今シーズン最後の雪山! 北横岳・縞枯山 初めてのラッセルもどき体験、白いエビの尻尾祭りなど楽しい雪山体験でした
- GPS
- 06:27
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 933m
- 下り
- 937m
コースタイム
- 山行
- 5:17
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 6:18
新雪がトレースのできた上に10cm位積もり、土が出ていない状態でした。私はモンベルの軽アイゼンで全行程で歩けました。ただし、100人弱位のすれ違った方々の装備を見ると、アイゼンを使わない方が2人位、8本爪、10本爪、12本爪のアイゼンをつけている方の数と、スノーシューをつけて歩いている方の数がほぼ同数でしょうか。
日の出直前直後の黄金色した景色を見たかったので、ロープウェイ営業開始時間前にロープウェイ麓駅から日の出時間前から歩き始めました。最初はトレースがあったので安心してトレースに従って歩いて行けましたが、2/3位登ったところで突然終了。木につけられた赤いビニールテープ、地図や過去GPS軌跡を確認しながら進みました。ところどころ膝から腰の深さに沈みながら進みました。すぐ横にゲレンデが見えるのと時間が早いので精神的には追い込まれなかったので、比較的落ち着いて行動できたと思います。初心者向けコース選択としてはそれほど悪くはなかったかも。途中から、非常に申し訳ないと思いつつ、雪面の固まっているスキーゲレンデの脇を登らせていただきました。
ロープウェイ山頂駅は営業開始前にトイレを使わせていただくことができました。雪中を歩いていたので、ヒーター付きのトイレは精神的にも体温でもホットしました。ありがとうございいました。
ロープウェイ山頂駅、坪庭、北横岳、縞枯山間はどのコースも親切で埋まっているところもありましたが、トレースがしっかり残っているので迷うところも、危ないところもありませんでした。北横岳ヒュッテは到着時に締まってましたが、始発のロープウェイに荷物を取りに行っているところだったようです。
新雪がつもった坪庭は名前から想像できるように真っ白な日本庭園。コースからはみ出ないようにしてあるので、誰でもいつでも素敵な景色を楽しめます。山頂では生まれて初めて見る、まっ青な空にまっ白なエビの尻尾並木を見ることができ大感激。大自然のポスターやパノラマ写真集を見ているみたい。
新雪が積もっているので、柔らかい雪上にジャンプしました・・・が。新雪は見かけによらず薄く、まるで板の上にジャンプしたように体がエビぞってしまう大失敗。固い。先人の人型が残っていました。そちらの方はやわらかい雪の上にジャンプしたようでうらやましいですね。
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
基本的にスキー場ロープウェイ駅駐車場への道はよく除雪されていました。ただし、駅に近いカーブの一部に凍っているところがありました。天候などより状況は変わりやすいと思います。 雪が降ったすぐ後のためか、ロープウェイ山麓駅から山頂駅へはトレースがあると思い、何も考えずにトレースに沿って登っていくと、途中で途絶えてしまいました。木についている赤いテープを目印に従い登りましたが、雪が深くなり歩きにくくなった上に目印の赤いテープも見失いました。 山頂駅から北横岳、縞枯山へのトレースはしっかりついていたし、危険個所は特にありませんでした。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
雨具
毛帽子
靴
ザック
アイゼン
昼ご飯
行動食
飲料
水筒(保温性)
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
|
---|---|
備考 | もしかしたら8本爪アイゼンが適していたか。また、ワカンもかさばらないのでよさそう。 |
感想
前回まで3回の経験から、脇下を開閉し温度調整ができるハードシェルを購入したので、さっそく試しました。いゃー大正解。登り始めて1時間もすると熱くなるので、下着とハードシェルだけで寒さを感じなくなるし、それでも足りなくなれば、脇下のファスナー開閉で温度調整ができる。休憩で涼しくなればファスナーをしめる。寒い中で衣料の脱着がなくなるので楽だし快適です。
もう一つはテムレス。ネットでテムレスについての書き込みを見つけたのが木曜日。Amazonの翌日便を指定してなんとか、今回の山行に間に合いました。普段使わないAmazon素晴らしい。勘違いしていたのが、あくまでも保温効果が高いということで、寒くなった手を温めてくれるわけではないこと。iPhoneで写真を撮るため手袋を外し、指がかじかんでからテムレスをしても暖かくなりません。いったん懐に手を入れ温めてからテムレスをつけるとアッタカーイ。
もっと温かくなるよう作業用品店で購入した木綿インナー手袋の上からテムレスを着用するとなぜか全く温かくないというか寒い。なぜだ。温かい状態で、両手を出して歩いても、雪の中に手を突っ込んでも冷たくならないのがすごい。弱点として指を温めるために、ジャケットのポケットに手を入れようとしても、ジャケット・ポケットのツルツルした材質とテムレスのゴムがくっついてしまい、手を入れるのが難しかったことでしょうか。
最後に、スキー場の皆さんゲレンデを歩いたりして申し訳ありませんでした。
また、山でお会いしたベテランの方から、柔らかくて深い新雪の歩き方や道具の使い方を親切に教えていただくことができました。雪山のことをいろいろ教えていただいた皆さまありがとうございました。
来シーズン前には雪山講習を受けたいと思います。
最後の感想。とりあえず一人登山なので、山頂駅から北横岳そして北横岳下山途中までずっと山は独り占め。うれしいけれど、記念写真を撮るのを頼む人がいないのと話し合って感動を分かち合う人がいないのさみしい。
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