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Yamareco

記録ID: 828099
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山滑走
芦別・夕張

北芦別/十四線川から布部岳

2016年03月13日(日) [日帰り]
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saito1987 その他1人
GPS
--:--
距離
15.3km
登り
1,247m
下り
1,247m

コースタイム

スタート(6:20)→空知川支川十四線川→稜線(11:00)→尻岸馬内川源頭部引き返し(11:30)→布部岳1348m(13:00〜13:30)→戻り(15:30)
天候 晴れのち曇り 頂上−3℃
過去天気図(気象庁) 2016年03月の天気図
アクセス
放射冷却で良い具合に冷え込んだ富良野盆地から芦別岳の北面
2016年03月15日 06:10撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6
3/15 6:10
放射冷却で良い具合に冷え込んだ富良野盆地から芦別岳の北面
十四線川林道除雪はなく御料基線からすぐにスキーを履いて出発
2016年03月15日 06:35撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/15 6:35
十四線川林道除雪はなく御料基線からすぐにスキーを履いて出発
十四線川登路のもっとも狭まったあたり大雪直後は右岸からの雪崩に注意かも
2016年03月15日 08:57撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/15 8:57
十四線川登路のもっとも狭まったあたり大雪直後は右岸からの雪崩に注意かも
十四線川の標高700m扇のかなめ付近
2016年03月15日 09:10撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/15 9:10
十四線川の標高700m扇のかなめ付近
富良野西岳を横目に重たいラッセル
2016年03月15日 10:16撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
3/15 10:16
富良野西岳を横目に重たいラッセル
こんもりと布部岳が姿を現す
2016年03月15日 10:55撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/15 10:55
こんもりと布部岳が姿を現す
谷間から中天狗♡
2016年03月15日 11:13撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/15 11:13
谷間から中天狗♡
布部岳頂上から
背景に中天狗と中岳のとんがり
2016年03月15日 13:25撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/15 13:25
布部岳頂上から
背景に中天狗と中岳のとんがり
重たい雪面を切り裂いて十四線川へ滑る
2016年03月15日 14:51撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/15 14:51
重たい雪面を切り裂いて十四線川へ滑る
沢までの斜面は意外と楽しめる
2016年03月15日 14:53撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
3/15 14:53
沢までの斜面は意外と楽しめる

感想

 スキーで支川を遡って稜線へ至り、気ままなルート取りでマイナーピークを蹂躙する、という近年のテーマの一環。今回は北芦別十四線川から中天狗(1317m)を目指した。
 快晴の朝、放射冷却で富良野盆地はマイナス15℃まで気温が下がった。これまでの堅雪の上に昨晩の雪が15僂らいふんわりと積もって良い感じ。帰りのスキーの快調さを想像しつつ、気分も軽やかに除雪の入らない林道をラッセルしていく。
 標高450m付近から沢へ。すでに充分な量の雪が詰まった沢身は渡渉で気になるようなところはなく、順調に高度を稼ぐ。600m~700m地点は右岸に寄りすぎると側面からの雪崩に注意か。760mの「扇のかなめ」地点から沢を離れ、適当に稜線を目指して斜面を登っていく。すると、陽が高くなるにつれ、気温も上がりはじめ、急激に雪が腐りはじめた。みるみるうちにスキーが下駄となっていく(涙)。
 苦闘の末、稜線に達する。ここからいったん反対側の沢へ滑り込み、再び登り返して中天狗まで行くつもりだったが、いざシールを外してもスキーがまったく滑らない。逆につんのめって前倒れになるくらいのベタ雪と化す。いったん谷へ滑り込んだものの、この先の時間切れを予想し、中天狗の頂上はあきらめることにする。その代わりといってはなんだが、帰り際、布部岳の最高点を経由することに決めた。前回は八線川からのアプローチで頂稜の北の端に立ったが、最高点までは達していないから。谷の反対側の斜面をしばらくシール無しでぺたぺたと登り返すと、布部岳の南に出た。
 布部岳は南側の斜面から急になる地点でスキーをデポし、ツボ足で最高点を往復。脛のラッセルだったが、下のクラストした層にキックステップが良く利いた。この雪質ならスキーよりもはるかに楽だ。頂稜では一部氷化しているところもあった。
 布部岳の帰りはスキーでトラバースを繰り返し、行きの十四線川源頭のトレースにあてた。午後になると急激に雲量が増し、日が遮られ、ようやく粘っこいストップ雪から解放された。稜線からの帰り、重たい雪を制御しての斜面滑降を楽しむが、さいごには両脚の筋肉がパンパンになった。
 ザラメに移行する季節はいろいろな条件でいろいろな雪面に遭遇する。3月の山の宿命なのだろう。

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