浅草岳
- GPS
- 06:26
- 距離
- 16.7km
- 登り
- 1,149m
- 下り
- 1,148m
コースタイム
天候 | ・標高の低いところ(概ね1000m以下)は晴れ、それ以上は曇り ・終日無風。完全冬山装備だと暑い。 |
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過去天気図(気象庁) | 2016年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
寡雪のシーズンにあっては積雪は豊富。藪は見られなく登りも滑走も快適。雪質は昨夜積雪があったと思われ、稜線には新雪が多い所で15cm程度あり。深雪の下は硬い雪だが凍ってはいなかった。早坂尾根を下る人は少数派。尾根から降りるところに要注意。 |
写真
感想
今シーズン初の本格的な山スキーは3月になってからになった理由は1にも2にも雪が少ないためだが、今日訪問した浅草岳はスキーで登り降りするには十分雪があった。場所を選べばあるということか。
夜明け前に関越道にて小出 ICを目指すが埼玉から群馬県内に入るあたりで結構本格的な雨に遭遇。この雨はその後新潟に近付くと雪に変わった。予報では晴れの筈だったがと思っても仕方ないので先に進むが、インターチェンジを降り先に進むとどんどん天気は良くなってきた。途中で帰らなくて良かった。まだ3月中旬なので例年なら道の両脇にも多くの雪がありそうなものだが、今年は1ヶ月以上季節が先のような雰囲気だった。このまま雪が少なかったらどうしようと思ったが、進むに連れて積雪は増えたので杞憂に終わった。除雪最終地点付近に到着すると先客のクルマが2台いた。更に続々到着するのはいつもの光景だった。準備のためにクルマの外に出るが寒さはそれほど感じない。さっさと準備をすませて行動開始。浅草岳はここ数年毎年のようにスキーで来ていていずれも周回ルートだったが、今回もそれを狙って歩き始める。最初は林道歩きなので傾斜が緩いがそれが終わると本格的な登りになる。歩き始めは冬山用のジャケットを着て歩き始めたが、無風状態のためしばらくすると暑くて汗が滲んできた。まともな登山は1ヶ月以上遠ざかっていたので今日はペースを上げすぎないよう注意して歩くが、それでも久々の山らしい山で嬉しくなってしまいついペースを上げてしまった。スキーの先行者が1名いるようで、無駄のないルート取りだったので有り難く使わせてもらった。尾根に上がった当たりで先行者の方を見掛けたのでお礼を言う。この方とはこの先山頂までほぼ同じペースで歩いた。林道歩きが終わる頃から青空が見え始め、稜線に出ると昨夜の雪で樹氷となった樹木が見え始めた。青空に映える樹氷をこの時期この標高で見られるとは思わなかった。山は来てみないと分からない。がしかし先に進むに連れて雲が多くなり、前岳あたりからはガスに包まれてしまった。それより何より久々の山で体がついてこず、山頂に近い当たりはかなりバテながらのシール歩行となった。しかも山頂についてもガスが濃くて展望が効かない。今回はスキーなので日射で雪がダメにならないからこれで良いと自分に言い聞かせて休憩と滑る準備をする。あまりガスが濃かったら元来た道を戻るつもりだったが、幸いにガスが取れて先が見通せるようになったので早坂尾根を下ることに。稜線に出てからは新雪があって多い所では15cmくらいあったので期待しながら滑り始める。新雪はまだ水を吸っていなくて軽かったが、案の定新雪の下の雪がガリガリで音もすごい。それでもガリガリ氷の上を滑るよりは数等マシで、快適な緩斜面だった。先程まで覆っていたガスも取れ、新雪の下の雪がガリガリ音がうるさいことを除けば快適に滑って行けた。が、この尾根が快適なのは長く続かず、やがて傾斜のない斜面がしばらく続く。相も変わらず風がないのでクロカン歩きだと大変暑く感じる。ようやく尾根の末端付近まで到達し下り始めようとするが狙っていた場所ではなかったのでシールを貼って少し登り返し、予定地点から再度滑走開始。時間もかなり経過し気温も上がったので水気の多い雪を予想したが、案外悪くなかったし斜面に雪切れもなかった。GPSと地図とコンパスを良く見ながら先に進み林道に到着。林道にはもちろん高く雪が積もっているが、ここまで降りてくればあとはほぼ平坦地を歩くだけなので今日のコースは終わったようなもの。と思ったが、林道脇の法面からデブリが出ているところもあったので気が抜けない。積雪が多く道路上の雪はまだ割れてなかったのでさすがに右手の沢に落ちる心配は感じなかった。林道のクロカン歩きはやはり億劫なのか、早坂尾根方面に周回する人は少なく、山頂からは1名のスキーヤーとすれ違っただけだった。出発から6時間強でようやくクルマに戻る。朝よりも当然クルマは増えていて20台くらい停まっていた。この時期の日帰り参考の山としてはちょうど良い山だと思う。来週以降もこの山域かもしれないが、埼玉県南部から小出ICはやはり遠いし出費もばかにならない。
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