鳳凰三山 紅葉もキノコも狩りました
- GPS
- 31:00
- 距離
- 16.2km
- 登り
- 1,898m
- 下り
- 1,889m
コースタイム
5:50駐車場-6:00ドンドコ沢/中道分岐-道迷い1時間半ほど彷徨う-7:30コース復帰-8:53南精進ヶ滝分岐-9:27鳳凰の滝分岐-10:42白糸の滝-11:25五色の滝11:50-13:00鳳凰小屋
10/17
4:50鳳凰小屋-6:20鳳凰小屋分岐6:40-7:10地蔵岳-8:11鳳凰小屋分岐-8:45観音岳-9:15薬師岳9:30-12:02中道登山口-12:35廃屋前-13:00駐車場
天候 | 1日目 はれ 2日目 うす曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山ポスト】 ありません 【温泉】 韮崎市内の白山温泉 源泉かけ流し、ぬるめのお湯でゆっくりじっくり。 お肌はつるつる。600円です。 |
写真
感想
まだ紅葉が奇麗だと知り、ついに鳳凰三山へ行ってきました。
この夏、散々近くで眺めていたのに中々登る機会がなかったのは
登山口までの道のりがどうも難しいような気がしていたから。(あ、甲斐駒にこだわりすぎて行けなかったのもあるか)
詳細な行き方を教えてくださったtotoruruさん、k_shimagさんには本当に感謝しております。ありがとうございました。
さて、駐車スペースには5時半につきました。先客は2台。まだ余裕で停められます。
駐車のことがとても気がかりだったのでまずは一安心。
なんだか心細い橋を渡ればドンドコ沢ルートの入り口です。
久しぶりのフル装備でのろのろ歩けば、日帰りであろう小さめリュックの男性に抜かれます。
やはり人気の山・人気の季節、メジャールート。こんな朝なのに人が多いなぁ。
前を歩くお兄さんに倣って沢沿いをさかのぼり、涸れた沢に取りつき、ぐんぐん高度を稼ぎます。
結構ガレていて濡れていて滑りやすくて登りにくい。
お兄さんはどんどん進み見えなくなりました。私は平らなところで一休み。
でも・・・なんか変だな
始めのころは多すぎるくらい親切に書いてあった赤ペンキがどこにもない。
駒津峰から北岳肩の小屋を肉眼で見つける視力をもってしても赤テープが見つからない。
踏み跡はたくさんあるけど、四方八方にありすぎて逆に分からない。
不安になった頃、パキパキと枝を踏みながらお兄さんが上から登場。
上に行ったけれど、道が分からないとのこと。はい、道迷いフラグ立ちました。ひぃぃぃ
そのままお兄さんはすぐに下って行きました。私はぽつんと取り残され・・・。
気配を感じて振り向けば鹿が見つめていました。・・・戻るか。
しょんぼりくだりながら、それでも木の洞に真っ白なキノコ発見!写真に撮る前に採ってしまいました^^;
ちゃんと頭使って歩かないとダメだなぁ。人がどうじゃなくてまず自分で考えなきゃ↓
ひぃひぃと元の場所に戻れば登山者の方がすいすいと別の方向へ進んでいきます。
何食わぬ顔をして私もそちらに向かいます。
樹林帯を進むので展望はありませんが、所々紅葉が見られ飽きません。
南精進ヶ滝分岐につきました。でも1時間半のタイムロスと体力ロスを考え先を急ぎます。
鳳凰の滝もスルー。休憩のときにご一緒したご夫婦に「このコース通るなら滝は見なきゃ」と言われ、次の白糸の滝は見ることにしました。
南精進は分岐から150m、鳳凰は200m。白糸はどのくらい歩くのかしら?と思っていたら目の前でした。良かったぁ〜
さて、最後は五色の滝です。
先述のご夫婦の旦那さんが一番感動したのは五色の滝だと仰っていたので楽しみにしていました。
分岐から滝を経由してまた登山道に戻られるとのことなので滝方面に進みましたが半袖じゃ辛そうな藪こぎでした。でもそれだけの価値はあるっ!
ぽかぽか陽気の中、ちらちらと彩りを添えた瀑布を独り占めして早めのお昼としました。
ちょうど食べ終わった頃に3人組の方がやってきたのを契機に撤収です。
ぐぐっと登ってちょっと下って、目の前には地蔵岳がばばーん!!
おおっかっこいい!青空と白い山肌と赤と黄色と緑の葉っぱの共演が素晴らしい!!
写真を取っていたら見覚えのある人とすれ違います。そう、道迷いのお兄さん。
もう地蔵岳まで行ってきた帰りだって、早っ!!私はこれから小屋に向かいます。
13時、なんとか鳳凰小屋に到着。まだテントは6張ほどでした。
ここのテント場の混雑具合は色々なサイトで読んでいたので余裕があることに胸をなでおろします。
小屋番のお兄さんに、今日はそんなに混まないと思うけど端から張ってね的なことを言われたので1段高い4畳ほどのスペースの端っこにしました。
ここなら隣に2人用テントでも来ればちょうどいいかな。
小屋の親父さんに採ってきたきのこの判定をしてもらいました。
3種類に絞って持ってきたのだけど、2勝1敗。やったぁ〜♪
そうしている間にも他の人たちは地蔵岳を目指して出発していましたが、もう疲れちゃったし時間も14時前と微妙。
御座石コースへ5〜6分行くと富士山が見えると小屋に書いてあったのでお散歩することに。
ここが穴場で、紅葉の向こうに富士山がばばーんと見えてとても気持ち良いのです。
戻りながらもキツツキを観察したり、紅葉を眺めたりと40分ほどぼーっと過ごしてしまいました。
戻ってきたらテントが林立していました。はぁぁこれが噂の・・・。
隣には1人用のテントが建ってきっちり収まっています。あぁここにして良かった。
テントに入り、早めの晩御飯にしました。
お気に入りの音楽を聴きながらお腹も満足、お茶でも飲むかと思っていたら、なんだか外が騒がしい。
窓から覗いたら、先ほどの混雑など比べ物にならないほどの密集状態。でもまだ人が来る。ここで親父さんが動きました。
「はい、アナタ悪いけどあっちに動いてくれる?」「追い出すわけにいかないからさ、悪いね」
出た〜〜!!テント引っ越しさせられてる!!あぁここにしておいてよかった・・・。
と、対岸の火事を決め込んでいたら火の粉が飛んできました。
目の前のスペースに2人用テントがお引っ越し。気の毒なのでぎりぎりまで下がってあげました。
そのテントのお二人、かなーりぼやきながら張り直してました。終わった頃を見計らってファスナーを開けてみたら・・・目の前がフライだよ。
完全に道をふさがれてます。これどうやってトイレや水場に行けばいいんだろ?^^;;;
できるだけ外へ出る回数を減らし、どうしても出るときは横に出っ張る松の木を押しのけて通りました。
日も暮れてきて、気温がぐっと下がります。でも今回は大丈夫!
防寒対策は完璧で18時半からぐっすりと眠れました・・・22時半に携帯で話しだすヤツが登場するまではね。
モラルがないなら電波も届かなくていいのに。しかもソイツ目がさめちゃったらしく友達とべちゃくちゃ話しだしたよ。
注意してやりたい気持ちを耳栓とともに押し込みます。備えあれば憂いなしだわ。
朝3時起床。空はぼんやりと雲が広がり星も見えませんでした。
でもおかげであまり寒くなく、テキパキと片付けることができました。
5時前に出発。
暗闇の中初めての道を歩くのは怖いので6人ほどの若者パーティーの後ろにくっつかせてもらいました。
鳳凰小屋から賽の河原まではストック邪魔だよ(←手に持って難儀した人)
日の出は6時前と聞いていたのでそれまでには稜線に出たかったのですが間に合いませんでした。
でも相変わらず雲が広がっていてご来光もなかったんじゃないかな?あまり悔しくないもんね。
稜線に出て、まずは大迫力の北岳に感動。仙丈ケ岳も間ノ岳もおはようさん。
分岐に立っている標識によると地蔵岳まで30分だそうな。
どうせピストンだからとサブザック登場。水とおにぎり1個とカメラ、防寒着だけ持って地蔵へgo!
・・・1時間かかっても御地蔵さん地点までしか行けませんでしたが?
お腹ぺこぺこになったのと風が強くかなり寒かったのが敗因かと。それを勘案しても片道30分じゃ無理じゃないかぁ?
オベリスクに群がる人々を横目に甲斐駒や富士山の写真を撮ったらさっさと撤収です。
だっておにぎり1個じゃ帰りまでもたないかもしれないんだもの(空腹にめっぽう弱いのです)
ザックまでなんとか戻り、パンをほおばり人心地がついたら観音岳に向かいます。
地図にはザレて登りにくいとか書いてあるけど、地蔵岳までの道のりに比べたら楽なもんです。
登りきって平らな場所に出れば、そこは純白の極上トレイルの始まり。
うわぉ!天気はいまいちだけど展望は最高だぁ〜〜!
ぐるっと1回転すれば、富士山・北岳・間ノ岳・槍ヶ岳・穂高が全部見える!!すごい、日本のTOP5が一望!!
観音岳手前から薬師岳までは、ぜひとも歩いてみたかった憧れの白い道。
しかもずーっと富士山を眺め、北岳に見つめられながらゆるい下り坂(これ重要!)を歩けるなんて・・・感涙
30分で終わってしまう行程なので名残惜しく、ゆっくりゆっくり歩きました。
薬師岳で北岳と見つめあいながら休憩。ここでもクッキーをもぐもぐ。
これは日帰りで薬師岳ピストンでも十分価値があるなぁ、絶対また来よう!と心に誓います。
高速の渋滞が気になるので後ろ髪をひかれつつも帰り支度をしました。また来るからね〜!
さて、中道コース。
この道は私の中で栄えある第一位を獲得しました。ええ、「大嫌いな道」一位ですw
とにかく長い!ホントはそうでもないのかもしれないけど精神的にきついです。
急なガレ気味の道が終わったと思うと展望のない緩い下り坂の笹原が延々と続くのです。もう拷問かと。
しかも笹原が終わったところに「中道登山口」と看板があり、もう終わりかと思わせておいてまだ山道が続く・・・
フル装備で長い距離を歩くのが久しぶりだったので、かなり泣きが入りました。
やっと廃屋が見えてこれで終わりだ〜!と思ったら林道歩きも長い(号泣)
私は青木鉱泉より上に駐車したので登山口からすぐだと思っていたのが甘かったようで。
今回初めて気づいたのですが、愛車は紅葉色(淡いオレンジ)でした。
木々の隙間から何度愛車の幻を見て喜んだことか・・・全部色づいた葉っぱだったよ↓↓
最高の稜線歩きが1時間ちょっと。
最悪の下山道(中道を登りには絶対使いたくないよぅ)が3時間半。
・・・もう一回行きたいけど・・・正直迷うところです。
鳳凰小屋テン場ちょっと 容量少ないですから
それと 水平が出てないトイレで オットットット
しましたか?
この寒いのに テント畳んで5時前発とは早い!
噂のテント密集をこの目で見てきましたよw
でも、まぁ仕方ないかなと。親父さんも言ってましたが追い出すわけにはいかないですもんね。
トイレは今月からバイオトイレに新築されたんですよ
おかげで異臭も漂わず快適でした。
快適と言えば、この時期の2400mとしては1日を通してびっくりするほど暖かかったです
・・・と言ってもこの時期の2000m級にいた経験て去年だけなんですけど
去年に比べると装備も充実していますが、それを差し引いても暖かい気がします。
猛暑の名残なんですかねぇ??
紅茶キノコに見えてしまうのは、私だけでしょうか・・・
いや、たぶんそういう作戦だと思う。
そんな作戦が秘められていたのか・・・知らなかったわ
昔流行りましたけど、アレって健康に良いの?痩せるの?
chilumaluさん、こんばんは。
先週末はやっぱり良かったんですね〜羨ましい。
景色,紅葉にキノコまでしっかりGETして、本当にいいなぁ・・・・と思いました。
ところで、chilumaluさんの愛機はW80なんですね! 良い写真が撮れていますが、使い勝手の方は如何ですか? 手持ちの雨天山行用W60が時々拗ねるので、その次は何にしようかな、と考えています。
初日の方が天気は良くて、ちょっと頑張って地蔵岳だけでも行けばよかったかなと思いました。
(実は賽ノ河原から地蔵岳へ行くときに迷いました。今回は道に迷ってばかり)
でも、恐らく今年最後のアルプスを素晴らしい景色で飾れて大満足です
カメラの使い勝手は、なかなか良いですよ。
転んで地面にたたきつけても問題なく働いてくれてますし
1cm接写できる機能がお気に入りです。花を撮るときはたいてい使ってます。
でも耐寒-10℃のはずなのに、寒いとバッテリーがすぐ弱くなります。
今回も氷点下にはなってないはずなのにカラータイマーがピコピコしだしたので
使わないときは胸ポケットに入れて温めながら歩きました。
何度も見たが
どうも地蔵岳30分のくだりとコース図、コースタイムが
合ってないような・・・・
それとも 毒にやられてるのは 私の頭??
それにしても訪問者多いなあ(コメント少ないけれど)
ああああっっ!!ホントだ
なんか実際に歩いたコースと違うぞ
もしかしてもっと簡単に地蔵岳に行けたのかなぁ
・・・ま、いっか。次回の宿題ね☆
最後の( ) 余計だいっ
追記
正しいルートに直してみたら、視覚的に無駄が多いことを思い知らされて凹みました
キノコ、健康とか、痩せるんだったら、定着していると思いますが?推して知るべスタスタローン・・・全然山とは関係ないコメントで失礼しました
そんな冷たいことおっしゃロンストーン
・・・ううっ 苦しいな。
なにを今更。
あらげんさんのコメントって山と関係ないことの方が多いような・・・
chilumaluさん、おはようございます。
> 転んで地面にたたきつけても問題なく働いてくれてますし
拗ねないように、優しく取り扱って下さいね 。
> 1cm接写できる機能がお気に入りです。花を撮るときはたいてい使ってます。
なるほど、同じ機能は有るはずなんですね。あまり使っていませんでした。
> でも耐寒-10℃のはずなのに、寒いとバッテリーがすぐ弱くなります。
> 使わないときは胸ポケットに入れて温めながら歩きました。
私のW60ですが、拗ねているのは大体バッテリー関係なんです。残量は3つ有るのにONしても直ぐにダウン。ポケットで暖めたり、電池を入れ直したりしても良いときと悪いときがあり・・・予備に入れ替えると良かったりダメだったり。温度影響が一番大きいのかな?
あらら、バッテリーに不安があるんじゃあまり期待できないかもしれませんね
拗ね拗ねの原因は恐らく温度のせいだと思いますよ。
でも残量あるのにダウンするのはちょっと異常かもしれないですね。
私のモデルは確かもう廃盤です。
次期モデルが出てるはずなので改善に期待?
鳳凰小屋から地蔵岳への直答コースは
めちゃめちゃ 記憶に残るコースなので
登っていれば 多大な感想を残している筈でした。
ちる○の言葉でどう表現するか 興味あります。
コースは振り返った地蔵、甲斐駒、鑓の写真に写ってますが・・・
ああぁぁぁっ・・・そなの?そんなにいいコースなの?
私の言葉で表現って・・・どばー!とか、ばばーん!とか、うひょー!とか?
ボキャブラリーが貧困なかわいそうな子なのです
そうそう!地蔵岳直下で、なんでこっちから上がってくる人がいるんだろ??って不思議だったのですよ。
そちらより一週間前に日帰りで同一コース行きました。
青木鉱泉に停め750円支払いましたが、
「青木鉱泉は川を渡る!」
のところに駐車されたのですね。是非次は。
廃屋の前には数台停められる駐車場になっていましたので一泊するならここも候補かと。
一泊すると稜線からの眺望が良いですね。
私はガスが昇ってきて見えませんでしたのでいずれ又再挑戦かと。お中道下り長すぎて御座石の下で一休みしたらオコジョに会えました。(^^
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-81238.html
11/21金冷やしの上でお会いした、i_wata18でした。
よろしく。
先日はびっくりしました。
自己紹介させていただきたかったのですがハイカーの皆さんがちょうど通り過ぎ
おっと移動しますか・・・なんてうやむやになってしまいまして失礼いたしました。
貧乏症なもので、あんな山奥で駐車場代に1500円も払うなんてどうしてもいや!と思っていたら
素晴らしい情報を提供していただいたのでウハウハ使わせてもらいました。
廃屋まで行ってしまうと中道往復になるんでしょうか?
それとも周回で青木鉱泉までは下りだから歩き始めも楽になるのかしら??
あのコースでガスが出てしまうのはとっても悔しいですね!
でもオコジョは羨ましいです。私も御座石の下で一休みしたのに・・・。
コメントありがとうございました。こちらこそよろしくお願いいたします。
二日分で1500円になっちゃうと高いですね。
薬師岳山頂で会った人は、廃屋前に停め中道往復でした。
周回なら廃屋からそちらが停めた場所の間どこに止めても歩く距離は一緒ですね。一泊なら時間の余裕有ります。
逆コースでテントだと、南御室小屋まで降りなければならないですね。また滝が進行方向後方になってしまう。
2日で1500円はぼったくりだろ〜?という気がしてならないのです。
中道往復ですか。感想にも書きましたが、あの道はかなり嫌ですね。
だらだら長くて登るのも下るのも辛そうです。
でも廃屋でゴールなら精神的に楽なのでしょうかねぇ?
このときはとにかく小屋に早く着いて早く場所を確保しなければ!とかなり焦っておりました。
結果的に、早めについて大正解だったのですが・・・
雪が解けるまでに、中道にもくじけない心と体を作らないといけませんね
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