:08
桃畑の中の観音塚古墳
山寺塚古墳
2016年03月12日 14:14撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3/12 14:14
山寺塚古墳
その前の偶像
2016年03月12日 14:14撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3/12 14:14
その前の偶像
山寺塚古墳
2016年03月12日 14:14撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3/12 14:14
山寺塚古墳
山寺塚古墳
2016年03月12日 14:16撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3/12 14:16
山寺塚古墳
岩下温泉
2016年03月12日 14:27撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3/12 14:27
岩下温泉
岩下温泉
2016年03月12日 14:27撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3/12 14:27
岩下温泉
岩下温泉玄関靴箱
2016年03月12日 14:28撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3/12 14:28
岩下温泉玄関靴箱
岩下温泉
2016年03月12日 14:28撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3/12 14:28
岩下温泉
岩下温泉冷泉
2016年03月12日 14:49撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
3/12 14:49
岩下温泉冷泉
天神塚古墳
2016年03月12日 15:12撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3/12 15:12
天神塚古墳
牧洞寺の古墳
2016年03月12日 15:13撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3/12 15:13
牧洞寺の古墳
信虎誕生屋敷。岩下、って岩下氏由来なんだ。
2016年03月12日 15:24撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
3/12 15:24
信虎誕生屋敷。岩下、って岩下氏由来なんだ。
葡萄畑の中の丸石祠
2016年03月12日 15:28撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3/12 15:28
葡萄畑の中の丸石祠
清水陣屋跡と兜山
2016年03月12日 15:31撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3/12 15:31
清水陣屋跡と兜山
鳳凰社。通りがかりの小さな神社にも、鳳凰山からの神様が祀ってあった。
2016年03月12日 15:41撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2
3/12 15:41
鳳凰社。通りがかりの小さな神社にも、鳳凰山からの神様が祀ってあった。
保泉寺説明。秩父往還と青梅往還道の分岐にあたるのだな。ここら辺は。
2016年03月12日 15:45撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3/12 15:45
保泉寺説明。秩父往還と青梅往還道の分岐にあたるのだな。ここら辺は。
保泉寺
2016年03月12日 15:45撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3/12 15:45
保泉寺
足湯場
も少しおとなしい看板のが好きです。
2016年03月12日 15:51撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3/12 15:51
足湯場
も少しおとなしい看板のが好きです。
B面上部
2016年03月14日 07:27撮影 by  iPhone 6, Apple
3/14 7:27
B面上部
B面下部
2016年03月14日 07:27撮影 by  iPhone 6, Apple
3/14 7:27
B面下部
B面左下部
今回下山地付近の製麩所
2016年03月14日 07:27撮影 by  iPhone 6, Apple
3/14 7:27
B面左下部
今回下山地付近の製麩所
A面
2016年03月14日 07:27撮影 by  iPhone 6, Apple
3/14 7:27
A面

