北芦別/十四線川から布部岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 1,247m
- 下り
- 1,247m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り 頂上−3℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年03月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
スキーで支川を遡って稜線へ至り、気ままなルート取りでマイナーピークを蹂躙する、という近年のテーマの一環。今回は北芦別十四線川から中天狗(1317m)を目指した。
快晴の朝、放射冷却で富良野盆地はマイナス15℃まで気温が下がった。これまでの堅雪の上に昨晩の雪が15僂らいふんわりと積もって良い感じ。帰りのスキーの快調さを想像しつつ、気分も軽やかに除雪の入らない林道をラッセルしていく。
標高450m付近から沢へ。すでに充分な量の雪が詰まった沢身は渡渉で気になるようなところはなく、順調に高度を稼ぐ。600m~700m地点は右岸に寄りすぎると側面からの雪崩に注意か。760mの「扇のかなめ」地点から沢を離れ、適当に稜線を目指して斜面を登っていく。すると、陽が高くなるにつれ、気温も上がりはじめ、急激に雪が腐りはじめた。みるみるうちにスキーが下駄となっていく(涙)。
苦闘の末、稜線に達する。ここからいったん反対側の沢へ滑り込み、再び登り返して中天狗まで行くつもりだったが、いざシールを外してもスキーがまったく滑らない。逆につんのめって前倒れになるくらいのベタ雪と化す。いったん谷へ滑り込んだものの、この先の時間切れを予想し、中天狗の頂上はあきらめることにする。その代わりといってはなんだが、帰り際、布部岳の最高点を経由することに決めた。前回は八線川からのアプローチで頂稜の北の端に立ったが、最高点までは達していないから。谷の反対側の斜面をしばらくシール無しでぺたぺたと登り返すと、布部岳の南に出た。
布部岳は南側の斜面から急になる地点でスキーをデポし、ツボ足で最高点を往復。脛のラッセルだったが、下のクラストした層にキックステップが良く利いた。この雪質ならスキーよりもはるかに楽だ。頂稜では一部氷化しているところもあった。
布部岳の帰りはスキーでトラバースを繰り返し、行きの十四線川源頭のトレースにあてた。午後になると急激に雲量が増し、日が遮られ、ようやく粘っこいストップ雪から解放された。稜線からの帰り、重たい雪を制御しての斜面滑降を楽しむが、さいごには両脚の筋肉がパンパンになった。
ザラメに移行する季節はいろいろな条件でいろいろな雪面に遭遇する。3月の山の宿命なのだろう。
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