装備

個人装備
地下足袋+脚絆 焚き火セット ノコギリ 弁当 水筒 軍手 ラテルネ 地図磁石 防寒具 雨具
共同装備
ツエルト 6mm×10m

感想

甲府北山未踏ルートを。愛宕山の甲斐奈神社ラインを探ったが、少し取付くのが早すぎたみたい。住宅の裏を抜けられず、結局廃屋だらけの畑脇から直登。今度はもっと、いにしえのラインをじっくり探したい。16世紀に山麓に引っ越した甲斐奈神社のあとは最近復元したらしき祠で、ちょっとツルツルしすぎている。いっそ樹を刈って見晴らし良くした方がいいかもしれない。どのみち最近まで塞だったのだから、禿山だったのだろう。ここは聖地にふさわしい。
愛宕山こどもの国は子供と遊園地まではよく来たけど、その上、大笠山までは膨大な敷地に今はあまり使われていないコンクリートレジャー施設がたくさんある。今回は全て視察した。柵で囲ったような施設ばかりで、変なもの作らず、ほっといてくれればいいのにという念ばかり。仏塔は日蓮宗だった。昭和33年建立。戦争が終わってようやく建設の余裕ができた頃か。まだ日本にも宗教的な心の依存があった最後のことか。カトマンズのボドナートを偲び、一回りしてウンマニペメフンを唱える。
大笠山山頂には函館山要塞の砲台跡みたいな巨大コンクリ円盤があった。以前甲府育ちの人に、ここに長大滑り台があったそうだが、事故があって閉鎖になったと聞いた。閉鎖するなら撤去してほしいなあ。その工事現場みたいな山を抜けると、大笠山の最高点は、輝く苔に覆われた巨岩帯で、美しかった。ここは昔、東光寺山とも呼ばれていたのかな。昭和20年の空襲記憶の手記で、大笠山を東光寺山と書いている記述を見たことがある。この辺り、左下には躑躅ヶ崎の武田氏居城が見える。きっと見張りの番兵の詰め所もあったろう。
右側、信玄が信濃から本尊を拉致してきて作った甲斐善光寺の背景の山に、この一年ですごく大きな太陽光パネル地帯ができた。背景景観ぶち壊し。そのパネルが近くに見えた。茶道峠周辺にも、昔の別荘の残骸と廃棄ゴミが多い。いやだなあ。
ここを越えると、防火帯のようなしっかりした道で、どうも昭和末期に整備した武田の杜整備事業の道のようだ。ゴミカゴと土管の灰皿は、他のところでも見覚えがある。
東山手前あたりから昨日の雪が積もっている。スパイク地下足袋だから冷たいけど、我慢できないほどでもない。鹿かイノシシか、道は人より痕跡が強い。道は地図と違ったり、雪で見えなかったりで、地図を頻繁に見る。大黒峠から鹿穴へは、道は右を巻いて付いていたが、直登した。850mのところ、尾根の合流点で岩稜になった。結構脆いレキ岩で、巻き気味にいくが、傾斜はある。素敵な植物が岩にびっしり付いていた。岩の上からは武田時代の冬みたいな寒々した風景の中、積翠寺が見えた。
本日の最高点1042も尾根直登で攻める。踏み跡などは雪でわからないがどこでもいける。山頂に山名表示特になし。岩堂峠では埼玉大宮から来たという10人くらいの人たちがいた。積翠寺から来たという。兜山へは広い沢を下って地図にはないけど北西の尾根に乗る道からまた上がる。この辺りは道も標も十分ある。兜山山頂は最高点ではなかった。うっかり通り過ぎてまた戻る。990m。展望なし。三角点の兜山山頂913も展望なし。一分ほど南に行ったところに樹を刈って展望良くしたところがある。急傾斜の山で高度感がある。御坂の山は雪雲に覆われ見渡せない。でも山の麓や、うっすら見える稜線が冬らしくて美しい。笛吹川、日川、金川が御坂の山を割って流れ下り合流する様。
下って行くと鎖場で幼稚園年長さんくらいの男の子と母が登ってきた。あっぱれじゃ。元気付けてすれ違う。たくさんプロテクションが打ってあるクライミング道場の脇を降りる。ここが有名な兜岩の岩場か。今はあんまり岩のぼりしたくないなあ。
沢に下ると、また廃棄物や廃屋ばかりの山麓を抜け、観音塚に出る。相変わらず農業資材の倉庫代わりになっている。夕狩沢古戦場の案内あり。武田信玄の曽祖父信昌と跡部氏の合戦場らしいぞ。ぶるぶる。
葡萄畑の中、崩壊中の山寺古墳もお参りして、岩下温泉へ。山から降りた人たちが何人か入っていたのとすれ違いに入浴。古い旅館建築が大好きだ。小さい一件温泉。おかみさんと少々話して、ビールサーバの最後の一杯を頂いて春日居駅へぶらぶら歩く。お隣の神社の乗った天神塚古墳にお参りして、駅までの道がてら、武田信虎の生まれたという跡地前にも差し掛かる。ナニナニ、信虎の母の実家岩下氏居館跡かぁ〜。もう、入山も下山も武田だらけだ。
最後は春日居駅横の足湯コーナーで近所のおっさんたちの世間話を聞きながら電車待ち。「馬頭観音はあそこのホレ」「牧洞寺になんかあったぞ」「字が小さくて読むのにエラくていけねえだよ」とかなんとか。いいサロンになっていました。子供連れの若いお父さんは、ずっとスマフォ見ていた。
お湯でふくらはぎマッサージして十五分で下り電車がきた。車窓より、登った山並みを目で追いおさらい。また、すみか近くの山が違って見えるようになる。甲府まで二百円。
甲府駅の魚屋でイワシとアジが安かったので買って帰って、刺身にする。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1967人

コメント

こんにちは
姿勢、良くなったんじゃないっすか?!
岩下温泉、たしかに良い佇まいですね。
たー坊いたら、こどもの国で終了でしたよ
此度は失礼つかまつりました。
また改めてよろしくお願いいたします。
2016/3/13 12:03
Re: こんにちは
こどもの国は寒かったのできっと歩いて前進したけど、雪でエラかったかも。。
2016/3/14 14:09
あれ、痩せました?
よねやまさん、こんにちは。
お山歩き再開はいかがでしたか?
兜岩ってどこかで聞いたことがありますが、お近くなんですね。
今はあんまりしたくないのは、昔にやり過ぎたからでしょうか?
岩下温泉いいですね〜
あ〜温泉浸かりたい〜
2016/3/14 17:05
カメヒバさんRe: あれ、痩せました?
今、ごじゅっかたなんで、肩が痛くてやる気にならないんです。クライミングは、サボっていると全然歯が立たなくなるんですよ。
この温泉は渋すぎるので、つい歌っちゃいますよ。
2016/3/14 21:03
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 富士・御坂 [日帰り]
兜山 - 桃色に染まる甲府盆地を一望する
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら